読書の日記 --- READING DIARY
 ⇒読書日記BLOGへ
  schazzie @ SCHAZZIE CLUB



 The Wedding/Danielle Steel

今年結婚10周年なので、それを記念して読んだ。
登場人物は皆セレブで、現実味がないし、主人公が結婚しようと思っていた相手は、妻と離婚すると言いながらも、また他にも愛人をつくっていたり・・・。結局は登場人物すべてが幸せになって、めでたし、めでたしというお話。ああ、またこんなものを読んでしまった!という感じ。

2001年11月30日(金)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 爬虫類の部屋にきた/レモニー・スニケット

例によって翻訳がひどい。スニケットの世界を全然汲み取っていない。スニケットは大ファンだが、これ以上イメージが壊されるのは嫌なので、これ以降の翻訳は読まない。

原書の感想はこちら
『The Reptile Room (Unfortunate Event 2)』/Lemony Snicket


2001年11月29日(木)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 Where Were You, Robert?/Hans Magnus Enzensberger

ファンタジーだが、数学者の書いた物語らしく、少々理屈っぽいというか、完全にファンタジーに入り込んでいないところに無理が見える。主人公が別の世界にトリップするのだが、それがどうやってトリップするのか、うまくイメージできなかった。



2001年11月28日(水)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 Wait Till The Moon Is Full/Margaret Wise Brown

ガース・ウィリアムズのイラストがかわいい絵本。
外に出たいというあらいぐまの子どもと、「お月様が出るまで待ちなさい」というお母さんのやりとりがほほえましい。



2001年11月27日(火)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 Raccoon on the Moon/Bruce Witty

いたずらもののあらいぐまが人間に脅かされ、月まで逃げていったという話。だから月の表面にはあらいぐまの影が見えるのだというわけ。


2001年11月26日(月)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 クリスマス絵本3種

The Littel Night Before Christmas/Nina Barbarese

The Night Before Christmas/Clement C. Moore

The Tiny Christmas Elf/Sharon Peters


※参考資料として読んだので、感想は特にありません。それぞれにかわいい!


2001年11月25日(日)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 Pop Goes the Weasel/James Patterson

アレックス・クロス刑事シリーズの第五作目。
このシリーズは好きだが、この作品はあまり印象に残らなかった。アレックスが犯人とのやり取りよりも、恋人クリスティンのほうに気が行ってしまっているのでは?という感じがして、次にどんなことが起こるのかという期待感もなく、あまり入り込めなかった。


2001年11月24日(土)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 マイクロサーフス/ダグラス・クープランド

マイクロソフトに勤める主人公とその仲間が、いかにしてマイクロソフトをやめるか・・・といってもノンフィクションではない。いわばコンピュータオタク(ナード)たちの、青春物語。左扉、横書きという装丁にひかれて買ってみたが、まあまあといったところ。


2001年11月23日(金)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 インドいき/ウイリアム・サトクリフ

ソニー・マガジンズから、感想を書いてくれと送られてきた本。
一人の若者が、女の子と二人でインド旅行に行くことになり、七転八倒しながら帰国するまでの、笑いあり、涙ありの旅行記。
面白いとは思ったが、どこかに悲壮感が漂っているのはなぜだろう?女性作家のユーモア小説は、たとえ不運続きの人生でも笑い飛ばすくらいの強さがあるが、男性作家の書くこの手のユーモア小説というのは、なぜか哀感が漂っている。


2001年11月22日(木)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 天使だけが聞いている12の物語/ニック・ホーンビィ編

『ブリジット・ジョーンズの日記』の作者ヘレン・フィールディングも執筆している短編集。こういったアンソロジーの例にもれず、すごく面白い!とは思えないが、まあまあ、そこそこの感想といったところ。


2001年11月21日(水)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 こわれた心を癒す物語(B+)/ジャコモ・バッティアート

これは読んだ人の心が癒されるのかと、勘違いする人も少なくはないのではないかと思うタイトルだ。事実、私も癒し系の物語かと思っていた。しかし、実際はこのまんまの意味なのだ。

ふとした両親の不注意な言葉から、心が壊れてしまった少女。精神病院で隔離され、ひどい状態に置かれてたいたこの少女を、ある若い医師が救い出し、外の世界へと連れ出す。彼は自分の婚約者さえも捨てて、少女の心の闇を開こうとする。そして最後には、その少女は医師の妻となるのだ。

どうも納得できない物語だった。
何か強く惹かれるものがあったからこそ、糞尿にまみれ、吐き気を催すようなひどい悪臭の中で、ひとり隔離されている少女に、興味を持ったのだろうが、果たしてこの少女を救ってやりたいという、純粋な思いだけなのだろうか?少女の狂気に、この医師も同化してしまったのでは?と思うのは、考えすぎか?
しかしそれくらい、私には気持ちの悪い話だった。

