豆腐でYO☆メーン! - インドネシア - 2005年09月27日(火) さて、リガ・インドネシア2005も終了し、優勝はプルシプラ・ ジャヤプラに決まりました。かなりのシーソーゲームだったらしいの ですが、とりあえず、パプアの黒い真珠、プルシプラがACL 2005に出場します(ACLの対戦チームは大変だな)。 しかーし! 今大会はビッグ8という恐ろしく盛り上がるプレイオフが復活 (去年は無かった)。 ビッグ8とは、インドネシアはすげぇデカイのでリーグが東西に 分割されておりまして、その東西の上位4チームが激突するので あります。 んで、出てきたのがこの8チーム。
強豪・古豪が勢ぞろい&横浜FMサポには許せん名前も入って いますが(笑)、案の定、プルセバヤサポのボネックが大暴れ していたようでございます。 てなわけで、どうタチが悪かったかをば。 ---- ジャカルタ市、ボネックに臨戦態勢 ■Jakarta braces for 'bonek' September 17, 2005 Damar Harsanto/Abdul Khalik, The Jakarta Post/Jakarta 「YO、メーン☆! タフ(豆腐)一緒に喰ってくれよ。 俺ら、腹減ってるんだYO!」 スラバヤのサッカーチーム・プルセバヤのサポーター、プリハディは ジャカルタで行われたプルセバヤ対PSMマカッサルが2−2で 引き分けに終わったあと、ジャカルタ・ポストの取材にこう切り出した。 タフを食べる一方で、彼は誰かの隣に座り、 「なぁ、タバコくんねえか?」 とねだっていた。さらに 「あんた、ジャカルタに住んでんだろ? 俺らをしばらく家においてくんね?」 西ジャワ・ウォノクロモ在住の彼は、取材の途中でこのように 話しかけてきた。 各チームの何千人もの熱狂的なサポーター達がジャカルタ入りし、 インドネシアリーグの準々決勝(※ビッグ8)の応援にやってきている。 プルシジャ・ジャカルタ、プルセバヤ・スラバヤ、PSISスマラン、 PSMマカッサルは金曜日に第1試合を終え、21日には第2戦が 待っている。 サポーターたちは木曜日の夜からジャカルタに集まり始めた。 (ジャカルタの)プロガドン・バスステーション、スニン駅、タンジュン・ プリオク港に溢れるようになり、それは金曜日の朝まで続いた。 そんなサポーター達は、ジャカルタ滞在中にどこに泊まって、どうやって 食事をするのかを全く考えずにやってくるのだ。 「俺ら、この辺で寝泊りするわ」 プリハディの友人が言う”この辺”とは、明らかにスタジアムのことを 意味していた。 プルセバヤのサポーター達は、長年フーリガンの名をほしいままに していた。その名もボネック。これはインドネシア語で、ボンド・ ネカッの略語で、”無鉄砲な、見境のない人々”を意味する。 金曜夜には、そんな彼らは評判通りの振る舞いを行い、スタジアムで 武器を持ったPSMマカッサル・サポーター、マックス・マンの集団と 衝突した。 これに対し、約2000人の警察官と軍隊が100台のトラックとバスで 素早く対応、彼らを解散させようと図った。 この衝突で少なくとも5人のプルセバヤサポーターと警官・軍人が それぞれ1人づつ負傷している。 また、この衝突でプルセバヤ・サポーターが1名死亡したとの未確認 情報もある。 多くのファンがジャカルタにチームへの忠誠心を持ち込んでくる だけでなく、歩行者や路上売り、そして運転手に金や食べ物をねだる ようになり始めた。 サポーターの集団は、アジアアフリカ通りの車を止めて金を要求し、 一方ある女性は集団に強盗にあったと訴えている。 エルシンタ・ラジオの女性レポーター・トリスナワティさんは、 スタジアムの取材中、携帯電話を奪われ、そして金銭を要求 されている。 ビッグ8の初戦、プルシジャ対PSISスマランは1−0でプルシジャが 勝利したが、それは平穏に終わった。 だがプルシジャ・サポーターはバスや車の上にあがり、その勝利を祝って 街中を走った。そのためメインストリートであるガトッ・スブロト通りと スディルマン通りで大渋滞が発生した。 ジャカルタ市当局スティヨソ氏は、そんなサッカーファンの行動に 警告している。 