懐かしい味 - 2002年11月29日(金) 今日は,諸事情によって,少しだけ,実家に戻りました. たった,2週間ぶりくらいなだけなのに,ずっと長いこと会っていない気がします. こういうところは,まだまだこどもです. 実家に帰るついでに,夕食を食べて帰るといった私のために 母はいろいろな料理を作っておいてくれました. どれも,懐かしい味です. 今のまま,この生活を続けていれば 「一人暮らし」 といいながらも,いつでも帰れる距離にある実家を感じつつ暮らしていくことになるでしょう. でも,もし,今私が選択しようとしていることを選べば. あの懐かしい味を食べることができなくなる. 踏み出せないでいるのは 意外にも,そのせいだったりするんです. - 久しぶりの,声 - 2002年11月28日(木) 懐かしい人から電話がありました. 私の元・同期です. 彼と連絡をとらなくなってから,ゆうに1年は経つでしょうか. 相変わらず,人に気を使っていることが分かってしまうので,こちらも思わず気を使ってしまうという,妙な会話が続きます(笑). 今思えば,彼は私の「兄」に近い存在でした. たくさん迷惑をかけました. ほんと,よく付き合ってくれたよなあ,とイマサラながらに,思います. でも多分,逆に,彼にとって私は,何の役にも立たなかったのでしょう. 私が,もう少し大人であれば,彼の役に立つ子ともできたかもしれない. 明るく笑って,細かいところに気を使って. そんな彼だから,きっと疲れてしまったんだろうな,と思います. でも,本当に,久しぶりに君の声をきけて,嬉しかったよ. それだけは,本当なんだ. - 「やらなきゃいけないこと」 - 2002年11月27日(水) なんだか,冗談でもなく,本当に「忙しい」日々を過ごしている. 「やらなきゃいけないこと」が小分けで来てくれたらいいのに,と,去年あたりからずっと思っていた. でも「やらなきゃいけないこと」は怒涛のように押し寄せてくる. 「やらなきゃいけないこと」の期限はいつもニアミスで. だから,ある一定期間だけが忙しいのだけれど,それをやり過ごすと,また違った「やらなきゃいけないこと」が押し寄せてくる. なんだかよくわからない内容なのは 「やらなきゃいけないこと」のために コンランしてるんです. - 「時間」の感覚 - 2002年11月26日(火) いつからこんなに,「時間」を感じるようになっただろう? 確かに学生のころは,夏休みの最後の日になって 「夏休みって長いようで短いよなあ」 って思っていたけど. それでも,今のように,一日一日を早く感じることはなかった気がする. 朝会社に行って,気が付くと昼で.昼食を食べてまた仕事をはじめて. そしたら今度は気づくと夕方で. 「ああ早く帰りたいなあ」って思って仕事を続けていたら,気づくと9時過ぎていたりする. 社会人になりたての頃は 「仕事に集中してたんだなあ」 って思えたけれど. 今はちょっと,危機感すら,覚える(笑). 無駄に,時間を過ごしていないだろうか? そんな焦りすら覚えて そしてまた,自分の「これから」に迷いだす. - ズル休み - 2002年11月25日(月) なんだか,ここ2,3ヶ月ほど,いらいら,いらいらしている自分がいます. 原因は,もうわかっています.ここまで厄介だとは思っていなかったけれど…. いい人ではあるんですけどね. で,ここ2,3日,槙原ノリユキの「ズル休み」という曲を繰り返し聞いています. この曲は,私がつらくてつらくて仕方がなかったとき,私の同期がカラオケで歌ってくれた曲です. もうその同期はいないけれど. 「人は必ず誰かに 愛されてる といえるよ だって 僕は今でも君を とてもとても 好きだから」 あの子のことを,思い出すわけではありません. この間も書いたとおり,確実に.本当に今度は確実にそれは「思い出」になったと思うから. それでも,この曲を聴いて切なくなるのは まだ好きだからだとか,そんなんじゃなくて 懐かしい気がするから. 「恋人が今いなくても 『いる』とどうか 嘘をついて 僕も 『幸せでよかったね』と 上手く嘘をつくから」 そう,ただ,懐かしいだけ. - のんびりとした休日 - 2002年11月24日(日) 今日は久しぶりに,自分の部屋で1日過ごしました. 何ヶ月ぶりかの(!)