トサミズキの葉に雨の滴。 大風と雨の日でしたね。
2011年05月30日(月) |
いつか返しにいきます |
春に陸前高田市のYさん宅のオープンガーデンに行ってました、 2年前と昨年と。
海のそばの広い敷地のお庭、自称「はらっぱ」 雑草も愛するガーデナーYさん、見たことのないいろいろな植物を 教えていただきましたし、いろいろな仕立て方も参考になりました。
こぼれた苗をポットにあげて、100円、200円で 売って下さるのが楽しみで・・
「このモミジも100円?」 「その子は100円じゃ可哀想だから、500円ね」と Yさんに譲っていただいたモミジ。 春の新芽が真っ赤なとてもきれいなモミジです。
まさか、その2年後にお庭も家も津波で流されるなんて 誰が想像したでしょう。
幸い、Yさんはご無事です。親戚の農家に間借りして暮らしています。
「でも夫婦二人だから仮設住宅への入居が一番最後になるらしいの 小さな子がいるとか、お年寄りがいるとか、の 優先順位からはずれるから・・・」電話でお話しできました。
Yさんが落ち着かれたら、このモミジをお返ししたい。 失われたお庭の一部だから、きっとこれを見て元気出して頂ける、 そう思って大事に育てています。 根本にくっついた万年草もYさんのお宅からきたものです。 陸前高田の奇跡の一本松には及びませんが、 このモミジと万年草だって元のお庭主に帰ることを喜ぶに 違いありません。
咲き終わっちゃったけど せっかくだから 「カマシア」球根で3年目です。 右後ろに「カサブランカ」が控えているのが見えますね。
タイツリソウ 植え替えると自分で場所を忘れていて あれ、こんなところに咲いてる!と思います。 白いハート。
「カナリーバード」のアップ
他にもいっぱい咲きだしたのに、デジカメが調子悪く 取り込めません。
早咲きのバラ「カナリーバード」が満開です。 上の方で咲いてるので 遠くからか、2階からしか見えません。 二階の窓から撮影。
「ウズラ葉タンポポ」 葉っぱが独特です。 後ろのアスパラの葉っぱと重なってきれいだったのでパチリ。
と、そこへ
自分の存在をアピールしたい猫が・・・ グレングレンです。横切っていきます。
南天の新芽
今年は豪雪と寒さで南天も一時は死んじゃったかと思いましたがこうして復活しました。 新芽がキラキラきれいです。 グレングレンの定位置。
ラナンキュラス・ゴールドコイン 日当たりさえ良ければどこまでも這っていきます。 キラキラ名前の通りまるで金貨のようです。
シャガ。 今まであまり好きではなかったけど、ちょっと見直してます。 あの豪雪にも耐え、日本全国で同じ遺伝子のコピーで花を咲かせる、 日陰で増えるその生命力はすごい。タネは作らないでランナーで増え続けます。 雪でぺったり地面にへばりついていたのが、こうして しゃん!と起きあがって開花します。
後ろにクロバナフウロソウの葉。この子も繁殖力旺盛。繁ります。 ホウチャクソウの白い花もちょっと見えてます。
タイム・ロンギカウリス
とにかく強い。増える、匍匐前進。 大きな樽を全部被ってしまいました。 ちょっと見えてるのは、ロニセラ・レモンビューティ(斑入りの小さな葉)と セラスティウム(白花)。移動してあげないと負けてしまいますね。
左下の斑入りは「グレコーマ」これもすごい侵出力。庭中被ってしまいそうな 勢いです。
遅咲きのチューリップ フリンジ咲きです。名前は忘れちゃった。 植えたのもいつだったか忘れちゃった。
花友ちどりさんにいただいたサクラソウ。 山野草にお詳しいお父様の代からのサクラソウですから きっと由緒正しいサクラソウです。
今の時期は ワスレナグサが群れて勝手に咲きます。 うちの庭の湿り気具合が好きなようで、 こぼれ種でほっておいても あちこちでいっぱい咲きます。
バラの蕾が並び始め、木々が毎日グングン伸びて ホスタがまっすぐ地面から湧いてきて 何もなかった庭がうそのように あらゆる植物が伸びて 見たくないものを隠してくれます。
あと半月もすれば 伸び放題の狂気の庭になってしまいますが そのちょっと手前の今時期が好き、 これにバイカウツギとクレマチスが咲いたら、いうことなしです。 あと数日かな・・・
ワスレナグサのブルーの中に 白とピンクのも ちょっと混じって咲きます。 画像は白のエリア。
以前住んでいた借家の庭はとても広く そこに春になると見たこともない山野草が咲きだし 楽園とはここか・・・と思いました。
その片隅にどこからか飛んできた一本の 小さな花木がありました。 背丈30センチぐらいのヒョロヒョロした枝。
借家を引っ越すとき、それを掘って持ってきました。
あれから16年。 こんな大株になりました。 今年は大きな鉢に入れました。 ニワザクラ。
毎年のトップバッターのバラ 「カナリーバード」
昨年は5月19日の日記にアップしてました。 今年は上の方で手が届かないところで咲いてました。
もうすぐクレマチスが咲き出します。
プルモナリア
青い色がきれいです。 半日陰ok。 ワスレナグサと一緒に咲いて春の庭を青く縁取ってくれます。
アネモネです。
ハルオコシとも言われます。
昨日は庭のウッドデッキを夫が解体してくれました。 裏側から腐ってボロボロだったのです。 ウッドデッキがなくなったら、あら不思議。 庭に開放感が生まれました。
今までウッドデッキのせいで庭が狭くなっていたのでしょうか。
悲しみは消えることはありません。
むしろ日々大きくなっていく。
ニュースを見て泣けない日はない。
瓦礫は瓦礫でそのまま、未だに多くの町が瓦礫の中。
宮古に行くたび、まだそのままの場所に立ちつくす。
昨日やっと水道がでた町もあるし、荷物を送りたくても
宅急便のお兄さんに「そこはまだ行けません」と
言われた町もあります。
原発で避難された方々もお気の毒で、言葉がありません。
そんな中、宮古市の津波の物語を描きました。
5月18日発売 ぶんか社 「本当にあった女の人生ドラマ」という雑誌名です。 漫画家は漫画で気持ちを表すしかありません。
津波に負けない宮古市の元気なおばちゃんを描きました。 読み切りの予定で描いたら連載がきまりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
北の国の花っこ第5号
完成しました。本屋さん、ネットでどうぞ。
こちら
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