激しくもネタがない。
最近の処刑人は、バイトに行って疲れて帰ってきて、
ネットに癒されたりしつつ泥のように眠るだけなのだ。
今日も花丸ッ、ってかんじかな。
なにが?
こないだ東京駅の薬局でムースを買ったら、
いまどき白衣の店員さんが、
「肩がこったら使って下さい」と、
肩こり用の塗り薬「バンテリン」の試供品をくれた。
そこはかとなく嬉しい。
机の上に横たわった「バンテリン」には、
「1.0% ゲル」と書いてある。
んーーーーーじゃあ、残りは?
さて。
そんな話はどうでもいいって事くらい、
さっさと気がつけ、読者諸君。
これより本題にはいる。
本題もどうでもいいって事には気づくな諸君。
今日処刑人はバイトに疲れ、
帰ると即座に一時間半の睡眠をとった。
それで夢を見た。
バイト先の山田局長代理という偉いおじさんが、
いつもどおりひゅろひゅろと仕事をしている。
彼はやがて一輪車に乗って書類を運びはじめ、
最終的にそのまま一輪車で帰った。
「おつかれさま」
目がさめて、おかんにその夢を話す。
「あー、夢見たー。局代が、一輪車で家に帰ってたよ」
「えっ?! 一輪車?!」
おかん。
その驚きぶりは、まじだと思ってる?
「夢の話だよ」
「ああ、なんだ………」
事件は解決したかとおもいきや、
続くおかんの発言で急展開を見せた。
「見所のあるおっさんやないか、と思ったのに」
この人はまさか。
一輪車で世界をめざしたい、って言ってるのか?
近所のパソコンショップにて、
Accessの本を立ち読みしていた処刑人。
本を棚に戻すとき、
うっかり指がオビの上をシパアーーッとすべった。
おかげさまで、スパアーーッ、と指が切れた。
おどどどおわぁーーっ! 右手の薬指が!
ぱくっとひらいてこんにちは!!
はい、こんにちは!!
切りくち内部はそりゃもう真っ赤で、今にも血が溢れてきそう。
こいつはまずい。まずいぞ。衛生兵ッ!!
呼んでも来ねえ。
とりあえず切れ口をぴたっとあわせて掴んだ。
すると、切れ味があまりに鋭かったおかげで、
傷はぴたっとくっついてふさがった。
なにごともなかったみたい。
わたしってば数秒で治療?!(ナイス勘違い
気分は白魔導師。
レッツ・ベホマズン。
そんで家に帰ってきて、
もうすっかり傷のことも忘れ去っていた処刑人。
手を洗った。
すると濡れたおかげで傷は本来の自分を取り戻し、
いきいきとぱっくりひらいた。
ぎゃーーーー!! またしても薬指!
ぱくっとひらいてこんにちは!!
はい、こんにちは!!
切りくち内部はやっぱり真っ赤で、今度こそ血が溢れてきそう。
こいつはまずい。まずいぞ、衛生兵!!
呼んでもまた来ねえ!!
うちの救護班、いったいどうなってんだ!!
あいつクビだ、クビ!! 衛生兵クビ!!
とりあえず再度、切れ口をぴたっとあわせて掴む。
またぴったりくっついた。
忙しいやつである。
さて、もう一度手を洗う機会が訪れた。
今度の処刑人は、そんなに馬鹿じゃない。
かしこさ1.2倍。
当社比。
増量キャンペーンは伊達じゃない。
とりあえず傷をバンドエイドで軽く押さえて、
まず親指と、人差し指と、中指を洗った。
続いて次に、残りの指を洗った。
……。
中指また濡れてるしーーー!!!
おおおおおまいごーーーっど!!!
