へそおもい

2005年01月31日(月) とうめいなカプセル

おしいれのふすまをとっぱらった。

天袋にものをいれすぎて
たてつけが悪くなっていたからだ。

たてつけが悪いと
押し入れをあけるのが面倒になり、
ふとんをあげなくなり、
洗濯物をしまわなくなり。

押し入れの前は
押し入れにしまうべきもので
あふれかえる。

それで
おもいきって
ふすまをとっぱらってしまったのだ。

とっぱらってしまうと
気持ちがよくなった。

南風で買った布を
つりさげながら
あづま荘のことをおもいだした。

あづま荘は
わたしが一人暮らしをはじめて
一番最初にすんでいたアパート。

家賃27000円の6畳1間。
トイレと風呂は別棟。

トラという片耳がやぶれた猫がすんでいて
気がむいたらついてきて
こたつにはいってくる。

大家さんは老夫婦で
毎月家賃をおさめにいくと、
パチンコの景品のチョコレートをくれた。

冬は水道が凍るので
やかんでお湯をわかして
洗濯機やトイレの水道管を
とかしていたっけ。

あづま荘での生活は
今はときどきしかおもいださない。

自由で冒険で
好奇心のおもむくままただよって。
やりたいとおもったことには
善し悪しを考える前に
とびこんでいったようにおもう。

今は
本当にあの生活があったのかどうか
わからなくなるような遠い感じだ。

だけど
その記憶は
今の自分をつくるのに
とてもおおきな部分をしめているので、
なくならないように
大切に
身体のどこかのカプセルの中。

すこし
センチメンタルな
冬の夜でした。

今夜は寒いね。
あしたから
二月だ。



2005年01月30日(日) トルルルルルル

京都で豪遊。
おもいかえせば
“うんこ”という単語をたくさん発したような
気がする。
ホントに豪華だ。

夜はソラネコ練習。

新しい曲で、
竹琴(竹の木琴みたいなの)を弾くことにした。

しかし、
あまりにも
わたしのリズムが不器用なので
メンバーみんなに
よってたかって指導される。

手首がかたすぎるよ。
親指を軸にして。
力のいれすぎ。
なんか違うなあ。
もっともっとほら
もっとくねくねと!
ほら、かたつむりのように!
おけらののりで!
雪女の涙のように!
あれ、なんでそうなるの?
違うよ!
それはかまきりの産卵だよ!
ああああああ!

とにかく。
みんながいっていることは
高度すぎて
ちんぷんかんぷんなのだ。

自分の不器用ぶりにしょんぼりし、
帰宅後はスティックで
座ぶとんや鞄をたたきまくる。

今度の練習では
すごいスピードで
トルルルルルルルルと
やってみせるのだ。



2005年01月28日(金) ベリーダンス

お腹から腰あたりが
小刻みに激しくぷるぷる振動して
音楽にあわせて
ぱっぱっと激しくなる。

顔は仮面みたいにニコニコしていて
手はくねくねしていた。

一緒にのんでいたともだちが
くねくねした手にひかれて
まん中で踊っていた。

わたしは
赤ワインをたくさんのんで
酔っぱらった。

昼間はひどく緊張したことを
おもいだして、
おかわりは
松ヤニの白いお酒にした。

ともだちは
マズイ!といって
ひとくち目を
お皿に吐いていたけれど。
わたしには癖があって
とても心地よいお酒だった。

自分がひどく
冷たい人間のようなきがして
ブロッコリーとかトマトを
たくさん食べた。

わたしは
なにか別の場所に
いこうとしているらしいということが
やっと実感できた。

いろいろな偶然の出会いに
身をまかせてながれていたら
そうなってしまったようだ。

肚をすえるまえに
ベリーダンスで
ぷるぷる
ぷるぷる
ぷる。
ぷる。



2005年01月27日(木) 動く肉

火傷が痛い。

布団乾燥機中の布団で
うたたねして負った火傷だ。

水膨れがつぶれたとおもったら
白くへこんだ肉になった。
ふくらはぎ惑星の小さな沼だ。

お昼ごはん時に
珍しい低温火傷!と自慢げに
看護士さんにみせてみた。
彼女は、
キラリと仕事モードの目になって
あらあらまだ化膿しかけてる。
お風呂上がりには消毒しないと。
とテキパキといった。

