東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

逃げまどえ、ゴールキーパー - ミャンマー - 2003年06月21日(土)

さて、5月初旬の日本五輪代表vsミャンマー五輪代表を
見て、ミャンマーに好感を持った方も多かったんでは
ないでしょうか。

旅行者の間では、飯がイマイチ合わなくて、強制両替が
うーむ・・ということぐらいが不満だが、イイ人がかなり
多い!という評判も良く聞きます。


そんなミャンマーでありますが、ミャンマーホームとも
なるととんでもないことになるようで・・・。


以下は、つい先日(2003/06/18)ミャンマーで
行われた、東南アジアU18選手権決勝戦、ミャンマー
VSマレーシアの模様です。



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■ヤンゴンの地獄に放りこまれたマレーシアU18代表

by ERIC SAMUEL


PETALING JAYA:
東南アジアサッカー連盟(AFF)U18選手権において、
大暴れするファンと貧弱なセキュリティ対策は、マレーシア
U18代表チームの優勝という輝かしい記録を作る
可能性を無くしてしまった。

チームは水曜日にヤンゴンで行われた決勝戦で、ミャンマーに
0−4で敗れたのである。


マレーシアU18代表監督のJoao Paulo Nizzo氏は昨日、
ヤンゴンからの電話インタビューの中で、チームは敵対心
に溢れた群衆のスタジアム(National Y.T. Centre,
50,000人収容)の中に放り込まれた、と失望の色を
隠せなかった。



「私のチームの選手達は、試合が始まる前にすでに
 スタジアムにいる群衆に殺されたも同然だった。

 スタジアムの雰囲気はまるで戦場の様だった。
 
 観客は大きな石や瓶をフィールドに投げ込んでいたんだ」

と監督は語った。彼はマレーシア・ベンチには、花火によって
大きな穴が出来ていたとも述べた。


「私たちはピッチにすら入ることができなかった。
 試合開始は30分ほど遅れた。

 マレーシアのGKは、相手のCKの時になると、観客
 からの投石を避けるために走らければならない状況
 だったんだ。
 
 GKはベンチまで逃げてきたので、私は審判がプレーを

 再開する前の数分間に、彼を落ち着かせる必要があった。


 私は、ミャンマーの功績を認めないわけではない。
 ミャンマーは良いチームだった。

 しかし、スタジアムは敵対心に満ちた雰囲気のために、
 通常の状態で試合をするような状態ではなかった。

 我々チームは、このような経験をまだ味わったことが
 なかったのだ。」



マレーシアはホーチミンで行われた予選・グループBで
大きな成功を挙げた。

チームはベトナムを2−1、カンボジアを3−0、インドネシア
を3−1、そしてフィリピンを6−0で破っていたのだ。

月曜日にヤンゴンで行われた準決勝では、2−0でシンガポール
に勝利していた。


「チームは決勝までに5勝を挙げていた。
 こんな成績を上げていたチームが決勝で4−0で
 負けるというのは、普通じゃない。

 何かがおかしかった。私は大会の運営サイドに
 失望している。」


マレーシアのチームは、主としてBukit Jalil Sports Schoo
l所属のU17選手で構成されていた。チームのU18選手は
5名だけ、1軍の選手は3名だけ、という顔ぶれだった。

FWのNorsharul Idlan Talahaは、7得点をあげ今大会の
得点王となり、決勝戦までに失点を2で押さえた
Mohamed Nazril Nordinは、ベストGKに選ばれた。

http://www.thestar.com.my/news/story.asp?file=/2003/6/20/sports/edruly&sec=sports
より
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この決勝戦に4万人以上集まったと他の記事で読んだのですが、
さすが古豪だッ!さすが日本サッカーの祖父の国だッ!

それにしても、マレーシアベンチに花火で穴があいていたとは・・・
(まぁ、事実かどうかはワカランが)

昔日本(U16)もひどい目にあったハズだが、
あれは大袈裟な話ではなかったんだな。多分。



ちゅーか、ミャンマー五輪代表GKのアウン・アウン・ウー君が
花火を苦手としていたのは、きっと昔花火でひどい目にあったのであろう。

アセアンズは、アウェイチームにロケット花火を打ち込むのが
サポのトレンド(死語)なのであろうか。


ま、アウェイの戦いってのは、マジでサポが影響あるんだな〜と
つくづく感じますな。



そんで、
アウェイ・三ツ沢で
・瓶を投げられて逃げ惑う川崎のGK・・

アウェイ・等々力で
・ベンチに花火で穴が空いているのを見て
 激怒する横浜FCの監督


ちゅーのを想像しても、なかなかできないってのを
考えると、やっぱ日本てのは安全なんだな〜と思いますです。

あ、リティ激怒、ならなんとか想像できそうだ(笑)。



...

