バイチュン・ブティアは僕の敵 - インドネシア - 2003年07月26日(土) さて、現在(2003年7月)東南アジア・サッカー界は、 イングランドのチームがマレーシア・タイにやって来たり、 レアルが来るとか来ないとかで大騒ぎなのでありますが、 実は「東南アジアクラブ選手権」という大会が今年から スタートし、熱戦中であります。 当初はアセアン10カ国(10チーム)+ホスト(1チーム)+ ゲスト(1チーム)という形だったのでありますが、ミャンマーが またもや突然棄権してしまい、11ヶ国で行われたのであります。 開催地はインドネシアなので、インドネシアからは2チーム参加 と言うことになりました(PetrokimiaとPersita)。 出場はカンボジア代表、ホック・ソチェトラ率いるSamart United とか、ラオスの強豪MCTPC、ブルネイ最強のDPMM FCなど、 もうハァハァしっぱなしなメンツに加え・・・ 日本でもお馴染みのタイのBECテロサーサナ、タイ代表の キャティサックが大活躍のベトナムチーム・HAGL、そして シンガポールのSAFFCに、最近国際舞台に出てこないマレーシア リーグのチーム、Perak・・・ なんかが出場しておりまして、タイガーカップ以上に 萌え萌えな大会なのであります。 さてさて、残りのゲストとは・・・インドの磐田とか鹿島な印象な East Bengalであります。 セナヤンで南アジアのチームが戦うとは、いい度胸してるじゃねーか! と感じつつ試合結果を見ておったわけですが、なかなかな実力を出して いやがります。 そんなさなか、またもやインドネシアのサポからメールが着ましたので、 一部訳します。 ----- オガ、準々決勝にインドネシアは2チームとも進出することが 出来たよ。でも、そこでの結果は違ったものになったよ・・・。 PetrokimiaはVゴールでシンガポールのチームに3−2で勝利! 僕らの仲間内じゃ、凄いオドロキだよ。だって、Petrokimiaは リガ・インドネシアじゃそんなにいい順位じゃないんだ。 Petrokimiaのブラジル人が凄く良かった。あー、アレマに来年 来てくれないかなぁ。 でも、Persitaは負けたよ・・・インドのチームに! (*これを書いた彼は、当初Persitaをメチャクチャ押しておりました) Benteng Viola(Persitaのサポ集団)はセナヤンで敗戦してすっかり 黙ってしまった。 だからPetrokimiaは準決勝でこのインドのチーム、East Bengalと対戦 するんだ。 僕は仲間のアレマニアやメラ・プティ(インドネシア代表サポ集団)と スタジアムに行って、Petrokimiaを応援するよ!! ところでオガ、君はインドのFW、バイチュン・ブティアを知ってるか? (*↑この人) こいつは、インドネシアじゃパブリック・エネミー・NO1だ。 昨年ベトナムでLGカップって大会があったんだけど、コイツは Bima Sakti(インドネシアのスター選手)の足を折りやがって、 そのおかげで彼はタイガーカップに出れなかったんだ!! そしてこの前の試合じゃ、コイツZainal Arif(インドネシア代表選手) を殴りやがったんだよ!! (*彼はBima SaktiもZainal Arifもヒイキの選手です) Petrokimiaが、East Bengalを叩き潰して、決勝に行けるのを 願うよ。 準決勝もう1試合はBECとマレーシアのチームだ。 これはいい試合になると思うよ。観にいくけどね。 じゃ、また試合見たらメールするよ! ------ 彼は当初、テロサーサナ、Persita、Perakが優勝候補じゃないかな〜 と試合観戦後に言っておりました。マレーシアのチームの実力が イマイチわからなかったのですが、そこそこ強いのでありましょう。 