日々の泡・あるいは魚の寝言

2006年02月24日(金) 夢見るチビ猫

☆「綿の国星」のチビ猫のお人形(ビスクの)が、少ない数ですが再販されることになりました。あれは何ヶ月前だったのかな? 私も予約申し込みをしていたのでした。
むかーしでた、チビ猫ビスクに憧れていたのに、実物に一度も手をふれないままに、それっきりになっていた、ということがあったので、今度こそは、この手に抱いてみたかったんですよね。
原作や大島先生のファンだということもありましたし、お人形としての雰囲気も好きで、ずうっと憧れ続けていたお人形でした。

それが昨日届きまして。
きれいな白い箱なんですが、正直、この数ヶ月の間に、首を痛めたりしたこともあって、ちょっと届いてすぐは、箱を開ける気力がなかったのです。
お人形って、けっこう、「重たい」ものですからね。幸せもいっぱい持ってきてくれるけど、たくさん抱えているとそれなりに、なんだか「保護者」の責任のようなものを感じて、気が張りつめたりもして。
けっこう大きいお人形だから、「どこに置こうかな」という悩みも派生してしまう……。

箱のふたを、ちょこっと開けてみたらば、なんだか繊細そうなビスクドールが、きらきらの青い目でこっちみてるし^^;
サイズは巨大だし(SDのフランシーヌさんくらいはあります。身長はもっと低いですが、横幅があるので、ぱっとみ、同じくらいの迫力を感じる)。
洋服は薄い水色のドレスに、白いエプロンで、汚れそうだし…。
焼き物の手も耳も顔も、落としたらひびが入りそう。
怖くて、すぐにふたを閉じました。

で。
そのまま一晩が過ぎ。
でも、このままにしておくわけにはいかないので、今日、天気が良い午後に、えいやっとあけてみたらば…。




ああ、やっぱりかわいいなあ、と。
そういうわけで、うちのチビです^^
もう部屋の中の適当なところに、ころっと座らせてます。汚れてもかけても、それがうちの子だということで、かわいがろうとぐりぐりしてます。
だっこすると、ほどよい重さと柔らかさ(おなかは焼き物ではありませんので)なんですよね。

チビ猫はチビなので、名前はつけないつもりだったんですが、つい、「薔薇子」とか、愛称を付けてしまった…。
うちのは、諏訪野さんちのチビじゃないし^^

☆教育画劇Tさん。本当にお待たせしてしまって、申し訳ございません。でも、がんばっていいものをかきますので、あと少しだけ、お時間下さい。
日記読んでいただけてること、感謝します。



2006年02月20日(月) はるはる〜♪

☆今日は良い天気です、長崎市。
首痛めてから、低気圧の接近を体で感じる女になってしまったのですが、同時に、おひさまと体調の連動も強く感じるようになってしまった…。
天気が良いと、まるで光合成でもしているように、体が楽だ〜。
まるで昔のファルコムのゲームのように^^;
(ダンジョンをでて、フィールドに来るとHPが回復…)。

だいぶ長い時間、パソコンの前にいても大丈夫なようになりました。夜も早いうちに眠気が来るようになってきたし。良い機会なので、ここで、なんとか昼型人間に変化できないかなあと思っています。

☆首の具合は、そんなわけで、良い方に向けて、じわじわ一進一退、なんですが(良い方に向けて、というところが大事なところ)、万が一本当に具合が悪くなって、寝たきり状態になってしまっても、こたたん山くま騎士氏が、そのときは、「ホーキング教授が使っていたようなパソコン」を調達してきて、執筆環境を整えてくれるそうで。

まあ、女がほしいものも色々で。お金とか不動産とか毛皮とか。
でも私はお金は自分で稼ぐし、不動産は身の丈にあった無理がないところに住めればいいし、毛皮はすきではないもんなあ。

いつまでもずっと書いていられること。それがいちばん大事なことです。
だから、一番ほしいものを私に約束してくれた、くま騎士氏にありがとう。




花水木。

☆ポプラ社五月予定の新刊「コンビニたそがれ堂」のラフを一枚送っていただく。謎の美青年コンビニ店主様のデザイン。
描いた方が、「キムタクの若い頃って感じですよね」とおっしゃったというだけあって…か、かっこいい^^;
ていうか、画家さんの名前、早く発表したいんだけど、まだだめなんでしょうか、ポプラ社Kさん(笑)?

