この夏の すてきなおもいでのひとつは 小諸の「茶房・読書の森」に いったこと。
山口マオさんの紹介で 演奏させていただいたのだ。
それは 子どもの頃からかわらない夢の中の 秘密の場所みたいだった。
雑木林をぬけて 草原の中の まっすぐで細い一本道を ずっといって
ちょっとまがると 三角屋根のおうち。 そこが茶房・読書の森。
その奥には 広い庭があって ヤギやロバたちが 草を食べている。
ヤギはとうもろこしの 茎や葉っぱに むしゃぶりついている。
とうもろこしの実は 生で食べても甘いんだよ とおそわって
わたしも何粒か ヤギのとうもろこしを おすそわけしてもらうと
口の中が ほわほわと 甘くなった。
ロバの顔が 大きいことにも びっくりした。
たぶん人間の頭の 3倍くらいある。
あんなに大きな顔でいるのは どんな気持ちなのだろうか。
自分のおでこから鼻までを なでるのに 今の何倍もの時間がかかりそうだ。
着いた日の 夕方から お庭の真ん中の 木にかこまれたような場所で 演奏をした。
まずは オギタカさんの演奏と マオさんのライブペインティング。
大地と風になじむ きもちのよい音楽だった。
わたしは 初めての場所で これからの とつぜんの演奏に どきどきして
オギタカさんの音楽をききながら あちらこちらを うろうろうろうろしていたら 本当に夢の中を うろうろうろうろているみたいだった。
夢の中の濃厚な 空気に 身体がとけてしまいそうだった。
だんだん夕方の光になって わたしたちが演奏した。
いつのまにか すっかり日が暮れていて
真っ暗ななかで みんなで ウホウホと ケモノちゃんに なっていた。
まわりの 暗闇にも ウホウホした 気配があった。
おわってから ライブペインティングの マオさんの絵をみたら ひょうきんなロバが こちらをキュッとみて
ぽぽぽぽ
と話しかけてきた。
言葉がわからなかったけど 挨拶みたいだったので
ぽぽぽと 返事をした。
ひと段落して 温泉にはいって 戻ると
すてきな宴会が はじまっている。
子どもたちも 大人たちも みんなが混じって
のんだり食べたり うたったりして
子どものころの おばあちゃんの家の 夏休みのようだった。
毎年夏休みに おばあちゃんちに いくと おとなもこどもも いっぱい集まっていた。
いとこたちと 遊ぶのを楽しみに していくのに
最初は お互いに ちょっぴり はずかしくって
うれしいのに はずかしくて ぎこちなくなってしまう
あの感じを おもいだした。
その夜は お庭のパオにとまった。
真夜中に パオの裏の草っぱらから メンバーの呼ぶ声がして
いってみると 向こうの山の上に 細い月。
寝る前に すこしだけ みんなで月を ながめた。
***
今回一緒に旅した ふくろうのチュルチュル
読書の森 夢みたい
入り口からわくわくする
このあたりで ライブをしました
パオとかじいくんときむらっちと ヤギとロバと最高の青空
朝パオからでると 誰かが木のそばで作業中。
挨拶をしようと 近づいていくと…
ヤギさんでした
ヤギは二本足でたつと 人間くらいの背の高さなのですね。
**
いま おもいだしても 夢みたいな場所。
夢じゃないと 感じられるくらいに もっと 長くいたかったなあ。
すてきな時間を どうも ありがとう。 アリガトウ。 ぽぽぽぽぽ。
あしたから 九月。
2009年の 夏が おわるよ。
先日干したうめぼしたちが きのう 雨にあたってしまったので
ショックに うちひしがれていた。
が、 いつまでも うちひしがれている わけにはいかないので
ここは いっちょ 気合いをいれて たちあがり
