天王寺通い - 2012年02月26日(日) 我が家からJRで20分の天王寺駅の近くにある天王寺動物園。ここは子ども連れで気軽に訪れやすいので、1号さんが試験前だったり、あめでおさんが入試業務で不在の週末おKさん(小3)と二人で時々デートする。この日はおKさんの級友のAちゃんも一緒に行く。 とにかく天王寺動物園は小学生入園無料なので付き添いの人が500円入園料を支払えば入れちゃう。そして新世界のたこ焼き屋でたこ焼き買って食べればお昼もOKなので(まあ弁当持ってっても良いんですけど)割と安上がりの子どもレジャーが可能な場所ですな。 このアシカさんたちは、飼育員さんを発見して色めき立ってる図です。あわててこの場を去ろうとする飼育員さんに「すごい人気ですね」と声をかけると「僕だってばれちゃうとだめですね。」とファンに正体がばれてしまったスターのような発言をした後「あの大きいのだけが雄であとは全部雌なんです。」とワンポイント解説をして去っていきました。いいな〜子どものスターの動物のスターの飼育員さん。 んで、冬の動物園ってのが微妙に面白いのは春の出産ラッシュを控えて、多くの動物が現在発情期なんで割りといろんな面白い場面が見れます。白熊さんたちも今、1年に1度の発情期で、いつもは午前が雌、午後が雄というように1頭ずつ運動場に出てるんですが、今は1日二頭とも運動場に出て雌がうろうろ歩くのを雄がうろうろ追いかけて、雄が近づき過ぎると雌がが〜!と威嚇したり、時々においかぐのを許してやったり、ラブコメ状態でした>白熊運動場。 大変至近距離で見れるライオンさん。今回はこんなに近くまで寄ってくれましたが、割と広い運動場を与えられているライオンさんは前回来たときは遠くのほうで昼寝ばっかりしてましたが、今回はこんな砂被りってか、かぶりつきな位置まで来てくれました。やっぱこの積極性は発情期なんでしょうか。しかしアフリカって冬無いから、別に春が出産シーズンでもないような、、。その辺の季節と動物のバイオリズムに関して誰か知ってる人がいたら教えてください。 ケニアのマサイマラ行ってもここまで近づいてこんな顔してくれません。家から大人電車賃380円のこの場所でこんなの見れちゃうなんて大変眼福でございました。 ... 友、遠方より来る-キミは萌えているか! - 2012年02月22日(水) ちょっと過去日記。 この日は東京在住の板友どらちゃんが広島に帰省して、その広島から東京への帰路、関西でちょっくら途中下車してくれたので、関西の友10名ほどがうち集まってどらちゃん歓迎の昼食会を梅田にて開催しました。 お店はこちらの卯乃家さん。 まあ、相変わらず、話題はあっちきったりこっち行ったりしたんですが「夫婦のパワーゲーム、男は負けると死ぬ」とか「50を前に一花咲かす」とか「キミは今萌えているか!」とかまあいろいろな皆さまのシャウトが心に残りました。 そんで俳優さんとか、ジャニーズさんとかに萌えてるときはいつだって5段階評価で言うところの6か7、という、ワタクシの萌道の師匠の某様が「今はマラソンに気持ちが行ってて、あんまり萌えていない」という話をしてくださり、実は私もここ数年萌ていないのでこの萌えなさはいったい何なのだ、と思ってた疑問に一つの解が与えられたような気がしたので、萌と自分の気持ちの方向についてちょっと書いとこうと思います。この問題は某さまのミクシで引き続き論争中のご様子。わかる人はそっちも参照してください。 まあ、大体<萌え>ってなによ、というところが始まるのだが、なんか仮想恋愛というか、アイドルや映画俳優にはまるとか、島村麻里氏がロマンチックウィルスで解題しているこう均等法以降の世代の女性に多く見られる能動的ミーハー活動の一種ですな(すんません原著読んでません)。 上記ブログ(っってあのどらちゃん歓迎昼食会に参加していた方のブログですわよこれ)によるとタブー視されてた中高年女性の性欲の安全な発露、としてロマンチックウィルスが語られるようです。 そんで私なりに自分の精神活動を分析してみると、 A)気持ちを自分の外に持ち出す系の精神活動、他者との関わりを志向 (=異性愛、ロマンチックウイルス系、性欲に結びつく) B)気持ちを自分の中心に集中させる系の精神活動、自己完結型 (=語学、マラソン、自己研鑽系、) の二方向のこうわくわくというか気持ちの盛り上がりがあるな〜と考えています。 まあそんなにきっぱり分かれるものではなくて、例えば同性愛は外に向かうようにも見えるし、ちょっと中向きでもあって両義的ですよね。現実の同性愛実践は外向きだけど、女優さんに自己投影とか中向きでもあるし 。あと私がやってる研究も、調査の段階では他者と関わってなんぼですけど、論文書いてるときは脳天からはしご立ててそれに登るような自分の思考と向き合う作業だし、それが完成して発表するときは自分の思考に他人がいっぱい入ってきてやいやい言われて、また外を向くと。