☆雨子さん。掲示板は、「マイページ」というところから、管理者画面に入っていくの。どのへんがわからなくなってるのかな?
ナルダありがとう^^ お見舞いメールも、ありがとう^^
私は大丈夫だから、安心していてね。この日記は、編集さんたちへの連絡(近況の報告)もかねているので、どうしても、リアルな現状の話を書かなくちゃいけないから、心配させてしまうところもあると思うけど、ほんとーに具合が悪くなったら、日記なんてかけないんだから(笑)。こうしてかいているぶんは、元気ですよ。
でもね、心配してくださって、ありがとう^^
それと、寒くて寝付かれないときは、湯たんぽが良いですよ。湯たんぽが家にないときは、ペットボトルにタオルをまいて使っても良いし^^



2006年02月17日(金) 電話でよみあげて

☆キッチンでフライパン洗いながら、携帯で日記。しかし眠いなあ。
ちなみに今夜は挽き肉とジャガイモのオムレツでした。


☆金曜日必着のシェーラ再校、郵送だと締め切りが昨日三時だったけれど、まにあわないので、今日電話でよみあげるかたちにかえていただきました。
同時に打ち合わせができるのは時間のロスがふせげるし、楽しくもありますが、やっぱりイレギュラーなことなので、申し訳なく。
でもおわりました。なかなかに完成度が高い話で、佐竹さんの絵が、今回特に神々しい感じで素敵なので、読者のみなさま、三月をおたのしみに!

☆首はあいかわらず一進一退。ただ左手の握力がおちてきたような気がするのが、不穏な予感。毎日ものをとりおとしていて、なんか騒々しい女になってしまった。
このあと偕成社の再校がきて返して、ミラクル2書いたら、大きな病院にいかないとな。
大体なにをいわれるのか、心の準備ができるのはいいことだと思う、インターネット時代。
とにかく少しやすめそう。



2006年02月13日(月) 一段落

☆日曜日に偕成社の「砂漠の歌姫」初校ゲラを無事翌朝便に乗せました。
その前の土曜日にあとがきも提出していたので、気分は一段落。枚数が長いのと構成がいりくんでるのとで大変な仕事だったこともあって、かなりの達成感と開放感!
踊りだしたいくらいの気分で、郵便局からの帰り道、ランタンフェスティバル最終日の長崎のまちをふらふら。かわいい靴買って、カフェでコーヒー飲んで。

でも久しぶりのそういう散歩はまだ早かったのか、翌日今日は朝から疲れと首の痛みでダウン。
でもだけど、偕成社Bさんからのメールで、仕事をほめていただけたので、すごい充実感。
この感覚がここちよいから、仕事を続けられるんだろうなあ。
次は再校。がんばります。

☆シェーラ再校がきているので、次はこちらに燃えます。そのあとは原稿。ミラクル2にいく予定…だけど、あれ? たそがれ堂の初校も、そろそろのような?

☆幸せですか と ふとたずねられて 幸せですよ と そのひとにかえす幸福

…字あまり(笑)。

☆雨子さん、ここでお返事ごめんなさい。
掲示板は、自分で管理しやすそうなものをさがしてごらん。
わたしは紅茶で使っているOTDがお勧めですが。
☆杏実さん、メールどうもです。お互い、もっと楽に生きていきたいですよねえ(笑)
今回はファン研わたしは参加できませんが、楽しんで来て下さいね。
次に都内でおあいするときは、またいろいろお話しましょう。
お原稿、楽しみにしています。

☆ファン研のみなさん〜(涙)。おあいしたいよう。



2006年02月08日(水) 深夜作業中…

☆長編のゲラをみているので、携帯からカキコ。

あと少しで完成なんですが、なかなか終わりませんね〜。仕事の内容は好きなんだけど、体にかかる負担が辛いなあ。もう靴擦れの足で、涙ぐみながら夕暮れの街を歩いているような心境。


