今年は遅く出発したので、会場は、どこもかしこも
すでに掘り返された跡だった。
「ザクザクポイント」に 当たらない。
ふと砂の山を見ると、泥にまみれてアサリが ポツンといる。
よ〜く目を凝らして見ると、採りこぼされたアサリは
あちこちに転がっているのだ。
掘るのは、力が要るので、今回は、歩き回って
『落ち穂拾い』、ならぬ『落ちアサリ拾い』に専念した。
いつも思うことだが、潮干狩りは 人生と同じ。
幸せは、人に先駆けて 人を押しのけて、人をかきわけて
つかむもの?、いやいや
後から行っても、ちゃんと拾うことが できる。
長年酷使した長靴が、かかとの上で裂けて、
冷たい水が入ってきて、ビックリ。
強風で、夫は、帽子を海に飛ばされた。
時々、凧のように飛ばされそうな大風だった。
次女は 帰ってきてからも
「まぶたを閉じるとアサリが見える」と つぶやいている。
留守番していたワンニャン。シジミとチャチャ。仲良しです。
せっかくトシの数だけ、ロウソクも添えてもらったのに ロウソク吹きはいい、って。
どうすんの、ロウソク49歳分。
お馴染み「アビアント」の生チョコケーキです。
ヘリプテラム
ギリシャ語で「太陽の翼」という意味だそうだ。
ヘリクリサムとかヘリプテラムとか
ちょっと前は、なかなか手に入らなかった花が
100円で売られるようになって、嬉しい。
盛岡は、ガーデニング先進都市だそうだ。
第一に 山野草の宝庫。
近郊に、マニアもびっくりの珍しい苗を 安く売っている大きな苗屋さんが、
3つもある。
他県からも買い物客が来るそうだ。
県南には、クレマの有名な栽培家もおられる。
花巻バラ園もあり、オールドローズもイングリッシュローズも
京成ローズも伊丹ローズも入手しやすい。
家々は 広い庭で、思う存分趣向をこらして、花やバーベキューを楽しむ。
今日は 桜も開花するだろう、
やっとガーデニングの季節が 始まった。
2005年04月21日(木) |
スプリング・エフェメラル |
13年前、盛岡に移り住んだ。
借家の広い庭で、山野草が あちこちで咲き出した最初の春。
三人目の入った大きなおなかを抱え
庭の真ん中で 私は春の空気を思い切り吸った。
足元で 見たことのない、青紫の美しい花が一輪咲いていた。
あちこち調べても なかなか名前が分からなかった。
「キクザキイチゲ」 イチゲとは「一花」あるいは「一華」とも書く。
造形美というのだろうか、こんな美しい花があろうか・・・
やがて、その古家は取り壊す、と 大家から突然の通知が来た。
大家の前の持ち主のおじいさんが、作った庭で、 大家は、庭にも家にも愛着はない。
私は 真っ先に「イチゲ」と「ニリンソウ」等を掘って鉢にあげた。
柘植の木のひこばえを掘り、垣根のレンギョウをたくさん挿し木にして
私たちは 引っ越した。
近所だったので、その庭が壊されるのも、見た。
大きな栗の木が切られ、ぶどう棚も壊され
クロッカスも水仙も
ジャーマンアイリスも、ヒマラヤユキノシタも、アジサイも
キャラの木も、柘植の木も、ヒイラギも 沈丁花も
バラの株も、カイドウも、すおうも、都忘れも、露草も、京鹿子も、リンドウも
全てが 掘り返され、狭いアパートが3棟も建った。
今の家で イチゲが咲くたび、あの庭のあの春の日を思い出す。
夏には姿を隠す春の妖精たち、
イチゲやニリン草、福寿草たちは
スプリング・エフェメラルと 呼ばれる。
隣の建設屋さんは、倒産した。
社長さんは、気のいいおじさんで、いろいろ世話になったが、 最近は とんと顔を合わせることもない。
「うちの庭も きれいにしてちょーだい。」 と、よく声をかけられたので、小さな花など植えてあげていたが・・・
そこの小さな敷地に、一本のつるバラがある。 品種は「ニュードーン」だと思う、淡いピンクの白いきれいな花が咲く。
昨日、お天気も良く 思い立って、 無人の庭のつるバラの剪定をしてあげた。
数年、ほったらかしだったようで、枯れ枝が からみあい なにしろ相手はバラだし、トゲはあるし 整理するのは、手間がかかった。
チョッキンチョッキン 音が聞こえたのだろう、 「あら、Sさん。」 近所の50代の奥さんが、出勤途中に立ち寄った。
彼女は 数年前から体調がすぐれず、 朝早くから夫婦でウオーキングをしているが、 膝と腰がどうにも調子悪いと、長々話して行った。
彼女は 経営者なので、重役出勤なのだ。
彼女「Sさん、今いくつ?」 私「○×歳。」と 正直に言うと、
「ああ、じゃ、もうすぐだ。 もうすぐアンタも(膝と腰)始まるよ。」と 明るく笑いながら立ち去った。
そんなに嬉しそうに言わんでも。。。
思わず、ちょん!と切った古枝は、 さっき小枝をていねいに整理したばかりの 今年 一番大事な3メートルもの若枝につながっていた。。
青空とクリスマスローズ
2005年04月16日(土) |
ポジティブな人、ネガティブな人 |
ゆうべ、役員会があった。
今年度の新役員たちを集めて「長」を決める会議だ。
司会進行の 前年度の部長さんは、明るい方で
「『部長』役が 一番楽だったわ〜、 仕事は みんなにまかせていればいいんだもの、 ほんと、楽な仕事でした。 会議は ただ座ってお茶飲んで、裏話もきけて、それも楽しかったわ〜」と にこやかに進行。
