英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

indexday beforeday after


2003年12月19日(金) ラムラム

毎日ちまちまダーリン(仮名)へのクリスマスプレゼント用に、パッチワークに励む遙です。ほんとはランチョンマット2枚だけのはずだったのに、なんだか調子に乗ってコースター2つも作ってしまいました。ちなみに出発は明日の夕方。間に合うのかなあ。まあ、飛行機6時間あるし、いざとなれば買ったプレゼントの方だけ先にあげればいいのですけれど。


そう、出発は明日!何というか、enormously happyなんだけど、なかなか浸る余裕がないといったところ。明日までに書かねばならないレポートがあと2つ。年賀状もさすがに10通程度は書かなきゃいけないし、そもそも荷造りの前に洗濯が終わってないし、出かける前に大掃除もしたいし、来年用の手帳に情報を移動したいし、そういえば新聞止めるの忘れてたし、それに観葉植物の世話はどうしたらいいんやろうか?あー、ラムラム(お手伝いさんの名前)にいて欲しい!使用人5人に囲まれた成金生活の後で、貧乏学生として身の回りのことを自分で全部するのは、けっこう厳しいものがあります。ダメ人間丸出しなので。ラムラムに荷造りして欲しいよう・・・。


とりあえず本年の「英国人の彼女」日記は、今日で最後になります。帰ってくるのは来年7日の予定です。それでは皆様、よいお年を。


2003年12月17日(水) ランチョンマット

日本脱出まであと3日☆ダーリン(仮名)のためのクリスマスプレゼントも、すでに購入済みです。去年は某国のものにしては破格にアーティスティックなオブジェをプレゼントしたのですが、今年は旅行中のため、あまり大きなものや重いものは持っていくことができません。ほんとは、骨董の壺とか、器とかをプレゼントしたいところなのですけれど。

そんなわけで、今年は実用品一筋です。パンツ(下着の方)、靴下、セーター。旅行先で使えるでしょう?下着はあんまり持ってこなくていいから、と伝えておきました。セーターは紺色ばっかり着ているダーリン(仮名)に新しい視点を、ということで、淡い黄色をチョイスしてみました。

でも既製品ばかりではちょっと寂しい・・・と、ランチョンマットも付けることにしました。これだと、毎日使って貰えるし。着物の端切れを使って、手縫いでちまちまと作っています。(そう、わたしの隠れ趣味:手芸)


早く土曜日にならないかなーーー。






2003年12月15日(月) イラチ

自分が日本に馴染んできたなあ、と思うとき。
   ↓
エレベーターの「閉」ボタンを連打しているとき。

最貧民国のエレベーターには「閉」ボタンがないんですよ。なくても生きていける機能は何一つ付いていない。エレベーターの外に普通ならあるはずの上・下ボタンもないところが多いくらいです。ボタンは一個だけ。エレベーターが停まってから、上に行くか下に行くか、すでに乗っている人に聞いて乗る。上に行きたいのに、下行きのエレベーターの場合は、あきらめて1回下に降りるか、下からエレベーターが上ってくるのを待つ。単純明快です。

そして、エレベーターの中にも、階数を示すボタンはありますが、「閉」ボタンはまずありません。「開」ボタンは見たことがありますが、ないものも多々あり。閉まりかけたドアに向かって誰かが走ってこようものなら、腕や足をドアに挟んで止めるしかありません。そんなわけで、エレベーターに乗れば、自動的にドアが閉まるまで待つという習慣が、いつの間にか身に付いていたのですが・・・

日本に帰ってみれば、ここは関西。イラチな関西人は、一回押すのと連打するのと何も違いはないのにエレベーターの「閉」ボタンを連打することで有名です。日本に着いてしばらくは、「閉」ボタンの存在すら既に忘れており、パネルの前でじっとドアが閉まるのを待っていたものですが、(そして横の人が手を伸ばして「閉」ボタンを押すのを見て初めて存在に気がついたものですが、)こちらに戻ってきて早三ヶ月。いつの間にか、ボタンを連打している自分に最近ふと気がつきました。

嬉しいような、悲しいような。


2003年12月08日(月) ホームシック

今日は携帯電話から書いています。某国在住だったころは、メール機能も付いていない携帯で(さすがに携帯はありました)、職場と家の往復だけの生活だったので、外へ出る仕事のない時は家に置き忘れていても平気だったくらいなのに、帰国して早三ヶ月。すでに携帯なしでは生きられなくなっています。そんなに友達とマメに連絡しあう方ではないし、大抵はパソコンのメールを使っているので、それほど役には立っているとも思えないのですけれど。携帯の魔力でしょうか。

携帯電話とは違って、未だなじめないものも多々あります。例えば電車のアナウンスやドラッグストアなどの店内音楽。日本はどこへ行ってもうるさくてしょうがないのですが、特にこの二つにはどうしようもなくイライラしてしまいます。

または、町並みの統一感のない安っぽさ。昔読んだ伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」だったか「女たちよ!」だったかに同じようなことが書かれていましたが、同じ素材、同じ様式で家が建てられていた頃は、日本も綺麗だっただろうなと思うのです。某再貧国も首都は小汚いバラックが並んでいましたが、それはそれでパンチのきいた景色に見えたんですよね。今にも崩れそうな家が立ち並び、その中を破れた服を着た裸足の子供が遊んでいる風景は、それはそれで必然性のあるものに思えたのです。

高校のときに留学から帰ってきたばかりの頃は、踏切の前に並ぶ人の髪がみんな黒いのにまで違和感を感じたものですが・・・ あの時ほどの逆カルチャーショックはありませんが、それでもまだ居心地の悪さは抜け切れません。どこかで読んだのですが、ホームシックは「ここは自分の居場所じゃない」と思っているからなるものなのだそうですね。帰る場所が別にある、と思い続けているかぎりは、なかなか幸せにはなれないのだそうです。

わたしがいるべきところがどこなのか、まだよくわかりません。


2003年12月07日(日) キャベツ

2003年12月03日(水) UNV

UNV(国連ボランティア。でも給料は貰える)を受けようかと思っています。まずは修士号を取ることに集中した方がいいのは、わかっているのですけれど・・・日本にいるのも、学生しているのも、なんだか疲れてきました。それなりにやってるんですけれどね。どうしても「ここは自分の居場所じゃない」感が抜けません。お客さん気分というか。そういうのって、なんだか時間の無駄だな、と思うのです。やりたいことをやって生きたい、というか。そうは言っても、すべきこと、というのも別にあって、今の自分にすべきことはとにかく修士号取得に全力を傾けることなのでしょうけれど。

ただ単に現実逃避なのかな。




2003年12月01日(月) コート購入

Max Maraのコートを買ってしまいました。

妹の、「おねいちゃん!!もうただの学生なんだから、現実の世界に戻ってきて!!」という叫びも空しく、あっさり購入。だって欲しかったんだもん・・・。でもいいコートには、いいマフラーじゃないと合わないし、いいブーツじゃないと合わないし、いい手袋じゃないと合わないし、いい鞄じゃないと合わないし・・・と果てしなくお金を使ってしまいそうです。うーんアリ地獄。


もう12月ですね。今年も波瀾万丈でした。なんだか毎年、今年は波瀾万丈だった、という感想な気がします。



indexday beforeday after

遙 |MAIL6 hours away


My追加