きりん手帖
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2004年03月18日(木) 背中

娘が週末のマラソン大会で1.5kmを走るという。
海岸での練習につきあうことにした。
1.5kmの距離感がわからない。
砂浜のはじからはじまでくらい?と見当をつける。
ちらっと一緒に走ろうかとも思ったがベビーカーは砂に埋まる
ので(笑)おとなしく出発地点で待つことにした。

「じゃね。行ってらっしゃい」
のんきに送り出す。
「はじっこまで行ったら帰ってきてね」
「わかった。ばいばい」

走り出した娘の背中がどんどん小さくなる。
どんどん、どんどん、どんどん、どんどん。
豆粒より小さくなり、ついに見えなくなった。

いや、実際には見えているんだろうけど、きりんが
乱視&近視だからね。

どこに行っちゃったんだろう。
にわかに不安になるきりん。
何秒くらいたったろう。
必死で目をこらしているうちに、また小さな点がこちらに向かって
大きくなってきた。
まだちゃんと走ってるよ。

やがて点は娘の姿となり、きりんのもとに到着した。
「おかえり〜」
「ただいまー。あーつかれた〜」

きりんの娘。ただいま7歳と1ヶ月。
あと何年かしたら、本当に自分ひとりで走っていってもう戻って
こないんだろうね。



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