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2013年07月03日(水) |
世界ウィグル会議と支那と幇間 |
今沖縄にいる。 数日前にラビア・カーディル女史(ノーベル平和賞候補。ウイグルの人権問題解決のため戦っているウィグルの母とも呼ばれている人)が沖縄で公演し、次のウィグル化は沖縄だ気をつけなさいと切々と訴えたようだ。 北は北海道、南は沖縄まで縦断講演を行って最終の地がこの最も危険性の高い沖縄での公演だったようだ。 カーデルさんは、洗濯屋から初めて不動産業で大当たりして、なんと中国で七指に入る大富豪になった。当然中国当局のいう通りにしていれば他のウィグル人が難にあっても一族郎党安泰は保証されていた。 ところが同じ民族のウィグル人が次々と殺されていく、反抗すればテロリストの汚名を着せられ世界に喧伝される。カーデルさんはウィグル人たちを保護し続けた。これが当局人殺し集団中国共産党の逆鱗に触れた。目を付けられた。 全財産没収の上、一家は次々逮捕され、旦那さんを手始めに牢獄に入れられ、続いてカーデルさんが捕まり、六年間獄中にいた。出所後旦那さんは一足早く亡命しアメリカに逃げた。カーデルさんも六年の言われなき罪での服役を終えた後、アメリカのワシントンに亡命し、そこを拠点に「フリーウイグル(ウィグルに自由を)」を掲げて戦っている。最近ではウィグル人を拉致し殺し続けるだけでは気が済まなくなって、大人しくしているウィグル人の文化的風習である頭の上にちょこっとかぶる帽子まで禁止すると言い出した。 ここまでくると完全な民族抹殺殲滅を実行しようとしているようにも思える。そこで日本にいるウィグル人を中心に運動体が結成されたのが数年前である。日本人もこれに呼応して、チャンネル桜など真の報道組織が取り上げ報道し、協力を始めた。この一環で日本全国で先のフォーラムが開かれた。
ところが悲しいことに、日本人特有の健忘症で、カーデルさんを後ろから足蹴にするようなことをやっている人物が、このフォーラムの中心になっているのに気がつかない。その人物が下の写真の二枚の中にいる。日教組の親玉にぴったり張り付いている。この写真はわずか三年前の小沢訪中団400名に及ぶ朝貢団である。 温(家宝) 「胡」(訂正 7/04 胡錦涛)と小沢が仲良く並んで写っている写真では、よく見ると分かるが、最後尾で拍手もせずあっち向いているのがいるが、これは断ることが出来ず訪中団に参加したがお前には同意しないぞという意思の現れかと思われる人もいるのである。
ところで、件の人物はミイラのすぐ後ろ、胡錦涛の右斜め後ろにいる。確信犯である。件の人物は最前列の胡錦涛に慈愛の眼差しを後列から向けている。当然写真が出来て胡が見れば、この視線の主に注目するだろうことを予測してのことだろう。この人物は去年十二月には民団(在日本大韓民国民団)の餅つきに招待され仲良く餅つきをして、在日特権援護を暗に片棒担ぎをしている。
そして片端から拉致、若い女は同ウィグル人から遠く引き離し、同じ民族同士で結婚させないようにしているその人殺し集団中国共産党に媚を売り、民団(在日本大韓民国民団)に顔を出している人物がこのウィグルのフォーラムの中心人物だと知ったら、現在も捕われて獄中にいる息子さんを持つカーデルさんはどんな顔をするだろう。
この人物は大阪フォーラム講演会後の懇親会でも、一人一人に挨拶をして回っていたが、たん譚と家人は目を合わせなかった。こういうことを平気でする人物だと知っていたからだ。相手は瞬間的に察したことだろう。
確かに人間は不完全で神ではないのだから、失敗や勉強不足はあるだろう。 それなら会の始めとかホームページで「当時の私は事情がわからず未熟でした、今となってはそのすべてとはいきませんが学習し分かりました。その反省として、これからはウィグル支援のために尽力します」とかなんとか宣言すれば、たん譚はそれまでも否定はしない。むしろよいことだと思う。ところがそういう話をしたということを今のところ寡聞にして存じあげない。 多分思想とか歴史観とかそういうものより人に気に入られ、よいしょすることのためだったら矛盾しようが何しようが恬として恥ないのだろう。これは、幇間(ほうかん、たいこもち)の性根である。
訪中団のリストには名前は漢字で書かれているためにちょっと見ただけではわからない。選挙運動や議員時代には名前はひらがな表記している。分かってやっているとしたら抜け目のない狡猾な奴である。
→2007年の今日のたん譚
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