へそおもい

2007年11月29日(木) ふねのなか

録音がぎりぎり。

明後日のライブに
間に合わせたいのだが
今夜は夜中までして
録音する側も
される側も
疲れてきたので

明日の朝に
作業はもちこし。

夜中から
ジャケットにつかう
消しゴムはんこを彫りだした。

ねむくてねむくて
ねむくて
もう
船の中。



小学校3年生のとき
朝の漢字テストで
「ふね」
という問題がでた。

隣の席のアズマくんが
「ふねの右っかわ、わっからーん」と
いっていたので

わたしは親切に
「ハローハロー」って
挨拶風に言って
教えてあげた。

カタカナのハとロだから。

だけど
伝わらなくって
「なんじゃこいつ」
っていわれた。

せっかく教えてあげたのに。

テスト中に
いきなり
「ハロー」と挨拶しはじめた
意味不明な女子扱いされ、
デリケートな乙女心が
傷付いた記憶があります。



なんてことを
おもいだしている
ヒマはないのです。

明日の午前中と
夜帰宅した後の時間で
なんとかしあげないと。

でも
とてもよいアルバムになりそうです。

なかなか
楽しく録音しています。

12月1日は
谷町九町目
ワンドロップの
ハタサトミソロライブに
お越しください。



2007年11月28日(水) 12月1日はソロライブです

“成長”って言葉の中には
矢印がはいっている。

上の方を向いている
矢印が。

上下とか高低とか
だれかが決めた
ものさしが入ってる。



森の中を歩いていたら
滝があって
水浴びしていたら
おぼれそうになったけど
なんとか陸にあがったら
ゾウがいて。

ゾウに乗って
空をみていたら
鳥がとんできて
鳥と話をして
遠くのおかしの街の話をきいて
おかしの街に行きたくなって。

長い旅をして
おかしの街にたどりついて
おかしの街は
カラフルで甘くておいしくて
しあわせで
でもじきにおなかいっぱいになって
ドロドロ血になって
医者に運動が必要だと言われたので
また歩き始めて。

砂漠の中で嵐にあって
もう死ぬかとおもったところに
ラクダの大群がやってきて
ラクダの背中にのせてもらって
星をながめていたら
いつのまにか
石の街にたどりついて。

石の街ですてきな女に会って
すてきな女と一夜をともにしたら
そのまま離れられなくなって
3年間おんなと一緒に暮らして
女の子が生まれて。

子どもの産声が響いたときに
一匹のコンドルが
手紙をくわえてやってきて
手紙には
「あなたには母がいる
 会いたがっている。海へ」
とかいてあって
海へ向かって歩きだして
海に向かって
あるいてあるいて
あるいて
やっと
海にたどりついて
海のちかくに
たくさん貝がおちていたので
その中のピンクの貝をひろって
耳にあてたら
彼女の歌声がきこえて。

歌声をきいていたら
涙がでてきて
涙は海にとけて
ざぱーんざぱーんと
ただ
よせてはかえし
よせてはかえし
よせてはかえし

その波のむこうから
太陽がのぼってきて

ああ母さんかしら!

抱きしめたいおもいにかられて
海にとびこんで
太陽にむかって
泳ぎはじめて
でも
どこまでいっても
どこまでいっても
太陽は
どんどん遠くにいってしまって
その後ろ姿をみていたら
淋しくなって
とうとう力つきて
海にとけてしまいました





