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■ メリー・アン・シングルトンの物語(1)バーバリー・レーン28番地/アーミステッド・モーピン
内容(「MARC」データベースより) 家族のもとを離れ、サンフランシスコ、バーバリー・レーン28番地で一人暮らしをはじめた、25歳のメリー・アン・シングルトン。家族のような下宿人たちに支えられ、都会での新しい生活を切り開いていく。
上の内容を見た限りでは、これも「ブリジット・ジョーンズ」風の話(そもそもシングルトンという言葉は、こちらのほうがずっと先だけれど)かと思っていたが、メリー・アンだけの話ではなく、周囲の人間の人生もそれぞれに語られていて、都会での生活の寂しさ、孤独といったものも感じられる。
この本を読むまで、サンフランシスコがゲイの街だったことをすっかり忘れていたのだけれど、どちらかというと、ゲイやレズの話のほうが多いような気がした。サンフランシスコならではというところか。
6巻まであるので、この後の展開が気になるところだが、個人的には、これがニューヨークの話だったら、興味をひかれなかっただろうと思う。サンフランシスコの風景とあいまって、孤独な男女の心理が浮かんでくるようなところがいいのだと思う。
2002年07月31日(水)
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