西方見聞録...マルコ

 

 

熱闘!郡山三の丸会館:おKちゃん五色百人一首大会、かく戦えり - 2013年02月03日(日)

 この日は大和郡山市の三の丸会館で行われた五色百人一首大会に、おKちゃん初出場でございます。

 五色百人一首とは百人一首を五つに分けて、各二〇枚ずつの札で対戦する小学生向けにアレンジされた百人一首です。

 我が家では正月以来、ちょっと百人一首ブームです。1号さんの高校受験であんまり派手に遊び歩けないので家で暇しているおKさんの格好の遊び道具として活用させていただきました。そんでおKさん、さすが現役小学生なので、頭のねじの緩みはじめた母よりたくさん札が取れるので、楽しく百人一首に精を出していたら、家庭内で敵なし状態になってしまいました。そんでより強い敵を求めて、今回の大会出場となりました。

 しかし結構な人気です。二百四十名の小学生が大阪や、京都、奈良も天川村とか結構な場所から参加しています。大阪や京都の子はクラブチーム単位で来ているようで、おそろいのTシャツきています。この二百四十人が五色に分かれて、さらに高学年の部、低学年の部、初心者の部に分かれて優勝を目指します。おKちゃんが参加したピンクの初心者の部は二〇名が参加していました。

 まずは予選リーグ。




 ピンクの初心者二〇名は二つのリーグに分かれて一〇名ずつで三回戦い、二勝した人が決勝リーグに進みます。おKちゃんはここでは二勝一敗で何とか決勝進出。男の子二人には辛勝したのですが(一人の子とは最後まで競って三枚差で勝ちました)、灰色の服の女の子に激負けしました。強い相手にあたるという当初の目的達成です。
 一〇人のリーグからは四人が、二〇人のピンク初心者の部からは八人が決勝に進出しました。
 予選で上の句がしっかり把握できていない子はいなくなってしまうので、決勝トーナメントは決まり字対決とまでいかなくても上の句勝負になります。

 おKちゃんは予選で負けた灰色の服の少女を探しました。しかし彼女は決勝には出ずに棄権して帰ってしまったようでした。

 で準々決勝、準決勝を戦います。対戦相手は、なんと双子の兄弟です。一人倒しても同じ顔の洋服までおそろいの兄弟君が立ち向かってきます。でも二人とも倒させていただきました。

 そして決勝!すでに初心者の畳の上にはもうおKちゃんと対戦相手しかいません。(あ、奥のほうで低学年の部と高学年の部が決勝戦してますね)




 決勝戦の対戦相手は予選リーグでおKちゃんが三枚差で下した少年でした。おKちゃんは「勝った!」と思いました。相手は「今度こそ!」と思いました。その差がわずかに出て決勝でおKちゃんは敗退。おKちゃんの夏は終わりました。

 でも手ごわい子どもたちと一杯戦えて楽しかったそうです。




 これは表彰式の様子。高学年の部と低学年の部の準優勝者と一緒に賞状と銀メダルをもらいます。他の非初心者の2人は決勝戦で負けた悔しさにボロボロ泣いていましたが、初心者のおKちゃんにはいまいちその悲しみがわからなかったそうです。

 大会運営はあちこちの学校の先生たちが有志でやってくれているのですが、おKちゃんの学校の名物先生M先生もいました。決勝前通りすがりに耳元で「がんばれ」と言ってくれたそうです。
 翌日、ホームルームの朝の会で担任の先生からも「おKちゃんが県大会で三位になりました。」と発表され、「二位ですけど」と訂正したそうです。廊下でM先生に会うと「Kちゃん優勝おめでとう」と言われたので「準優勝ですけど」とここでも冷静に訂正。

 「どこで百人一首の練習しているの?」ときかれたので「家で」と答えると「家で練習して決勝行けるんだ」と驚かれたそうです。子どもの暇つぶしへの情熱をなめてはいけません。

 で、今後も五色百人一首大会に出続けるかと聞くと、札の数が少ないので、次回は競技かるた大会に出たいそうです。え〜っとあと八十枚暗記したらチャレンジしてみましょうか。その前に冬が終わって、お姉ちゃんの受験も終わるから、別の遊びがよかったらそっちでもいいよ。


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見たら語りたくなってそんでつながる場ができる - 2013年02月02日(土)

2月2日、リバティ大阪で以下のイベント「リバティシネマ、みて、はなして、つながろう〜てれれ@シネマがあったので参加してきました。
Re:Cの村上さんがトークするというので、こんなお近く(当社比)で村上トークが聞けるなら行かなきゃな〜と思って、ちょっくり夫あめでお(仮名)に次女おKさんの版画つくり監督業務を代わってもらって行ってきましたよ。

第1部が「多文化の子どもたち」、第2部が「コンドーム」、第3部が「女性労働M字曲線」ってテーマの映像を見て参加者で語る、という場でした。いや、本当に主催者様の狙い通り、当事者ががんばってなんとか内面を言語化して語る映像を見ると第3者である視聴者も何らかの自分の中のこだわりとか思いが引っ張り出されて、なんだか熱く語っちゃいたくなるのだ。その語りによって場が形成されるというのはちょっと実感として理解できた。だって私なんてケニア時代のこととか思わず語っちゃったよ!

てれれ(やRe:Cのあるパートも)がそういう語る場つくりをマイノリティから見た映像によって行う、ということで社会の中で認識されにくい少数者の視点を声にして、形あるものにしてきたのだな、ということがとてもよくわかった。

3つのパートとも大変面白くて1つ1つ熱く語りたいのだけど、春休みに時間取れたらね。

1点だけ強く思ったのは「女性」というカテゴリーのマイノリティはやっぱり数として大きい集団でマイノリティの発信をするとき、人材もノウハウも蓄積が大きいように思った。そこでのマジョリティへの働きかけのストラテジーってのがちゃんとほかの範疇のマイノリティ(例えば外国人市民とか性的少数者とか、障がい者とか)にシェアできる普遍的なものにするのって古くて新しい課題だなと思った。今回参加者の中で積極的に発言してたのが「小学校の先生」という職分の方で、産育休をとって、病気になっても、青年海外協力隊に行っても元の職場に戻ってこれる、っていう職業グループとして学校の先生業界ってすごく大きい。そういう先生業界という人材育成の場が女性だけでなく、外国人や障がい者や性的少数者にもアクセスが保証されるとなんかいろいろ世の中変わるかな、と思った。

いや、やっぱり少数者のコミュニティつくりの場としてリバティあった方がいいよ。少数者の声が可視化されるって社会の利益だと思うけどな。祈願、補助金復活。それからリバティサポーター、年度末でお金ないけどがんばってなっとこ。皆さんもよろしかったら。

2月3日も震災関連の影像でやるそうですので関西圏の方は是非。

てれれ http://www.terere.jp/
Re:C http://www.tcc117.org/rec/


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