うーむ・・・パブリック・エネミー・NO1がブティアとは・・。 ブティアという選手は、イングランドに渡ったこともあるインドの スター選手であります。 それにしてもワカランのは、インドネシアVSインドちゅー感覚で あります。 ま、マレーシアvsインドネシアとか、マレーシアvsシンガポール というのは、まぁいわゆる「隣国のライバル心」みたいなもんで、 日本と韓国みたいなモンだろう、という想像はつくわけです。 しかし、まぁこの場合は東南アジアの国vs南アジアの国、てな トコがありますんで、俺からすると日本の選手が中東の同じ選手に 怪我させられた・・・って感覚なのか?と考えると、それはそれで 違うだろ、って気がするんですわ。 僕らにとって中東はアジアです、と言われてるからアジア人なのか〜 と無理やり納得している部分があって、基本的には日本≠中東だよな って思うんですが、 東南アジア≒南アジア ってな部分があると思うんですよ。 東南アジアにはインド系たくさん住んでるし。 日本の選手が東南アジアの選手にひどい目にあった、というイメージ なのか? でも、よく掲示板に書かれているのは、「ヘタクソがサッカーするな」 みたいな、馬鹿にした感じの怒りだしな。それとも違う気がする。 うーむ、わからん。 島国の人間である悲しさよ。 ちなみに、PetrokimiaはPKでEast Bengalに負け、決勝戦は テロサーサナvsイースト・ベンガルであります。 メールの彼はテロサーサナを応援するのか、するとしたら、 敵討ちとしてなのか、同じアセアンの仲間としてなのか 気になるトコです。ハイ。 ... 10 minutes: 名古屋-台北-クアラルンプール - 2003年07月21日(月) *今回は、超ローカルネタなので、ワカラン人には ちっとも面白くない可能性大なので、注意してください。 まぁ、いつも首都圏・アセアン圏中心なので、 そこにこだわる人も居ないと思うが。 ---- 名古屋-台北-クアラルンプール と言っても、別にトランジットではナイ。 これは、俺的姉妹都市である。 先日、ちょっとした用事が出来て故郷・名古屋に 行ったのだが、本当に名古屋は台北そっくりである。 ドコがソックリなんだ!と言われると困るが、 「なんとなくダサい感じ」が似ているのである。 名駅(この辺地元民な書き方だが、名古屋駅のこと) には、妙にデカイ建物が出来ていやがって、そこだけは クアラルンプール(KL)っぽい。 KLにナナちゃん人形があったら、完全に名古屋である。 そんな視点でグランパス-ガンバ戦を観たのだが、 うーむ、マレーシアリーグよりも盛り上がっている 気がするぞ。 実はサッカーが好きになったのは、故郷を離れてからな 上に、あんまり地元に帰らない(地元に帰るなら、香港 行くわな)ので、名古屋でサッカーの試合を観るのは 初めてだったのである。 瑞穂は、高校の時部活で1回来ただけで、しかも競技場なんか ちっとも観ずにとっととゲーセンに向かったので、全然 イメージがなく、「等々力には勝てるまい」と馬鹿にして いたが、結構立派でビビった。すまん、瑞穂。 試合で驚いたのが、グランパスのスポンサーの多さッ! いつまで続くんだ?と言うぐらい長かったぞ。 それにハーフタイムじゃ、チアガールのねーちゃんが チアダンス踊っているし、UCCの看板持ちとか居るし。 ビール売りのお姉ちゃんが売っているツマミは、 グランパスのマーチャンタイズもんだし。 なんて華やかな世界なのだ! 月刊グランとか言うFOOTBALL Asiaぐらいの本も書店で売って いるし、ゴール裏も真っ赤だったし、名古屋も捨てたもんじゃ ねーな。 Mリーグでは、せいぜいミロのロゴマーク入りの FIFAフラッグと、ダンヒルの宣伝くらいだったぞ。 川崎フロンターレのハーフタイムは、「川崎なんとか商店街」 の看板持ちとか、一輪車のショーだしな。 