へそおもい

2004年12月30日(木) 帰省

まったく大掃除ができていない家と
仕事で忙しい相棒と
ちんちくりんのちょんすけと
イモオとイモミと柿太郎を
ほったらかしにして
実家へかえるのだ。

最後のあがきで
掃除をしているのだが
余計ちらかるだけで
時間がすぎてゆく。
むなしい。

ちゃんと節目が迎えられない雰囲気なのが
ちょっと気持ちがわるいが、
まあ
旧暦だと
正月まであと1ヶ月はあるので
マイペースでよいのである。

金沢は雪がふっているらしい。

わたしは
年末年始の雰囲気が
淋しいような
からっぽのような
凍りかけのナメクジのような
なんだかわからぬが
へんてこなむなしい感じがして
どうも苦手なのだけれど。

雪がふっているのは
とてもよい感じだ。

めいちんとすごせるのも楽しみ。

たくさん
あそんでくれると
いいのだけれどな。

それでは
いってきます。
またね。

ぽよよーん。



2004年12月29日(水) 鍋パーテー

ホームページを作ってくださっている
ナイスガイスズキさん宅で鍋パーテー。
ソラネコでおしかけ
たべまくりのみまくる。

美男美女御夫婦なうえ、
料理がうまうまで感動。

3人きょうだい(女男女)の
こどもたちもかわいおもしろく、
どんぐり大作戦というゲームをして
もりあがる。

こどもの創造力は
すごいなあ。

帰宅してからも
楽しさの余韻が消えず。

夜おそくまで
相棒と演技対決ごっこをした。

栗拾いをしていたら
子鹿に襲われる場面。
鼻をかんだら
どじょうがぞろぞろ
鼻からでてきた場面。
ドーナツをたべていたら
500円玉がでてくる場面。

きょうはたくさん笑う日であった。

そして
次のアルバムのイメージが
わたしの中で、
具体的になってきたので
うれしい。

みんな
今年はどうもありがとう。
また来年もよろしくね。



2004年12月28日(火) 仕事おさめ

年末のこの淋し気な
あわただしい雰囲気。

そうなのだ。
17年前のきょうは
うちが火事になった日であった。

毎年の癖で
28の午後には
心で黙祷をする。

冬やすみで
友だちと映画をみに行く約束を
していたのだけれど。
家が火事になってしまったので
“うちが火事だから”と
断ったのをおぼえている。

すごい断りかただったな。

あの時、
みにいこうとしていた映画は
なんだったっけなあ…と
それがきになって仕方なく
きょうは仕事中ずっと
もやもやしていた。

いまだにおもいだせない。
宇宙人ものだったような気がするのだが。
うーん。

映画がきになるわ
黙祷もせなあかんわ
なにやらかにやらあって
忙しい仕事おさめであった。

ひょろひょろの帰り道
なくなっていた自転車を
偶然近所の駐輪場でみつけ
感動の再会をはたす。
5日ぶりだ。

わたしが自転車を
忘れておきっぱなしにしたのが
わるかったのだが
再会できてよかった。

この勢いで
家のどこかに
なくなっているものが
どんどんみつかってくれるとうれしい。

湯たんぽ(必需品なのに!)とか
フォーク(お気に入り)とか
それに
お金とか!

大掃除してたら
札束がでてきたら
いいのに。



2004年12月26日(日) ネガポジ

きょうは凄い日やった。
ピカリンスと木村三郎さんと。

ピカリンスのライブのときに
ぞくぞくした。
磁場がおかしくなっていた。

きょうは
すごいライブをみられて
ネガポジにいってよかったなあ。

音楽をやっているに人は
どこか違う場所とつながっている人が
多いような気がする。
その場所はひとつなのだけれど
そこにアクセスする人の数だけ
表現のカタチがある。