内向いたり外向いたり忙しい作業ですな。 Aを恋愛系活動、Bを修行系活動と分類すると、修行行っちゃってると恋愛が枯渇したりするのかな〜とか思いましたが、そんなに単純な話ではないのかな? 長距離走ってるのって私にとっては自己効力感を確認する作業ですごく内向きになるんですわ。で修行系マラソンにはまって恋愛系萌え活動が薄まったという某様の話はわたし的には非常によくわかる話だったのです。 しかし、そう思ってたら、マラソンのランナーズハイはエロスの発動と似ていて両者はリプレイスが効くという物凄い発言を他所で読み、ちょっとぶっ飛びました(全国女性ランナーが吹っ飛んだと思います)。でもまあ、精神活動の意味づけってのは人によって様々なことがわかりました。人によっては座禅組んでもハイになって精神が外に向かって解放されるのかもしれません。 あと某様も萌えをエネルギーに研究活動が出来ると仰ってたのでそこは私と研究という精神活動のあり方が違うのかな?と思いました。 んで私の場合は最近のA方向の活動への志向性の薄さは自己愛たっぷりに就職活動なんかしていてB方向の精神活動にはまってるからだって結論したかったんですが、よく考えたら、単に年取って外に気持ち向けるのがめんどくさくなったのかもしれません。まあ修行で老化防ぐってのもありだと思いますが。 長々とかいたわりにはしょうも無いオチでまったく面目ない。 ... ベルリン1933 - 2012年02月20日(月) ベルリン1933(クラウス・コルドン著理論社)を地元の図書館で借りて読みました。 ドイツの児童文学だそうですが、ドイツの児童はごっつい本読むのう〜とおもって読みました。 ヒットラーが台頭し、そして政権を握った年、ベルリンを生きた人々の群像劇です。その変わり行く、狂気に暗転していくベルリンを労働者家庭の次男坊の15歳のハンスの目を通じて描いています。 第1章ではナチスを支持する人は(少なくともハンスの周りでは)少数派の変わり者だったのに、物凄い勢いでナチス支持者が増えていく時代の節目が描かれます。あるものは貧困から脱出しようと(職を得ようと、あるいは昇進を望んで)。あるものは劣等感を克服するために。あるものは拷問への恐怖から。 そんな中、ドイツ共産党と社会民主党の2大政党の党派争いと失望が第3勢力であるナチスを育て、ノンポリの事なかれ主義がファシズムの増大を見逃してしまうなど今の時代に通じる様々なシーンが描かれています。 この本は第1部ベルリン1919、と第3部ベルリン1945とからなる3部作の第2部だそうですが、日本語に訳されたのはこの本が第1冊目だったそうです。(残り2冊の日本語版も、もう出版されてる模様なので地元の図書館に入ったら読もうとおもいます) 今の日本にはこの1933が黙示録的であることだ、とおもいました。 とくにこんな意識調査(PDF注意)とかこんなことが、現実に行われようとして、それを行おうとする市長が人気だ、なんて聞いてしまうと。(意識調査のほうは各方面から批判を浴びて凍結されたようですが) 作中、共産党員からナチス支持者に寝返った弟を語る作中人物の言葉がいろいろと重かったです。 「弟はただ信じられるものが必要なの。(略)信じるものを乗り換えるのは難しいことじゃない。自分の頭で考えることのほうがずっとむずかしいことよ」 ... 旅の途中-漂泊の吟遊詩人- - 2012年02月17日(金) さて、この日記終わっちゃうんじゃないかってほど、更新が間遠になってました。すんません。日記は終わってませんし、ワタクシは元気です。13日に研究会の発表があってちょっと、そこに向けていろいろと集中してて、こう発言量一定の法則って言うかね、WEB上で寡黙になってました。(で研究会が終わったら研究会準備中棚上げしていたお仕事が雪崩うってきてたので、13日から今日までこれまた寡黙になってましたよ) そんで研究会の発表やら、来期のシラバス書きやら、成績付けやら、某ニュースレターの編集やら、あと近場のフィールド行ったり論文かいたりしていますが、その合間に地道にテニュア〈終身雇用)教員の採用試験を受けてるわけです。で、今季最大の山場って感じで私と私の周辺の友達みんなで狙ってたとってもストライクなテニュア教員の公募があったのですが、どうも同門のセンパイに決まったという話を研究会の席上で聞きました。ふむ、これで来年度も研究員&非常勤講師な人生続行の可能性が濃厚に。 宮廷を辞し、旅の吟遊詩人になって(つまりまあ非常勤ポストになって)1年が経過し2年目の春が来るわけですが、まあ定住しようとおもったら、地道に業績積んでいくしかないですな。宮廷じゃないけど、あっちこっち、そこそこのお座敷で吟じさせていただけるようなので、楽しくそして私が今歌うべき歌をちょっくら歌って暮らそうとおもいます。 ...
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