「網戸の向こう」
嬉しくて嬉しくてたまらない。とか楽しくて楽しくて仕方ない。とか大好きで大好きでどうしようもない。とか。
「身支度の時間」
いつだったか僕は優しさでなければならない。と思った。今は優しさは僕であればいいなと思う。
「波紋」
聞き覚えのあるその言葉には何度も何度も感謝した。
「信じるもの」
誰もいなくなって明かりも消えて雨が降り出してもそこで待った。ずっと待ってた。
「いつか見た愛しさ」
迫り来る夜よりも私を閉じ込めて欲しかった。逃げ場をなくしてしまったらもう心置きなく私は眠れる。夜と風の形はいつか見た左手の愛しさによく似ていて鼓動を数えながら私の中でゆっくりと閉じた。