それをどれだけ太いパイプにできるか。

わたしは
そういう基準で音楽をみているとおもった。

きょうはとてもよい日であった。

ライブ後に飲んでいて、
子どもを産んだ女は
色気のあるものに反応しなくなる
という話の真っ最中で
“かえるぞー!”
“終電なくなるぞー!”
“金なしやろー!”
と強引にひっぱられて
帰る羽目になった。

残念。

あの話は
あのあとどうなったのだろうか。


☆柿太郎コーナー☆

柿太郎はガーゼをくいちぎって
外にでるので
サランラップに穴をあけたものを
箱のふたにしました。

そうしたら
今日はまゆになっていました。

いよいよ
変身です。

バンドのメンバーに
柿太郎が
ガーゼを2重にしても
くいちぎって脱走するという話をしたら
エイリアンではないかという
指摘をうけた。

まず
一番ちかくにいる
ちょんすけの身体が
のっとられる。

ちょんすけの鳴き声が
ぎょーぎょーとなってきたら
危ない!

でも
さなぎになったので
とりあえず
ちょんすけは無事のようで
よかった。



2004年12月25日(土) レールとマンドリル

クリスマスプレゼントに
レールとマンドリルをもらった。

相棒が、
“まったく役にたたへんけど”とくれた。

レールというのは、
プラレールの青い曲線のレールが4本
セットになったやつ。

おもちゃ屋さんでクリスマス包装してもらうのが
恥ずかしかったそうである。
“レールですか”と何度もいわれたそうである。
“レールの人ー”とも呼ばれたそうである。

マンドリルというのは、
学研の動物図鑑。
“さるのなかまページをみてごらん”
といわれてページをめくっていくと、
マンドリルが、
「メリークリスマス」といっていた。




なぜこのプレゼントになったのか。

相棒は、
眠っていたらいきなりおもいついたというのだ。
プレゼントは他の人にきめてもらおうと。

それで、
JR高槻駅の中央改札で
ひとりぼっちで街頭インタビューをしたらしい。

「すみません。
街頭インタビューで統計調査をしているんですけど…。
クリスマスのスではじまるコトバ。
なにをおもいつきますか?」

しかし、皆、
「わたし、そういうのはいいんで…」
と逃げるそうである。

そりゃそうだろう。
あやしげな男にいきなり
「スではじまることば…」ときかれても。
わけがわからない。

それでも、最初の女は、
「すみれ…」といい放って走り去ったそうである。

次は「すみれのれではじまるコトバ」。
おばさんふたりが「レンコン」といったが、
ンがつくので却下。
やっと子連れの母が「レール」といってくれたそうである。

そこでもう1時間以上すぎており、
人はみんな逃げていくし
だんだん落ち込んできたため、
街頭インタビューをやめて、
知り合いに電話攻撃に変更。

知り合いに電話をして
「ルではじまることばは?」ときいていったそうである。

すみれ→レール→ルリクワガタ→たけとんぼ
→ボンジョビ→ビー玉→マンドリル

そういえば
先日、「好きな数字ふたつ言って」といわれ、
「2と7」と答えたのだが。
2番目がレールで
7番目がマンドリルで
それでこのプレゼントになったのだそうだ。

このエピソードは
相当うれしかった。

クリスマスプレゼントに
レールとマンドリルをもらった人なんて
この世に何人いるだろうか?

わたしは、
なかなかイカした男に出会ったものである。
こんな人生に感謝だ。

動物図鑑は結構おもしろい。
レールもたまに部屋に敷こう。
(4つしかないけど)

メリークリスマス!