「逮捕することに容赦はしない。必要ならば、家に送り返す」 : Jakarta Post ※タフの説明は、▽セナヤンでEAT ITで。 ボネックに対して他サポの反応は▽サポ・リーダーのミーティング参照 ----- まあ、喜ぶ方もワルな方も、とにかくJリーグの数倍のパワーが あるインドネシアです。 ああ、俺のププッたんは大丈夫なのだろうか(←バカ) あ、ちと日本のサッカーファンにわかりにくいのは、ビッグ8は ジャカルタで開催されるのですが、サポはみんなテントとか持って 泊りがけでやってくるのです(インドネシアはやはりデカイ)。 んでも、このビッグ8での滞在は、話を聞く限りどーも ウッドストックのサッカー版みたいで、サポには結構面白い モンらしい(たしかに若人にはオモロいと思う)。 まあ、在ジャカルタの各チームサポは、それを受け入れる 体制の準備とか、かなり大変らしいです。 (というか、なんでそこまでやるんだ、インドネシアサポ) で、結局プルセバヤはビッグ8のGL、ドベチンになってしまった のですが、この金曜日の衝突後、 おい、ジャカルタ市警!俺らサポへの扱いがヒデえぞ! サポもチームも、みんなスラバヤ戻るぜ! と、クラブ側が最終戦を棄権してしまいました。 サポの為に棄権とは、クラブとサポは本当に結びつき強いな、 インドネシア。 まぁ、それまでプルセバヤは1分1敗だったので、もう決勝に 進めなかったのですが。 それに怒ったのがPSSI(インドネシアサッカー連盟)。 なんと、プルセバヤは 2年間出場停止&そのあとはディビジョン2からのやり直し というとんでもない処罰を下したのでした。 まあ、アジアカップ2007を前にして、ちょうどAFCのメンバーも 来るタイミングだったので、こーいう厳しい処置なのかな、とか 思います。 あと最低3年はアジアで闘えないプルセバヤなのですが、 はやくマトモになってくんねぇとダメだYO! PS. 衝突は、100人のボネックと400人のマックス・マンが お互い投石合戦、警察は放水車で鎮圧したのであります。 Jでコレはマジ・カンベン。 そんで、マカッサル行った磐田サポと横浜FMサポは マジでリスペクト。 ... 10 minuites: ニセACL2005準々決勝第2戦 Kawasaki(JPN) vs Al Deajaa(UAE) - 2005年09月25日(日) というわけで、今日はmixiの日記・出張版である。 ★Jリーグ・ディビジョン1 第25節 2005/09/24 川崎フロンターレ 2−1 大宮アルディージャ 喰ったもの:オレンジジュース350円:カツサンド400円 ここんとこ、なんだかんだでちっとも等々力に行けなかった のであるが、ようやく対大宮戦を観ることができた。 個人的に大宮というのは、川崎と共にタフなJ2から昇格した ばっかりの、さらに隣に”ビッグクラブ”が居る、という点で 非常に親近感のあるチームである。 で、あるからして勝手に ♪貴様と俺とはぁ、同期の桜ぁあ〜 と思ってたりして、ヒソカに応援しているチームでもあったり する。 (ついでに、Jでのマスコットのキュートさは最高レベルで、 しかもウェブで"アジア目指すぜ!"を明言している点で、 個人的に大宮はスーパー好感度大、なチームである。) そんなわけで、対大宮戦というのは、 「このカモメやろう!」だのいう憎悪や、 「鹿?ジャイアントキリングじゃい!」という気合とか はサッパリ沸かないわけである。 しかし、サッカーの文脈では、そーいう甘ったるいことを 言ってはイカン気がするので、 む、大宮の山下は、かつてアビスパで、我が川崎の昇格を 粉砕したストライカーなのだな、許せん! など、無理やり因縁を探しまくったが、当時俺は川崎なんざ 知ったことでなく、どっちかというとアビスパが落ちるのは 可哀想ではないか、と思っていた記憶があり、あんまりグッと 来ない因縁なのであった。 (因縁は実はあるっちゃーある。でも要は自分が 川崎を好きになったのが最近なだけで、 自分が無知なのが悪いのだが) そんで、しょうがないので、ACL準々決勝に日本のチームが 出られんこの悔しさを、とりあえず大宮にぶつけてみることにした。 