少女の心を癒してやりたいと思うのは立派だが、婚約者の心は踏みにじってもいいのだろうか?やはり納得できない。


2001年11月20日(火)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 ミッドナイト・オールデイ/ハニフ・クレイシ

個人的に、ハニフ・クレイシは大嫌いな作家。しかし、ブックプラスに入っている以上、読まなければ!というわけで、嫌々ながらも早く片付けたくて、一気読み。

以前にも『僕は静かに揺れ動く』を読んで、いやーーーーーな気分になったが、これもまた同じ。男は本当は弱いもので、それをみんな隠しているのだが、クレイシが彼らの代弁をしてくれているとする人もいるが、そういうことと、次から次へと不倫願望を述べ立てるのでは、ちょっと違うだろう。クレイシは人間としての責任感も何もない、ただの好色なおやじだ。

クレイシは、と作家をそうだと決め付けるのは間違いかもしれないが、クレイシほど作家と小説の内容を同一視してしまう作家はいない。これは絶対自分のことを書いていると思うから。なぜなら想像力のかけらもないから、相手の女性の気持ちを考えることもできず、自分のわがまま勝手なことばかり言えるのだ。

とにかく今後ブックプラスのラインナップに入らないことを祈るばかり。
もっとも、ここまで嫌だと思わせるというのも、個性があっていいと言えなくはない。100歩譲って、そういうことにしておこう。


2001年11月19日(月)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.



 恋する遺伝子/ローラ・ジッグマン

映画にもなっている本。 各章の頭に引用文が載っていて、それにいちいち引っかかってしまう。(^^;

●生来、男は変化を愛する。美しいものに惹かれ、真新しいものに惹かれる。これについて、ヨーガ・ヴァニシータは哲学的な返事をしている。「欲しいものを手に入れた瞬間から、それはもう欲しいものではなくなる。なにかを手に入れたいという欲望は、それが手に入った瞬間、霧散してしまうのだ」─『カーマ・スートラ』

:生来美しいものに惹かれるって、美しくない人はどうしたらいいの?ここでひとつ救われるのは、人の美的感覚は、多種多様だってこと。なにも心配することはない。

●ショウジョウバエは、オスが一連の儀式を最後まで行い、メスがオスを受け入れる状態にならないかぎり、交尾は行わない。─『サイエンティフィック・アメリカン』

:てことは、ショウジョウバエの世界では、強姦とかレイプって事件はないわけだ。すると、意識的には人間のほうが虫より劣ってるってわけ?

●ふたりの人間がたがいに魅力を感じて惹かれ合うと、神経細胞間の情報伝達の流れを加速する分子、PHA(フェニルエチルアミン)が噴出して体が震え出す。アンフェタミン(中枢神経への刺激剤)に似た化学物質、PEAの刺激によって脳は極度の興奮状態におちいるので、恋人たちは幸福感に酔いしれ、若返ったような気がして、楽天的になり、元気がみなぎって、一晩中語り明かしたり、何時間も続けてセックスしたりする。─ダイアン・アッカーマン『「愛」の博物誌』

:我々が心や頭でしていると思っていた恋愛は、神経細胞間の情報伝達の流れを加速する分子による化学反応だったのか!てことは、何時間も続けられない人は化学物質が足りないのだろうか?

●オスは活発な求愛行動を見せるが、実際は一種の恐怖状態にある。それどころか、まだ恐怖心が意気込みに勝っている初期の段階では不安でたまらず、メスがちょっとでもオスに働きかけただけで、逃げ出してしまう。─M・J・ウォルターズ『ザ・ダンス・オブ・ライフ』

:行け行けドンドンじゃダメってことですよ。小泉軍曹!

●メスは自分にとってもっとも魅力的なオスではなく、もっとも嫌悪感をおぼえにくいオスを選ぶ。─チャールズ・ダーウィン『ヒトの遺伝と性に関する選択』

:好みと現実は違うって、こういうところから来てるんだ! ヒトの遺伝子がそういうことになってるわけね。なるほど。なぜか妙に納得。

●ドクター・パトリシア・プライナーの最近の研究によると、体重の重い軽いにかかわらず、より少ない量を食べる女性のほうが、男性からも女性からも女性らしいとみなされることがわかった。男性の男性らしさの印象は、食べる量には影響されない。─『ニューヨーク・タイムズ』

:ぢ、ぢゃあ、ちょっとずつ何回も食べるっていうのはどうなんだろう?<苦しまぎれ。


2001年11月18日(日)
Copyright(C) 2000-216 SCHAZZIE All rights reserved.
初日 最新 目次 MAIL HOME


↑参考になったら押してください
My追加

Amazon.co.jp アソシエイト