流石だ。
雑談の流れから仕事モードに。
このエレガントな変身の仕方が
格好いい。

それにしても
化膿してるどころか
なおりかけだとおもって
ここ数日ほったらかしにしていたのに。

そのうち
まわりの赤い腫れがおおきくなって
帰りには痛みだした。
歩く振動で痛むのだ。
本当に化膿してきているらしい。

かえってから急いで消毒した。

じっくり観察すると
見事に表面の肉がえぐれている。
人間の身体は
こんなふうに焼けてなくなるものなのか。
ただの肉だ。

考えていたら
ちょんすけが
篭からだせと篭のドアをばたばたさせる。
ちょんすけも動く肉だ。
動く肉からちょんちょん音がなる。

そういえば
動く肉だらけだ。
動く肉が自転車にのったり
テレビの前で静止したり、
怒ったり
酒をのんだりしている。

不思議。



2005年01月26日(水) 細胞奴隷

数日前、
宇宙規模で衝撃的な人物にあった。
それはよい意味で、である。

その人は
小一時間話をしただけなのだけれど
わたしのなかに
くっきりと強烈な印象をのこしている。

“自分は細胞が望むことしかやらない”
という生き方をつらぬいていながら
すばらしい仕事をしているところが
よかった。

生きているのが
心底楽しそうな人間に会った感じがした。

その感触がここ数日ずっと
わたしの中を支配していて
夢にまで登場する程である。

よし。
これでよいのだ。

世の中いろいろな価値観があって
惑わされそうになるが、
わたしは徹底的に
細胞に従っていきていこうとおもう。



2005年01月25日(火) ダウン

パソコンが壊れた勢いで
パソコン購入。

ちょんすけが
前のパソコンの裏に
巣らしきものを
作っていたのだが
これを機に
ティッシュや紙切れ等
全部すててしまった。

かわいそうなちょんすけは
何もなくなった場所で
ちょーんちょーんと
寂しそうに
なくのであった。

あああ。



2005年01月23日(日) 安心

きのうは映画の日。
ベルヴィルランデブー。
わたしには
シュールなセンスがかなりツボだったが、
日本人にはうけなそうだなあ。

そして
神戸の街を散策。
神戸から元町の高架下がよかった。
何度いってもそそられる場所。

今日は
京都をふらつき、
出産後のともだち宅訪問。

胎盤を食べた話なんかをきいて感動。
出産しても笑いのセンスもかわらず、
自然に子育てをしていた。

こういう人たちに会うと、
未来が明るい気がしていろいろな意味で
安心した。

パソコンは直る見込みなく、
本日もケータイ更新。
こんなにたくさんの文字をうったの、
初めて!



2005年01月22日(土) 師走

旧暦でいう師走である。
ハプニング続出である。

布団乾燥機中の布団で
おもわずうたた寝してしまい
水ぶくれ3つの火傷するとか。
お財布がナイ!とか。日本酒漬け…とか。
パソコンが壊れるとか!