てなわけで、大宮を俺の中で Al Deajaaという、UAEかどっかのチーム に仕立て上げ(Deajaaの意味を「希望」とかに勝手にした)、 三浦俊哉監督を、東欧の人っぽく トシヤン・ミウラノビッチ監督 とか考えてみたら、なんとなく この野郎、許せん!度が上がった ので、それで観ることにした。 試合は、箕輪という選手が後半攻守に渡って大活躍をして、 2−1でそのアル・デージャー(UAE)に、我が川崎が 勝利したのだった(相変わらず、ロスタイムでビビらされたが)。 んで、MVPはその箕輪だったのだが、”あんたが大賞”という 選手に送られる商品は、 なぜか特大伊勢海老だった。 これはACLにふさわしい、素晴らしい賞品だ。 なぜならこれはSASHIMIの材料であり、アウェイのチームに 「ワオ、ジャパニーズはMVPに 生でロブスターを食べさせる らしいぞ」 と、トンチンカンな恐怖心を煽ることこの上ない。 見事、ピッチ外でもアウェイの洗礼を与える川崎フロントを 俺は褒め称えたい。この調子でアジアに向かうのだ、川崎! さて次は、サウジかどっかのアル・ビレックスとか言う チームであるが、このチームは無理に因縁作らなくてもいい ので、普通に観ようと思う。うん。 ... 鹿&カモメ日程同盟 - シンガポール - 2005年09月24日(土) さあ、AFCチャンピオンズリーグ・ベスト4が決まり、日本は完全に 蚊帳の外なのでありますが、AFCカップという大会もベスト4が 決まったのです。 このAFCカップは、前回のベスト4は、シリア2チームVS シンガポール2チームという、組み合わせだったのですが(決勝は 結局シリア勢同士になってしまった。しかもシリアはACLに行って しまった)、今回は、香港・モルジブ・レバノン・ヨルダン、と なりました。 僕は多分アル・ファイサリが優勝するんじゃねーか、とか思いますが、 このベスト4が決まる前は シンガポールの鹿さん、タンピネス・ローヴァーズがもらった! なにせ東南アジアクラブ王者である! とか考えておりました。 で、ンナローな結果になってしまったのですが、この試合に関しての 記事がなかなか興味深かったので、ご紹介です。 ---- ■AFCカップ:ウォラワン氏、湾岸諸国チームとは戦えると語る AFC Cup: No Gulf in class, insists Vorawan Theng Wai Mun / info@sleague.com タンピネス・ローヴァーズ監督ウォラワン氏が、水曜日行われた Sリーグ2チームのAFCカップでのアジアへの挑戦を振り返った。 このタイ人監督は、タンピネス・ローヴァーズが地元で行われた 試合で、0−1でヨルダンのアル・ファイサリに破れれたことについて コメントを出した。 なお、AFCカップに出場したもう1チーム、ホーム・ユナイテッドが レバノンでアル・ネジメーに2−3で敗れており、共にAFCカップを 敗退している。 「この敗戦は、とても厳しいものだ」 タンピネス・スタジアムでの試合後、ウォラワンは語った。 「前半は良かったし、多くのチャンスを作ったと思う。だが、アル・ ファイサリが先制点を挙げて、こちらはムスタフィク・ファルディンが 退場してしまった。この退場が、ゲームの流れを変えてしまった」 「もし始めの20分で1点か2点を取れていれば、結果は違ったものに なっていただろう」 Sリーグのクラブには、一種の”アラブ諸国恐怖症”の様なものが 出来つつあるように見える。昨シーズンのAFCカップでは、ホーム・ ユナイテッド、ゲイラン・ユナイテッドが共にアラブ諸国のチームに 敗れている。 だがウォラワン監督は、Sリーグチームは十分彼らと戦えると主張する。 「タンピネス含めSリーグのチームは中東のチームと戦えると思う。 SAFFC、ウッドランズ、ホームユナイテッドなんかはね」 「我々は東南アジアクラブ選手権と同じように、AFCカップの中でも 多くのことを学んだ。」 