生きるということは
ただ
そういうことなのだとおもう。

シンプルな

ただ
それだけのこと。

キラキラしていて
孤独で淋しくて
希望にみちていて
いろいろな色が
まじっていて
ながれ続けて
かわり続けて
上下も高低もなくて
おおきくて
美しいもの。


“成長”っていう
ものさしでみたら
たしかに
なにかが
測れるかもしれないけれど
それはほんのほんの一部
なのだとおもう。

そんなこと
おもっていたら
なんだか
しあわせな
こたつの中。




*ハタサトミソロライブのお知らせ*

12月1日土曜日 8時〜
谷町九町目 bar OneDrop

with 安藤明子,後藤雪絵

先日、南風楽天で行われた
リャマと踊ろうぺルーライブのために
つくった曲たち。
せっかくなので
音源化することにしました。

辻野氏の写真と
その写真につけた曲たちの入ったCDと
ちょっぴりおまけつきの
ペルーセットを販売します。

いまはまだ録音中で
明日明後日で完成予定なのですが
CDにもゲストがはいって
ライブとはまた
ちょっと違う雰囲気のアレンジに
なりそうです。

ぜひライブにいらして
ぜひペルーセットを
ゲットしてください。

初回は10セットつくります。

がんばって
つくります。



2007年11月27日(火) 山のふもとでひとやすみ

つかめそうな山だった。




来年は
大山に登ろう。



2007年11月25日(日) 満月ですね

相棒が誕生日だったので
何が食べたいかきいてみたところ

「普通の日本のカレーが食べたい」という。

しかも、
「ツェッペリンみたいなカレールー」のやつが
食べたいのだと言う。

相棒は
レッドツェッペリンが
好きだから。

気がついたら
いつも
ツェッペリンのDVDをみている。

それにしても
「ツェッペリンみたいなカレールー」って…

そうおもいながら
スーパーのカレールー売り場にいってみると
本当にあった。




確かに
ツェッペリンみたいだ。

正しくは
ゼッピンだけど。

今夜は
ツェッペリンみたいなカレールーで
イカのカレーをつくりました。

ハピバースデー
おめでとう。


それでは
あしたから
鳥取にいってきます。



2007年11月23日(金) ヒュウヒュウとすきま風

原マスミさんのライブへいった。

たぶん8、9年ぶり。

妖怪みたいな人だった。
妖怪みたいで
とてもすてきだった。


人間は
ほんとうは
みんな妖怪みたいな
ものなのに。

それを
おもいだした。

みんな
妖怪みたいなものなのに
すぐに
わすれてしまうんだ。

この世界で
生きていく時に
妖怪なのを
隠さないといけないって

教えられることが
多いから。

妖怪みたいに
なることに
罪悪感を感じるように
インプットされることが
多いから。



みんな
それぞれの
妖怪になって
のびのびと
おどって
うたって
自由に動いている世界に
なったら
たのしいのにな。

わたしも
ちゃんと
わすれないように
妖怪修行を
しないといけないな。

わたしは
この世界への
未練があるから
まだ
甘いのです。



夜は
スタジオに集まって

その帰り道に
空をみたら
もうすぐ満月の
月が
こちらを
みていました。

ドキリとしました。



2007年11月19日(月) ぎょうざ娘

ぎょうざをつくった。

昔から
皮に具を包む作業が
どうも苦手だったのだが

細い路地裏の
小さなお家で

お母さんの
お手伝いをする
中国娘の気分になって
やっていたら
とても楽しくできた。

中国語風の
言葉も
上手にしゃべれる気がした。


土からほりたての
ショウガを
たくさん
いただいたので

ショウガの
甘酢漬けと
普通の酢漬けと
みそ漬けも
つくった。

大量のショウガを
薄切りにしていたら
小指の肉まで
薄切りにしてしまって
流血沙汰になった。

わたしの小指の肉も
酢漬けになったかもしれない。



台所が好きだ。

しっかりと
台所にたつと
ささくれだっていたものが
しっとりと
おちついてきて
よかった。

この時間が
必要だったんだ。



今夜はまたいちだんと
寒くなる気配がしたので
ちょんすけの
ストーブをだしてあげた。

人間には
こたつをだした。

あたたかいのが
うれしい。




*ありがとう*

週末ライブで
ご一緒できたみなさま

どうもありがとうございます。

モリマモリ族さんと
月下美人さんと

2日間
それぞれ魅力の違う
すてきな
女の人たち6人に出会えて
うれしかった。

わたしたちは
ほんとうに
振幅のある2日間で
波乱万丈で
おもしろかったなあ。

人間って
波があるから
人間なんだなあ
っておもった。

外からの風に
惑わされないで
どんなに孤独のように
感じたとしても
そのまんまの
波のまんまで
のっぺりいられるように
なりたいなあ
なんて
おもったり。


ソラネコの次のライブは
12月15日 塚本 エレバティーです。

今年最後のライブ。
ぜひあそびにいらしてくださいな。



2007年11月15日(木) 抜けたものはどこに

おもいのほか
激しい日常生活を
おくっている。

ここのところ
たてつづけに
激しかったので
前の激しい出来事が
次の激しい出来事に
消されてしまって
なにがなんだか
わからなくなっている。

最後の激しいのは
昨日のふつか酔いだ。

午後から仕事だったのだが

頭も痛いし
気持ちも悪くて
腰をまげて電車に乗り
電車のトイレで吐き
(ちゃんとトイレのある車両をねらって乗った)
職場のある駅のトイレで吐き
そこでやっと回復し
その20分後には
なにもなかったような顔で
しっかり仕事をしていた。

