日々の泡・あるいは魚の寝言

2003年12月31日(水) 大晦日

のんびり紅白をみながら、縫い物をしたりしています。
ただいま、31日の夜の11時15分。
こたつで猫どもは寝ころび、さっき、レニは寝言を言っていました。
いい年末です。

…が、ついさっきまでは、部屋を掃除してました(笑)。
大掃除ならぬ、小掃除。暮れに一日寝込んだのがいたくって、掃除できなかったので、でも掃除したくて。本格的な掃除は無理でも、仕事机の周りや、パソコン周りだけは、きれいにしたくて。
棚の置物や、本やCDや、いろんな小さな機械類の配置がえなんかして、あちこち科学雑巾でみがいたんですが…。
すっきりしたんですが…。
気がつくと、手にしていたほこりだらけになった雑巾の一枚がない。
どんなにさがしてもない。

私の部屋は、異次元空間に通じていたんだろうか?

そういうわけで、きれいになった部屋のどこかに、03年のほこりだらけの雑巾を隠したまま、新年を迎える私の部屋なのでした(笑)。

来年は、しょっちゅう東京に飛んでいる一年になります。
「いっそもう東京にすむべきだ」といろんな人にいわれるので、それも考えつつ、いまだに千葉に未練も残る私だったり。長崎もいいなあと思ったり。
来年の自分の生活が、どんなものになるのか、いまいちわからないところもありますが、楽しんでやっていこうと思っています。

一月にはまた一つ年をとります。
思い切り空を飛ぶような生き方を、かろやかに続けてゆけたらと思います。
雲が続けば、様子を見たり、嵐になれば速度をゆるめたりもするけれど、いつも遠くの空を目指して、ふわふわ滑空していけば、光が見える日もくるわけで。

そうして、空の上から、いろんな人の優しい声を聞いたり、自分が誰かに手をさしのべたりしながら、よい一年を過ごしていければいいなと思っています。

今年、たくさんのすてきな出会いがありました。
新しいお友達のみなさま、ありがとう。来年もよろしくおつきあいください。

それから。
リアル世界や、ネットの世界で、長いおつきあいのあるみなさま。
そして、お仕事関係のみなさま。
きたるべき04年、みなさまにたくさんのよいことがありますように。

読者のみなさま。
03年は、いろんな事情から(主として私の個人的な)ちょこっとだけ、刊行のスペースが落ちましたが、04年はたぶん、私ががんばれば、いろいろでるかと思います。
とりあえず、3月の新シェーラ3「ペガサスの騎士」は、いい出来だと思いますので、楽しみにして待っていただければ、幸いです。
年が明ければ私は、ルルー7のしあげに入ります。がんばりますね。

今年はあと十五分で終わり。
いま、「世界で一つだけの花」をSMAPが歌い終わりました。



2003年12月29日(月) あちこち痛い

なんか昨日から、あちこち痛かったり、膿んだり腫れたりしていて、寝込んでいます…。両腕が思いしなあ。
そんなこんなで、お墓参りを延期しております。
無理しすぎたかしら〜。
とりあえず、おととい買って手に提げて帰った、ずっしり重い三千円分の猫缶がとどめを刺したのは間違いないな(笑)。

起きている気力はないけれど、さりとてじっと寝てるのはひまなので、携帯でオークションサイトをのぞいたりはしてますが。
お人形サイズのおせち料理とかお雑煮とか、半纏とか、かわいいなあとは思うけど、入札する気力が…。
つーか、半纏の場合、うちのお人形はカジュアルな服を持っていないので(気がつくとよそ行きばかり…)、落札できても着せようがないし(^^;)
メイクもカジュアルメイクじゃないから、あの顔に半纏は…(^^;)

お人形サイズといえば、おととい、西洋骨董のお店で、イギリス製のお人形用の樫の木のタンスを値切って買いました(^-^)
樫の木は手触りが、あったかくっていいですね。
フランシーヌ人形のアクセサリーでもいれましょうか?
一緒に、同じイギリス製の、初期のプラスチックの細工の、山羊をかたどったブローチも買いました。1940年頃のプラスチックの細工物は、本当にどれもこれもかわいいものが多いですね。
前に東京でみて、その時は買い逃してあとで惜しくなったパーティバッグとか、いつかどこかで、もう一度遭遇したいけど…。

