2011年10月18日(火) 背けること
相手の決壊を望んでいるのは
きっと、どちらも同じ。
流れ出したところに
待ち受けているのは
地獄でしかない、のに。
背中ばかり見ていた気がする、
そんなことを言われたら
もう、どうしようもなくなる。
2011年10月17日(月) Chapter2
頼りない月あかりの中
太陽の塔に見守られながら
白い吐息を弾ませた。
温かな陽のひかりに包まれることなど
決してない、と
囁く視線に気づかないふりをして
顔を埋める。
はじまって、おわる。
はじめからおわりまで、
そしてその過程までもが
意味を持たずに
泳いでいる。
ただ、私ひとりの中で。
おわりも、はじまりも、すべて自由だということが
こんなに苦しいなんて。
それだけが、大きな誤算かな。
それ以外は
ぜんぶ、想定内。
だから、また、予防線を張り直してしまった。
それは、つまり、
はじまり。
未来 / 一覧 / 過去