話を聞いてると、本当に「部長」が一番楽そうに思えた。
それでも、「部長」役は、最後まで もめた。
最後の最後に「部長」に なりかかった人は、表情も暗い方で、 終始 しかめつらで、 最後は 「そんなに簡単じゃなかったですよ!前に私がやったときは」と 明るい部長に、くってかかるではないか。
「えーー前にやったことあるの?」とみんな驚いた。
その暗い方は、最後までごねて、抵抗して、不機嫌のままで、 みかねた同じクラスの方が、自分が 部長になると言ってくれた。
暗い方は、結果 副部長になった。
ポジティブシンキングとは、前部長。
ネガティブシンキングは、新しい副部長。 両極端の人間を 感心して眺めた。
悪雲をまとう副部長は 地区の役員決めでも さんざんごねた、と 後から人に聞いた。
これほど近寄りたくないタイプは、久々に見たので、逆に ネタにできるくらいだ。
私もまた役員、教養部の主事。 一年間、無事に過ぎますように。。。。
2005年04月15日(金) |
近くのデパート別館で |
山形物産展をやっている。
だだちゃ豆ソフトを買いに行ったら、時間が遅かったので 売り切れだった。
冷凍のずんだ餅を買ったら、 すぐそばで、冷凍ではない 生餅のもあったと 買ってから気がついた。
次女が ずんだ大好き 夫も無類の餅好き。
というわけで、家では 解凍を待たずに半解凍のまま食べて あっという間になくなってしまった。
それで、今日もまた買いに行った。
今日のは、つきたて生餅。 山形の尾花沢産「ひめのもち」だそうだ。
うっま〜〜〜い!!
中学は 荒れているので 心配していた三女ですが
自己紹介の時、「猫を3匹飼っています」と言ったら
他の生徒から質問で
「猫の名前は なんといいますか?」と きかれ
「シジミに、ピノコに、コナです。」と 答えたら
クラス全員に大爆笑されたそうで、緊張もほぐれたようです。
うちの猫の名前、変ですか?????
しかし、早速、昨日は、誰かの弁当が盗まれたので
学年集会があったそうです。
どの生徒かは わかりませんが
弁当盗まれちゃ、おなかも空くでしょう。
盗まれた弁当は、犯人に食べられたのでしょうか・・・
ピノコの横顔
長女は、他県で一人暮らしが始まった。
風力発電のプロペラが 夕日に黒いシルエットとなって
静かに回る海辺の街だ。
それを見て 「ナウシカみたい」、と 喜ぶ娘が
優しい人にたくさん出会えますように。
早速、昨日はNHKの集金人が来たそうだ。
「学生さんも払わなくちゃだめです。」と言われ、
二千なんぼか 払ったそうだ。
そして、入学式も無事終わり
教科書、教材費代が、一ヶ月分の生活費とほとんど同じと知った。
早速 SOSのメールが来た。
わたしも、ぢっと手を見る・・・・。
2005年04月06日(水) |
入学式で緊張する人、しない人 |
三女の入る中学は、荒れているらしい。
悪い噂が聞こえる。
ついこの間も、新聞沙汰の事件があり、夜に緊急保護者会があったそうだ。
知り合いの一つ年上のお子さんも、ずっと不登校で学校に行けないらしい。
そんなわけで、三女は、中学に入るのをとても怖がっていた。
それで緊張した生徒が多かったのだろう、今日の入学式は、倒れる子が多かった。
親は二階のギャラリー席なので、もどす子、座り込む子、
貧血で倒れて先生にオンブされて運ばれる子、
バケツを持って走り回る先生方の姿が一目瞭然。
長女や、次女の時は、こんなことはなかったが・・
式後、PTA説明会があった。
わたしの真後ろの、4人程のたぶん同じ小学校出身の
お母さん達が、ぺちゃくちゃおしゃべりが やまなかった。
先生の説明の間、絶え間なく話していて、先生の話が
良く聞き取れなかった。
入学式ぐらい、静かにしていただきたい。
全然関係ないけど、松栄堂の「しおまめ大福」。
ちょっと甘過ぎ。
2005年04月02日(土) |
この際 自慢しちゃおう |
交通安全標語
『飛び出すな 小さい子供がまねするよ』
これは、昨年 うちの三女が応募して、全日本交通安全協会 会長賞をいただいたものです。
大きく新聞にも取り上げられました。
4月1日発行の 盛岡市の広報にも この標語が 大きく載っていて、 びっくりしました。
↑ 証拠の賞品です、図書券5千円分、いただきました。
これから先ずっと 日本の あちこちで この標語を 見かけたら、親として嬉しいです。
親バカです、笑ってくださいませ。
2005年04月01日(金) |
ロング・エンゲージメント |
いい映画でした。
泣けます。
ただし、人物関係、ぼんやり見てるとわけがわかんなくなります。
気合い入れて見ましょう。
ラブストーリーというよりミステリーの謎解きですね。
過激場面も多いです。最初から凄惨。
オドレイ・トトウ、やや年取った感あり。
だけど素敵、マチルドとマネク。
泣ける。
全然関係ないけど、花巻「アンジュ」の桜餅。
おいしいんだ、これが。
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