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★2008年08月18日(月)
『俺たちの明日』 エレファントカシマシ
さて、自転車問題の続きなのである。
しつこい。
でもしょうかない。 本気で買おうとはしているのである。 しばらくここに住むことを決めたので、ますます買う気十分なんである。
およそ1ヵ月前、自分がレトロ趣味なのを痛感して 機能最重視!みたいな方向に行きかけたのだが どうにもやっぱり自分らしくない感じがして踏み切れない。
そうこうしている間に、もう新モデルの季節なんである。
そこで先週、フリーペーパーの小さい記事で「お。」と、ときめく。 大きなわっかに、細くてシンプル、レトロっちいカラーリング、 そしてお手頃なお値段で、適正サイズもある。全くもって問題がない。
これでいいじゃん!?これ買っちゃう!?と思うものの、 今までが今までなので、なんてゆーか話がうますぎというか、 なんとなくひっかかる。
日本の、あまり知られてないところの自転車だってのは私的には とてもいいんだけど、なんてゆーかユーザーの生の声というのが ネットで検索してもほとんど出て来ないのよね… これくらいの人気と値段ならさほど盗まれる心配はなくていいけど。 自転車乗りの友達にきいても知らないというし。
そこでまたド素人は早速取り扱い店鋪を調べ、割合近所の自転車屋さんに その切り抜き持って大家さんのママチャリに乗って質問しにいく。
この自転車、どうなのよ?
どう答えていいか困る自転車屋のおにいさん。
そりゃそうだ。
そこで、カタログやコピーをみせつつ、ここまでの紆余曲折を かいつまんで話してみる。新規購入のご相談って感じになる。
そんな感じだったらこっちの完成車がいいんではと、店員さんからご提案。
あー昨年秋に散々リサーチした時に有力候補だったヤツの新モデルだ。 コレ結構好きなんだよな。新しい方が、雰囲気がますます私好みだ。 1万円値上がりしてるが、鉄とかも値上がりしてるし仕方ないかもな。 用途もツーリング車だからまったくもって利にかなってる。
そっかー これかー
そうだよねー 私の妥協点を集約させるとこの辺り行きに着くんだねぇ。
うーん うーん
わかる。 わかるんだけどなぁ…。 決め手には欠けるの。 アメ車だし…。
ところで、切り抜きのコレじゃダメっすか。
まぁ、話を要約すれば「値段なり」だ。
それくらいの手頃さでいい気もしてるんだけどなぁ。 悪天じゃなかったら外に置いておいてもいいくらいの手軽さで。
違いがよーわからん私に自転車屋さんはアクセサリーの例え話を始める。 えーと1万円の指輪と5万円の指輪だと、5万円の指輪をはめた方が 本人も気分がいいし、周りから素敵にみられるはずだと
つまりあれだな、自転車乗り目線だとこの自転車だとカッコ悪い訳だな!? (※自転車屋さんに声に出して伝えたりはしてませんよ。もちろん。)
うーん(^_^;)
結局私が機能最優先!に走りかけて、でも踏み止まるのは やっぱり私は自転車に乗って競争したい訳ではないし、と思うからだ。 自転車が走れば私は行ってしまうのが目にみえてるんだもの。
あの性能だったら、絶対凄いスピードで走らされてしまうのに どこでそれを発揮するんだよ!?私はウォーキングのひとや 犬の散歩してるひとのすぐ真横を走るんだぞ、危ないじゃないか。 車に負けじと一緒に走るのは、私が怖いじゃないかw
更に。
いい自転車が欲しいという所有欲が強い訳でもないし、 いい自転車持ってるんだぜって虚栄心を満たしたい訳でもない。 (※もちろんこんなことも自転車屋さんには言ってませんよー)
むしろ、あまりにも名の通った立派な自転車は私らしくない 感じがしてひいてしまうくらいだし、あまり立派なの買うと 盗まれる心配やら傷や汚れの心配やら、なんか自分が縛られる。
楽しーく気持ちよく、一緒にお散歩に行くように乗りたいのよぉ。
自転車乗り的にはかっこよくなくても、自分が気に入ってて そこそこ快適に走れるんなら、これでいいんじゃーん?初号機だし。
自転車屋さんは更に様々な違いを語る。はぁはぁ、なるほど。 フレームの素材が同じでも部品がだいぶ違うのね、錆やすいとか。
「お客さまの自転車観をそう詳しく伺った訳ではありませんが、 長く乗るおつもりなら全然違います。」
なんか、妙にきっぱり言われる。 自分は気に入った自転車をかわいがって大切に乗るタイプだし お客様もそういうタイプだと思うと言う。 はぁ。いや、基本は確かにそうだけどさ。
オーバースペックじゃーんって自転車をすすめる気はないが、 そこそこいいもんにしとけって!これ値段の割にモノいいし! って訴えてるのがひしひし伝わってきます。 中途半端なモン買ってから後悔して欲しくないんだってな勢いです。
もーなんかだんだん損得なくなってますよ、自転車屋さん! 今入れ替えの時期だから旧モデル探すと安くいいのがみつかるかもとか 言うし。おにいさんが自転車がとっても好きなのはよくわかりました。
今度は甘いものはお好きですかとおやつに例え出す。 一般車、失礼な言い方だけどママチャリの部類は駄菓子屋のおやつ。 この切り抜きの自転車は、コンビニのスイーツ類。 そこそこのレベルの自転車で、パティシエのスイーツ。
お、それはわかりやすい。
私、今こそ昔より万能になりましたが、20代前半まで イマイチなケーキって全く食べられませんでした。 甘いもの自体さほど好きでもなく、凄い美味しければ食べるって感じ。
その頃、めっちゃ甘党の菓子職人のにーちゃんとお付き合いしていたもので よく言ったもんです。私は安くてたいして美味しくないモン毎日食べるより その分お金溜めて月に一度でも高くてもめっちゃ美味しいモンが食べたい。
そーですか。
そーですね。
てな訳で、今回の運命の出会いかも!?も本質的なところでダメっぽい。
はぅ。
腹ぺこだったので、そのまま橋渡ってふたこに行って フェスに浮かれていて出てたの気付かなかった『秘密』の新刊を 紀伊国屋で買って、中村屋のカレーを食べて帰ってきました。
道がいいので大家さんのママチャリでもふたこくらいすぐ着くんだけど、 やっぱり、真っ当な自転車に乗ったらもっと快適で気持ちいんだろうなぁ。
おにいさん親切でよい情報もたくさん貰ったので、 また地味ーにリサーチと自転車屋さん巡りします…。 いや、できればおにいさんから自転車買ってあげたいんですけど!w
いい加減買いたいんだけどなぁ、本当に。盛夏も超えたし。 どんどん色んなひとに先を越されてるという。
最後の最後まで強い意思を持って、みんなで奪ったロスタイムの追加点。 あなたたちは、本当に「私たちの」代表だった。
ありがとう。
心から、私は私の代表を誇りに思います。
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