<香水日記>
最近は、甘めのをいろいろつけています。ミスオブ沙桑とか。
買ったままつけていない、スティラのクレームブーケも、つけるなら今なんでしょうねえ。



2003年12月27日(土) 年末はただ走る…

作家としてのお仕事というより、「おとな」としてのお仕事がいろいろありまして。
今日は遅れたお歳暮を、やっと発送しました。
明日は、父と猫の墓に、墓参りに行く予定です。

なんか腕が疲れた〜。

かえるさん、来年のあなたの幸福を祈ってます。
ぱせり子さん、スタンド活用してください(笑)。
桐矢さん、感想のメールします。ちょっとまっててくださいましv



2003年12月25日(木) 原稿出来ました

☆新シェーラ3「ペガサスの騎士」完成稿ができあがって、いま(26日午前三時過ぎ)童心社の担当編集者H氏の元へ、メールに添付で送りました。
今度のもおもしろい上に、童心社のみなさんの適切な感想や意見も取り入れて、完成度アップでございます(^-^)
読者の皆様は、三月の刊行をお待ちください。

こないだの東京旅行の時、童心社のみなさんとは、お茶飲んだり焼き鳥食べにいったりして、楽しかったです。
(歌舞伎町の焼鳥屋さん、おいしかったねぇ!>N嬢、Hさん)。

ていうか、旅の直前に原稿を渡していたので、その打ち合わせで時間をとるはずが、「あ、直すとこ、ほとんどないです。イントロが長いから、そこをどうにかしてほしいって、それくらいですかね」って朗らかにいわれて、楽しいお食事会になったのでした。
それは嬉しかったんだけど、ずっこけるくらい肩の力が抜けたなあ(^^;)

私はいまだに初稿を人に読んでもらうとき、自信がないです。
呪いがかかったように、自信がない。
書いている最中は、「おもしろいものを書いている」って、自覚しながら書いているんだけど、いざ書き上がると、自信消失。

それは、書いているもののレベルがどうとかいう、そういう話じゃなく、もっと病的な、「自分は人に通じる言葉で物語を書けているのだろうか」という、根本的な不安を感じてしまうからだと思います。

言葉も、物語も、あまりにも自然に生まれてくるものだから、原理がわからないから、今度もきちっと書けているという自信が持てないのです。

これはきっとこの先も、年取ってからも、変わらないんだろうな……。

☆今夜の香りは、フィオルッチ。甘い桃とバニラの香り。
冬は甘い香りがほしくなります。そして、甘い香りは、心が安らぐ変わりに、なんかおなかがすいてくるのです(笑)。
…寝る前に、夜食食べようかな(^^;)?



2003年12月24日(水) くりすますですが

案の定、多忙です(^^;)

仕事と、人付き合いで、いろいろ時間をとられつつ、楽しんでます。
猫たちが落ち着いたので、あとはもうたいていのことは、どうでもいいというか、平凡な日常が素晴らしいって思えるっていうか。
忙しくとも、当たり前の日々って、宝物ですね。

こないだ久しぶりに(当社比でなんだけど)、お化粧品を買いました。
最近、人形関係のお買い物の方が多かったんで、自分自身、コスメへの関心が薄れたのかもなーとか思っていたんだけど、とんでもなかった(笑)。

買ったのは、マジョリカマジョルカ。安めの価格設定の若者向けコスメなんですが、限定品の白い本と、ほしかった赤いアイライナー、ネイルアート用の細いマニキュアに、昼も夜も使えるお粉、と買って帰ったら、もう、家に帰るまで幸せで、家に帰ってからも、みるたびに幸せ。
今も机の上に置いていたりします(^-^)

人形に本格的にはまるにあたって(笑)、自分に言い聞かせたことがあります。人形に負けない程度に、自分もきれいにしていようと。
いい年のおとながお人形だけに着飾らせて、自分は雑なかっこうしてたのでは、笑われてしまいますのでね…。

ここのところ、忙しいのと、体力が落ちていたのとで、メイクもさぼりぎみで、普段着に上着で郵便局に走ったりしていたんですが、ちょっとまずかったな、と、頭をかいたクリスマスイブでした。

皆様には、よいクリスマスが訪れますように(^-^)



