ずっと肩にのっかっていた大仕事が ひとつおわる。
思いのほかつかれたので 帰り道に仕事ともだちと インドカレーをたべた。
わくわくすることを したいね 胸がわくわくすることしか したくないね とカレーをほおばりつつ話していた。
そんな話をしている時点で 今はまだ なにかに縛られているんだろな。
わくわくすることをして 生きていくということは 孤独を伴うので それをものともしない 強さも必要なんだよな。
ぽつぽつ話をしながら 来年の働き方とか 生きる方向性が また少しみえてきた。
これから1、2年が 大きな変化の時期になりそうで それを考えると わくわくしてくる。
オクラのカレーは えらいえらい 美味しかったので またあのお店 誰かをつれて行きたいな。
*キティーの庭*
先日の写真がホラーだったので 今回は昼間に撮影。
これまで2体だった狸に ちっちゃいのが1体追加。
今後も みのがせない 小庭である。
お昼御飯は 相棒と手分けをして インスピレーション料理だった。
相棒は テーブルに野菜をごろごろならべて しばらく眺めるのだ。 じーっと眺めて突然「ひらめいた!」 と作りはじめる。
わたしは なんとなくの方向性だけをきめて 作りながら考えるので 何ができるのかできるまで よくわからない。
きょうは 相棒は キャベツで巻いた 餃子風のたべもの。
わたしは キノコと白菜の 牛乳っぽいスパゲティ−だった。
ふたりバタバタと 台所で動いている時に 相棒が 「厨房みたいやな」 といった。
その時に なんだか 幸せで自由だとおもった。
こんな時間が どんどんふえていくとよいな とおもった。
料理中に キャベツを食べるちょんすけ。
ちょんすけが キャベツを食べるのは 生まれて始めてなので 「おなかこわさないかな?」と 心配していたが 大丈夫だった。
かわりに わたしがおなかこわし。
この季節はおなかが冷えるので はらまきがほしい。
*ありがとう*
昨日ライブで お会いできたみなさま ありがとうございます。
キッチンさんと うれしかったです。
たのしい時間 快楽な時間 もっともっと 自由な時間を つくっていけるよう これからも がんばりますね。
どうぞどうぞ よろしくおねがいしまする。
感謝!
なんだか バラバラなんだよな 世の中が。
カラダに合わない仕事で 脳みそがプラスチックみたいに なりながらも 来年ペルーに行く事を夢想して 胸があつくなる。
仕事帰りの 疲れた人間満杯の電車で 居眠りをしたら 美しい花火の夢をみる。
相棒がつくったキムチ鍋をたべて 洗濯物をたたむ。
テレビをつけてみたら 地球がうまれて 大陸ができて 衝突したり分裂したりして 気候が変動して 生物が絶滅して 人類がうまれて という番組がやってて 地球の歴史からしたら 人類の歴史なんて一瞬だ とおもう。
耳鳴りがして ちょんすけの声が 痛く感じる。
ちょんすけは 篭の中。
小さな頃のことを おもいだす。
最近ときどき なんとなく 記憶がなかった時期のことを ぽつりぽつり おもいだす。
その時の気持ちが かすかにやってきて エレベーターなんかで なきたくなったりする。
生きていくのが苦しい とおもう時もあるけど 生きているのが幸せ とおもう時もあって ぜんぶまざっているのが ほんとうで。
わたしは 最近 なにかの気配を感じていて それをみつけようと 必死なのだけど まだみつからない。
もうすぐ もうすぐ 自由になれるような 気がする。
きっと 忘れた頃に。
*直前告知ですが*
明日は扇町のムジカジャポニカで ソラネコライブです。 東京からきた “キッチン”という人たちと一緒にやります。
5年程前かな まだ奈良に住んでいた頃。
ライブに来ていたお客さんが “キッチン”のCDをくれたんだ。 「きっと気に入ります」って。
それで きいてみたら 晴れた日曜日の午後に 河原でワインを飲んでる気分になった。
そのまま酔っ払って 川に浸かったりしたくなるような。
あれから5年くらいたってるけど あのときのあのCDのキッチンさんと 一緒にできるのは なんだか不思議でうれしい。
絶対に 楽しい時間にします。 新しい曲もみっつやります。
ぜひぜひいらしてください。
■10月28日(土)扇町 ムジカジャポニカ 06-6363-0848 w/キッチン(from東京) 18:00open/19:00start adv.2000/door.2200+drink
*勢いにのって今後のライブ情報も*
■11月3日(金・祝)京都丸太町 NEGA-POSI 075-252-8856 w/パンプキンズ/ キツネの嫁入り 18:00open/19:30start adv.1000/door.1500+drink
■11月26日(日)高槻 南風楽天 072-685-6395 「ホルモンランチ・ソラネコ定食」 w/ホルモン鉄道 (石川浩司+大谷氏) 12:00open/13:00start 投げ銭+飲食代 *人数把握のためなるべく御予約ください。
■12月9日(土)京都河原町 わからん屋 075-213-1137 「冬はコタツでオリオン座」 w/コトリ木 / ユリコーン 18:30open/19:00start adv.1000/door.1500
■12月17日(日)弁天町 SOUNDBAR 吟遊詩人 06-6599-0560 w/呆平 19:00open/19:30start ¥オープンチャージ
2006年10月26日(木) |
キティー庭のなかまたち |
うちのマンションの前の小さな庭には 瀬戸物の狸とキティーがいる。
最初は狸だけだったのだが、 ある日突如として キティーが現れたのだ。
キティーの時は かなりたまげたのだが きっと大家さんの孫が キティー好きなのだろう となんとか納得できた。
しかし 今日の仕事がえりに 通ったところ 新たな置き物が!