☆明日は京都丸太町ネガポジでライブです。

江戸川乱歩や夢野久作の世界を彷佛とさせる
女性3人の格好いい妖艶なバンド、ピカリンスさん。
まだ舞台はみたことはないのだが、
奇妙でおもしろい存在感(とてもいい感じで)の木村三郎さん。
そして我々ソラネコがでます。

今年さいごのライブです。



2004年12月23日(木) 柿太郎登場

14時間も眠ってしまった。
ここ最近やたら忙しかったのだ。

ひさびさに台所にたつと
料理脳が退化していた。
インスピレーションがこないので、
苦戦しながらトマトスパを作る。

リハビリしなければ。

夜、二日酔いの従弟と電話。

彼とはとても離れて暮らしているのだけれど、
昔から妙に気があい
ポイントポイントで
一緒に何かをしている。

一時期
家庭の事情で
何年も会えない時期があったのだが、
ひさしぶりにこっそり再会したら
お互い音楽をやっていて
お互いお酒好きで、
びっくりした。

前世とか、みえないものとか
シャーマンとか気とか…、
スピリチュアルな話でもりあがる。

子どもをおろした女友だちの話が
印象的だった。

妊娠していると知らない時に、
彼女はリアルな夢をみたそうである。

子どもがやってきて
“ぼくはうまれられないけど
 ありがとう”
といって
親しみをこめて挨拶をする夢。

彼女は起きてから
気になって調べてみたら、
妊娠していたというのである。

結局子どもが夢でいった通り、
おろすことになったのだが。

そういうのって
最初からきまっているのかもしれない
とおもった。

よしもとばななさんの本にもあった。
よしもとばななさんの
お友達のこどもがいったコトバ。

“うまれる前は
 天使の学校みたいなところにいっていて、
 本当は前の男の子がママのお腹に入る予定だったんだけど、
 その子がよそみをしている隙に
 ズルしてママのおなかにはいっちゃった”

なるほど。
そういう世界もあるのかもしれない。

みえない世界のことを考えることが
最近のブームだ。

なにかとても神聖な場所が
どこかにあるような気がする。
その場所をみようとする作業は
一生していきたいな…とおもう。

そんなこんな話をしていたら、
2時間がたっていた。

話ながら
テーブルの上の柿をもちあげたら
芋虫がでてきたので、
それを箱にいれて
飼うことにした。

名前は柿太郎。
どんな蛾になるのだろうか。



2004年12月22日(水) クルクルヒップ

職場にスカートをはいていったら
会う人会う人に
「どうしたの?」
とおどろかれた。

わたしはそんなに
パンツキャラなのか。

仕事のあとスタジオへ。
楽しかったがねむかった。

やっと明日休息日だ!

おやすみ。



2004年12月21日(火) 冬至だよ

仕事をしているうちに
深い水の中に入ってしまうような
あの感じになってしまった。

どぼどぼ。
ズルズル。

このまま
泳いで帰らねばならないのだろうか…と
どんよりしていたら。

帰りに、
職場の方が
素敵なお祝のプレゼントをくださって
感激した。

手作りのものがもつパワーみたいなものが
みなぎったプレゼントだった。

その人の存在自体も
いつもわらっている感じで
それもセットになっていて
うれしくて
一気に水のなかからあがれて
よかった。

よる御飯は
時間がなく
相棒とイソイソと外食。

かぼちゃものを食べた。

お腹のことを考えて
よく噛むものだから
顎が筋肉痛になっている。

顎運動で疲れたけれど
これからあとひと仕事。

ゆずぶろめざして
がんばる。


追伸
しっぽのなくなった
ちょんすけの三角の後ろ姿をみて
相棒が“かわいいなあ”を連発している。

“ちっちゃくなったね。
 ちょんすけ。
 しずくちゃんみたいやな。
 ちょんすけ。”

ほほえましい光景。



2004年12月20日(月) じゅうしょお

職場がらみで十三で飲む。

医者に
“あんたは急性胃腸炎なんだから
 お酒はのんではだめですよ。
 膵臓もきをつけなくちゃいけないから。
 お酒はのんではだめですよ。”
と言われた数時間後には
日本酒をぐびぐびやっていた。

おお!
久保田ですか!
いただきます!
ヘエヘエ。
うまいっす!

