西方見聞録...マルコ

 

 

雨の大阪観光 - 2007年06月24日(日)

 あ、なんか昨日の日記日付け間違えてました。

 で24日日曜日は1日雨でございました。そんで夫あめでおがなんだか仕事で居なかったので、雨の中、家に子どもと3人で逼塞してるのもツライので、パーッと3人で遊びに行きました。

 まず午前中大阪海遊館に参上しました。マジで魚の数より人の数のが多いいんじゃないかってくらい込んでました。そんでお昼ご飯を天保山ショッピングセンターで食べて大観覧車にのりました。

 2時ころに今度は下水道科学館というところに行きました。こっちも雨で行き場をなくした多数の親子連れが来ていてにぎわってました。バーチャルジェットコースターの地下探検号は2時の時点で本日の整理券を発行しつくしており打ち止めでした。

 教訓:次回は下水道資料館に午前に行って、午後を海遊館にしよ〜。

 下水道資料館、入場無料だけどすごい楽しいです。皆さんもぜひ!
 ところで下水道資料館に行くときJR西九条駅からタクシーのったんですが行きも帰りもタクシーのウンちゃんの話術がすばらしかったです。行きは下水道資料館の土地を前に持ってた化学製品会社の「ラナ」のバブル期前後の土地の売り抜け失敗の話をあんた関係者だったの?てほど詳しく初老の運転手さんが語ってくれて、帰りの運転手さんは「雨の日の子どもの行楽先ガイド」をしてくれました。ワンメーターの走行距離とは思えない情報量な会話でした。2人の運転手さんとも「どこからきたの?奈良から!?とおくからどうもありがとう!」と言ってくれましたが何度も言いますが法隆寺は大阪からすごく近いのよ!とココでも力説してしまうマルコでした。


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突発性法隆寺オフ会 - 2007年06月23日(土)

本日朝から中央体育館で7町村合同ドッチボール大会がございました。選手でもないのに1号さんご友人の応援に朝もはよからチャリを飛ばして御出馬。10時ころ休日の家事を終えたあめでおさんがドッチボール大会とソレを応援する1号さんを激写しにおKさんを連れて中央体育館へ。マルコはそんなわけで土曜の朝ぽっかり誰も居なくなった家でねっころがって藤沢周平の小説なんか読んでたんですが11時半に「おなかすいたな〜みんなと集合してパン屋にパンでも買いに行って法隆寺でパンでも食べるかな〜」と思って中央体育館に赴きました。

 そんで中央体育館について、今何時かな?と携帯電話を出して時間を確認すると板友のトモタローさんからメールが入ってて「今日我が家は法隆寺に行くけどマルコさんちは法隆寺行く?」というメッセージが!マルコ@実は携帯でメールを打てない女「おひるにいくかも」と最小文字数で返信。その後、家族のメンバーを熱気むんむんのドッチボール合戦場の中央体育館に発見し、1号の友人たちが出る試合をママ友パパ友とともに大盛り上がりで観戦しました。午前の試合終了とともに丁度お昼の時間になったので、われわれ家族メンバーはドッチボール大会から離脱し、予定通りパン屋でパン買って法隆寺の南大門前の公園スペースで買ってきたパンを食べてピクニック。ピクニックしながらもマルコは法隆寺南大門から中に入っていく観光客の皆さんを密かにチェック。

 でででしばらくするとかわいいお嬢様2人を連れたトモタローさんと夫さん(推定)と思われる4人組が法隆寺のもんに吸い込まれるのが確認されました。マルコは突然立ち上がり脱兎のごとく法隆寺の南大門をくぐり後ろから「トモタローさーん」と呼びとめ、無事突発性家族ぐるみオフ会が開催されたのでした。

 1号さんはパンを食べ終わると再び体育館に応援に行ってしまったので1号さんを除く女の子3人(おKさんとトモタロー家の2人の姫)とトモタロー夫婦とマルコ夫婦で境内を歩きました。トモタロー夫様は密かに血中「寺」マニア度が高く(日本史専攻なんだよね?)あめでおと二人で「誰もそんなこと興味ないって」、って感じの寺問答をしながら歩いていました。結構盛り上がってました。

 子どもたちは最初なんだか気になるけど話しかけられない〜って感じで意識しあいながら一定の距離を保って歩いていましたが最後のほうはなんだか団子になって、ドッジボール大会の終わった1号さんも法隆寺に戻ってきて4姉妹状態になっていました。

 まあそんなわけで梅雨の晴れ間、突然、楽しい1日になりました。



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父の日の五重の塔 - 2007年06月17日(日)

 お、ちょっと日記が滞っていました。
 少し過去に戻って追憶日記。
 
 父の日です。母の日に気合を入れると思わずその直後の父の日を忘れがちですが、みなさんいかがでしたか?