そうじをして終わると,夕方,というよりも夜でした(笑). まあ,始めたのがほぼ夕方近くだったのですから.仕方ありません. 取りだめしているビデオは,出張の間のドラマ以外は,まだ見れてません.出張の間のビデオは昨日見たので. 本当は見たい映画もたくさんあるのに,なかなか見れていないのが現状です. のんびりした休日は,気づくともう,終わってしまうんです. - 東京最終日:もしくは,もう大丈夫 - 2002年11月23日(土) 今日で,東京も終わりです. 昨日は,友人の部屋に泊めてもらったので,かなりゆっくり昼過ぎまで寝ていました.もちろん,二人とも. 夜遅くまで,いろんな話をしたからでしょう. 朝食,というよりも,すでに昼食ですが,彼女が軽食を作ってくれました. 彼女は,一人暮らし歴が長いせいか,作ってくれる料理はいつも,私を感激させてくれます. 今回も,キャベツに大葉を混ぜたサラダにいたく感動しました. キャベツのサラダは少し苦手だったので,これは嬉しい発見(といっても私がしたわけではないのだけれど)です. 本当は,夕食は食べずに変える予定だったのが,ついつい長居して,結局夕食を食べて帰ることになりました. 危うく,あのままくつろいでいると,もう一泊するところでした(笑). 久しぶり,というほどでもないのだけれど,多分,今回ほど気持ち的に楽な東京はなかった気がします. 電車の中や液で,周りを見回すことも ふと,気づくとあのことのことを考えることも そしてもちろん,会いたくなることもなく. ああ,ようやく抜けられたんだ そう感じました. 何十回となく繰り返した言葉を 本当の意味で使えるんだと思いました. もう,大丈夫 - 東京三日目:久しぶりの,友達 - 2002年11月22日(金) 今日で東京での仕事も終わりです. まあいろいろありましたが,なんとか無事に終わりました. いきなり,今日は上司の都合でインタビュー相手を接待(といってもランチをいっただけ)したりしなければならないときもあったけれど,まあ,なかなか上手くいったほうでしょう. 仕事が終わってからは以前,専門学校で一緒だった人が東京にいるので,泊まらせてもらいます. 8月以来,約3ヶ月ぶりです. その人は私よりも年上ですがあまり年上だとは思えません(笑). でも,しっかりしているし,常識もあるし,映画や本もよく知っていて,とても楽しくて,いろいろ勉強になります. やっぱり久しぶりに会う友達って,楽しいですねえ. - 東京二日め,もしくは気分がいい日. - 2002年11月21日(木) 東京,二日めです. 取材の後,仕事がらみのメーリングリストのオフ会に参加しました. そこで,とても懐かしい人に会いました. 以前,うちの会社にいた人です. 私が入社したころに,私が今受け持っている雑誌の編集長をしていた人. 「スマート」という言葉がぴったりくる,女性社員からの人気度NO.1の人でした. この人が会社にいたときは,ほとんど話したことはありませんでした. 会えば会話くらいは交わしますが,それも二言三言です. でも,今日は多分今まで出一番よく話しました. 私が今担当している雑誌のことや,会社のこと もちろん,医療関係の話も. 私にとっては,憧れの存在でした. 男性,という意味ではなくて,編集者として. 少し,浮世離れしているようなところはある気もするけれど(笑). でも,企画力という点では,抜群だった気がします. そして,編集へのこだわりも. なんだか,今日は気分のいい一日でした. - 何度目かの東京1日目 - 2002年11月20日(水) 何度目かの,東京出張です. さすがに新幹線で,一生懸命窓の外の景色をみることもなくなりました. 新幹線からの風景が,「見慣れた景色」とまではいかないけれど「懐かしい景色」ではないことは,確かです. 本日は病院の取材. ここの看護師サンタちのパワーはすごい. まあたいてい,取材に幾度この病院でも,それなりのパワーを持ってはいるんですけれど. あまりにも大きすぎて,未だに私の頭の中では相関関係(?)が理解できなかったりします. それでも,規模の割にはきちんと(病院なんであたりまえっちゃー当たり前なんだけれど)統率がとれていました. 新人のころは,東京に出張にきても,あう相手は決まっていました(笑). 