とかいいながら
調子がよい。

このまま
お腹が回復するか
いっそう悪化するかは
今夜が勝負である。

十三は
わたしが初めて
ライブハウスというものに
でた場所なのだ。

当時メンバーと待ち合わせをした場所。
御飯をたべにいった場所。
酔っぱらってうずくまった場所。

数年ぶりに行って
記憶がよみがえってきた。

わたしは
ライブ前おちつかなくて
ふらふらと十三の町を
あるきまわっていたのだった。

なんにも確かなものはなくって
なにか確かなものをさがして
あるきまわっていたのだった。

結局なにも
みつからないのであった。

そんないきどまり感の中に
ちょっとした
希望が自分胸の中にあって、
それだけがたよりなのだった。

そんな記憶がよみがえってきた。

きょうは
まったく別の立場で十三にいって
わたしだって
少しはおちつきがでたものだと
感心したのであった。



2004年12月19日(日) 事件です

一見平凡のようにおもわれる
日常生活のなかに
事件はひそんでいるのだ。

昼間
いつものように
ちょんすけさんと戯れていた。

ちょんすけさんが床にいて
わたしはたてひざをしていた。

その時である。
ちょんすけさんのまわりを
ショウジョウバエが
とんでいるのをみつけたのだ。

いつものように
身をのりだして
ぱん!と虫をたたく。

その音におどろいたちょんすけさんは
勢いよくとびたった。

しかし。
その動きがおかしかったのだ。

よくみると、
わたしの足と床の間に
ちょんすけさんのしっぽがはさまっていて
ちょんすけは勢いよくとんだもので
しっぽがごそっと
ぬけてしまったのだ。

うわー!!

みごとにちょんすけの尻は
三角である。
いたいたしい羽がごそっと
床にのこっている。

ごめんなさい。
ごめんなさい。
ちょんすけさん!

しっぽがなくなって
バランスがかわってしまった
ちょんすけは
ちょんちょんいいながら
床を飛び歩いて
バランスのおかしさを
確認しているようであった。

痛々しくて泣けてくるような動き。

ちょんすけ!
おいでおいで。

いつものようによんでも
こちらにこない。
怖いのだろうな。

幸い足とかではなくてよかったけれど、
自分があやまって傷つけてしまったのは
かなりのショックである。

文鳥が鍋にとびこんだとか
ドアにはさまったとか
スリッパでふんでしまったとか
いろいろな話をきいて
絶対にそんなことするもんか
とおもっていたのだが。

何がおこるかわからないものである。

ちょんすけはしっぽのない
変なカタチの鳥になった。
つんつるてんである。

それでも数時間たったら
いつもの調子にもどって
ちょんちょんはしゃいでいた。

ああ
しっぽで済んでよかった…。
鳥の脳みそが小さくてよかった…と
安心したのでした。

油断大敵。


*お知らせ*

12/26(日)京都ネガポジで
今年最後のライブをします。

今回は新しい曲ばかり連発です。
ソラネコテープ時代の古い曲もやります。
なかなかない選曲で
新鮮でたのしいよ。
今日のリハでうきうきしました。

そして、
ソラネコホームページがリニューアルしました。

http://www.tanoshiya.com/soraneko

この間のぷーらライブの画像です。
スライドとか布とかいろいろ
がんばって手作りした時のです。
素敵な雰囲気につかわれていてうれしい。

ありがとう。



2004年12月18日(土) みえみえみえ

どこをしぼっても
何もでてこないくらい
へとへとだ。

実際
過激な腹くだしも復活していて
食べ物も身体を素通り状態だ。

本日
マニアック三重の旅から帰宅。

幼馴染みと
そのともだちと
3人の旅であった。

わたしは、
そのともだちとは
はじめて話をしたのだけれど、
3人のリズムは
うまく重なる感じで
おもしろかった。

例えば、
伊勢うどんがおいしいとなったら
二日間で5回もたべたり。
(全部違うお店)

