うさぎ日記
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2012年07月24日(火) ぐっしょり

朝食の準備をして、母を起こしに行く。
母は大抵起きていて布団の中で、目をぱちくりさせている。
部屋へ入った瞬間の臭いで、「やってるな。」と解る。
今朝は、背中までぐっしょりだった。

リハパンには消臭効果が付加されているので、いわゆるおシッコ臭さはないが、おシッコに消臭剤が作用して、独特の臭いを発する。
快適な臭いとは言い難い。

近頃、朝はこのように背中まで濡れていることが多くなった。
着替えさせて清拭したが、寒くなった時どうするか、
ぼちぼち対策を考えなくては。

他の介護ブログを読むと、夜は長時間用リハパン+特大パットのかたが多い。
特大パットに切れ目を入れるのが大量のおシッコを吸収するコツのようだ。
それでも皆さん、毎朝今朝の母のような布団までグッショリと格闘されている。

介護ブログで解ったことは、特大パットを使用すると、
トイレへ流す。←詰まって工事のひとを呼ぶことになる。
リハパンの中から引き抜いてもて遊ぶ。隠す。戸外に並べる。
などなどをする懸念が常にあるらしい。
ということだ。

そう言えば、母もリハパンを脱いで便器に突っ込んでいたことが何度かあった。
リハパンは大きいので、さすがに流れずに便器内で水を吸って留まっていたが、パットは流れてパイプの中で詰まるようだ。
パイプの中に留まったパットを取り除くには、留まった場所によっては、床をはがしての大工事になるようだ。

パットはなるべく使わないようにしてみよう。
取りあえず、今夜から夜間のトイレ誘導を増やしてみようかしら。




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2012年07月23日(月) ロングステイ

ぐるぐる廻りの思考をして、とうとうロングステイをケアに取り入れることにしました。

ケアマネさんがショート先を安いところに変更して、1週間のロングステイを月2回入れるプランで計算をしてくださったら、毎月5万円ほど軽減される。
「お母さんは身体はお元気だから、介護はあと10年は続きますよ。
 今の調子ではきんさんぎんさん(100歳を超える)という可能性だってありますよー。
 月5万円、年60万、10年で600万円。
 10年で600万円は大きいでしょう?」

確かになー。
「でも、今のショートのところは、着替えもリハパンもタオルも用意しなくて良いし、管理がきちんとされているので、信頼しているのですが、
その安いところはどうなんですか?」
「全く一緒!何も持っていかなくても良いのは同じだし、今年の4月に出来たばかりで、新しいから綺麗ですよ。」
確かに、提案された施設の場所は主治医のクリニックのすぐそばで、自然も残っていて環境も悪くはない。
以前母と共に長く住んでいたところの近くで、母が懐かしいと思っているかどうかは解らないが、私には懐かしい地域でもある。
母も確か、元気なころは何度か歩いたこともあったように記憶している。
悪くないかもしれない。
取りあえず来月初めに2泊3日のお試しを入れていただいた。



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2012年07月12日(木) ロングステイ

跳ね上がった負担料と、「施設へ入居は希望しない。」という私の要望とを考慮して、ケアマネさんが「ロングステイ」を提案して来られた。

本来ロングステイは、施設への入居の前段階として行うものだそうですが、
「月2回、一週間のロングステイを取り入れると、負担料が3万円ほど軽減されるし、娘さんの負担もかなり緩和されるでしょう。」
 
私にとっては、有り難い御提案なのですが・・・。
ショートというところは、デイと違って日中は、基本、本人の自由。
つまり、何もすることない母は、ただテレビの前に座っているだけか、
話が出来る入居者がいれば、互いに会話にならない会話をするか、足の具合が良ければ廊下をぐるぐると歩き回るか、そんな時間を過ごすことになる。

それを一週間・・・ね。
考えてしまいます。



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2012年07月11日(水) 施設、ね。

「施設という選択肢は全くお考えではないですか?」
と、ケアマネさんにまた尋ねられた。

介護度4になって、サービスの単位数があがり、
うちの場合、介護度3の時より負担が増えてしまったからだ。

「母が元気なころ、施設だけには行きたくない。と、いつも言っていましたので、ね。」
と、言うのだが、ケアマネさんは、どうも母ではなく私が、母の施設への入居を拒んでいる。と、思われているようだ。
「ですから、母が・・・。」と説明しようとしても、私の説明をさえぎって、あれこれ言われる。
頭から
「娘さんが、施設へ信頼を持たず、入居を拒んでいる。」と、決めつけておられるようだ。

