うさぎ日記
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2012年08月31日(金) トイレ誘導



路地のワックスフラワー。
この地方で路地咲きでこの大きさの樹は珍しいそうです。
私はこの樹しか知りません。
雪の降る遠い異郷の空で頑張っているんだね!



認知症のひとの排便にまつわるエピソードは、多彩で悲惨です。
認知症になりますと、排便の感覚が無くなるそうですが、
全く無くなったひとと、
時々あるひと
では、介護の苦しさのありどころも違って来ます。

どちらかといえば、時々「排便したいな。」とか「出てしまった!」
と、いう感覚があるほうが、悲惨なことが起きやすいようです。
所構わず放尿したり、出たブツや粗相した下着を隠したり。ね。

母のこの時期は半年くらいで終わりました。
「こんなものじゃないだろうな。今にもっと悲惨になるんだろうな。」
と思っているうちに終わってしまいましたので、私は運が良かったほうなのでしょう。

今の母は、排便の感覚がまったくなくなったのか、自分で始末することはあきらめたのか、すっかり「排便をする。」にまつわる諸々から手を引いたようで、ある意味、前より楽になりました。

排便にまつわる諸々から手を引いた母のお世話は、前より楽になった、というものの、やっかいはやっかいです。

時間を見て、トイレへ誘導するのですが、この時間を見る、というのが難しい。
大体、飲食後2,3時間、と前の排尿から2,3時間を総合して、トイレへ誘導していますが、
「え、さっきしたばかりなのに?!」という時間に、椅子からしずくが垂れていることもあります。
トイレ誘導してリハパンもはいているのに、漏れるほど出るって、なんでやねん!!
ショートの報告書にも
「トイレ誘導を○時にさせていただきましたが、椅子に座ったままで失禁されてました。
着ている衣服も汚れましたので洗濯し、入浴の日ではありませんでしたが身体を洗わせていただきました。」
と、「くそー!」って、雰囲気が伝わって来るような、勢いのある文字で書き込みがある。
わかります。わかります。その気持ち。

夜、12時。時に寝ている母を起こして、トイレ誘導するようにしたら、
朝、背中までグッショリということは無くなった。



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2012年08月29日(水) ショートもよしあし



陽射しが厳しいので、日傘をさして出かけます。
レースの陰が綺麗ですね。
この日傘は、ずーっと昔、中国火炎山のふもとの土産物屋で買いました。
今年の夏の突き刺さるような陽射しは、あの火焔山の砂漠と似たようなものでした。
この日傘は、砂漠にもこれと同じレース模様の影を映していたっけ・・・。



ショートでは、積極的に本人が何かしようという気持ちがなければ
殆どを坐って過ごすことになるようです。
早く言えば、事故が無いように配慮されて、後は放置される。
ショートから帰って来る母の足は、浮腫んで倍くらいの太さになっています。
帰って、2,3日すると足は元に戻ります。

足が浮腫んでいる時の母は、介助がなければ歩けません。
なので、ショートでは、トイレ、入浴、食事、場所の移動は
車椅子を使用しているようです。
大勢の入所者さんを効率よく管理するには、しかたがないですね。
「本当は、歩いて頂くのが良いとは解っているのですが・・・。」
と、スタッフさんも言われますが・・・。

ま、そんなことで、ショート中の母は、殆ど歩くことがない。
なので、足が浮腫む。
浮腫むと余計に歩けない。悪循環。


で、ショートから帰って、家でもデイでも歩かされて、母の足は、元へ戻る。
すると足が軽くなった母の徘徊が始まる。
浮腫んで歩けない母は可哀そうですが、徘徊傾向の母には、私の気持ちがピリピリして来る。
どっちも、どっち。困ったものです。



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2012年08月07日(火) 立秋

今日は立秋です。
暦の上では・・・といいますが、
陽射しも、風も、確かにもう盛夏ではない。

暑さと、母の世話を言いわけに、片づけなくてはならない書類がたまってしまった。

さあ、秋風を追い風に、片づけなくては!



母のほうは、ケアマネさんが提案してくださった、月二回5泊6日のロングステイを受け入れることにしました。

母は、もう私が誰だか忘れたようです。
ケアマネさんの「これは誰?」の問いかけに
「わからん。」と答え、すぐに
「大切。感謝している。」と、勢い込んで言います。

私は、感謝されるほど十分なことはしていないのに・・・。



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