東京にいる知人が少ないせいでもありましたけれど. 今は,というかここ1年の間に東京の知り合いが増えました. だから,今度は限られた出張期間の中で誰に会うかが問題になってきます(笑). 本日は,以前私がインタビューをしたことからお会いするようになったフリージャーナリストの方たちとご飯を食べに行きました. 私中では,到底ついていけない国際情勢を,面白おかしく話してくれました. あまりにも裏話過ぎて「こんなの聞いていいのかなー」というものも,あります(笑). それでも,楽しい夜でした. 東京にいることが,苦痛ではなくなった,それも一つの原因かもしれません. - まあ,とりあえず,責了 - 2002年11月19日(火) 今日は責了でした. まあ当初懸念されたばたばたもなく,比較的穏やかな責了だったような気が…します.多分…. 責了にまつわるあれこれのために,家ではまともに何もできず,結局明日からの出張の準備も,まだです. ああ,早くやらないと…. グチって,「聞いてくれる人」がいるから出るもんだなー. と今日は思いました. 帰り,私が入るまで,今の私の上司と組んでいた同僚と帰りました. 話はやっぱり,今の上司の話です. 一緒に仕事をしていた彼女だからこそ,分かってくれるのでしょう. いろいろ考えると,以前の上司はとっても「上司」らしかったんだなあ,と…. はあ.まあ,いろいろあります. とりあえずは,明日から東京です. 懐かしい人に,あってきます. 楽しみだなあ. - ビートルズにまつわるあれこれ - 2002年11月17日(日) 今日はポール・マッカートニーのコンサートに行きました. 言わずとしれた,大スターです. しかし,私は彼のことを「ビートルズのメンバーの一人」程度の知識しか,持ち合わせていません(笑). そのビートルズも,超有名な曲くらいしか知らないし(罰当たり…?) 学生のころ,イギリスに言っていたとき,授業でビートルズの曲を使いました. 「LUSY IN THE SKY WITH DIAMOND」 という曲です. 歌詞を穴埋めにして,曲を聴いてその穴埋めの個所を埋める,というものです. そのときの,私の好きな相手はロシア人の男の子でした. 彼と私はペアを組んでいたのです. 彼は,超音楽好きで,「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」も,彼から教えてもらいました. 彼は,このビートルズの曲を「LSDを賞賛していると言われた曲だよ」と教えてくれました. それが本当なのかどうかは,今もってなぞですが. 今回のコンサートでは,その曲はしなかったけれど. 私でも知っている,超有名な曲を何曲かしてくれた. 圧倒的だったのは,ステージ美術. 何台ものモニターを時には8分割,16分割,25分割などにして,そこに白黒のビートルズのコンサート模様を写したり,映画の一幕を流したり. 曲にあわせて背景を入れたり. とてもお金がかかっているけれど,私自身にはとても興味深い「画」でした. ポールの歌がどうの,というよりは,「ビートルズ」という「歴史」のほうを重く感じたコンサートだったような気がします. それでも,やっぱり行ってよかったな. - 正念場 - 2002年11月14日(木) 前売りを買っていたのに,見にいけなくて,京都でやっているというのでそれに行こうと思っていたら実はその映画のチケットは,大阪の映画館限定だった…. まあ京都へ行く前に気づいてよかったけれど. 映画に行くつもりで早く帰ったので 本当に,今日は久しぶりに6時代前半に家に着きました. といっても,何かをしたわけではありません. ついついそのままベッドに倒れこみ,気づくと九時. 結局,いつもの時間です(笑). 仕事は,そうですね.正念場,というところでしょうか. 忘れていた仕事が合って,それが旧に入ったので,帰り際は本当にばたばたしました. 映画のチケットに早く気づいていれば,本当はもっとゆっくり,片付けたかった仕事も片付けられたのでしょうけれど. でも,ここのところ,疲れていたので,これは神様が与えてくれた休息かもしれません. と,いいように解釈しておきましょう(笑). 明日はきっと,残業が決定です. 正念場,っつーことです. でも,来月もくる「正念場」ですけれど(笑). - 何かを生み出すための苦しみ - 2002年11月13日(水) 苦しんでいます。 