2003年12月22日(月) へろへろとか怪談とか

今日は、こないだ東京で会えなかった産休中の編集さんが、電話かけてきてくれたので、お話しできて、はっぴーv

昨夜真夜中にこの日記を読んでくれていて、「これって私のことかも」と、どきっとして電話くれたそうです。
そう。ひょっとしなくても、あなたでした(笑)。
来月には、山羊座の赤ちゃんのお母さんですね(^-^)
きっとまじめで努力家で、ちょこっとだけ不器用だけど、いい子になりますぜ。

私は今日まで休んで、明日からまたいろいろと活動する予定です。
まだちょっと体が重いし、風邪気味だけど、このままぼーっとしているわけには…。

来年の予定が、いろいろ決まってきていて、今年は終わるけれど、地続きな感じがひとしおです。鬼は笑ってるひまないよね。

昨日、岩崎書店のアンソロジイの見本が届きました。
私の書いた、「公園の不思議な女の子」は、8巻「ゆうれいねずみがささやいた」に掲載されています。
…案の定、ほのぼのネタは私一人だった(^^;)
誰かもう一人くらい…ぶつぶつ。
全体的に、「怪談」というより、「スプラッタ」な傾向が強かったけれど、これは他の巻もなんでしょうか? 血糊や死体がいっぱい…。
それと、作家のラインナップが豪華だったんですが、他の巻もこうなのかなあ? そのせいもあって、どの作品もみんな技術的に優れていて、おせじじゃなく面白い本でした。

ところで。金治さんのハツカネズミの話が、挿絵とすごくあっていたこともあって、めちゃ気持ち悪く怖くて、なかなか脳裏を離れないです…。
食事中に思い出すんです。勘弁してください(涙)。
怪談としては大成功ですね…。
でも、なんかもう、脳内で、ハッピーエンドバージョンを自分で考えて、ネズミを成仏させるしかないような気がしてきた…。

ネズミって、私、好きなんですよ。昔むかしに、「ベン」を見たからかも。主題歌のさびのところを、いまだに覚えてます。



2003年12月20日(土) へろへろ2

疲れが出ると、よく口内炎や舌炎がおきるというかできるというか、とにかく痛いんですが、今回も舌にできてたんです。

が。
昨日、弟一家と、お昼に回転寿司、夜に焼き肉、という一日忘年会の日をやったところ、今朝起きたら治ってました…。

なんだろう?
何が効いたんだろう?

生牡蠣? サーモン? 合鴨? カルビ肉? ネギ? にんにく?
…大穴で、杏仁豆腐?

何が効いたかは不明ですが、数日ぶりの傷みからの解放で、踊りたい感じです。ひゃっほーって感じ(笑)。



2003年12月17日(水) へろへろ〜

まだ旅行の疲れが抜けずに、へろへろしています。すみません。
いろいろとメールなどへのお返事が遅れております…。



2003年12月16日(火) 帰ってきました〜

15日は、某社の担当さんにあいにいったのです。
予告なしで、いきなり編集部に行こうと、会社への行き方を他社の人に教えてもらい、クリスマスプレゼントを持って、とことこと。
たしか15日までで産休にはいると聞かされていたと思ったので。

予告なしでいったのは、びっくりさせたかったのと、忙しいだろうから、私の訪問を待たせたり、私のために時間を作っていただいちゃうことになるのはよくないなあという配慮があったから。
それに、ささっとプレゼントを置いて、「じゃ、帰りの飛行機の時間があるから」と、片手をあげてさっそうと帰ってゆくのって、おしゃれでかっこいいじゃないですか?

最寄り駅から、編集部に電話をかけたら…。

彼女はいなかったんです。

あーあ。私の記憶違い。彼女が会社にいたのは、12日、金曜日まででしたとさ。
編集部のほかの人に、「せっかくだからいらっしゃいませんか?」と誘われたけど、なんだかめげちゃって、ホテルに帰ってしまいました。

で、飛行機の離陸の時間が近づいてきたので、新宿から羽田に向かう前に、ひょいと、銀座に行きました。
行き先は、銀座三越……の隣のビルに入っている「天使のすみか」。
お人形のお店です(笑)。

銀座は初めて、ゆっくり歩きました。
新宿と違ってゆったりと歩く人々が多いのに少しだけ驚き、クリスマス前の華やかな街のようすにみとれ、いわゆる有名な千疋屋を発見して、時間があったらよりたかったなと思いました。
銀座三越も、1Fを通り抜け、アクセサリーやさんをのぞきました。