朝から ホワイトリカーで うめぼしたちを いっぴきいっぴき あらってやる。
ただでさえ 蚊が多いのに
アルコール臭に 蚊がよってたかって きたけれど
それにも 負けずに
いっぴきいっぴきを あらってやった。
こうやって 手をかけてやると なんだか かわいさが 増す。
寝る前には
あしたは ピカピカに はれるらしいよ
と 教えてやった。
おおきなケンカを 久しぶりにしたので
身もココロも すっかり消耗していた この数日。
人は だれでも すてきなところも ややこしいところも いろいろな面を もっている。
ケンカの時は 相手のややこしいところと 自分のややこしいところが ぶつかりあって からまりあう。
相手の ややこしさは 腹がだつけど どうしようもない。
自分の ややこしいところは ほんとに ややこしくって 嫌なので どうにかしたい。
このややこしさは どこからくるのだろうかと ずっとずっと さかのぼっていくと
小さな 子どものころ 父親と 激しくぶつかった時のことを 思い出す。
あの時も いまと おんなじ気持ちで おんなじパターン だった。
だけど いまは あの時のように フォローしてくれる 母親はいないし
もう 力が弱い 子どもではない。
自分ひとりで 自分の大切なものを ちゃんと 守りてぇなぁ とおもう。
人生 ひとりぼっちーズなのだから もっともっと 強くやわらかく なりてえなぁと 思う。
*
きょうは 友に 川につれていってもらった。
大きな岩に ぴったりと ひっついて
風を感じながら ポヤランカンの 気持ちになって あたたかくなった。
岩のうえ 好きだ。
夏の仕事は きょうで最後。
なんとか 無事に おわって よかった。
ほっとするのと さみしい気持ちと。
この仕事で 出会えた人たちに 会えてうれしかった気持ちを 伝えたかったけれど
わたしは どうも 口べたなので
ひとりひとりに 小さな言葉と絵を描いて 渡した。
渡すのも はずかしくって 一瞬やめようかと おもったけれど
これが わたし流だな
わたし流で 伝えられたら それでいいや とおもって
渡せて よかった。
いい気持ちも わるい気持ちも 気持ちを 伝えるのって むずかしいな。
夜は すごく ひさしぶりに 大学時代からの 先輩たちに会う。
当時 安居酒屋で 朝まで がぶがぶお酒をのんで 語っていた先輩のひとりが
アルコールも砂糖も 肉も食べなくなっていて びっくらこいた。
食べると 体調が悪くなって しまうそうだ。
でも よい食材のものを おいしく 食べることが とても楽しそうで 生き生きしてた。
わたしも 食べることを もっともっと 大切にしたいな。
きのうの 晩御飯に ゆずこしょうのパスタを 作ってみたら
ゆずこしょうの 入れすぎで 辛くて辛くて 他のおかずの 味がわからなくなって
文字通り 「ひいひい」 言った。
きょうの 朝ごはんは 昨日つくった トウガラシいためを ご飯のおともに 食べた。
栃木でいただいた 細長い緑のトウガラシを
細かく切って 炒めて お醤油を ジュっとかける。
わたしにとっての 夏の田舎の味で 大好きなのだが
今年の トウガラシは 辛くて辛くて
寝起きの胃袋が びっくり とびあがるくらい。
出勤してから おなかが痛くなって トイレにいったら 肛門がひりひりした。
今夜は もう 辛いものは 作るものか!
と思っていたが
夜の来客の前に 急いで 食べてしまおうと
あせって チャーハンを作っていたら いつの間にか ピリ辛カレーチャーハンに なってしまった。
もう しばらくは 辛いものは いらないよ!
