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■ メリー・アン・シングルトンの物(4)サンフランシスコの贈り物/アーミステッド・モーピン
なんと!この巻ではエリザベス女王まで登場する!前巻ではガイアナの人民寺院の話だったが、女王まで出てくるとは!しかし、一番驚いたのは、マイケルの恋人ジョン・フィールディングがエイズで死んだこと。これも死ぬ経緯は書かれていないのだが、冒頭からすでに死んだことになっている。それを乗り越えられないマイケルは、女王陛下の船の無線士であるサイモンと部屋を交換して、イギリスに行く。
そして、子どもを作るという問題で、夫婦の危機に陥ったメリー・アン。夫ブライアンのほうが子どもを欲しがっているのだが、彼は実は無精子症だったのだ。どうしてもブライアンに子どもを作ってあげたいと思ったメリー・アン(本人は仕事が忙しく、子どもなんてどうでもいいという雰囲気なのだが)は、ブライアンにそっくりなサイモンと。。。しかし、サイモンには出生の秘密があり、パイプカットをしていたことを知る。つまり、意味なし!だったわけ。
この巻は、どうもメリー・アンが馬鹿に見えてしまう。ちょっとでしゃばりすぎ!ブライアンもだらしないし、別れたほうがいいんじゃないかと思うほど。つまり、モーピンは、ストレートな男女の間の問題には疎いってことなのだろうか?
「サンフランシスコの贈り物」というタイトルだが、この意味は最後になってわかる。それによって、メリー・アンとブライアンの仲も元通りになる。でも、ちょっと都合が良すぎるんじゃないか・・・?
この物語はあと2巻あるが、もうこの辺でいいだろうという感じ。だんだん話が突飛になってきた感じがして、こんなことは有り得ないだろうという思いが強くなってきた。
2002年08月19日(月)
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