天使のすみか銀座店は、ブティックのような明るい華やかさのあるお店で、私はフランシーヌ嬢のコートなど、ちょちょっと買い、お友達のぱせり子さんへの贈り物を送ったりしたのでした。

帰り道、また銀座の街を歩きながら、時計台のある店などみあげながら、ふと思ったのは、その昔、若い頃に、「自分はまだ銀座には行けないな」と思ったことがあるという記憶でした。
銀座はやはり、おとなの街、それも無理していないセンスある装いをした、おとなの女性がにあう街だと思っていたのでした。

今、普通に一人で銀座を歩ける私というのは、たぶん、あのころよりはおとなになったのでしょう。銀座三越で、普通に店員さんと会話したり、売り物をひやかして歩けるというのは、たぶん、昔の私が憧れていた「おとな」のイメージを、今の私は、わずかでも持っているのかもしれません。

ま、銀座へ行った目的が、「お人形のドレスをみにv」だったというあたりが、結局は、私は私だという気もするんですが…。

新宿に帰ったあと、私は疲れてしまって、羽田までタクシーでいってしまいました。人生たまには、そういう贅沢もありでしょう。
運転手さんは、本が好きな、おしゃれなおじさまでした。
高速道路を走りながら、あのビルはなんのビル、あれは何ホテル、と、楽しそうに教えてくれました。
一緒に暮れてゆく空や回る観覧車をながめて、楽しい時間を過ごしたので、車を降りるときには意気投合してしまって、握手して別れました。

夜、長崎行き最終便の飛行機は、ゆっくりと飛び立ちました。
目の下には、いつも通りのきらめく東京の街の夜景の光。
それはまるで、一面の銀世界のように輝いて見えました。
まるで街そのものが、クリスマスツリーでできた森のようにも見えました。

東京には、たぶんまた春に向かうと思います。

飛行機の中では、気がつくと口を開けて寝ていたりして、自分ではっとして気づくと、目の前にちょうど横を通っていたスチュワーデスさんの笑顔があったりして(笑)。

長崎空港に降り立つと、弟一家がお迎えに来てくれていたりして。
久しぶりにみる姪は、やはりかわいかったです。

家に帰れば猫どもは、たがいにうなりあいながらも、それなりに共存していて。

そして私は、猫と一緒に眠ったのでした。



2003年12月14日(日) 新宿の休日

今日日曜日は、さすがに体がきついので(年だし〜)、一日お休みにして、誰にも会わずに過ごしました。

午後、ホテルからのびている地下道を抜けて、徒歩五分くらいのところにある、アルタの「天使のすみか」(スーパードルフィーのお店です)にぶらっといきました。
土曜日曜とセールがあっているのは知っていましたが、すぐに買いに行ける距離でもあったんですが、競争が苦手なのと、「売れ残った品」の方に興味があった(笑)のとで、セールが終わる頃、でかけたわけです。

あやしげな遊牧民ふうのウイッグとか、謎のドレスとか、よくあるタイプの靴とか、買いました。
アンティークドール風の、絹のドレスセットが半額で買えたのは、いまでも顔がゆるむくらいうれしかったな。<これは半額になっても高かったので、売れ残っていたのだと思う…。

帰りは、サブナードの京風パスタやさんで、かもとねぎのパスタを食し、隣のテーブルの人々の会話を楽しみ(食通のフリーターの女の子が、年上の友人たちに、自分の仕事に関するこだわりについて語っていて、そのプライドと、一生懸命さがよかったんです)、食後、レシートに書かれた、「かもねぎ」という略称に一人で受け(笑)。

同じ地下道の福家書店で、川原由美子の「観用少女」を買い、週刊ヤングジャンプを買い。
お部屋でのんびりと、コーヒーを飲みつつ、読んでました。
ヤングジャンプは、弟からのメールで、「いまでてる号の『スカイハイ』が猫の話だよ〜」と知らされたので、買って読んだんですが…。
猫飼いの心くすぐりまくりの泣ける話で、イズコさんはあいかわらずいいひと(番人だ)し、部屋でひとりすすり泣きして読みました。
まあ簡単にいうと、連続殺人犯の若者に殺された猫飼いの女の子と、その愛猫の話なんですが、ひとり地上に残された猫が、飼い主の女の子(死んでる)を見守る目が、保護者のようで優しいのです。死後の「生き方」について諭すしなあ。
猫の絵も、リアルかわいくて、よかったです。