パソコンにはいかに依存していたかを実感。
パソコンがないとふらふらして
風にとばされそうなのである。
ともだちとしゃべりたくて
たまらなくなるのである。

生活を整理して
リセットして
新しいところに行く時なのかしら。

それでも
ケータイでへそおもいを書くのでした。



2005年01月18日(火) おやじ

今朝
“今夜のみにいきませんか?”
というメールがはいっていて
感動した。

飲みにいく当日の朝に
飲みにさそわれるということが
昔はよくあったのだが
最近はめっきりへっていたので
新鮮だったのだ。

こういうのは
いかなければならない。
無理矢理仕事を
はやくおわらせて
大阪から京都へ。

“おやじ”
という安くてなつかしい雰囲気の
お店で飲む。
メニューがいちいち
きゅんとなるものばかり。

なかなかないメンバーで
ドロドロしたはなしや
キャラキャラしたはなしを
しているうちに
どっぷりと酒ワールドへ。

そうして
明日は6時半おきだというのに
終電で帰宅。

最近
自分の中でブームだった
音楽と仕事のバランスにかんして
おもしろいエピソードとか
占いしの判定みたいなことがきけたので
よかった。

こういう生活は幸せ。

明日も仕事と練習がんばろう。



2005年01月17日(月) うしろあし

あなたには
うしろあしがないので
ぼくが
うしろあしに
なりましょう

ぼくは
あしだけなので
あなたがいると
たすかります




*世の中には
 さまざまな
 価値観とか枠組みがあるのだが
 わたしはできるだけ
 それから
 自由でいたいとおもう。
 とても
 むずかしいことなので
 最近は一生懸命。
 すこし疲れたので
 きょうは
 はやくねむろう。



2005年01月16日(日) 新年会

今日は酔いました。
ソラネコ新年会でした。

朝は中国人屋台村にいって
朝から異国でたべまくりました。
(物理的にも精神的にもうまかった)

お昼間は
大掃除をしました。
台所がピカピカになり
ベランダの植物たちも
すっきりしました。

夜は
のむらくんちで
ソラネコの初期からのビデオをみました。
おいしいお鍋をいただきながら
お酒をのみました。 

救急車で家にかえりたい!
とだだをこねてみたけれど
健康体なので
無理でした。

電車にのっているあいだじゅう
あたらしい曲をうたっていました。

来週は
あたらしい曲をアレンジしましょう。
今年も
よろしくね。
いいものをつくっていこうね。

おやすみ



2005年01月15日(土) しめ飾りをもって神社へ

南風楽天の日。

そして南風は、
豊田勇造さんの
スマトラ沖地震・津波救援ライブの日であった。

勇造さんの音楽は
どこか別の場所とつながっている。
胸の中にゴオっと嵐がふきあれて
そのあとは静かな深い海みたいだった。
イメージがいろいろわいて
泣きそうになった。

帰り際に
その気持ちを伝えたかったのだけれど、
うまくいえずにうろたえてしまって
“よかったです。”なんて
まったくもう
無難なコトバしかでてこなかった。
口惜しい。

自分の正直な気持ちを
もっと堂々と
伝えられる人になりたいよ。

まあしかたがない。
それで十分だ。

きょうはよい仕事をして
まっすぐに生きている人を
たくさんみたような気がする。

真夜中に帰宅して
ケーキを焼く。
いま焼いている最中で
とてもよい香り。

明日の夜のソラネコ新年会?に
もっていこう。

そして
明日の朝は7時集合で
南風楽天のみんなで
中国人屋台街にいくのだ!

ねむらなければ。

おやすみ。



2005年01月13日(木) ぶー

朝方まで
仕事人間でした。
ぶー。

ああ
有能な人になりたい。



2005年01月12日(水) 散髪

ちょんすけのしっぽがはえてきた。

今はまだちょっとだけで、
シャコのしっぽみたいになっている。
すごい再生能力。

寝る前に
相棒の散髪を手伝う。

かみのけを
パシパシときっていく行為は
とても気持ちがよいもので
すこし元気回復。

髪をきりながら
北朝鮮では
男性の長髪禁止キャンペーンをしているという
報道をおもいだした。

北朝鮮では
5センチ以上の長髪はよくないらしい。

長髪のクラスメイトについて
頭も悪く態度も悪いなど
証言している映像が流れていた。

髪をのばすと
知能物質が髪の毛の方にながれてしまって
脳内の知能物質がすくなくなって
知能が低下するのだ!
という図解映像もながれていた。

そんな映像がまじめに流れているなんて。

北朝鮮は実は
巨大コント集団だったりして。

それでは
おやすみ。



2005年01月11日(火) 祈り

寒いせいか、
イモリたちが
アスリート化している。

壁にぷるぷる張り付いているのだ。
首をきゅーっともちあげた体勢のまま
ねむっていたりもする。

イモミが目をつぶったよ!