 そんな全国の悲しい父の待遇改善をめざすあめでおさんが今年はマルコ実家父とあめでお実家父に早めに飛鳥ルビーシャーベットなんかおくる手配をしていました。そうそう父同士の世代間連帯大事ですね〜

 さて何事か企む1号さん。日曜の朝食が終わってあめでおさんが掃除に励み、マルコが洗濯に励む午前10時、「ちょっと法隆寺行って来る〜」と自転車に乗ってお出かけになりました。

 そんで帰宅すると「父の日のプレゼント〜」と下記のような品物をあめでおさんに進呈。




 法隆寺参道に出店を出しているお土産屋台で800円で購入してきたようです。「プレゼント用に」包んでもらってきました。さぞお店の人は「あああ〜こんな父の日のプレゼント、喜ばれないよ、、」と1号を気の毒に思われたことでしょう。駄菓子菓子随喜の涙を流し「コレがほしかったんだ〜」と感動する小猿が一匹。もうこの父娘にしかわからない法隆寺マニアな世界で展開されておりました。

 最近の法隆寺の新緑具合↓
ところでこの写真、、実はすごい写真なんですけどどこがどうすごいかわかります?早朝の法隆寺、開門前なので、門が閉まってる。でも中から閉まってる門を撮影している、、さてどうやって撮影したのでしょうか!!!









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斑鳩における互酬性の研究 - 2007年06月12日(火)

 農村部に住んでると避けては通れないのがおすそ分けの文化である。ちなみに以前住んでた川崎もわりと近郊農業地帯だったので梨とか水菜とかおすそ分けをもらってた。斑鳩でもマンション時代はあんまり盛んでなかったが1戸建てに越してきて、農産物おすそ分けの嵐である。

 大体、冬瓜とか大根とか食べきれない系の巨大産物がおすそ分けに回ってくる。
 このごろは野菜だけでなくて、隣の隣のお姉ちゃんが着れなくなった洋服とかを1号さんが大量にもらった。すごい助かる。姉や姉の友人からいっぱいお下がりもらって洋服ごっちゃり持ってるイメルダなおKとくらべて1号さんはよく着たきりすずめになってる(彼女の洋服の趣味がうるさいということもあるんだけど)。

 そんでおすそ分けされたらおすそ分け返しなのだが、マルコには打ち返す弾がない。

 そういう物品のやり取りに市場で買ったものでお返しするのはなんか礼儀にかなわないような気がするのだ。それでも東京土産のお菓子とかを「法事で余ったのでもらってください」といかにも市場で調達したのではないことを偽りながらおすそ分け返しの弾につかってる。でもそういうことすると向こうも「琵琶湖に遊びにいったお土産」とかいってより高価なお土産をくれてしまったりする。
 ここはいかにお金のかかってないけどもらってうれしくて相手が負担に感じないものを進呈するか、非常に難問なのである。

 Aちゃんのまま(1号さんの親友のまま、こんどおKさんの保育園のほうでも第2子同士が級友になった。むふ)が執筆するPTA広報誌の記事をワード文書にしてあげた御礼にでかいたけのこをくれた。マルコはたけのこを引っつかんでおすそ分けで負けが込んでた2軒の家に走った。

 エルザさんがもらい物のなすびを送ってくれたのでやっぱり即座にいつもおすそ分けくれるおばさんちとさらにAちゃんちにもっていき「Aちゃんままや、おすそ分けネットワークで苦労してるんや。あんただけが頼りだからアンジョウお返し頂戴や」とねじを巻いてきた。

 エルザさんにこのおすそ分けネットワークでの苦労を話すと「農産物もらってるのに農産物で返すなんて失礼じゃない?もっといいもの送ってあげようか?」なんていう。まったく都会でしか主婦したことのないやつはわかってない。農産物には農産物、あるいは山で取れた収穫物が基本なのだ!

 マルコは自力でおすそ分けを何とかすべく庭に野菜の種を巻いたがアスパラはあめでおさんが草刈機でやっつけてしまった(その前に雑草で埋まってた)。やっと成功してるのはプチトマトだけだ。でもプチトマト、、。この前金柑がなってるのを遊びに来たエルザさんが発見してくれた。でも人様に上げるほどの量ではない。野菜の収穫の季節を前にマルコの苦悩は続くのであった。


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PTAの片隅でジェンダーを叫ぶ - 2007年06月07日(木)

 本日も仕事の前にPTA会合に参上します。今日は選考委員会という来年度本部役員を裏から指名する影の軍団の会合。そこで話し合われたことは決して他言できないという厳しい掟のもとに会合は開かれます。

 で、わたしもWEBで楽しく会議内容を暴露してる場合ではないのですが、1つだけどうしても言いたいの。

 会長1名と副会長3名が本部役員の中枢に座るのですが、会長と副会長1名は必ず男性。副会長に座った男性が来年度の会長になる。という不文律があるときいて「なにいいい?」と思わずジェンダー魂がシャウトします。実働は2名の女性副会長が担うのですが、挨拶や県郡との調整には男性会長や副会長が出なくてはならないそうです。なんつうのそういうトップは男で女は実働で補佐。って世界観がどれだけ子どもに男性第1主義的なヒドゥンカリキュラムを与えているか、君たち想像したことがあるのかね?という思いがこみ上げてきます。