「観用少女」は、オーナーを自分で選ぶ不思議な少女人形たち(と、オーナーたちとの出会いと別れ)の物語で、これは以前から、いろんな人に勧められてきた、お人形者のみなさんの一押しの少女漫画でして。
まだ全部は読んでいないけれど、この世界はたしかにわかる(笑)。

そう。お人形は天使で(笑)、その笑顔があれば、オーナーは、がんばれるのよ(笑)。肩こりや頭痛がひどくても、寝なくても、作品が描けるのよ。
いつもこちらに向いている笑顔があれば。

…しかし、愛情と手間暇が少女を美しく育ててゆく…って、まんまスーパードルフィーのコンセプトと共通しているものがありますね。

フランシーヌ嬢は、今日も元気です。
このごろ笑顔が前にもまして、不敵な感じになってきました。
この人形の表情は、私が画材ややすりで作り上げたんだけど、こんな笑顔にしたんだったかなあ? かわいいから許しますが(笑)。

「観用少女」たちが着ているような、きれいなドレスを着せたいなあ。
長い長いウイッグも用意して。

明日は、お仕事関係で人とお会いして、そうして長崎に帰ります。
時間があれば、銀座の「天使のすみか」にいきたいけど…無理っぽい。
また今度…。

<猫日記>
留守を任せたうちの母親が、猫二匹をあわせてみたら、たまにけんかをしつつも、家で共存しているそうです…。

よかったけど。
ほっとしたけど。

おかーさん。そういう実験をするときは、私にいってからにして(笑)。



2003年12月11日(木) 新宿の夜はふけつつ

十日の朝、睡眠三時間半で、飛行機にのってとびたって。
ポプラ社のクリスマス会に出たり、打ち合わせしたり、桐矢さんとあったりしています。
いま、これを書いているのは12日お昼前。
今日は童心社さんとの打ち合わせがあります。
明日は、同人誌季節風ファンタジー研究会の例会と忘年会です。

フランシーヌ嬢は(笑)、いろんな人にかわいがられて、幸せそうです。
ぱせり子さん作成のドレスを持参していったんですが、桐矢さんもポプラ社N嬢も、楽しそうに遊んでくれて、女の子って、いくつになっても女の子なのね、とか、ちょっとほのぼのしちゃいましたv

今回、お宿が希望のホテルで連泊できなかった(部屋が空いていなかった)ので、いまは初めて泊まる歌舞伎町のお宿にいますが、なんかこう…でそうな雰囲気なんだけど、とりあえず、人形が魔よけです(笑)。24時間目を開けていてくれるし。
お人形と今回の旅行については、また別に語ります。ネタたくさん(笑)。
ポプラN嬢は人形の写真とるのが、映画監督のように上手でした。

しかし、歌舞伎町って、はじめてきた…。
すごい。小説みたいな街だわ(笑)。
夕べひとりで歩いていたら、なんか外国の人に何かを手渡されそうになったんですけど、あれってなんだったんでしょうねえ。なんかどうしても、いろいろドラマチックな(笑)想像をしてしまいます。

猫のことだけが気がかりで、日に何度も家に電話を入れています。
麻生さん、メールありがとう。うれしかったです。なんかいつも心配してもらっちゃってごめんなさいです。
とも子さんも。メールにお返事し損ねたままですみません。
今夜、某氏にあうので(笑)、伝言します。

東京での日々は、毎日忙しいし、足腰肩が痛いけど、ひとつひとつのエピソードが、きらきら光るかけらみたいです。
あいたくても会えない人が多いのが残念ですが、来年は、年間かなりの回数、東京に行くことが決まっているので、きっといろんな方とお茶したりできるな、と、わくわくしています。
東京&関東地方在住のみなさん、来年はあそんでやってくださいね〜



2003年12月09日(火) できた〜!