赤ちょうちんの飲み屋で
すみ子ママさんが
発するブラック発言に
イイゾ!イイゾ!
という感じになったり。

伊勢神宮の中の
橋の上で
よいですねえ
美しいですねえ
とぼーっとしたり。

そんなところが
よい感じだとおもった。

集合は亀山で
月の庭という自然食のお店にはじまり、
鳥羽のマコンデ美術館(B級、若干秘宝館系)を最後に
お別れをした。

おもいかえしてみると
夢だったかな?
とおもうくらい
不思議な旅だったのだけれど、
ちゃんと
土産の伊勢うどんが
冷蔵庫には入っているのだ。

きょうはゆっくり眠ろう。
あしたまたうどんをたべよう。

こういう出会いの旅は、
なんとなく
よいものに
繋がっていくような気がする。


*伊勢うどん*




お店によって350円から500円。
麺はこしがなくもちもちしていて
そこがうまい。
たいていは葱しかのっていない。
500円のやつには蒲鉾がのっていたが
別にいらないとおもった。
お好みで七味をかける。




汁は少なく色は濃いが
そんなに辛いわけではない。
たまり醤油をつかった
甘いおだしで、
お店によっては
みたらし団子のたれようにあまいところも
あるらしい。

昔の人がお伊勢参りにきたときに、
たくさん歩くのでエネルギーは要るが、
時間がないというところから生まれた食べ物らしい。
いそいで食べられるように汁が少ないのだそうだ。