わたしだって
やるときは
やる女なのだ。

たぶん
ぜんぜん
自慢にならないけど。



なにかが抜けているときは
そんなに飲んでいなくても
急にひゅっと
お酒に足をとられる。

きっと
なにかが抜けていたから
こんなに激しい日々が
続いているのだとおもう。

はやく
とり戻したくって
でも
あせると
手は宙をきる。

いそがばまわれだ。



できるだけ
穏やかなものを
生活にとりいれたくて。

さわし柿をつくった。

相棒のお母さんが
九州でとってきた
豊かな柿たち。

アルコールを
渋柿のへたにつけて
密封しておくと
渋みがとれるのだという。

よっつは焼酎をつけ
いつつはブランデーをつけた。

あまく
食べられる頃には
抜けたものが
もどってきてるかな。

もうすぐそばに
きてるかな。



*ライブにきてね*

ひさしぶりにライブです。
そして、たっぷりライブできるのは
今年はこれが最後かもしれないです。
たぶんそうです。

ふたつともそれぞれ違う雰囲気にしますよ。
ぜひぜひ楽しみにきてください。

最近のソラネコ練習はいつも
腹がブルブルして笑っています。

御予約おまちしております。

■11月17日(土)京都木屋町 わからん屋 075-213-1137

『ネコノモリ フユゴモリ 食べごろまつり』

with モリマモリ族

18:30open / 19:00start adv.\1000 / door.\1500

木屋町通北へ徒歩5分 インディアンカレーのビルの3階です。

これはすごいおもしろいことになりそうです。
へんなものがみられそうです。
なかなかやらないことをするので
ぜひきてください。
ぜひぜひに☆

■11月18日(日)大阪扇町 ムジカジャポニカ 06-6363-0848

with 月下美人

18:00open/19:00start adv.¥2000/door¥2500(+1drink)

月下美人さんのレコ発をお祝させてもらいます。
なんだかオトナな夜の予感です。
うしし。



2007年11月09日(金) さんにん

おいしいお酒と
たのしい話が
真夜中までつづいて

それからまた
小さなバーで
さんにんで飲んで

それから
結局終電で帰らずに
うちにきて

さんにんで
スパゲティ−をたべて

さんにん
それぞれふとんをしいて
ねむって

朝が来たら
そのままねむっている人と
仕事にかえる人と

わたしはふとんを干す人で。



きょうは
うすい雲の晴れた空。

カラスが
ベランダのしぼんだプチトマトを
食べにくる。

もっと木の多い場所の
土の近くに住んで
もっと世の中にゆとりがあるように感じて
みんながゆっくりと
あそびに来る家

そんな暮らしを想像して
そういうのいいな
っておもった。

みんながとまった次の日は
そこらへん(雑木林なんかがある)を
散歩して
栗や銀杏をひろったり、
焚き火で焼き芋しながら
おいしい赤ワインを
ひとり一本瓶ごともって
ちびちびと飲んだり
したいな。

そういうのいいな。


それにしても

さいきん
さんにんが多い。



2007年11月08日(木) めがねめがねめがね

めがねをみにいくのに
映画館で
まちあわせした。

めがねは本当のめがねじゃなくて
映画の『めがね』のほう。

まっていたら
相棒から連絡があって
仕事のことで
トラブルがあって
おくれるとのこと。

わたしが二人分の
チケットをもっていたので
先にはいって
みていることにした。

受付のおにいさんに
たずねる。

もうひとり
あとから来る人を
いれてもらえますか?

いいですよ。
お名前いっていただけたら。

○○です。

わかりました。

あのー
めがねのオトコです。
黒ぶちの。


…そう言ったら
おにいさんは
はじめて
ちょっとにこっと
わらった。

おにいさんも
めがねだった。



めがねは
きもちがよくて
無駄なものがなくて
むねにぐいぐい
ほんとうのことが
つたわってくるような
映画だった。




*せんでん*

11月17、18の週末は
ぜひソラネコライブにお越しください。

■11月17日(土)京都木屋町 わからん屋 075-213-1137

『ネコノモリ フユゴモリ 食べごろまつり』

with モリマモリ族

18:30open / 19:00start adv.\1000 / door.\1500
木屋町通北へ徒歩5分 インディアンカレーのビルの3階です。

なにかおもしろいことを
モリマモリ族さんと一緒に
する予感がします。

すばらしいショウになることでしょう。


■11月18日(日)大阪扇町 ムジカジャポニカ 06-6363-0848

with 月下美人

18:00open/19:00start adv.¥2000/door¥2500(+1drink)