夜の九時前に、108枚で、第一稿が終わりました。
それから、童心社N嬢に電話をかけて(夜遅くにごめんね)、会社にメールに添付で、原稿を送ることに。
ささっと読み返しましたが、なかなかおもしろいんじゃないでしょうか?
どこまで子ども読者が笑ってくれるか、楽しみです。

晩ご飯をゆっくりいただいて、お風呂にゆっくり入って。
明日の準備をして。オークションを携帯からのぞいたりして。

今は湯上がりで、ほかほか気持ちいいです(^-^)

今夜はこれから、素敵なお荷物を、一つ開けます。
ぱせり子さんから、うちのフランシーヌさん&サアラさんにいただいた、手作りドレスです。
箱のラッピングからして、超かわいいんですけど、どうしましょう?

幸せな気分で眠って、明日は朝から東京に向かう予定です。

<猫日記>
レニとりやと、別々にわけて暮らしていると、いっぴきいっぴきと密につきあうことができて、これはこれで楽しいかも、という気も少々。
こういうとき、自分はいつもどこででも、+方面の要素をさがすのが得意なんだな、と、おかしくなったりしますね。



2003年12月08日(月) 進行状況つづき

80枚。
これから若干の説明と、クライマックスとエンディング。
…120枚くらいになるかなあ?
予定通りにいけば、明日(九日)第一稿完成になりそう。

あとは、十日にホテルに持っていって、しあげようかな?

いろいろメールいただいてます。
お返事かけなくてすみません…。

かもめ亭でちょこっと盛り上がってますが、執事セバスチャンの元ネタは、やはり、「ハイジ」なのでしょうか?
いわれてみると、説得力ありますね〜。
megmegさんからも、そういう主旨のメールをいただきました。
(ほんと、メールにお返事書けなくてごめんなさいです〜。毎度ありがたく、楽しく拝読してはいるんですよ〜)。

では寝ます。九日朝三時半。

<猫日記>
今回、東京には、十五日まで滞在する予定で、新宿のきれいなホテルを予約しているのですが、猫になにかあったら、キャンセルして、いつでも飛行機で帰る覚悟を決めました。
お金がもったいなくはあるけど、猫にはかえられないし。
十三日の季節風ファン研の忘年会には出たいから、一度長崎に帰って、また東京に戻るかもしれないな…。荷物ホテルに置いていけばいいや。

<香水日記>
ここ数日、眠いので、眠気覚ましに、ロードトラント。
バラとコーヒーとバニラと木の香りなんですが、大量にカフェインをとったかのように、一気に目が覚める不思議なフレグランスなので(^^;)

真夜中には、気分転換に、オンブル・ブルウも少々。



2003年12月07日(日) 進行状況

48枚。
なんとか百枚で終わらせて、あとで削りたい。

三枚目で設定していたはずの、王子ミシェールが、いざ描いてみたら、すごくまともなヒーロータイプの美少年になってしまったよう(^^;)
まあこれはこれでいいかな、と思っていますけれど。
子どもよりも、大人受けするキャラクターかもしれません。
バラの花しょったロマンチストな美少年です(笑)。

究極の執事セバスチャン&彼の古き友の錬金ロバは、まああんなものだろうと。
しかし、「執事といえばセバスチャン」というのは、どこのなにが原典なんだろう?

<猫日記>
猫たちが顔を合わせないように、二匹を部屋の扉で隔離してます。
時間を決めて、キッチン(猫の好きな出窓がある)に交互にだしたりして。
レニはいまはすごく落ち着いて、ついでに「戸で仕切られた状態」にあっけなく順応しています。
朝、私が起きると一緒に起きて、部屋の扉の前で、「向こうに行くんだよね」と、ふりかえる顔がかわいいです(^-^)



2003年12月05日(金) 新シェーラ3書き始めました

いろいろ逆算してゆくと、ここ数日で書き終わらないと間に合わないと今更気づいたので、本日スタートです。
今回は、まあ「泣いた赤鬼」です。
そう童心社N嬢に電話で説明したら、「どんな話なんですか〜?」と聞き返されちゃったけど、「それはねえ」と話しかけて、ここで話すと、書く楽しみがなくなるのでやめました。
編集の人もふくめた読者さんをどきどきはらはらさせるために書いてるので、ネタをばらしたらつまらないじゃないですか(笑)?