チアガールの悪行 - シンガポール - 2003年06月11日(水)

ちゅーわけで、Sリーグの掲示板に、チアガールに対しての意見が
あって、結構珍しいと思ったので翻訳してみました。

ちなみに、タンパイン・ローバーズというのは、シンガポールリーグ
に所属するチーム名です。

日本だと札幌とか新潟もチアガールのグループを持っていたと
思いますが、このへんはファンサイトとか掲示板とかあるんで
しょうか??



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・タンパイン・ローバーズ・チアガールの悪行
 28-May-2003 12:30:29 PM by cssmm
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 おい、ハーフタイム中にスタジアムで(メインロード隣の入場口近く)、
 チアガールたちがタバコ吸ってたのを見たぞ。

 しかも、タバコだけじゃなくて、ちょっかい掛け合っててギャーギャー
 うるせーし。

 Tampines Roversの関係者は、クラブの名を汚すようなコトしてる
 輩に気が付くべきだ。そういうチアガール達は消えてくれ。


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- Re: タンパイン・ローバーズ・チアガールの悪行
28-May-2003 12:40:21 PM by Thx
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 お前、ハーフタイム中にタダで入ろうとして、スタジアムの
 周りうろついてたんだろ。ケチがガタガタ言うな。


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- Re: Re: タンパイン・ローバーズ・チアガールの悪行
28-May-2003 1:13:11 PM by cssmm
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 あー、そういうケチ野郎は、SCORE(*toto Goalみたいなもん)
 で賭けてる奴じゃないか。

 Sリーグは、ハーフタイム中にタダで入場するのを歓迎中!
 実際に結果が見られるように。


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- Sリーグで賭けている人
28-May-2003 2:15:25 PM by Springwate
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 SCOREで賭けた人を入れたとしても、スタジアムは
 そんなに混んでないよ。もし賭けがなかったら、マジで
 ガラガラのスタジアムの試合になると思う。

 賭けをしている人には感謝しなきゃ。観客動員数を
 上げてるんだからさ。

 ありがとう、賭博師のみなさん!!


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- Re: Re: タンパイン・ローバーズ・チアガールの悪行
 28-May-2003 1:17:27 PM by cssmm
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 ところでさ、俺は賭けごとが好きなんだけと、特にSCOREをやってるって
 わけじゃない。でも、Singapore Poolsは結構やってるよ。スッてるけど。

 んで、$S5賭けてるからって、結果が見るために、わざわざ
 スタジアムに行って、最後まで試合を見ようとは思わんぞ。

 とにかく、警備員は賭けをしている客がハーフタイムに入ってきても、
 特別に計らって欲しいよな。

 5S$あれば、ダブルとかトリプルとか賭けられるんだし。


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- お前スッただけだろ?そんな怒んなよ。
 28-May-2003 1:57:43 PM by happy
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- 別になんとも・・・
 28-May-2003 2:18:50 PM by cssmm
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 まあ、賭け事は「のるか・そるか」だしね。
 (もちろん、みんな勝つのに期待しているワケだけど)

 それよりも不思議なのは、なんでクラブ側が可愛くてセクシーに
 着飾ったチアリーダー達に、スタジアムの中でタバコ吸うとか、
 ギャーギャー騒いでるのを容認しているのか、ってことだな。

 俺はクラブ側がリアクションをおこさないとしても、
 別になんとも思わないんだけどね。

 2,3例を挙げさせてもらうと、賭け事とかショーってのは、
 スタジアムの観客にとって、エンターテイメントの本質的な部分
 であるわけだし。

 もちろん22人の選手が、ボールを蹴っているのを見ることが
 楽しい人以外にはね。


 だからチアガールのねーちゃん達は、クラブ側がなんか
 アクションをおこすまでは、ハーフタイムで今やっていることを
 やってろよ。

 あと、せいぜい風邪に気をつけろってこった。

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- 文句があるなら警察に行け。
29-May-2003 5:05:38 PM by Shirogane
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::S.Leagueの掲示板より。