月下美人さんのレコ発ライブに
参加させていただきます。
アダルティー路線でせめようかしら。



2007年11月07日(水) あきらめること

やっと
感覚的に
すこしだけ
わかってきた。

できることと
できないことと
それを知ることと
あきらめることと
軽くなることと
一直線にすすむこと
自分をしること
人をしること

そうして
たくさんの
わっかを
つくっていくこと。

生活を
わっかで
いっぱいに
したいな。





きょう
自分を知るイベントの
ひとつとして

自分の知能を
ちゃんと
しらべてみた。

やっぱり
バランスが
わるくって

なるほど
わたしが
ふだんから感じている
もどかしさや
悲しさの
一部分は
ここからきているのかなと
すこし
意味づけたりしてみた。

それにしても
まじめなテストって
ボケたこたえを
いいたくなってしまって
それを我慢するのが
たいへんだ。



2007年11月06日(火) 余裕があれば新しいものをよびこめるでしょ

雨がふってきたら
なんだか
たくさんおかずを作りたくなって
夜の10時くらいから
たくさんつくりだした。

明日と明後日
つくらなくても
暮らして行けそうなくらい
たくさんつくった。

おからとか
秋刀魚の煮たのとか
かぶの煮たのとか…。

なんだか
すかっとした。

同時進行で
部屋のいらないものを
たくさんすてた。

明日のリサイクルゴミを
だすために
3往復もした。

書物とか服とか
おもいきりすてた。

来週
フリーマーケットをするので
だせそうなのは残して。

押し入れのなかが
すかすかで
すかっとした。

すっかすかの
すっかすかっすか?




2007年11月03日(土) あららし

ここ1ヶ月
ずっと自分の中心に
目を向ける方向ばかりに
集中していたので。

その反動か。

この一週間
ずっと動き続けていて
ねている時以外
ずっと誰かと
話していたような
気がする。

ひさしぶりの友だちに
たくさん会った。
新しい出会いもあった。
いろんな所にいった。
普通に仕事もした。
仕事でも
いろいろな新しい出会いがあった。

時間がはやまわしみたいで
過去も現在も未来も
一緒になって感じる。


10年前に暮していた街の
飲み屋のお母さんは
すっかり年をとって
やせてたけど
にこにこ顔と
調子のいい口調は
おんなじだった。

わたしのこと
顔だけ
なんとなく
おぼえててくれた。

わたしはいつも
そのお店でつぶれちゃって
わたしが酔ってくると
お母さんは
おにぎりとお味噌汁を
だしてくれたんよ

っていうのは
おぼえてなかった。

相棒とは出会ったばかりで
はじめてケンカをして
はじめて泣いたのも
そこのお店で飲んだ時だ。


すごくおいしかったラーメン屋は
ぜんぜんかわってなかった。

シンプルで
すごく好きな
とんこつラーメンと
焼そば。


久しぶりに会った
友だちと偶然はいったお店は
昔も来たことがあった。

地酒と豆腐のお店
というだけあって
地酒も豊富で
豆腐料理がおいしくて
たくさん食べて飲んだ。

普段はそんなに
のまない友だちが
ハイペースで飲んでいて
本能のおもむくままに
ふたりでしゃべったり
ふらふらしたりした。

歩道橋の上から
月もみた。
クリスマスの飾りも
きらきらしていた。



友だちのマイホームで
ボンゴレビアンコをたべた。

3歳の子どもは
トーマスのパズルを
なんどもしてみせてくれた。

パズルができるように
なったことを
お母さんはうれしそうだった。

わたしに
子どもがいて
パズルができるようになったら
やっぱり
こんなによろこぶのかなぁ
って不思議におもった。



遠くの友は
大好きな女の子に
大アタック中で
一喜一憂が
電話で届けられた。

とても
辛そうな時もあったけど
やっと今日
結果オーライの連絡がきた。


篠笛をふくお兄さんは
とても話しがおもしろくて
すてきだった。

握手をしたかったけど
タイミングをのがしてばかりで
結構まったのに
あきらめて帰ってきた。


相棒が
すごく不思議な
長い夢の話をしてくれた。

最後は
わたしの左腕に
変なものが刺さって
下半身が血だらけになったけど
ぜんぜん大丈夫そうだった
というところで
終わる夢だった。

その夢の風景を絵にかいたのを
みせられて

みたことあるか?

ときかれた。

夢の中で
わたしも同じ夢をみていると
おしえてもらったらしい。

でも
わたしのみたことない
風景だった。

わたしは
ここのところ
眠る時間も
えらく少なかったから。

夢もみてないなあ。


ねむり不足と
いろいろな人の
物語りが
わたしのなかに
いっぱいになってきたので

そろそろ
外向きモードは
終了みたいだ。


あしたは
家中の整理整頓。

いらないものを
とことんすてて
いれかえて

次の
あたらしい
場所にむかうのです。


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はたさとみ [MAIL]

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