とかいいながら
ふたりで水槽をのぞきこんでいたとき
とても幸せな空気であった。

最近
津波とか地震とかいろいろなことがあるので、
生きている時間をどうつかうかとか
自然とか宇宙とか未来について
とてもよく考えるのだけれど。

こういう
なんでもなくて
静かであたたかな時間が
いろんな場所で
いっぱいになればよいなあとおもった。



2005年01月10日(月)

仕事がらみの研修で岡山へ。
非常に充実したいちにち。

なんだかよくわからないが
終電まで岡山の神主さまと飲み
ままかりといいだこをたべ、
岡山の酒、喜平の一升瓶が空になった。

気がついたら新大阪で
おりてくださいと
車掌にいわれ、
鞄のなかには
メガネがはいっていた。

メガネは
神主さまのメガネ。

そういえば
“あんたはメガネがない方が格好いい!”
といって神主さまの
メガネを奪ってきたのであった。

大丈夫かな?

まあ
明日から仕事が本格始動なので
気にしないことにする。

それではね
おやすみ。



2005年01月09日(日) 休日らしい休日

夕方に起きて
ハウルの動く城をみにいく。

おわってから
ハテナ?
という気分になった。

場面場面は美しかったり
ドキリとしたりするのだが
全体をつなげるものを
キャッチできなかった。

音楽はよかった。
久石譲はよい曲をつくるなあ。
耳から直接胸にとびこんできて
ぱあっとひろがっていくような。

そして確かに
ハウルは格好よかった。

格好よいのに
ダメな部分とか
弱い部分もあったり
でも
強く守ってくれる感じもあって
こりゃ女性の心を捉えるわな。
とおもった。
わたしも心を奪われたし。

映画のあと
遅い夕食にハンバーグ屋にはいって
相棒と語り合う。

ある相棒の一言で、
なんだか
わたしの頭のなかで
いろいろな事が爆発してしまって
しゃべっているうちに
泣いたり
感謝したり
いろいろしてしまって
オカシナ人間だった。

相棒に
わたしはいつも
妄想屋の独り相撲の独り舞台だ
といわれた。

小さいころから
よくいわれてきたことを
またもや言われてしまったよ。

でもまあ
なんだかすっきりした。

自分が死ぬ時は
相棒が近くにいるとよいな
とおもった。



2005年01月08日(土) 仮装大賞

ライブの後飲んだ。

あと数日で地震がくるよ
という話があって
少しこわくなった。

あんなに飲んだのに
おくっていただいて
ありがとう。
こんな酔っぱらいたちを
ありがとう。

家にかえってメールをみたら
友だちから
仮装大賞に参加しませんか?
というメールがきていた。

仮装大賞!?

いいねえ!



2005年01月07日(金) バターホウレン

いろいろなことが
ちらかっていて
ひどいありさまである。
こういう時は
チョップをしたくなる。

チョップ!!