今度は西洋の陶器製の 踊子の人形の出現だ。
キティーと狸と踊子。 いったい全体 この組み合わせは なんなんだ。
あまりにたまげたので ケータイで写真をとってみたら かなりホラーな写真になりました。
手前の白い小さめのが 踊子の人形。
奥のキティーは 石灯籠の頭の部分をはずして そこにのせてある。
石灯籠にのせるという のせ方がまずロックだ。
瀬戸物の狸は 写真にはぎりぎり入らなかったのですが ちょっと右に2体。
謎は深まるばかりである。
2006年10月24日(火) |
おどれないちょんすけ |
テレビで 鳥好きな芸術家がでていた。
カナダの山の中の一軒家で にわとりとかハトとか野鳥とともに 彫刻したり絵をかいたりして すてきに暮しているのだ。
「リンダさんは時々 好きな音楽にあわせて にわとりと踊ります!」
ナレーターの声のうしろで リンダさんは鶏と手をつないで (のばした両手のうえに鶏をのせて) たのしそうに踊っていた。
鶏もうれしそうな声色で コッコッコとうたっている。
こりゃいい!
とり好きのわたしは 早速ちょんすけを篭からだして 一緒におどってみた。
が、 ちょんすけは 「ぎょぎょぎょぎょぎょ」と 怒った時の声をだして 首をのばして ぼーっとしたり きょろきょろしたり こちらの様子を うかがっているだけ。
これじゃ ぜんぜんオドリにならない。
おどれないちょんすけ。
ザンネン。
先日 前世喫茶なるところへいった。
普通のイギリス風の喫茶店なのだが お茶をのんでいると 当たり前のようにメモ用紙が渡され そこに名前をかくと 1前世1000円で みてもらえるのである。
6人で行ったのだが6者6様。
アジアアメリカヨーロッパ さまざまな国の さまざまな職業の人が。
インディアンとか 細菌学者とか 修行僧とか。
それぞれなんとなく わかるような気がして おもしろかった。
ちなみにわたしは75年前は インドの雑貨屋の奥さんだった。
そう言われると リアルにイメージが湧く。
小さな暗い 日用品雑貨屋の奥にすわって 通りを眺める自分。
どぎついピンク色の服をきて 膝にはチェックの布を かけている。
街は活気があり いろんな音が聴こえ いろんな人が 通り過ぎる。
近所の奥さんが だべりにくる。
近所のおっさんが 店の前にすわっている。
おっさんの日焼けした細い足は 砂埃でしろい。
インドのお香の香りとか インドの音楽を聴くと 妙にわくわくするのは 前世の記憶だったのか?
今日は いくちゃんの個展のあと また前世喫茶にいく予定。
いってきます。
***
いくちゃんの個展は24日まで。 23までいくちゃんがいる予定だそう。 まだいっていない方 いってみてくださいな!