でも辛いといいながら、担当さんが許してくれるなら、もう数日はこのゲラを複数回、熟読していたかったりする。
早く手放して、あとは再校でにしてもらった方が、首にはいいのはわかってるんだけど。

来週にはシェーラの再校がとんでくるんだし。その前に休んだ方がいいのになあ。
でもあと少しだけ…。


☆「神はサイコロを振らない」今日の回。
定年間近だった学校の先生がヒロインを詰問するシーンと、母親にあった男の子の「ぼくがんばったよ。ひとりで飛行機に乗ったよ」にぼろ泣き。

しかしあの先生をどういうふうに救うんだろうか?
かつての卒業生を集めて、おとなになった彼等に最後の授業かな?
花嫁の父の夢の方は、ヒロインの結婚式に父親がわりで出席…かなあ。


花嫁の父ネタは、父を亡くした未婚の私には、それだけでもくるものがあります。ごめんね、お父さん。イベント好きで感激やだったから、ほんとはそういうの経験したかっただろうね。


結婚といえばプロポーズのエピソード。まだ話数があるんだし、最初はああなるよなと思いつつ、「早くくっつけばいいのに〜」といわずにはいられない歯がゆさ(笑)。

お話でも現実でも、みんな幸せになってもらいたいものです。


☆香水は、ここ数日はクレアチュールダンジュなんかつけています。今の時期にいい香だったんですね。癒される。

あとたまに気分転換にオパフメの緑。



2006年02月03日(金) 節分ですが…

☆なんだか豆まきもせずに、お仕事しております。
いまやっているのは、五月刊行予定の偕成社「砂漠の歌姫」初校ゲラ。
かなり早くに手元にゲラが来ていたのですが、十一月と先月と二回首が痛んだので、その関係でスケジュールがぐるぐるくるっちゃって、いまみることになってしまっています。
森友さんの挿絵が完成するのと、初校ゲラをお返しする目標の日が、大体、同じくらいの予定になってしまった…。

自分の仕事の遅さに、自分で頭抱えているのですが、今回の首の痛み(特に一月の二回目)だけは、どうしようもなかったというか…
他の大概の痛みや病気、熱とかだったら、数日無理して仕事すれば、どんなにでも追いつけるんですけど、ちょっともう耐え難い痛みでしたね。
休むしかなかった。

今までの人生の中でも、トップに来る痛み。
たとえるなら…ひどいねんざの一番はれて熱を持っているときの痛みが、ずっと持続して、首の広い範囲で広がるような感じでした。
(リアルのおつきあいがある人々には、もっとずばりなたとえをして話したりメールしたのですが、この日記は子どもたちも読んでいるので、怖いたとえはあえて書かずにおきますね^^; しかしいやほんと、猛烈に痛かったんだから!)。

と、どこかしら明るく、さらっとかけるのは、一月九日ごろ?からいたんでいた首の痛みが、今日はなんとか弱くなってきたからなのですが。
ああほんと痛かった。
再発しないように、気をつけないと。

ストレスと寒さと、無理な姿勢がいけないのだと、よくわかりました。
いままた長崎は寒くなってきていますが、もう絶対に寒いうちはお外に出ません。……寒い中を歩くのが大好きなのになあ。
ほんとはゲラは、外でやったほうがはかどるのになあ。

☆ここに書き記しておくと、いつか、同じような首の痛みに襲われるかもしれない人の記憶に残るかもしれないから、書いておきます。たまに、検索エンジン経由で、思わぬ旅人が通過することもあるし…。

朝起きて、首が動かせないほどの激痛が来たら、起きあがれないほどにいたかったら。それは私と同じ首の痛みの可能性がありますから、タクシーか救急車(一人暮らしの人は、呼んでもいいと思う…)で、病院にいくことをお勧めします。整形外科か脳神経外科。
病院の強い痛み止めがないと、この痛みは止まらない…というか、実は一番つらいときは、痛み止めさえ効かなくて眠れない時期があります。

私は妙に我慢強いので、一番痛いときも、起きて家のことをしていたり、働いたり、整体にいったりしていましたが、いまふりかえると、それはみな、痛みを悪化させただけだったので、本当に痛いときは、病院に薬もらいに行く以外は、楽な姿勢をして休んでいた方が良いと思います。