この書き込みでわかるのは、

・シンガポールリーグにはチアガールが居る。
・SCOREとSINGAPORE POOLSという賭けがある。

・結構ハーフタイムの入場のチェックは緩いのか??
・シンガポール人はチアガールをセクシーだと感じている。

という点であります。


うーむ・・・。非常に興味深い。
日本とは違うぞ。




あ、あとチアガール関係で知り合いから聞いた話。
(なので、信憑性はありません)

以前、ココ


NBAのチアガールの動きが武富士のCM系で、
飛んだり跳ねたりする、チア−!な奴と違った、


ということを言ったと思います。


んで、その辺を聞いてみた所、どうやらアレはチアガールではなく、
「ダンスチーム」という位置付けの方が近いらしいのです。

NBAは昔、ああいうのがなかったらしいのですが、
レイカーズの会長だかなんだかのお偉いさんの奥さんが、
元チアガールで、

「なんでNBAには、チアガールみたいな楽しいモノがないの?」

と問い掛けたというのがキッカケで、レイカー・ガールズという
グループが出来、それがNBAのチアガールの元祖に、、、

と聞いたそうであります。


ま、そのへんでNFLとの差別化をすると、ダンスっぽいん
じゃねーかなぁ・・という意見を聞いて、ちょっと納得した
俺でした。



ちなみに、僕は別にチアガール・フェチでもなんでもないので、
その辺誤解しないで下さい(笑)。


...

10 minutes: ジーコを責めないで。 - 2003年06月09日(月)

アレマニアのダニー君とのメールのやり取りをちょびっと。
これは、6月6日(金)に到着したものであります。

>は僕側です。

---

>国立(日本のセナヤン・スタジアム)で、
>日本代表は韓国代表に圧倒されて1−0で負けたよ・・。

>正直、僕はジーコは偉大な選手だと聞いているけど、
>監督としてはまだ分からないんだ。。


オガ、日本代表が親善試合で韓国に負けたことに関しては、
単に不運だったと思った方がいい。ジーコを責めちゃだめだ。

彼には、日本のサッカースタイルに合った戦術を
立てて実行する時間がもっと必要だと思う。

彼にはチャンスともう少し時間を与えるべきだと思うよ。



>僕は、コレフ監督が正直うらやましいよ。

ジーコは、コレフ監督がガルーダ(インドネシア代表の愛称)で
見せてくれた驚きを、君に見せてくれると思うよ!

ジーコは日本のサッカーに向いていると思う。だって、日本の
サッカーってブラジルっぽいところがあると思うんだ。

だから、ブラジル人が日本代表監督になったら、日本のチームは
アジアの”サンバ・サッカー・チーム”になれるはずだよ。

それに韓国戦は、小野や中田、それに高原も居なかったんだろ?
いくらジーコでも、キープレイヤーが居なかったら難しいと思うよ。
サブメンバーは、彼らほどの能力がないんだからね。


ジーコは、アルゼンチン戦じゃ魅せてくれるはずさ。
そう、”サンバ”と”タンゴ”の戦いの様にね。

僕は日本対アルゼンチン戦を全部見たいけど、インドネシアじゃ、
多分ハイライトぐらいだね。残念だ。



>>レバノンでのインドネシアU23代表が心配だよ。
>>ナイトゲームで、結構寒いらしいんだ。

>日本のチームも、東南アジアの気候には弱いんだ。
>この前のACLじゃ、強豪の鹿島がバンコクでの
>テロサーサナとの対戦に引き分けたんだ。
>日本でやったら、3点差で鹿島が勝つんだけど。


オガ、君はPSMマカッサルが、インドネシアで磐田に
負けたのを忘れてないかい?

気候ってのはもちろん理由になるけど、インドネシアの
チームが日本(やレバノン)のチームに負けるのは、
気候以上にやっぱり実力なんだ。



>そうそう、日本は五輪最終予選に進出したよ。オーバーエイジは
>まだよくわからないけど、宮本と明神が練習したみたいだ。

日本の”ロード・トゥ・アテネ”は無事に進めると思うよ!
本大会じゃ活躍して欲しいね。アジアのサッカーにとっても
日本の活躍を期待するよ。



>7月の東南アジアクラブ選手権か、プルシジャ-アレマニア戦
>は行けそうにないよ。

>僕はまた、メラ・プティ(インドネシア代表サポ)と、そして
あのマブイねーちゃんに会いたいんだけどね(笑)

君、まだそんなこと言っているのか?(笑)


-----

日本がブラジルっぽい云々はさておき、

日本=サンバ・サッカーinアジア

を期待しているのか・・・。
まぁ、ジーコが代表監督だったら、確かにそれを期待するだろうな。

それに、監督に失望したとか言う(ニュアンスの)文章も、
ハタから読んだら「まだ始まったばっかりだろ」という
感じかもしれん。


んでも・・

結局アルゼンチン戦も、レバノン−インドネシア戦も
負けてしまって、お互いガックリしているアジア人2名
であります。

うぅ・・・。


...

