short story


2003年09月25日(木)


「針の指す方向へ君と歩く」


テーブルに落ちた灰と
奥で鳴る音楽。
段階的に積み重なる秒針は
目を離した途端に
別れを指す。

どうかお気になさらずに。

当てが外れたみたいに
町を歩くのは
せめてこれきりにしたい。



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日記才人