いえ、上司への対応にではありません(笑)。 久しぶりに書く、施設取材の記事です。 どれくらい久しぶりかというと、約8ヶ月ぶり。 異動後にはあまり取材に行っていなかったので,当たり前といえば当たり前です。 確か、久しぶりに学会記事を書いたときにも、同じように苦しんだ記憶が…。 やっぱり、記事はコンスタントに書かなければなりません。 でもまあ、来年までは、月に1本は書くことになりそうです。 先月の取材記事もまだ書いていないし、今週から毎週末、12月頭まで取材が入っていますから。 自分で首をしめることになりかねないのはすでに気づいていますけれど(笑)。 「何かを生み出すための苦しみ」 なら大歓迎です。 だって、きっとこの苦しみが、この先の私にきっと役立つから。 さて、記事を仕上げましょう。 とりあえず、いろいろな雑音は、シャットアウトということで. - 演技 - 2002年11月12日(火) よく働くなあ、と最近自分でも思います(笑)。 いえ、それが普通なんでしょうが…。 今期はよくドラマを見ています。 おかげで,仕事の後にはあまり遊びにいけません。 先週、ちょこっと面白くなくなってきた「アルジャーノンに花束を」 今週は割と面白かった。 主人公が、過去の自分と向き合いながら、そこに浮かぶ感情に悩むシーン。 ユースケサンタマリアは,どれくらい、このシーンに悩んだんだろう。 主人公が「演技」してみれば、それだけでこのシーンは台無しになってしまう。 けれど、一瞬見せた彼の表情は、とてもすごかった。 かっこいいとか、悪いとか、上手いとか、ヘタとか、そんなんじゃなくて、 自然な表情。 彼は、とてもよくこの役柄を理解しているんだと思った。 いずれ、終わりがくる「夢のような生活」 誰よりもそれが理解できるから、「おわり」を感じる恐怖。 次回の彼の演技の見所としては、そこかな,と。 - 仕事以外のエネルギー - 2002年11月11日(月) 思うように仕事が進まなくて、というか 「予定通りにちゃんとやることやれよ」 と,いらいらしてしまいます. 予定って、「実行する」という意志がなければ 「単に書いただけで自己満足する」 夏休みの予定表みたいなもんなのに。 誰か「予定表を書く」ってことは 「予定通り進めるための目標」 だということを,あの上司に教えてあげてください。 何でそんなこと、イマサラ部下の私がいわなきゃいけないんでしょう…。 っつーか、上司が言ってもいい言葉なはずなのに。 はあ.仕事以外に使うエネルギーが多すぎる…。 - ゆっくりしたい - 2002年11月10日(日) 本日は仕事に行ってきました。 休日出勤というやつです。 以前は、休日出勤をしても、結構人がいたのだけれど 今はあまりいません。 以前は,残業をしても、結構人がいて 夕飯の出前を一緒にとって食べたりしたのだけれど 今は、そういうこともなくなりました。 人がいろいろ変わるうちに 会社の雰囲気も変わってきました。 それとも、会社自体は変わってなくて 私が変わったのでしょうか。 ああ、ゆっくりしたいなあ。 - 成長したワタシ - 2002年11月07日(木) 本日は、査定のすり合わせでした. つまり、今年の4月に立てた目標について、10月までの時点での上司からの中間評価の報告ということです。 まあ私の場合は可もなく不可もなく、っつー感じです。 だって、4月以降といっても、私が今の編集部で実質仕事を始めたのは6月からだし。 それでも、私の情報収集能力は高く評価してくれていたようです。 で,すり合わせをした上司というのは、私の直属ではなく、所属するかの課長。 「何か問題とかある?」 と聞かれて、迷いましたけれど、いいました。 今の上司の忘れっぽさについて(笑)。 いえ、そんな直接的には言っていないのだけれど。 著者からの連絡をとめてしまったり 訂正後の突合せをしないまま、ミスが続いたり。 当たり前といえば当たり前ですが その上司自身に、「どれだけ大変なことか」という危機感がないために,その課長への報告がないままです。 つまり,仕事の中身の重要度が理解できていないということです。 ああ…たいへん。 いい人なんだけどねえ。 でも基本的に、その課長は何かをしてくれるわけではない。 