☆で。枕を、私は掲示板にも書きましたが、ドイツのトムスン社の医学枕(ネットで買えます)に変えました。現時点で、とても私にはいいようで、痛みもやわらぎましたが、枕も相性があると思いますので、誰にでもあうかどうかはわかりません。またラテックス製なので、ゴムの匂いが苦手だったり、アレルギーだったりする人は、使えないと思います。

☆一番痛いとき、天井を見ながら思っていたのは、この痛みが一人暮らしのお年寄りや、若い人でも体が弱っている人を襲ったら、やばいだろうなあということでした。
本当に痛い一時期は、もうベッドから起きあがるのも決死の状態になっていたので(首をあげようとすると、痛みで汗がふきだすくらい、心臓がどきどき鳴るくらいの激痛がきていました。大げさにいうのではなく、ですよ)、人によっては、「この痛みが通り過ぎるまでは、もう少し休んでいよう」と思うかもしれない。
でも、最低でも数日の間は、激痛の時期は終わりませんから。

のどが乾いても起きあがれない、おなかがすいても立ち上がる気になれない。トイレに行きたくても…
みたいな状態になったとき、それでもまだ私は、仕事や猫の世話があったから、涙ぐみながらでも起きあがれたけれど、本当に心が弱っているお年よりや、一人暮らしの病弱な若い人たちあたりが、同じだけの痛みに襲われたら…

私は、立ち上がって家のことをしながらも、ときどき、床の上でへたったりしていましたが、寒くて上着を着たくても、暖かいところにいきたくても、動けなくなってた瞬間が何度かありました^^;
手足のさきからどんどん冷えていって、体が震えてくるのに動けないんですよ。いやもうどうしようかと思った。

暖房は幸い、オイルヒーターをつけっぱなしにしているので(電気代はかかりますけれど、我が家の冬はもう毎年そんな感じ)、朝暖房が入れられなくて凍死、なんてことはありませんでしたけど、ストーブだったりしたら、灯油が切れても入れられない、点火もできなかったかもしれません…。

痛みって、気合いと根性で多少はがまんできてしまうものですが、それも時と場合によるな、と、いまは私は思っています。
次にまたこの痛みが来たら、私はもう即タクシーで病院に行くと思うし、可能なら、入院くらいさせてもらっちゃうかもしれません。家にいるより安静でいられそうだから。

そういうわけで。痛いときは無理をしないようにしましょう、と、自戒の念をこめて、書き記しておきます。




あんず〜ボークスSDC紅
机の上にいつもいる彼女。これはどっちかというと失敗した写真なんだけど、表情がいのまたむつみっぽくて面白かったので^^

☆今月は月末に、ハウステンボスに行く予定があるのにな。
それまでに仕事をいろいろ終わらせないと、遊ぶ気分になれないなあ。

☆メールのお返事や掲示板の書き込みなどなど、間遠になっております。サイトの更新もしなくてはいけないことがあるんだけど。
ごめんなさい。いまちょっと必死で(でも休みと睡眠とりながら)働いています。
あとちょっとしたら…。



2006年02月01日(水) パソコンの前

☆なかなかここにいる時間がとれませんが、戻ってくると、世界のどこよりも落ち着ける「自分の場所」ですね。
お仕事用の、パソコンLaVie Nの前。

今夜は、児文協のお仕事を、さらさら書かねばなりません。
何を書くかはもうご依頼いただいたときから大体決めているので、書くだけかなあ。枚数以内で、書けるかどうかだけが問題かもしれない。

☆何かとネット落ち気味ですが、具合が悪いからではなく、なるべく積極的に長い睡眠時間をとるようにしているのと、パソコンを使わない紙が相手の仕事が最近続いたこと、あと、プライベートな人間づきあいで時間をとられている(良い意味で、ですよ^^)こと、などなどが原因です。
…と書いておかないと、なんかまた。友人知人、お仕事関係の皆様、読者様たちに心配されそうで^^;

いつも、ご心配、ありがとうございます。
体調はまだゆっくり復調モードのままですが、少しずつ、いい作品を仕上げていきますから、待っていてくださいね^^


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