やみつきになった。



2004年12月16日(木) 別れベタ

また酔ってしまった。
酒に、ではなくバス酔い。

木曜日はいつも
仕事帰りに本を買ってしまい
バスの中でよんでしまい、
バスをおりてから
オエっオエっとやっている。

毎回
きょうは酔わないだろう
とおもってバスにのるのに
絶対酔ってしまうのが
口惜しい。

家にかえったら
ちょんすけが
首をのばして
ちょんちょんなくので
かわいくてかわいくて
羽交い締めにしてしまった。

わたしってSかもしれない
とおもう瞬間。

ちょんすけのことを
とても大切におもうのだけれど、
同時にとても淋しくなる。

このちょんすけとの
幸せな時間を
いつか失うのがこわい。

なにごとにも
終わりがあるからねえ…。
悔いのないにように
とことん
交流したいとおもう。

そういえば
何ごとにおいても
わたしはとても
お別れベタであった。



2004年12月15日(水) 下痢中

お腹の風邪をひいたのをきっかけに、
焼酎お湯割りをのんでいる間は
お腹をこわさないという
体質になってしまったようだ。

きょうの昼間にまた
お腹がひどくなったので、
今夜はいそいで
お湯割りをのんだ。

今のわたしは
下痢中かアル中か
どちらの人生をえらぶか!
という分岐点にたたされているようだ。

下痢中かアル中だったら
アル中の方がいいに
きまっているではないか。

家で飲むと危険な予感がしたので
ちょっと近所に
芋焼酎をのみにいった。

寒い寒い日に
あたたかい場所で
あたたかいお酒をのむのが
好きなので
もっと寒くなればいいのに
とおもった。

そうだ。

今週末
幼馴染みと三重にいくのだけれど、
会ったことのない
幼馴染みのともだちも
合流することになって。

その人もなんだか
おもしろい匂いがして。

「珍道中の予感…」とかいうメールが
幼馴染みからきたりして。

そういう出会いは
とても好きなので、
わくわくしている。

わたしは
なにかをおもって
わくわくしている状態が
とても好きらしい。

きょうも幸せだ。



2004年12月14日(火) 花柄

昨日の飲みが
えらく楽しかった。

そのためか、
きょうのわたしの世界は、
プリクラとかケータイにある
花柄のフレームをとおしたみたいな
画面にみえた。

仕事中もずっとそうで
きょうの飲みでもずっとそうで
ずっと花柄の画面だった。

きょうも
たのしかった。

家にかえると
相棒が
ぷるぷる震えたり
ものまねを執拗にしはじめて、
笑ってばかりだった。

ここだけきりとったら
わたしの人生って
まるでとてもプラスの
幸せ三昧みたいだとおもった。




イモオ壁にはりつくも
てがすべるの図。
イモオもイモミも元気。



2004年12月13日(月) ぷーらライブ

ライブがおわると
なんとなく
気持ちが拡散する。

まだ
かえったばかりなので
ちらほらしている。

昨日からすごく
お腹をこわしていて
おじやも素通りの勢いだったのだが、
ぷーらのカレーをたべたら
なんだか
調子がよい感じだ。

そういえば
中国人がカレーをたべないのは、
漢方薬を食べてる気分になるからだ
という話をきいた。
きっとスパイスが効いたな。

きょうは
ライブの後も
ビールはのまず
梅酒のお湯割り一杯という
かわいらしい感じで
かえってきた。

かえって
電気をつけたら
ちょんすけが
ちょんちょんないて
水浴びをした。

たくさんの人にあっても
どんな遠くにいっても
いつも
この場所にもどってくるよなあ。

自分の芯みたいなものが
もれでたような
自分の時間。

なにをする上でも、
それがとても
支えになっているような
気がした。



2004年12月11日(土) 月ネコライブ

久々に始発で帰宅。

始発で帰宅する際には
自分はよっぱらっているもので、
始発に乗る人すべてが
自分の仲間のような気がして
しゃべりまくりたくなってしまう。

でも
理性があるので
おとなしく帰宅。

きょうはいろいろな人と
出会えておもしろかった。

うん。
とてもおもしろかった。

どうも
ありがとう。
また
のもうね。



2004年12月09日(木) てんやわんや

明日はライブ。

それだというのに
てんやわんやである。
てんやとわんやが
ぎゃーぎゃーいいながら
そこらじゅうを
散らしまくっている。

その中にちょんすけが
ちょんちょん走り、
相棒はねころんで
雑誌をよんでいる。

さっさと仕事をかたづけて
ライブの準備をして
わたしは
はやくねむらなければ。



2004年12月08日(水) 真面目に考えてみた。

頭で考えて
正しいことと、
自分の感覚で
正しいことが
違うことがある。

それで
どちらの道を選択しようか
とても迷う時がある。

ほとんどの場合
自分の感覚に従うのが
わたしのやり方だ。

でも
そういう選択をしたがために
澱のようなものが
自分の中にこっそりとたまっていて、
それが
ゆらゆらとゆれているのを
感じる時がある。

10代の澱。
20代の澱。
わたしの場合は、
20代のやつが
やたらと多いみたいだ。
棘のある昆布の大群みたいに
ちくちくゆらゆら。

そういう時に
こっそりひとりで
お酒をのみたくなるのかもしれない。

ひさしぶりに
家でひとり酒だった。

今日の焼酎はとても甘くて
なかなかよかった。

3杯くらいのんでから
何もなかったように
風呂にはいって
ねることにした。

明日も
いつもどおり朝がきて
きっと
いつもどおりに
仕事をするのだろうな。


追伸
…とおもいきや、
うひょー、おそなってもうた。
6杯くらいのんでしまった。
鉄幹うめー。
風呂もさめちまったではないか。



2004年12月07日(火) 便話し

仕事をしている真っ最中に
いきなり“うんこ!”とか
そんな感じのコトバをいいたくなる。

そんな話を相棒にした。

すると相棒は、
トイレで大便をしている時に
“ここって事務室じゃないよな”
“街中じゃないよな”
“ここってトイレよな”
と確認してしまうという話をした。

わたしなんて
ひとりのときは
扉を開け放して(怖いから)
用を足すくらいなのに。
そんなに用心深くしていたら
大変だろうなとおもった。

ここ数日
なんだかめまぐるしく、
ごはんをよく噛んでたべていなかったようで
どうもお腹の調子がわるいのである。

相棒の話をおもいだしながら
“ここは事務室”とか
想像しながら用を足そうとおもったが
なかなかうまくいかない。

トイレじゃない場所で
用をたしている疑似体験をできるのは
ちょっとだけ
うらやましい。



2004年12月06日(月) 新大阪のカラス

このところ
仕事でもバンドでも
新大阪にいく機会が多い。

用事がすんだら
いつも
駅構内のカレー研究所の
野菜カレーを食べる。
あそこは
ひとりでいくには
ちょうどよい雰囲気だし、
いつもビートルズがかかっているし、
カレールーが神秘的なおいしさなのだ。