「もっと東南アジアや湾岸諸国のチームと戦うこと、それが選手の 国際大会での経験を与えることになる」 Sリーグ2004年間最優秀監督賞に輝いたこのウォラワン監督は、 シンガポールサッカー協会(FAS)に対し、国際大会が近い場合の 国内リーグの日程変更に対しても、協力を要請している。 「FASは、AFCカップの様な大きな大会に向けて、チームの 疲労回復を助ける必要がある」 「アル・ファイサリを見て欲しい。ヨルダンリーグはまだ開幕 していない。だから彼らはAFCカップへの準備をしっかり することができている」 「我々はヨルダンに遠征し、そしてSリーグに戻ってきて試合を 行い、そして再びAFCカップだ。そして今日の試合の3日後に 新麒FCとの対戦が待っている」 「選手たちは西アジアに行って戻ってくる時に発生した時差ぼけを 直す必要があるし、こういった国際大会でいいプレイをするには 適当な休息の時間がもっと必要だ」 アル・ファイサリのセルビア人監督ブランコ・セミランティッチ氏 は、2戦戦い勝利した対戦相手、タンピネスには賞賛のコメントを 残している。 「タンピネスはアンマンで良いプレイをしていたし、 ここシンガポールでも本当に良かった」 「彼らは1人少ない状態という大きな問題を抱えていたが、我々を 苦しめてきた」 「タンピネスは間違いなくいいチームだ。よく組織されており、 大きなことを成し遂げそうなチームだと思う」 「彼らタンピネスは今後発展していくのは間違いない。それは来年に なるかもしれないが。彼らとまた会えれば嬉しいと思う」 :http://sleague.com/new0101.asp?ID=1172 ---- ちなみに、このウォラワン監督は元タイ代表選手で、かつて 日本の帝人とデンマークのヴィボーでプレイしたことがある 海外組のオッちゃんです。 ↑いい感じです。 あと、アル・ファイサリは記事中だと準備しまくり、な感じ ですが、確かに「AFCカップ近いぜ!セルビア遠征行くぜ!」 とか、かなり気合が入っていました。カップ戦もやってましたが。 (詳しくは、UO.FootballAsia内で、”アル・ファイサリ”で 検索してみてください) んでも、この記事中のウォラワンさんが言う”日程どーちゃら”は、 シンガポールも日本もおんなじなんだなぁ、とか思います。 (ついでに、AFCの大会で客が入らないとこも) ま、わかるんすよ。日程変更は簡単に出来ん!とか。 でも、でもね…。 前にも書いたけど、アジアの大会に出るのって、その国の 「王者」なんだからさー。 リーグがまず、なんらか見える形で王者をリスペクトして あげないとイカンだろ! とか思います(もちろん、ファンも含めて、だけど)。 それに、こんなんとかこんなんとか 見せられたら、やっぱり悲しい・くやしっすよ。俺。 まー、負けた原因全てが日程のせいじゃないと思うけど、俺は シンガポール・日本ダブルでくやしーんじゃー、くそー!! あ、あと > もっと東南アジアや湾岸諸国のチームと戦うこと、それが > 選手の国際大会での経験を与えることになる てのは、あんまりJのクラブでは聞かないコメントな気が。 まあ、シンガポールと日本じゃレベルが違うとは思うけど。 でも、岡ちゃんとウォラワンさんの対談は聞いてみたい。 多分、ソコソコ話が合うんじゃないのか(笑) ... 長沼健の復讐 - マレーシア - 2005年09月20日(火) さて、最近なぜか日本のサッカー界がが微妙にアセアンと繋がりを 持ち始めていると感じます。 思いつく限りを挙げてみると…
というように、2002年以前は、フィリピン代表監督さんが 日本人だった、くらいであまり交流がなかった印象があるのですが、 小倉純二さんがAFC総会で2002年にFIFA理事に選出されて から、結構交流が増大した感があります。 んで、この前1972年9月号のサカマガのコピーを読んでいたの ですが、こんな記述があったりしました。 アジア制覇こそ早急に手掛けねばならない大事業。これは昨年の ミュンヘン五輪予選で敗れた時、サッカー関係者の誰もが痛感した 反省だった。その時の岡野全日本監督、そして長沼協会技術委員長は 異口同音に「ヨーロッパや南米のサッカーに目を向けすぎたきらいが あった。