どう言ったら、母がまだ中年だったころから、ずーっと、
「年をとって施設へ行くのは絶対に嫌だ。」
と、折に触れて言い言いしていたことを解ってもらえるのだろうか。

私としては、母があんなに嫌がっていた<施設>というところへ、まだ「此処が我が家だ。」と解っている母を行かせるのは、どうにもしのびないだけなのに。
母と母の友人は、友人、知人を施設に尋ねて帰って来ると
「どんなに良いところでも、あれはやっぱり姥捨て山だよ。
 ああいうところへは、行くものじゃないね。」
と噂していた。
「どんなに設備が整って良いところでも、姥捨山」としか思えない者にとっては、施設へ入るということは「家族から遺棄された。」としか思えないものなのですよ。
と、言ってもダメ。

「でもねー。はっきり言って、家で看るより施設へ入ったほうが長生きしますよ。
 施設のほうが管理が良いからでしょうね。」
などと、トンチンカンなことをおっしゃる。
だからー、管理の問題ではなくて、本人がすごく嫌がっていたから、と・・・。
どう言ったら解ってもらえるのだろうか。


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2012年07月03日(火) 介護度4にはなったけれど。

介護度認定変更の結果、母の介護度が4になったので、
ケアマネさんが、6月分、7月分のサービス利用表をあらためて計算しなおして持って来てくださった。
介護度が上がればサービス単位数も上がるので、結果今の利用状態では、支払う金額は全くといってよいほど変わらないことが判明。
いやはや。

「施設、という選択肢はお考えではないですか?」
と、尋ねられたが、認知症になる前、折に触れては
「施設だけへは行きたくない。」と言い言いしていた母を思うと、
「此処が自宅だとわからなくなったら、考えますが・・・。
 なんとか在宅でまっとうできたら・・・。
 頑張ります。」
と、答える。

共に暮らす。
様々な奇行が、病気の故と解っていても、だからといって、
奇行によって引き起こされる諸々の困った、が解決されるわけでもない。

先日、テレビで大人の発達障害を取り上げていたが、
アナウンサーが
「たとえば会社でそういうひとと共に仕事する場合、
 どのように接したら、良いのですか?」
と、大人の発達障害の権威に質問していた。
権威は
「このひとは発達障害だから、こういうことをするのだ。
 と解ったら、心が楽になるでしょう。」
と、答え、アナウンサーは、複雑な顔をしていた。

アナウンサーは、「職場で発達障害のひとが引き起こす困りごとにどのように対処していったら良いのか。
対処を変えれば、困りごとも少なくできるのか。」
と、尋ねたかったのであろう。
その答えが「問題行動が病気の故だと解れば、心が楽になるでしょう。」
では、複雑な顔をせざるを得ないであろう。
「そんなひとと仕事はしたくない。
 仕事するなら、もっと普通にコミュニケーションがとれるひとと、バリバリ仕事がしたい。」
が、職場の本音であろう。

認知症も、様々な奇行が認知症の症状だと解れば、
「何故、どうしてこんなことをするの?!」
という思いからは解放される。
が、だからと言って、日々の奇行の後始末から解放されるということでもない。



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2012年07月02日(月) 費用の問題

月初め、デイうらしまさんが、先月利用分の請求書を持ってきた。
約24000円。
月2回2泊3日のショート利用は約2万6000円。
デイ金太郎さんは、自費負担での利用もあるので約9万円。
眼が離せない母を誰かに見てもらいながら仕事するために、約14万円が必要ということになる。
7月からは介護度4になったので、自費負担分が多少軽減されるようです。

ケアマネさんは
「国民年金5万円では、介護保険ではどうにもならない。
 特養でも8万円から9万円の負担は発生する。
 結局生活保護へ流れて行くわけですよ。」
と、言われる。
確かに、そうなんだろうなあ。

晩年、これという資産を残せなかったのは、本人の努力が足りなかっただけでもないだろうに・・・。



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