さすがJリーグかつトップリーグのチームである。 俺が名古屋を離れて以降持っていた 「きくち教児と小堀勝啓が仕切る街、名古屋」 のイメージは、ようやく今回の旅で払拭できたのである。 しかし、瑞穂競技場の中に「寿がきや」がないのは 本当にガッカリであった。まる。 ---- *きくち教児(多分アナウンサー) ズームイン朝に名古屋からのレポートでは良く出てた人。 ちょっとデブっぽい。今は知らない。 *小堀勝啓(多分アナウンサー) CBC(TBS系)では有名な人。 名古屋の中学生にとってのアニキ的存在。 今はどうなんだ? *寿がきや(ラーメン屋) 名古屋のスーパーとかによく入っている、ファーストフードっぽい ラーメン屋。名古屋の中学生の部活帰りには欠かせない。 「ダシに蛇の皮を使っている」というメチャクチャな 噂を聞いたことがある。 「洗剤味が強い」という言いがかりもよく聞いた。 名古屋在住の人、暇だったら上の3点の現在を教えてください(笑) ... 10 minutes: 大草原の小さな家のサッカー - 2003年07月14日(月) ちゅーわけで、相当忙しくて掲示板に書き込むのが やっとこさな管理人です。申し訳ない。 んで渡米中に、米国は何故サッカーが人気ないんだッ!!! とか思っていて、現在米国のサッカー本を斜め読み しておりますが、 米国の19世紀後半のチーム名を見ると、 ・Brooklyn Celtics ・Anglo-Saxson FC ・Spanish-American FC などなど、とっても民族的なイカスチーム名を 見ることが出来ます(アマチュアだけど)。 まだまだこの本、全部読んでいないのですが 以下は現在の付け刃の知識&妄想による、 米国サッカー不人気の解明。 ------ 19世紀末頃の米国サッカー。 (BGM:大草原の小さな家のオープニング) そこでは 「明日はサッカーの試合だ。 アイリッシュ野郎に負けてられないぞ!アルバート!」 「そうだね、父さん!」 という光景が良く見られたものであった。 しかしその後時は流れ・・・ 「アイリッシュ野郎に負けてられないぞ!アルバート!」 「・・・父さん、僕らは”同じ米国人”じゃないか。」 「アルバート、何を言っているんだ! サッカーはプライドを賭けた・・」 ・・・ 「アイリッシュ野郎に負けてられないぞ!アルバート!」 「父さん、雑貨屋のガーベイが来てないんだ。」 「まいったな、誰かいないか?アルバート?」 「ハンスがいるじゃない?」 「奴は故郷が違うんだ、ローラ。」 「ジェームスがいるけど、彼の家までは 2時間くらいかかるし・・困ったなぁ。」 「ねぇアルバート、サッカーって面倒なのね。」 「ローラ!サッカーを馬鹿にするんじゃない!」 と、悩みが出始め、 結局・・・ 「あのさ、バスケとか野球ってよく知らないんだけど、 とりあえずサッカーに比べて、チーム作るの楽だよな」 「そんな気もするぞ。ドイッチェなハンバーガー食って、 イタリアーンなピザ食ってるってのがアメリカって 感じじゃん。 スポーツでわざわざそれぞれの故郷で固まるってのも、 なんだかなぁ、って気がしてきたよ・・・。」 「どの国出身であろうとも、みんなでチームを作る! これがアメリカの魂ってやつだと思うんだよ。 でも父さんは・・・。」 (ドア越しには、地元チームのマフラーとサッカーボールを 持った父さんがたたずんでいたのであった。) ------ という、移民!新天地!アメリカとは!的な経過があり、 出だしで転んだ米国サッカー。 そんで巻き返しを図ろうと努力したが、結局4大スポーツには 勝てず・・・。 と、まぁ考えてみたが、じゃあ、何故4大スポーツに勝てんのじゃ! と言われると何もいえないので、誰か探ってください。 ちゅーわけで! ...
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