アジアでリーダー・シップがとれないものが、世界へ挑戦しても 意味がない」と語ったものである。 〜アジアの初制覇を目指す全日本! <第16回ムルデカ大会にかける日本チームを解剖>より ムルデカ大会とは、当時マレーシアで行われていた五輪、アジア大会 に並ぶデカいサッカー大会でありました。 (日本にとっては、W杯本大会云々ではなかったらしい) A代表はこのコメントの30年後にある程度実現したんじゃないか、と 思いますが、 > ヨーロッパや南米のサッカーに目を向けすぎたきらいが > あった。アジアでリーダー・シップがとれないものが、 > 世界へ挑戦しても意味がない を、次はクラブでこーなって欲しいよなぁ、と思っているので、 交流は個人的に嬉しいです。 ちなみに、第16回ムルデカ大会の全日本(なんてイカス言い回し なんだ)の監督は長沼さんで、サカマガの同じ号に載っていた 以下のコメントに、当時の日本の実力が表されていると思います。 −−−−(第16回ムルデカ大会での)ライバルはどこか? 長沼監督: やはり、マレーシア、韓国、それにビルマの3国。ことにマレーシアは (ミュンヘン)五輪出場の前哨戦として張り切っている。それに、 マレーシアとビルマは生活環境以外でも有利に働くだろう。 −−−−ズバリ勝算は? 長沼監督: もちろん優勝です。ソウルでは、マレーシアに思わぬ足元をすくわれたが、 試合内容から見ても、あんなマレーシアごときに負けるはずがない。 入れられた得点も、こちらの守りがバラバラにされ、どうしようも なくなったというケースでなく、雨やグラウンドコンディションに災い された得点だった。 ここで、マレーシアの鼻柱をへしおり、韓国をたたくことが、再起を めざす日本には、どうしてもやっておかねばならないだろう。 そんなことより”借りは一番早い時期に返しておかねば!”の気持ちの ほうが強い。 (しゃべっているうち長沼監督の語気は、自然とはげしくなった。 マレーシア、韓国を叩くことは日本サッカー再起につながることは 承知しながらも、むしろ”親分長沼”の負けじ魂が、その表情から 読み取れるのだった) …(以下略) 〜長沼全日本監督インタビュー <”借り”は一番早い時期に返す>より ※太字は当方による そして、ムルデカ大会ではGLでマレーシア(Aチーム)と日本は激闘。 結果は。。。
うう…。 でも、カンボジア(クメール)には4−1、ミャンマー(ビルマ)には 6−1、フィリピンには5−1で勝っております。 まあ、先程”交流はいいよな”とか言いましたが、2004年の2月 という、クソ寒い時期に、さらに冷えるカシマスタジアムでマレーシア 代表を呼んだりした現在のJFAのお偉いさんたちは、 ”日本のアジアでの貢献”の裏にある アジアへの復讐長期計画 を立てていると思います(笑) ... タイリーグ再編! - タイ - 2005年09月09日(金) ----- ■タイリーグ、タイ・プレミアリーグへ Thai League is now Thai Premier League TOR CHITTINAND 2005/09/09 今年12月から始まる第10回タイリーグは、新たにタイ・プレミア リーグへと変わる。これはSuwat Liptapanlop副首相とタイサッカー協会 会長の Vijitr Getkaewが昨日、スイス・ホテルの記者会見で発表した。 タイ・プレミアリーグはタイリーグ、ディビジョン1、そしてプロヴィンシャル (地域)リーグのチームで構成される、タイ人選手が集まったリーグとなると 副首相は語った。 「現状、3つのリーグから12チームが参加することになります。我々は 実力ある国内プロリーグを作り上げたいと考えています。 このリーグは、タイ・スポーツ局内の国立スポーツ発展部から資金援助を 受けることになります。 これで世界各国のリーグと同等に並ぶことになるでしょう」 サッカー協会会長は、今回のタイ・プレミアリーグは将来代表チーム への準備に関して、サッカー協会を助けてくれることになると語っている。 「今回のタイ・プレミアリーグは2005年12月に開幕し、2006年の 6月まで行われます。