一見普通にやさしそうな感じなのに、
実は暗い影のある男…みたいな
奥の深いカレーだ。

きょうもまた
新大阪で電車をまっていた。

そうしたら
カラスがホームの屋根のしたで
カアカアカアと
3回が1セットで
なんセットもなくのだ。

とても近いところにいるので
その動きもリアルに観察できる。

カアとなく瞬間に
おしりがくいっと内側にむく。

ちょんすけのようで
やっぱりカラスといえども
鳥は可愛い!

しばらくみているうちに、
昨夜みた夢をおもいだした。

ちょんすけが
黒い墨がかかったような
色に変色していく夢。

すこしずつ
頭のあたりから
真っ黒になっていく。

なにかの病気のようで
医者のような人に尋ねると、
どうやら
まいにち小松菜を与えていないのが
よくないらしい。

そういや最近は、
小松菜はときどきしか
あげなくなった。

カラスをみていたら
とても
ちょんすけのことが
愛おしくなって
きょうは
家にかえって
すぐに
小松菜をあげた。



2004年12月05日(日) すきまにはいりこむ

ひさしぶりにあの感じになった。

ひょろりとどこか
知らない空間にいってしまいたい感じ。

時間とか場所とか
いま生活の中にあるものを
ぼろぼろと剥がして
まっしろなところで
ぼうっとしていたい感じ。

雨がすごくふっていて
真夜中の帰り道で
もうすぐ家につきそうな時。

ふと
いままで気にとめなかった
お店がぐんと目に入ってきた。

オキナワの匂いがする店構えで
雨の中でオレンジの明かりが
はえていたので
はいってみた。

中にはいってみると
わたしが欲している雰囲気とは
すこし違ったが
まあこういうのもよいかと
気をとりなおして
カウンターにすわった。

泡盛がちょうどきれているところだといわれたので、
ちょっと不服そうな顔で
ビールをのんで
すぐに帰ろうとおもった。

それで
ビールをのんでくつくつしていたら、
マスターがスコッチをだしてきて
泡盛がないかわりにいかがですか?
という。

イギリスに行った人がかってきたという
ラフロイグ10年。
うちにも同じのがあるが、
その瓶は普通よりひとまわりおおきな
1リットルの瓶で
うちのやつとジャケットデザインも
違っていた。

おお。いいですねえ。
ちょっとだけクダサイ。

それから
時間感覚がなくなった。

だしてもらったタンブラーが
むかしつきあっていた人の
家にあったものと全く同じで
ドキリとした。

マスターが
ふぞろいなカタチのウインナーをだしてきて
とてもおいしかったとか。
そのウインナーはマスター手作りだとか。
昔は洋食で修行をしていたとか。
マッキーは中学の時は
いじめられっこだったらしいとか。
オキナワで一斗の泡盛壺を10万でかったとか。
結婚は難しいとか。
そういう話たちが
もやもやきらきらと
ちりばめられた時間だった。