で、書きたての出だしだけ。文章はまだ荒いけど、こんな感じ↓

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.旅立ちって思ったよりも
 さて物語は、二人の王女と二人の王子が、子どもだけで旅立った、あの夜の続きから始まります。
 四人をのせた飛行船は、さばくの世界の東の果て、シェーラザード王国の上空を離れ、金銀に水晶のかけらがきらめく砂の海を越え、順調に飛行を続けていました。
 そしていま、飛行船は、雲の海を抜け、朝の光が満ちる空を、かろやかにプロペラの音を響かせながら飛んでゆきます。
「わあ、すごい」
 黒い髪に赤い瞳のルビーひめは、水晶の窓におでこをくっつけて外を見つめました。まぶしさに目を細めながら、流れてゆく雲の群れと、空の青さに見とれます。その肩に乗った子猫の魔神フルハールも、雲が通りすぎてゆくのを、ひたすら目で追っています。
「ほんとすげえなあ」
 こちらも黒髪の美少年、ハッサン王子は、昨夜寝そびれたまま乱れた髪をなでつけながら、楽器を手に取ると、床に座り込み、何やら弾き始めました。
「朝のコーヒーとか、どうかな?」
 部屋のすみのキッチンでコーヒーをたてていたジュドル王子が、いつもの通りのにこやかな笑顔でコーヒーを持ってきます。うしろからちょこちょことしゃべるイタチのチニが、前足で、角砂糖をつみきのように重ねて遊びながら、運んできました。
「……信じられない。ゆうべからぜんぜんねてないはずなのに、みんなよく元気よねえ」
 寝不足で目の下にくまができたサファイヤひめが、金色の巻き毛をからまらせて、毛布を引きずりながら窓のそばに来ました。宝石のような青い目をしぱしぱさせて、ジュドルに、
「ところで、ねえ、この飛行船、どこに向かってとんでるの? で、こんなにずーっと飛び続けていて、燃料とか大丈夫なの?」
 と、ききました。
 その疑問をきいて、ハッサンとルビーは、自分たちは全然そんなことを気にしていなかったということに気づきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

書いていて思ったんですが、びみょーにランサム風味かも?
複数の子どもたちが、わいわいでてくる話って、楽しいですね。
前作のシェーラたちは、けっこうみんな業を背負っていたので、明るいシーンを書きながらも、どこか暗かったんですが、今度のお子様たちは、あんまり深刻な闇を背負っていないので、かろやかで元気で、これはこれでおもしろいなあ。

今回は、及川光博がモデルの(笑)、ミシェール王子&究極の執事セバスチャンが登場する巻なので、そのへんも書くのが楽しみです。
このお話は、数日のあいだに書き上げる予定で、逐次、掲示板や日記に、進行状況を書いてゆくつもりですが、三月の刊行に向けて、とにかくがんばりますね。

正直、今回、物語はできあがっているので、そのへんは楽勝なのですが、体力との戦いです。

<猫日記>
今日は、りやとレニで、家を半分にわけて暮らしてもらっています。
レニはもう普通のレニなんだけど、りやが、完全にレニを家から追い出したいような目になっているので、困ったものです。
これはやはり、「レニをつれて家を出なさい」という運命の暗示なのかなあ?
他にもいろんな事柄が、私が独立するのに向けて流れを作るように動いているし。運命がそっちに向かってるんだろうなあ…。



2003年12月04日(木) 猫飼い悩む

今日は校外学習の中学生たちにあって楽しくお話しし、そのあと、来週の東京行きのチケットを買いに行き、同時に頭の中で、締め切りが迫っている新シェーラ3について考えていたわけですが…

家に帰ってきたら、私の帰宅を喜んだ猫たちが、家中を走り回った後、れいによって、レニがパニックになるし(涙)。
きっかり二時間で元に戻ったと思ったら、今度はりやが、素でレニに対して威嚇するようになっちゃって、するとりやに威嚇されたレニが、あっというまにパニック状態に逆戻りするし。

で、今は、りやの方をケージに入れてます。
りやにちょっかいかけられなくなったレニは、数十分で普通に戻りました。

でも今、ケージ越しににらみあって、うなりあってるし。
小心者りや子がうなる声は、初めて聞きました。

今夜はこのまま、りやをケージで寝かせて、一晩様子を見るしかないでしょうね。りやはかわいそうだけど、お互いに頭を冷やしてもらおう。
一晩たって、状況が改善してなかったら、ケージに入れる猫を逆にしてみよう。それでまた様子を見て…。
よその猫をもらってきたときの、先輩猫とのなじませ方の応用ですか…。