このリーグに参加する12チームは、各チーム 50万バーツの援助を受けることとなっています。 リーグ上位3チームに関しては賞金が用意され、優勝チームは 1000万バーツ、準優勝には300万バーツ、3位には150万 バーツが支給されます」 (※1バーツ=約3円) ☆参加する12チーム ・タイリーグから参加(8) Tobacco Monopoly (champion) Provincial Electricity Osotspa Port Authority Krung Thai Bank BEC Tero Sasana Bangkok University Bangkok Bank ・ディビジョン1からの昇格(2) Royal Thai Army Thai Honda Sports Association ・プロヴィンシャル・リーグから参加(2) Chon Buri Suphan Buri http://www.bangkokpost.com/Sports/09Sep2005_sport05.php ---- 前々から出ていたタイリーグ再編が、ようやく正式に決まったようです。 W杯一次予選のとき、タイ代表が北朝鮮に破れたのですが、そのとき タイのタクシン首相が、その件に関してブーたれたコトがあったのです。 でも、すぐさまメディアから 「リバプール買うとか言う前に、サッカー好きなら 国内リーグに金使えや!」 (なんて素晴らしい論調なんだ、タイメディア!) とか言われ、じゃあ支援するわい、というコメント出したのも 影響しているのかもしれません。 で、初めはもっと壮大だった(確か16チーム参加予定)再編ですが、 資金とか色々問題が出て、チームは12でまとまったという経緯が あります。 ※中国四千年のフットボール通信さんが詳しいです チーム自体は結構強いタイ国内クラブなのですが、リーグそのものの 盛り上がりに関しては、やっぱりインドネシア、マレーシア、ベトナム、 に比べると、どうしても見劣りする記事ばかりが目立っていたのです。 でも、これでまずは器の第一歩、てトコでしょうか。 あとはファンの獲得やリーグへの注目が課題だと思いますが、これで 国内リーグのファン層が目覚めたらとんでもないコトになると思うので、 ちょっと怖いです(笑) 最近ちょっと凹み気味のタイですが、来年からはきっと SEA GAMESの好成績(と予想中)&再編国内リーグで 盛り上がっている・・・コトを祈っております。 ... アセアンズ全世代、奮闘す - 東南アジア - 2005年09月08日(木) さて、もうそろそろAFCの方でアジアユースとAFC− U17選手権が始まるのですが、それに向けて東南アジアでは 東南アジアサッカー連盟(AFF)が大会を開いております。 東南アジアは、周辺国と結構結びつきが強く(東アジアは弱すぎ)、 AFCの大会の前になると、結構地域で大会をやったりするの です。 そしてこの前は、ここでも何度も言っている東南アジアの地域 競技大会、SEA Gamesに向けた準備大会の位置づけである、 AFF−U23選手権も開かれたのでありました。 てなわけで、一応全世代の東南アジアの選手権が行われたので、 表にしてみて、その個人的な感想をば、SEA Gamesの展望を 兼ねて。
☆タイ 東南アジアの盟主、タイはU23選手権では圧倒的に勝利して おります。 (準決勝:7−0マレーシア、決勝:3−0シンガポール) U23選手権に、ベトナム・インドネシアの強豪が出なかった のもありますが、まあ、ユニバーシアードで世界相手に、そして 親善試合ではレアルとかエヴァートンとか欧州クラブとやって いますから、ある程度は納得いく結果です。 しかし、ちょっと前までの、全世代で圧倒している感、は 低いですね。 タイガーカップでコケて以来、東南アジアで敵無し!という 感じではない気がします。 ☆ミャンマー 特筆すべきは、ミャンマー。全世代に渡ってGLを 突破し、U20、U17と2冠達成です。 スタッフがブルガリア路線になる前から、そこそこ結果を 残してきていますが、最近はそれが形となっている感があります。 