すごく雨の音が強くなった時に
帰ろうとおもった。

家の中のことを
たくさんやりたくなった。
洗濯とか掃除とか
佃煮づくりとか
部屋のもようがえとか
あと、
手紙をかきたくなった。

いろいろなことを
やりたいやりたいと
おもいながら
家にかえったのに、
なにもしないで、
風呂にもはいらないで
ねむってしまったようだ。

朝おきたら
とても晴れていて
部屋が乱れていた。
いつものわたしの生活だ。

だけど
ちょっぴり
心の澱がながれたような
軽い感じ。

誰にでもカタチは違えど、
現実から離れて
自分をリセットする時間が
あるのだとおもう。

音楽や映画の人もいるだろうし、
病院とかエステとか、
釣りとか山とか恋とか、
人によって
いろいろあるだろうな。

さて。
きょうこそ。
風呂にはいって
番茶をのんで
家の中のことを
がしがし
片付けていくとするか。



*ちょっと宣伝*

来週はライブがふたつあります。
両方とも楽しみで仕方がないです。
お気軽にいらしてください。

★月ネコ(清水彩月&はたさとみ)ゲスト西沢和弥(G)
12/10(金) 京都丸太町 ネガポジ 075-252-8856
6:00open,7:30pm start ¥1,500/¥1,800
with/水晶/也許文吾

★ソラネコ
12/12(日) 京都西陣 ぷーら 075-411-1342
『“ラ”をとって“ソラネコ”に戻ります記念
 〜パンツ100枚カレー100杯祭り〜』
18:00open/18:30start ¥1500 drink別

チャイとカレーの家“ぷーら”にて
ソラネコワンマン生演奏ライブ。



2004年12月04日(土) 中山寺

中山寺に行った。
2回目である。
どしゃぶりであった。

そう言えば。
1回目は、
朝まで梅田でのんで、
そのまま行った。

二日酔いの腹に
そばが効いたのを
腹が覚えている。

2回目の今日は
素面の頭でいった。
素面だったけれど
ずぶぬれだった。

人がすくなかったので
蝋燭とかお線香とかを
どう取り扱うのかわかって
あんしんした。

妹に子どもができる度に
中山寺にお参りにいく姉。

それは
妹の安産祈願ではあるのだけれど、
その道中に
ふだん考えない
いろいろなことを考えるので
自分のためでもある。

蝋燭とかお線香のにおいとか
お寺の雰囲気とか坂道とか
そういうものがまた
無理のない感じで
ちょうどよい。

もう妹は
もっているかもしれないけれど
安産お守りセットをいただいて
帰ってきた。

1回目とおなじように、
珍味屋さんで七味唐辛子も買った。

いつも中山寺にいくときは
もうろうとしている。



2004年12月03日(金) のみのみ

忘年会という名目で、
仕事仲間と飲む。

行ったのみやのトイレの入り口に
“録音室”と看板がたっていたので、
店員に、
“ここって録音室なんですか?”ときくと、
“オトイレです。”といわれた。

なるほど!
音入れか!
プチ感動。

そんなこんなで、
さらに飲みに拍車がかかる。

以前この面子で飲んだ時は、
警察署の前で
吐きまくったのだが、
今回は
おとなしく
終電で帰宅。

旧正月と来年の5月の連休に
沖縄にいくことが決まったので
お金をためなければ。

がんばって
働きます。



2004年12月02日(木) なんでもない時間

ちょんすけが肩の上で
毛づくろいをする音が好き。

ピュンピュンと
あたたかい風が
耳にあたる。

きょうは
とてもひさしぶりに
夜御飯を家でたべたのだ。

ちょんすけとも
ひさしぶりに
ゆっくりした。

ふと
生き物は死ぬのだとおもう。

絶対にみんな死ぬんだから
ひとりではないのだから
大丈夫だとおもうのだけれど。

わたしはまだ一度も
死んだことのある人間に
会ったことがないのだ。

例えば
不倫だとか
海外旅行だとか
手術だとか
そういうものは
経験者に話をきいて
どんな感じか想像をすることができる。

だけど
死ぬことの
経験者談をきくことは
できないではないか。

うーん
ちょっと困ったな。

ちょっと怖いな。



2004年12月01日(水) 飲み会ロード スタート

仕事して飲む
仕事して飲む
忘年会シーズンである。

つくづく
自分はよい人たちに
出会っているなあ…とおもう。

なんとなくやばいので
ねむります。

もう12月やし。


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