早起きをして 地蔵盆の後片付けを お手伝いする。
近所の お酒やさんとか 金物屋さんの 仕事ではない時の顔を みた。
天気予報では ピカピカの青空が 数日 続くらしいので
やっとやっと 梅干しを 干す。
太陽の 光にあたって この日を まっていた
うめたちが うれしそうだ。
勢いにのって ソファの位置も変えて 風の通りがよくなった。
さらに 勢いにのって
パソコンの前に 山積みになっていた 書類などの 整理をしていたら
恋をしている友だちと 電話で話していた時に
無意識にかいた メモがでてきた。
「夏
よる かわいい あの子に 会った。
ケッコンはしない。
Copy日曜日 まだ あの子のことを おもっていたい。」
電話の時には 感じなかったけど
なんだか せつない気持ち。
夜の空気は 濃厚な 土のにおい。
よろこぶうめたち
*月ネコのアルバム「オイシクテシアワセ」は amazonで予約注文できるみたいです。 曲目がちょっとまちがっているけど。 渾身のアルバムなので どうかどうか買って聴いてやってください。
2009年08月23日(日) |
バリにいくために働く |
バリに行くために 朝からスーツを着て 働きにでる。
へとへとになったけど 疲れたーとおもう度に
頭の中で ガムランをならして 濃い緑のジャングルと 鳥たちの鳴き声を 思い描いて 乗り切った。
夜は その足で ソラネコ練習へ。
新しい曲を ふたつつくった。
今年は とても楽しい変化のある 一年になりそうな 予感がした。
相棒は 地蔵盆の当番で レモン味の かき氷を いただきながら 近所のおばちゃんたちと 話していたらしい。
うらやましいなあ。
朝から フラダンス。
その足で 月ネコのリハーサルで 6時間くらいうたっていた。
いつも さつきさんの ご飯がおいしくて 感動する。
大根おろしたっぷりの秋刀魚と 具沢山おみそしると 自家製の梅干しとぬか漬け。
途中でいれてくれる あたたかい紅茶にも 感動する。
「だってこういうの あった方が 楽しいやん」
さつきさんは そう言って 手際よく 手作りのカップに お茶をそそぐ。
なるほど。
しあわせって こうやって つくるのか。
あ、 そういえば
月ネコの ニューアルバムの タイトルは 「オイシクテシアワセ」だ。
ぴったりの タイトルを つけたものだと うれしくなる。
隣のお寺で 地蔵盆がやっていた。
帰り道は ちょうちんの明かりと 子どもたちの声。
明日は うちの近所でも 地蔵盆。
夏のおわりの しめった空気。
*月ネコのニューアルバムは 9月5日満月の日 発売です! レコ発記念ライブは9月14日(月)ネガポジにて。 また詳細お知らせしますが、 ぜひ!スケジュールを調整して いらしてください!
旅から帰ったつもりが まだ旅のつづきのよう。
この一週間。
過去と今のわたしを 瓶につめて シャカシャカふられたみたいに
いろいろな時代に出会った人や 新しい人たちに いっぺんに会った。
泥のように眠って 起きたら
玄関においてある 盛り塩の中に混じっている お米つぶに
小さなありんこたちが 行列をつくっていた。
それをみながら
アリガトウ! アリガトウ!
とつぶやいてみた。
20匹くらいいたので。
人生の旅はつづくよ。
*16日にライブをした 小諸の「読書の森」が とてもとても すてきな夢みたいな 場所だったので またゆっくりと かきたいとおもっています。
食堂みかつきさんで
レモングラスの入った紅茶と チョコレートのケーキを いただく。
ヨーロッパの森の中に ワープしそうなくらい おいしい。
ふらりといって いろいろ 話しこんでしまった。
みかつきさんの 芯をもって 誠実に まっすぐに 生きている感じに
わたしも
よっしゃと
腹のあたりに 力がはいる。
ライブの前に いけてよかった。
きょうは メキシコ生まれの チュルチュルと ワニータおばさんが 我が家にやってきた。
メキシコを おもいだして コーフンした。
*今週末のライブ*
【ソラネコ長野で山口マオさんと!】 ■2009年8/16(日)小諸市 茶房 読書の森
イラストレーター山口マオさんの 『わにわにとあかわに原画展』の会場で 演奏させていただきます。
信州のシンガーソングライターの オギタカさんとともに 山口マオさんの ライブペインティング。
夏の夕暮れ5時から 1500円
*読書の森には、ロバがいるそうです。 そして夜は、パオで泊まります。 うーん考えるだけでしあわせです。 お盆休みを利用して 長野に避暑に あそびにいらしてください☆
茶房 読書の森 0267-25-6393 小諸市大字山浦5179-1
2009年08月14日(金) |
おちょぼぐちのおっさん |
週末から 旅にでるとおもうと
わくわくして 腹に絵をかく。
胃のあたりに 鼻毛鼻 乳が目 眉毛がくるんとなって へそが口。
なかなか 上品な おちょぼ口の おっさんになった。