まあ、日本と戦ったときの五輪代表はかなり若かったですし、 A代表兼U23もしくはユース、という選手も多いのは 確かですから、国際経験は他のチームより多いのかもしれません。 毎大会伏兵扱いなのですが、次のタイガーカップやSEA GAMESあたりではやっちまう可能性大です。 ☆マレーシア マレーシアも全世代で突破していて、安定していると思うの ですが、いつもなぜか準決勝あたりで敗れてしまいますね。 まさに”いぶしシルバー・コレクター”であります。 結構欧州遠征とかやっていて、協会のフォローも比較的 東南アジアではかなりある方なのですが、頭一つ なかなか抜けません。 でも、東南アジアの中でいち早くアジアカップ2007に 照準を定めている様な記事も結構見ますから、あんまり 今すぐどうこう、な結果は出ないのかも、です。 ☆シンガポール シンガポールはA代表、U23だけでなく、クラブでも 結果を残していて(東南アジアクラブ選手権を優勝)、 ミャンマーと同様今後注目です。でも、少し若手のパワーが U23やA代表に比べて弱い印象があります。 まあ、今シンガポールはかなり黄金世代気味ですから、 これが繋がれば、東南アジア・ベスト3に数えられる時代が 来るんじゃないでしょうか。 日本はW杯予選である意味、悪いタイミングでシンガポールと 当たったのかもしれません。 ☆インドネシア インドネシアはA代表はタイと並ぶ強豪なのですが、 ユース以下ではそれほど印象がないです。 ボアズのようにいい選手はいると思うのですが、PSSI (インドネシアサッカー連盟)はまだ力を入れていない感じ がします。このへんは今後AFCの提案するビジョン・アジア 次第でもう少し改善されると思います。 U23も、かなり豪華メンバーなのですが、今回の大会は おそらく国内リーグ佳境なのと、シンガポールカップに出たから まあいいや、という感じっぽいです。 ☆ベトナム 個人的に、なぜか落ち込みが激しいなぁ、と感じざるを得ない ベトナム。実力と結果が伴っていないと思います。 U23には次世代スター揃いで、メンバーを見ると タイ、インドネシアに負けないぐらいの名前が並んでいると 思うのですが、今回はベトナム国内でLGカップ、アグリバンク カップというU23向けの大会が控えているので、今大会は パス、と言ったところでしょう。 ちょっと国内リーグも八百長事件なんかでゴタゴタが続き、 不安要素はありますが、先ほど述べた大会や豪州遠征が ありますから、SEA Gamesでは復活してくれるんじゃ ないでしょうか。 ☆ラオス 相変わらず、東南アジア内では若手の調子は良いのですが、 U23以上になると結構やられてしまうラオス。 でも、A代表がW杯予選から若手に切り替えたので、そこそこ 経験がある選手が多く、SEA GAMESでは草刈場となる 可能性は低いと思います。 (実際、U23選手権では、タイ・シンガポールに1−3で敗れた) 毎度毎度期待しているのですが、今度こそリベンジ。 目指せGL突破。 ☆フィリピン ボコボコにやられる印象が日本人には強いフィリピンですが、 SEA GAMESの開催国として、そして若手育成に力を入れて きているので、多分本大会では1回ぐらいビックリさせてくれる と思います(その相手はマレーシアかシンガポールな予感)。 U23選手権ではレギュラー2人(FWとDF)が抜けていたの ですが、全試合で得点しました。これはスゴイことであります。 10月に中国遠征に行きます。 ☆カンボジア・ブルネイ・東ティモール だいたいGL最下位を争い、1試合で5点以上の失点をしてしまう チームの顔ぶれです。 ただ、カンボジアはリーグが再開したので、ちょっとこの 3チームからは抜け出る…かも。 東ティモールも海外組が来るかどうか全然わかりません。 ポテンシャルはあると思うのですが。 ブルネイは他の国のように、国内リーグで若手を戦わせたり したほうがいい気がするのですが、もしかしたらブルネイ代表で まだ協会が手一杯なのかも。 てなわけで、まだまだ目が離せぬアセアンズでありました。 ...
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