それを期待するわけではないのだけれど 「こういうことがありますよ」 と報告しておくだけで、いいんだと思う。 私ひとりで背負わなくてもいいんだから。 私、成長したかも(笑)。 - 学習能力のない上司 - 2002年11月06日(水) 今の編集部に正式に配属になって、5ヶ月がたちます。 毎月、いえ、毎週毎週もう何度も繰り返してきたことが未だにできないのは どうしてでしょうか。 うちの会社は、ボーナス時期になると、この半年の振り返りをします。 部下は上司から評価されるのですが、どうして逆はないんだろうと,今の編集部に来て切に思います。 何度いってもできない しかも、あまり反省もしなさそうなので、さらにまた繰り返す。 学習能力はないのか? 結構厳しく言ってるときもあると思います。 それでも、できないのはどうしてでしょう。 何のかんのと言い訳をしつつ どうしてなんでもない編集作業ができないんでしょうか。 - 仕事の仕方 - 2002年11月05日(火) なんだか、久しぶりに仕事をする気分です。 3日ぶりなだけですが。 以前とは違う印刷所になって 「印刷所のレベル」 に結構苦しみます。 指示と違って上がってくることはしょっちゅうだし 違うデータが来ることもあるし 果ては上がってくるまでが遅いし。 例えば、私たち編集者が同じようなことをするなら 論文と著者が違って 全然本文と関係のない図や表が載っていて 果ては発売が遅れるようなものです。 そんなことになったら一大事です。 考えると、今度の印刷所の人たちって エライ仕事の仕方、してるんだなあ。 - 忙しい日 - 2002年11月03日(日) 本日はフリペの打ち上げの日でした。 打ち上げ、といっても 「わーっ」 って騒ぐんじゃなくて 地道に反省会・・・?みたいな(笑)。 いろいろ、真面目に話したり わはははと、笑ったり。 今日は感情表現に忙しい日でした。 - 心の傷跡と忘れられない過去の処理の方法 - 2002年11月02日(土) 「心の傷跡も 忘れられぬ過去も」 テレビの歌番組を見ていてそんな歌詩にひっかかりました。 心の傷跡なんて、誰にでもあるものだし 忘れられない過去も、皆持っている。 多分違うのは、それぞれを皆一つずつ、どう処理していっているんだろうかということ。 ある人は、思い出に残るようなものを全て捨てて、見ずにすごそうとするだろう ある人は、「そんなときもあったよね」っていつか笑えるときまでしまっておくだろう じゃあ、私はどうだろう? 思い出の品を全て捨ててしまえるほど、私は強くなくて 「そんなときもあったよね」ってもう笑えるほどの勇気もない。 忘れたと思っているのは 「忘れたい」をごまかしているだけのような気もするし 「思い出」だといいきることはできるのに 「忘れたくない」という思いが引き止めているだけのような気もする。 今日は一日悪くない日だったはずなのに 一日の終わりに、泣きたくなるんです。 - だから舞台は面白い - 2002年11月01日(金) 以前うちの会社にいた後輩からメールが来て 彼女の知り合いがやっている劇団の舞台を見に行ってきました。 そこの劇団は「言葉」をとても大切にする劇団ということで 結構楽しみにしていました。 ここ最近は結構大きなホールの舞台ばかり見ていたので 久しぶりの本当に手の届く距離(出さないけれど)に舞台がある小劇。 役者の表情も、ダイレクトに客席に伝わる良さ。 「やっぱり、舞台っていいよなあ」 と再確認しました。 さて、舞台の感想ですが いろいろな恋愛模様が絡まっていて、そこを上手く混乱させずに持っていく手法は とても興味深かった。 脚本がしっかりしていて、セリフも、悪くない。 ただ、いかんせん役者のセリフのテンポが速かった。 つまり、皆早口だった。 だからスピード感はあったし、緊張感もあるけれど そこと対比させるはずの「間」の部分が、あまり生かされない。 だからどこかすべてが上滑りしていくように見えてしまう。 ああ、もったいない。 でもまあ、今日が初演だということで、皆どこか緊張していたのでしょう。 これから、楽日まで多分この芝居は良くなっていくのだと思う。 舞台はだからこそ、面白いんだと思う。 -
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