三盃いく子個展 『prism』 10/12-24 大阪・複眼GALLERY http://www3.nsknet.or.jp/~mineo/ikuko/
よわいということは 人にとっては つよいようにみえる。
つよいようにみえることは 人にとっては よわいようにみえる。
彼女は どうみても 強いように見えるのに それ自体が 苦しいという。
わたしからみたら とてもすばらしく うらやましいのに それが 辛いという。
わたしからみたら とても 美しいのに。
今日は それだけ 自分の視野が せまいのだということが わかった。
わたしが わかることなんて この広い広い広い世の中で ほんのほんのほんの 数ミリ分の1くらいだ。
ほとんど なんにも知らないのだった。
レディーインザウォーター わたしの心の映画第1位。
昨日の夜中電話の ひょんなひとことから 今日の夜は映画館にいた。
夕方 人魚の話をしていたのだ。
こうしたら 楽だってわかっているのに どうして 生きていくのが苦しい方を 選ぶのか。
不安定で孤独な方を 選ぶのか。
人魚は自分で選んで 陸にあがって 宝箱をあけるのだけど。
その孤独感や不安定さに ときどき負けてしまって 宝箱の存在もみえなくなってしまう。
もうお手上げ。
そんな 人魚の話。
だから レディインザウォーターがはじまってすぐ これをこのタイミングでみることは きまっていたのかもしれない。 これは映画じゃなくて わたしにとって出来事だ とおもった。
メキシコで 夢の旅をした時に感じた 世界の仕組みが またここにも。
みんなつながってる。 そして だれにでも 役割がある。
シャマラン たまらん。
夕御飯が早かったので 寝る前にお腹がすく。
ちょっぴりの御飯に みそしるをかけて すだちをたっぷりしぼって かきこむ。
すだちがおいしい。
最近のわたしのカラダは すだちなしでは 動けないくらい。 すだちが大好きだ。
いつか 庭つきの家に住んだら 絶対にすだちの木を植えよう。
夏は冷たいうどんに すだちをかけよう。 冷奴にもかけよう。
秋はまいにち 秋刀魚を焼こう。
庭で七輪で秋刀魚をやいて すだちをひょいと枝からとって じゅっとかけよう。
秋刀魚にはまいにち 違った名前をつけて まいにち 違った物語りを 作ってあげよう。
秋がおわるまで まいにちひとつづつ 物語りができて 秋がおわったら 一冊の秋刀魚の本ができる。
そうしたら 魚のカタチをした 本をつくろう。
本の表紙は ぬるぬるの秋刀魚のような素材で まるで本物の秋刀魚のようにしよう。 (未来はそんなこと簡単にできるでしょう)
図書館では 水槽の中にいれておいて 網ですくって 読んでもらうようにしよう。
そうしたら 子どもたちも大喜び。
サラリーマンにも役にたつ。
いつもポケットにいれておいて ぴりぴりした会議中なんかに おもむろにポケットから本をだす。
会議中に生魚をだすなんて どういうこっちゃと みんながおどろいて 直後 それが本だということに またみんながおどろいて 会議の場が ほっとなごむかもしれない。
よかったねえ。
そんな風に なったらいいねえ。
ここ1週間は 家族がふえたみたいだったのだ。
旅の後は 幼馴染みが数日 うちに住み その後は この間 一緒に旅したともだちが のんだあとに 我が家から出勤。
ずっと 家族がたくさんの 気分だったのだ。
わたしは かなりのひとみしりのくせに だれかが一緒ににいるのが 好きだ。
あたたかい。
わたしは いろんなことを 上手にできなくて へんなことになってしまうのだけど ほんとうは なんにも考えなくて みんなでたのしいのが 好きだ。
今日は1週間以上ぶりに ひとりぼっちで眠る夜なので 実はちょっと淋しい。
器用じゃないのに 淋しいから いつもあいだにいる。
昼と夜のあいだ 中と外のあいだ こどもとおとなのあいだ 夢とうつつのあいだ 男と女のあいだ あいだ あいだ あい あ。
そうこうしているうちに まいにち 陽が登り 陽が沈んで みんなと一緒に いれることが とても幸せだとおもう。
しょうちゅうのびんが たくさんたくさん 棚にならんでいて わたしは 家にかえったら ふとんで ねむろう。
おやすみ。
* * * ★ *
ソラネコでジャケットをかいてくれている 幼馴染みのいくちゃんが 関西でコテンをします。 もうすっかりコテンコテンです。 とってもすてきな世界なので ぜひぜひいってみてください。 10/24まで 心斎橋の複眼ギャラリーでやっているからね。 よろしくね。
三盃いく子個展『prism』 10/12-24 大阪・複眼GALLERY http://www3.nsknet.or.jp/~mineo/ikuko/
あなたは前世がサルやから 言葉を上手にしゃべれなくて あたりまえだよ。
木の実とかたべてたんやから しゃべるのはじめてなんやから 言葉しゃべれなくても 大丈夫やよ。
と なぐさめられた。
いろいろなことを ちゃんと説明できなくて 伝わらなくて きゅきゅきゅとなっていたら 相棒がなぐさめてくれたのだ。
よく考えたら すごくひどいことを言う相棒だけど 結構 楽になった。
サルは格好いいもんね。
大事なことは 何を言うかよりも 今ここで なにをやってるかだもんね。
どこにいくの?
絵を描く場所を探しているの。
あそこは? ここは? それは?
胸をパカリと開いて そっとのぞいてみる。
それいいね。
色鉛筆をもつ手が くるくると くるくると くるくると。
できあがったらみせてね。
でもきっとできあがらないね。
ずっとずっと つづいていくんだね。
それだったら くるくるをみて わらっておこうね。
くるくるだね。 おもしろいね。 くるくるだね。
へへへへ ほほほほほ ははは ふふふふ ぐえぐえぐえ けろけろけろ ほろろろろろろ。
色鉛筆を持つ手が くるくると くるくると くるくると くるくる くるく くる く
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