 さらに副会長ー会長を就任する男性は土地の自営業の方が狙われるらしいのですが「授業参観等に頻繁に来ているお父さんは漏れなくチェック」という指令も飛んでました。や、やばい!うちのあめでおさんは半分以上の授業参観に行ってる!さらにPTAの所属委員会決めにも参加させてしまった。さらに町内見学で子ども引率ボランティアを募ったときあめでおさん希望して参加してしまってます!(彼は写真とりたいだけなんです)

 自然とその場の視線がマルコに集まります。

 委員長「マルコさんちのお父さん、、よく、学校、来てらっしゃいますよね」

マ「は、、はい。でもあのお父さんは一見男性に見えますが、実は性同一障害で心は女性です。だから会長は出来ません。」

とジェンダー注意報を発令してみます。みんな冗談だと思って笑ってました。ひとりだけ昨年も選考委員会を勤められたお母さんが「保守的な土地柄ですからね、私もほんとはヘンだとは思うんですけど」
とマルコの心の鬱屈を察した発言をしてくれました。

 とにかく男だからってだけであめでおさんが担がれることがないようにマルコ、「君を守ってみせる」と決意を新たにする木曜の朝でした。


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愛のお話 - 2007年06月06日(水)

 トリン・ミンハというアメリカで暮らすベトナム人で思想家であり映像作家である人の講演会と映像上映会があって出かけた。
 1970年、17歳でサイゴンからアメリカにわたったという彼女はとても小柄で涼しい感じの人だった。私が見た作品は愛のお話という映像作品でアメリカで暮らすベトナム系移民女性が自立しようと模索しながらどうしても感じる寄る辺無い不安感やマジョリティの人々から覗き見られる側の彼女からの異議申し立てがとても伝わる映像だった。

 彼女はこのほかにも天安門事件を取り囲む人々にインタビュウしたドキュメンタリー、「核心を撃て」やセネガルの女性たちを描いた「ルアッサンブルージュ」などさまざまな声を映像につむぎだしている。

 ベトナム人であること女性であること。分断にとらわれず、境界を自由に行き来する彼女に語るべき声を与えているのは彼女のハイブリットな出自なのだろうか。マイノリティだからこそ見える世界の繊細なリアリティを映し出した映像に震えた。

 そしてそんな映像に触れながらRe:Cの子どもたちのことを考えていた。マジョリティとは異なる自分を語ること、そんな自分だから見える世界を表現すること。とても難しいことだけど子ども達はその困難な行為と格闘している。いろいろな少数者の人が声を持つことではじめて「多様な世界」は実感を伴う現実になるのだろう。

 トリンの深くて優しい声を聞きながら、Re:Cの子どもたちが持つ多様な豊かさをかけがえのないものとしてあらためて抱きしめたいと思った。




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おみそれしました。 - 2007年06月04日(月)

 本日第1回のPTA委員会に出てきました〜。

 そんで事前に散々掲示板でPTAとは「ソーシャルキャピタルの蓄積であって会議でない」などと侮っておりましたが、純然とした「会議」でした。すごいさくさく話が進みました。とにかく1年生の母コンビ(二人ともその1年生が第1子)の委員長副委員長がすごい有能でした。今日の議題と関連する過去2年分の委員会ノートの議事録をコピーして全員に配っただけなんですが「今日やることとそれに関する過去2年分のマニュアル」がばっちりが含まれていて、あっという間に議事進行が進み、マルコは午後から仕事だったので1時間半しか会議に出られないんですが6月の救急法講座と7月の献血の催しの準備がばっちりできて9月の運動会のことまで決まりました。

 一番冗長だったのは日赤の人が「献血」について20分ほど説明したんですが、その日赤の人の話が一番長くて無駄が多かったです。

 委員長と副委員長は専業主婦さんで第2子が同じ幼稚園にいるので、幼稚園の送りのあと二人でばっちり相談したそうです。すごくちゃんと準備してくれてました。またほかの委員も今日出席した3名が仕事の休暇をとっての出席で2名が仕事のために欠席しました。結構働いている人比率も多く、働いている人に配慮して、とにかく会議を短時間に集まる回数は少なく、不参加でも責めないという委員長と副委員長の態度は天晴れでした。一人だけ「話が見えない」と早すぎる二人の議事に難癖つけて話を螺旋展開させようとした人がいましたが、少数派なのであっという間に委員長と副委員長が説明してしまいました。

 なんつうのかな、主婦をなめたらいかんぜよと思いました。マルコは二人の主婦をしっかり補佐して「君(たち)についていくよ」と心でつぶやきました。 


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