おっさんは 相棒に 高い声で 挨拶しているのに
DVDをみている相棒は 横目でちらりと おっさんをみて
大丈夫か
というだけだった。
おちょぼぐちのおっさんは 少し気をわるくして
おちょぼ口を ぱくぱく 不満げに動かしてから 風呂に入って
オヤスミナサイ。
*今週末のライブ*
【ソラネコ長野で山口マオさんと!】 ■2009年8/16(日)小諸市 茶房 読書の森
イラストレーター山口マオさんの 『わにわにとあかわに原画展』の会場で 演奏させていただきます。
信州のシンガーソングライターの オギタカさんとともに 山口マオさんの ライブペインティング。
夏の夕暮れ5時から 1500円
*読書の森には、ロバがいるそうです。 そして夜は、パオで泊まります。 うーん考えるだけでしあわせです。 お盆休みを利用して 長野に避暑に あそびにいらしてください☆
茶房 読書の森 0267-25-6393 小諸市大字山浦5179-1
川あそびに いこうよう
と 突然 連絡をして
一緒にいける 友だちがいて しあわせだ。
ふたりで 川床に ねころがって
ビールをのんで
夏の日の 夕方を すごした。
帰りに 温泉にはいって
ちょこっと 打ち上げるつもりで カウンターで ビールをのんでいたら
いつのまにか それが 泡盛になり
人数もふえて
夜も更けていた。
さいきん ずっと 相棒のおっさん とばかりいたので
久しぶりに 美しいともだちと ゆっくり話しをすると
なんだか シンデレラに なった気分で ほわほわした。
やっぱり わたしは お酒がすきかも
と 開眼したように 思ったのだけれど
今朝おきたら やっぱり おなかをこわした。
夜になっても こわしている。
消化器官が お酒に よわくなった みたいだ。
酒をさけるには どうしたらいいのですか! とサイケな夕日に さけぼうかさけぶまいか 胸がはりさけそうになりながら しゃけ弁ほおばる さけぇね。
*今週末のライブ*
【ソラネコ長野で山口マオさんと!】 ■2009年8/16(日)小諸市 茶房 読書の森
イラストレーター山口マオさんの 『わにわにとあかわに原画展』の会場で 演奏させていただきます。
信州のシンガーソングライターの オギタカさんとともに 山口マオさんの ライブペインティング。
夏の夕暮れ5時から 1500円
*読書の森には、ロバがいるそうです。 そして夜は、パオで泊まります。 うーん考えるだけでしあわせです。 お盆休みを利用して 長野に避暑に あそびにいらしてください☆
茶房 読書の森 0267-25-6393 小諸市大字山浦5179-1
台風の雨がきて
ここのところの もやもやと 滞っていたものたちが やっと
流れて
すっきりとした 気分の朝。
これからの 楽しみが 頭の中で クローズアップされて
人生が 輝いて感じる。
こういう時は いいが。
自分の 気持ちは
予測もしなかった 方向に 変化しつづけるので
結構 タイヘンだ。
でも つきあっていくしか ない。
*
今朝発見したのは
うちのトイレのドアは 自動ドアということ。
家が傾いているので 自動的に しまってくれる。
2009年08月10日(月) |
サンドイッチくん登場 |
川あそびに いきたかったけど
朝から ざあざあ雨。
川あそびにいこう どうせぬれるんだし 川にいこう いこうよ
と だだをこねていたら
相棒に
「流されるで」
と一言いわれ
流されるところを 想像して あきらめがついた。
しかたがないので パーティーを することにした。
面倒くさがる相棒に 部屋の飾り付けを おねがいして
台所にたつ。
しばらくすると
「だれかきたで!」
と相棒が呼ぶ。
部屋をのぞくと 四角い顔の 妙な男がいるではないか。
こわい!
いきなりの登場
そして その 不気味な存在感に ドキリとして
一瞬 台所に ひっこんでしまった。
「サンドイッチくんがきたで」
こわいよ なんか こわいよ
こわがっていると
相棒が サンドイッチくんに 眉毛をつけて あげていた。
しばらく 一緒にいると
サンドイッチくんは 気弱で やさしいことが わかってきて
すこしずつ 慣れて 仲良くなった。
きょうは サンドイッチくんと 三人で
雨の日の パーティー。
ここのところ 自分の偏屈さに うんざりていたけれど
サンドイッチくんたちと 話をしていたら
世の中 いろんな人がいるのだし
自分だけが 偏屈だと おもうことを やめようと おもった。
偏屈でもなんでも この自分しか いないのだから
その自分を つきつめていくこと 深めていくこと しか
わたしには できないんだ。
肚をすえよう。
サンドイッチくんの鼻は ブロッコリーなんだそう
眉毛がついたら 親しみやすく。
*夜・サンドイッチくんのその後*
パーティーがおわって それぞれ仕事や用事や いろいろしているのに
サンドイッチくんは ずいぶんと 長居している。
もう夜だけど 帰らんでいいの?