タイ国内の各リーグ事情 - タイ - 2003年06月02日(月)

謎の無記名さんが、BBSにタイの国内リーグに
チクリを入れてくださいました。

下部リーグのことは中々英語での情報がないので、
大変貴重な情報です。というわけで、パクりました。

この場を借りて、無記名さんには書き込みに感謝すると
同時に、無断転載をお詫びいたします。

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◎タイのリーグ構成


▼タイリーグ【トップリーグ】

 頂点はご存じ“タイリーグ”の10チームです。

(6シーズン前の創設当初は18チーム、その後長らく12チームで
 リーグを行ってきましたが、冠スポンサーがなくなったためか規模縮小) 

 たまに「プレミアリーグ」と呼ばれることもあります。


▼ディヴィジョン1【2部リーグ】

 タイ(プレミア)リーグの下に“ディヴィジョン1”があります。
 これは事実上の2部ですが、タイ人が大好きなイングランドのリーグを倣って
 「1部」と呼ぶようになりました。

 12チームで争います。


▼トワイ・コォー【3部リーグ】

 その下が“トワイ・コォー”と呼ばれる事実上の3部。「コォー」とは
 タイ語のアルファベットで2番目の文字なので、「Division B」と
 意訳されたりします。


▼トワイ・クォー【4部リーグ】

 その下が“トワイ・クォー”と呼ばれる事実上の4部。「クォー」とは
 タイ語のアルファベットで3番目の文字。


▼トワイ・ンゴー【5部リーグ】

 一番下が“トワイ・ンゴー”と呼ばれる事実上の5部。
 「ンゴー」は本来4部のはずですが、上記の通り一つずつズレて5部です。




各ディビジョンはそれぞれ成績の上位下位が入れ替えを行います。


ところで、この構成ではタイ語のアルファベットで最初の文字である「コー」
を使った1部“トワイ・コー”がありません。

1部(事実上の2部)は“ディヴィジョン1”という名称だからです。

リーグより歴史が古く由緒正しい“トワイ・コー”は、現在タイの事実上の
スーパーカップ的存在となってその名を残しています。



以上が今現在のタイ国内のサッカーリーグの構成です。

しかしタイではいつ、どんな事が起こるかわからないので、この状態が
いつまで続くかは誰にもわからないでしょう。同様に昔のタイサッカーも
このような構成ではありませんでした。




◎上記以外のリーグ


すでに書いたリーグとは別に、傍流(と言ったら失礼か?)ながら
重要なサッカーリーグがタイにあと2つあります。


“プロヴィンシャル・リーグ”と大学サッカーの“Uリーグ”です。


▼プロヴィンシャル・リーグ

□ プロヴィンシャル・リーグとは・・・

プロヴィンシャルリーグ誕生のきっかけは、いまひとつ盛り上がりに
欠ける国内サッカーのテコ入れのためという名目で、政府と一部の
政治家主導という特殊な形で99年から始まりました。

それまでタイのサッカーリーグはほとんどバンコクやその近郊のチーム
が主にバンコクで試合を行っていたので、地方には長期に渡るリーグ戦
のサッカーと縁がありませんでした。

(ただし“タイランドカップ”やその他のカップ戦はあります。)


そこで地域対抗のリーグ戦を作れば、マレーシアのように盛り上がる
のでないかと考えた結果リーグ設立になったようです。

また政府や政治家が絡んでいるところに地方振興や、何らかの利権の
思惑(私個人の推測ですが)もありそうな気がします。


□ 現状

かつてタイリーグやDiv.1のクラブでプレーしていたものの、全盛期を
過ぎプロヴィンシャルリーグのチームでプレーしている選手も何人か
います。 


逆にプロヴィンシャルで活躍して代表に入り、現在タイリーグの
バンコク銀行でFWとして活躍しているマニットのような選手もいます。


こういった選手の流れを考えれば、リーグのレベルがだいたい想像
できるでしょう。私はまだ一度もスタジアムでこのリーグを見たことが
ありませんが、TVで見るかぎり観客はあまり入っていないことが多い
ようです。どう考えても赤字のリーグだと思いますが、政府の補助が
あるのでしょう。