今朝までは、一緒に私のベッドで寝ていた猫たちなのに〜。

これで二匹の猫が落ち着かなかったら、来週の東京行きはあきらめるしかないかも。

やっぱり、私がレニ子をつれて、この家を出るのが一番いいのかな。
レニいっぴきだけだと、パニックになることはないから。



2003年12月01日(月) ビヨンド パラダイス

日曜日は、実は、いつもいくデパートのカウンターのBAさんが、カウンターを離れる最後の日だったので、どうしてもあいにいきたかったのです。
それで、頭痛の中、根性で、浜の町へ。
あの日は最高に気分が悪かったので、バスに乗りながら、
「あーやばい…。マジで倒れるかも」とぼーーっと思ってました。
それはそれで会話や日記や小説のネタになるからいいやと思いつつ、ふらふらしながら、くだんのカウンターへ。

私の担当の彼女は、ちょっと席を外していたのですが、先輩BAさんが内線で呼んでくださると、ダッシュの勢いで走ってきてくれました。
クリスマス風の制服をきてて、かわいかったです。
思えば、最初にあった一年と数ヶ月前。彼女はまだ実習生で、私はお化粧初心者でした。彼女からいろんなことを教わったのです。ブラシの使い方から、アイシャドウの上手な乗せ方まで。会話が上手で、きれいな日本語を使えるお嬢さんでした。
ふたりで思い出を語り合い、幸せと健康を祈りあって別れました。
最後に、フレグランスのビヨンド パラダイスを記念に買いました。
楽園をイメージしたフレグランスで、花と果実の香りがする、甘くかわいく、でもしっかりエスティなシックさのあるお品です。
パルファムを買ってもいいなと思ったのですが、瓶がオーデパルファムの方がかわいかったので、そちらに…。
思えば、私にとって、「楽園」は、この一年のキーワードだったような気がします。今年とそして、やはり楽園がキーワードだった、ルルー7を記念しての購入でもありました。

で、デパートを出た後、近くのアクセサリーやさんで、人形フランシーヌ嬢のための付け毛を三種類ほど購入。人間用の金髪の付け毛が、彼女のデフォルトのウイッグの色とよくなじむので、使えるんですよ。
もう一度デパートに戻って、デパ地下でお総菜をゲット。

それから家に帰って、なんとか夕食を食べたものの、頭痛は収まらず、頭痛薬と安定剤を一緒に飲んで、寝ました。

翌月曜日。朝起きても、まだ頭痛は治ってなくて、しかし、あちこち連絡事項があったもので、ベッドの中で、携帯メールでやりとり…。ありがとう、F2051。FOMAじゃないと、仕事の連絡はできないよ。

昼下がり、掲示板をみたものの、目がちかちかするので、以後、ネットはお休みしてます。今は、sig2のちっちゃい画面からこの日記を書いてます。
日記は、楽しみにしている人とか、かかれていないと心配する人とか、リアルで知っているので、書かないわけにはいかないです(笑)。

そういうわけで、やや病人モードに入っていますが、杏実さんのお原稿の添削と、マスケッターさんの「掛け布団は慈悲深く」拝読は、終わりました。
それぞれに感想を伝えなくては…。

その前に、一言だけ、ここに簡単な感想を書くと…。
杏実さんの原稿は、まだまだこれからの荒削りなものでしたが、直しようでまとまってきそうです。やはり、「さみしい」思いが物語の核になる人なのかな?
もっと痛くなるほど、「さみしさ」をつきつめていきましょうね。

マスケッターさんは、「生きている布団一族」という設定に、まず度肝をぬかれましたね〜。こんな不思議なお話、思いつく人はまずいないでしょう。さすが、マスケッターさんです。あと文章が上手で、味とウイットがありました。課題は、構成かなあ。でも、おもしろい本でした。私も掛け布団さんにあって添い寝してほしいです。敷き布団さんはパス(笑)。

現在、火曜日のお昼少し前。だるだるなので、もうちょっと寝ます。
あさっては、校外学習の生徒さんたちにあわねばならず、そのあとは新シェーラ3の原稿かきがあるので、少しでも休んで、復調せねばなりませぬ。


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chayka [HOMEPAGE]