ときくと
急いで帰っていった。
時計をみたら 遅い時間で びっくりしたらしい。
スポーツカーで アメリカまで 帰るのだそう。
海はどうするの?
ときくと
「気合い」
といっていた。
アメリカまで 6時間だって。
2009年08月09日(日) |
流れるのをまっている |
夜中に 激しい雨の音で 目がさめる。
うちの寝室は 平屋に後付けで 建てられた
山小屋みたいな 建物。
屋根のカタチの 天井に すぐ手がとどくほどの 小さな部屋なので
雨がふると 身体全体が 瀧にうたれているような 不思議な気持ちになる。
朝からも ずっと 雨。
きょうは
やりたいと おもったことしか やらない日と 決める。
このところ やたら いそがしくしていたので バランスが くずれている。
ひとりで いることを さみしいと 感じてしまう 状態から
はやく ぬけだしたい。
雨が きもちよい。
森のレストランの帰り道。
田んぼの真ん中の バス停で バスを待った。
空が広くて 空気が緑の香りがして その やさしい感じが 久しぶりで 泣きそうになった。
相棒が 「相撲しよう」 といったので
持っていた 荷物を 地面において
相撲をした。
はっけよーい のこった!
相撲は よくわからなくて
相手のどこを どうしたら 勝ちなのか
わからないままに ぎゅっと ふんばていたら
あっけなく 足をひっかけられて コロンと まけた。
空をみて
笑いが こみあげてきて
バスよ こないで
とおもう。
でも
バスは すぐに やってきた。
わたしは また 街に戻って
ぐいーんと 小さく ちぢむ。
また どこかに きえちゃった
お誕生日だっていうのに どこにもいなくって
ともだちが 氷の白くまを おごってくれて
最後にのこった 汁も ぜんぶ
ぼくが すすって たべちゃったよ。
ときどき きみが いなくなると
とても さみしい。
最近 ずっと いっしょだったのに
なんで どこに いなくなるの。
ぼくが すぐに 傲慢になって
きみの大切なことを わすれてしまうから
怒っているの。
ごめんね ごめんね
もう でてきてほしいんだよ。
もう こわくないから。
ぼく わかっているからさ。
きょうは 地平線の下で 月食らしいよ。
身体の両脇を うまとかゾウとか ライオンたちが どかどかと すごい勢いで 走り抜けていくような
そんな忙しさだ。
獣くさいし うるさいし
どどどどどどどどと。
ぶつからないで!
というひやひや感。
最近 わたしのまわりに 恋をしている人が たくさんいる。
昨日あった人も 今日あう人も。 この間あった人も。
恋をしている人は うきうきしていて みえる世界が シアワセ色のようなので
一緒にいると わたしまで うかれてくる。
人間を こうやって 酔わせる恋って なんなんだろうな。
彼や彼女たち ハートを わしづかみ されているよ。
わ・し・づ・か・み。
みんな いろいろ ありながら
それぞれ 一生懸命に 生きているなあと
おもって
そのぎりぎりの感じに せつない気持ちになって それから やさしい気持ちになって
さて きょうも わたしも わたしなりに
楽しく 生きるぞ!
と おもうのです。
獣にまみれながら いってまいります。
ソラネコのアルバム 「ポヤランカン」の マスター音源ができた!
これからが カタチにする 最後のふんばり。
月ネコのアルバム 「オイシクテシアワセ」は ただいまプレス中。
ほっと ひといき できあがるのを 楽しみに。
仕事で かかわっていた 冊子も完成!
これから 少しずつ 手製本。
いろいろなものが カタチになっていく 夏。
まいにち 新しいせみのぬけがらが 庭のどこかにあって
土からのっそり うまれるブームだ。
***
気持にフィットすることしか しないと決めて いくつかの仕事をやめてきた。
秋にバリにいくので どうしても お金のために
ひさしぶりに すごく好きじゃない仕事を することにしたのだけど
やっぱり とっても 消耗する。
何が嫌って その場所がかもしだす 雰囲気。
そこに集まっている人たちと 自分の大切にしたいものが 違う感じがする。
そういう中で 自分の言葉を しゃべることが とっても疲れるので
できるだけ おとなしく
自分の存在が 雲にかくれるような 気持でいたら 少し楽だった。
スケジュール帳に その仕事の日を 「バリにいくために働く日」と 書いた。
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