□ リーグについて

リーグは現在4度目のシーズンを迎え、タイ国内の12の県のチームが
ホーム&アウェイで、北はチェンマイから南はマレーシアに近いハジャイ
(ソンクラー県)のスタジアムまで、全国を股に掛けて戦っています。

試合は金・土・日曜に分散して行われ、TV放送もだいたい毎週金曜に
1試合、教育放送局の11チャンネルで夕方に生中継されます。

最終節は6月28日で、全国6会場で午後4時に一斉キックオフの予定です。 


第4回プロヴィンシャルリーグ順位(5月25日17節現在。全22節)

1位:ナコンサワン(勝点41)      
2位:スパンブリー(勝点33)      
3位:チョンブリー(勝点32)      
4位:チェンマイ(勝点25)       
5位:ナコンパトム(勝点24)      
6位:シーサケット(勝点23)      
7位:ウドンタニー(勝点23)
8位:ナコンラチャシーマー(勝点22)
9位:バンコク(勝点19)
10位:ソンクラー(勝点12)     
11位:スラータニー(勝点12)
12位:サトゥーン(勝点8)



▼Uリーグ(大学サッカーリーグ)

□ Uリーグとは・・

Uリーグはバンコクの大学の学生チームによるリーグで、6シーズン目が
2月7日に終了しています。

始めに12チーム総当たりのリーグ戦を争い、上位8チームにより準々決勝、
準決勝、決勝のトーナメントを行う方式です。

決勝はPK戦の末ランシット大学の勝利で02−03シーズンのUリーグ
チャンプとなりました。準優勝はバンコク大学です。


大学サッカーの歴史は古くからあり、それまで大学選手権のような大会が
行われていたものをタワチャイ・サジャクン氏(※)が仕掛け人となって、
オーガナイズをよりしっかりとさせた大学リーグを発足させたのがUリーグです。



□ 過去の大学サッカー

以前は大学サッカーにタイのトップレベルの選手がクラブと掛け持ちで出場
(そのおかげで大学に編入できるわけです)しているのもしばしばで、ジーコ
(キャティサック)もトゥラキットバンティット大学の優勝に大きく貢献
しましたが、Uリーグ発足以後タイリーグの選手はプレーできなくなりました。


また発足当初は参加チームに陸・海・空軍や警察の士官学校もあり、
アメリカのカレッジフットボールみたいでしたが、選手のレベルが劣り
Uリーグから脱落しました。


□ 現状

最近のUリーグはピッチの上のプレーよりも各大学応援団のチアリーダーが
マスコミ関心の的で、何かといえばチアリーダーの女子大生映像が定番です。

“ミスUリーグ”という応援団のミスコンもあり、過去の優勝者にはスポーツ
番組のアシスタントになった人までいます。

最近の五輪代表などにはUリーグで活躍した選手もチラホラ呼ばれたり
するので、そこそこのレベルはあるリーグですが、プレーヤーの影は
どうしても薄くなりがちです。

(ひょっとすると、私個人の関心がそうなっているだけかな・・・?)



※ タワチャイ氏について


このタワチャイ氏、近年のタイサッカー界でよく名前が出てくるキーパーソンです。


ジーコ、タワンなどを擁した“ドリームチーム”の生みの親と言ったほうが
わかりやすいでしょうか。90年代から突如それまで縁のなかったタイサッカー界に
関わり始め、私財を投じて95年予選時のタイ五輪代表チーム(通称ドリームチーム)
などタイ代表チームのパトロンになり、その結果としてFATの幹部になってしまった
人で、それだけでは飽きたらず常に選手と共にマスコミの前にその姿を置き、抜群の
知名度を得ることで今は国会議員にまでなっています。

ニックネームは「ビッグ・ホイ」。

タワチャイ氏が総監督を務めた96年末のアジアカップではタイ代表は惨憺たる
成績で、FAT内でも敵の多かった彼は責任を問われ協会から追われてしまいます
(後に復帰)。

しかしサッカーに関わり続けることが自分の生命線であることをわかっている
タワチャイ氏は、協会から遠ざかっていた97年、大学サッカーをFATの管轄下
ではないリーグとして発足させ、Uリーグが誕生しました。




...



 

 

 

 

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