慌ててバンドエイドをはずしてみると、
傷はびったりくっついててぜんぜん平気だった。
人っていうのはね、
争いの中ではじめて平和のあたたかさに気付く、
そんな不器用な生き物なんだよね……。
そういうことを学びました。
まじですよ。
テロのせいで旅の予定が消し飛んだ。
でもパスポートは申請してしまったので、
受け取りに行かなくてはならない。
そこで今日はだるいのに、いざ、と頑張って家を出た。
川崎のでかい国際ビルに到着。
やたらアーティスティックな構えの、しゃれたビルである。
建築家がやりたい放題やったらしい結果、
岩がアーティスティックに並んでいる。
何度来ても正体が知れない。
まず、受け取りに必要な証紙と印紙を買う。
所定の場所にぺたっと貼って、受け取りに行こうとすると、
いきなりこんな放送が入った。
「本日、このビルに対する爆破予告がありました。
安全のため、ビル内部にいる方は全員、
外へ非難してください」
えっ。
エスカレーターを見ると、
ぞろぞろぞろぞろ人間が列をなして降りて行く。
それって、パスポート受け取ってからじゃだめなんですか。
ねえ。
だめ?
通算二度目。
爆破とかに遠まわしに邪魔され記録。
ひょっとしてテロリストの本当の目的は、さっかいじめ?
ビルからぞろぞろと出てきた人たちは、
みんな仕事の途中だったので迷惑そうにしている。
DELLコンピュータとか、シティバンクの社員さんたちが、
首からさげたおそろいの企業カードごとに、
ぞろぞろと同じ場所へとかたまり始めた。
ついでにアラブ人とか中国人とか白人とかが出てきて、
人種ごとにごろごろとかたまっていった。
さすが国際。
そこへパトカーとか消防車とか、
よくわからんタンクローリーとかが駆けつける。
サイレンが鳴り響いたりやんだりして、現場は一時、
おだやかな雰囲気に包まれた。
みんなわりと笑顔。
「私、福山の雑誌どうしようかと思ったんだけど、
重いから置いてきちゃった」
「あはははは」
「あっ、タケナカサ〜ン」
「ナイストゥミーチュー」
ここどこ?
ていうか、
私がパスポート受け取ってからじゃだめだったんですか、
ね。だめだったんですか??
2001年09月10日(月)
|
処刑人日記休暇のおしらせ
|
処刑人さっかは旅にでたりレポートを書いたりするので、
2週間くらい音沙汰なくなります。
みんながんばって、コーヒー牛乳とか飲んで、
元気に過ごしてください。
感想はこちらまで→
なお、
マウスポインタを矢印の先に動かすと、
あなたははもう騙されています。
大人の世界で食われないようにたくましく育ってね。
リンクなんかないよーーーん。
みょーーーーん
じゃにーーーーー
「グッド・フライデー」というのは、
4/2にあるドイツの祝祭日だ。
どういう意味があるのかは知らないが、
きっといい金曜だったんだろう。
今日兄貴から電話がかかってきて、
ガンダムのプラモで作ってほしいものがある、と言われた。
自分で作れよ。
すると彼はこう言った。
「いや、もう買ってあるから作って」
なんでわざわざ、下宿先の兄貴からプラモを取り寄せて。
すると彼はこう言った。
「知り合いとかに頼んで作ってもらって」
なんで私の知り合いをあてにするんですか。
というよりもまず、
いいからさっさと自分で作れ。
今日はいい金曜日だった。
支離滅裂っていい言葉ですね。
小学5年生、給食の時間。
余談だがこの頃さっかさんはとてつもなく少食だった。
とにかく小学5年生、給食の時間のことだ。
おぼんの上に、ポテッ、と豆が落ちたが、
おぼんの上だったので箸でつまんでぱくっと食べた。
その瞬間、むこうの班の、もりさわくんと目があった。
とはいったって私はただ、
こぼした豆を残さず食べただけですよ?
むこうの班で、もりさわくんは目をそらした。
それから数週間後。
やはり、給食の時間のことだ。
何気なくごはんを食べていたところ、
むこうの班の、もりさわくんがご飯をこぼした。
何気なく見ていると、もりさわくんはそれを、
箸でつまんでぱくっと食べた。
その瞬間、またしてもうっかり目があった。
すると彼は即座に、
女子に人気の二枚目フェイスでうんっ、とうなずき、
そのままもぐもぐごはんを食べ続けた。
彼の意味不明な力強いメッセージは、
今でも心に深く残っている。