「幸福の定義」
時計の針が何周かしてグラスの氷が解けて手紙が一通書き終わるまでの時間にこれから先、何十年か続く人生の中で私がこうして過ごす幸福な時間がある程度ですが定義されたような気がします。
「正しい手順」
正しい手順。というものがこの世のあらゆる作業に存在し解を手に入れるために僕らは常に選択を行うがそれが踏むべき最適な道とは限らない。今、置かれている現状が過去の結果と選択によって導かれたただひとつの解であり単純にその解が今の自分にとって好ましいか好ましくないかの違いしか持たないということに他ならないからだ。この世の全てに絶望し見えない世界を手繰り寄せ自分というものを根底から組み替えたあの時の手順が今の私が存在するための正しい手順だっただけなのだ。