きょうは
バターホウレンを作って食べた。
小さいころよく
母にねだって作ってもらった
バターホウレン。

たっぷりのバターで
ほうれんそうとしいたけを
炒めるだけなのだが、
わたしの大好物なのである。

ほうれんそうは
はっぱがしっかりしていて
茎の赤紫の部分が
うなるほど甘くないといけない。

中華鍋でジュウジュウはねているのを
いそいでお皿にもって
冷めないうちに
口にはこばなければならない。

きょうは
とてもよいバターホウレンであった。

バターホウレンのことだけを考えて
集中してバターホウレンをたべたので
みどりいろの時間であった。

いつもなら
ひとりごはんの時は
テレビをつけているのだが、
きょうはテレビがつかないのである。

12年前のテレビデオで
ビデオが中でひっかかって
でてこないのだ。
そういう時は
電源をいれても
10秒ほどできれてしまう。

いままでの経験からすると
3日ほどやすませて
テレビをバンバンたたいて
スイッチをいれたら
でてくるはずなので
あと2日は我慢である。

中にはいっているビデオは
つつじんのビデオである。

つつじんというのは
わたしの故郷の
つつじが丘の幼馴染みユニットで
シュールで素敵な影絵をするのだ。

影絵は
ソラネコのジャケットもかいている
三盃いく子がデザインしてつくり、
音はまつのめぐみがやっている。

そのビデオを昨夜
ひさしぶりに鑑賞した。

センスよいねえ、とか
ふふふふふ、とか
ロシアアニメっぽくない?とか
いろいろいいながら
みていたのである。

いまそのビデオが
テレビデオの中で
ジーっと唸っているのである。

以前
ビデオがひっかかったときは
たいへんであった。

相棒の職場で話題になり
相棒のところにまわってきた
ホモビデオだったのだ。
相棒にすすめられ、
どんなものか?と
ちょっとだけ鑑賞しただけなのに、
そのビデオがひっかかったまんま
テレビはとまってしまったのである。

うわー。

人からかりたものであるし、
ホモビデオである。
今は死ねないとおもった。

それから数日間は
ホモビデオとともに眠り
同じ部屋で食事し
同じ部屋で仕事をした。

数日後
相棒がテレビをたたいたら
ういーんとでてきたのだった。

今回はつつじんだから
オシャレなよい感じだ。
よかった。

それにしても
もうそろそろ
このテレビデオも寿命か。

このテレビデオは、
わたしが一人暮らしをはじめて、
初めての誕生日に、
自分にかったプレゼントなのである。

ひとりぐらしの家には
テレビがなかったものだから
とてもうれしかった。

関西に越してから
白いペンキで色もぬり
ピスタチオの皮やタイルをはり、
手を加えたため
さらに愛着もあるのである。

捨てられない。

そうやって
なにも捨てられないから
こんなにがらくたはたまり、
部屋がちらかっていくのである。

あああ。

それでは
大掃除のつづきをします。



2005年01月06日(木) おいおい

妹から頻繁に写メールが届く。
病院はヒマなのか?

おいはいちにちたつと
アニマル浜口度がへって
えらくかわいくなっていた。
きゅーんとした。

きょうは
妹はおしっこを
ひっかけられたそうである。

赤ちゃんは
かわいいから
おしっこをひっかけられても
おこられないんだよな。
いろいろ許されて
うらやましい。

夜はおもむろに大掃除。

レンジまわりや
トイレなどが
ぴかぴかになった。

実は年賀状も
まだかいている途中なのである。

なにもかもが
旧正月ペースなのだ。


☆ちょっと宣伝☆

1/8土曜日。梅田のハードレインで
2005年、ソラネコの初ライブです。

カンガルーノートさん、ピカさん、
ワールプールさんと御一緒します。

ハードレインのせいこさんが
スパイシーでおいしいカレーを作ってくれるのです。
そうです!
カレーライブなのです!
スパイシースペイシーです。
コリアンダーこりゃなんだーです。

なんだか楽しげでしょう。

めでたいのでぜひ
いらしてくださいな。



2005年01月05日(水) おい登場

金欠対策の一貫として
ブックオフにCDや本を売りに行く。

計算をまっている間、
出産後の妹から
「ヒマや…」という電話があった。

彼女は大仕事のあと
ひとりで病室にいるのは
退屈なのであろう。

そう。

お正月みんなで
あれだけ待っていたのに
みんなが帰った今朝
やっと
男の子がでてきたのだ。

おい登場なのである。

いらっしゃい。
おめでとう。

妹は、
うまれた子をみた瞬間に
アニマル浜口だ!とおもったらしい。
「お世辞でもかわいいとはいえんよ」
といいつつも
うっとりと愛おしそうな口調の妹。

写メールをみると、
なるほど
そっくりであった。
生まれたてのアニマル浜口。

これからどんな顔に
かわってゆくのか
楽しみである。

最近の
わたしの心のテーマの中に、
女は子どもを産むとどうかわるのか?
というのがある。

子どもを産んだ人がだしている
あの独特のほのぼのオーラ。
友だちや妹をみていると
おどろくくらい
ほのぼのオーラがでている。

女性は、
子どもを安全に育てるために
本能的にほのぼの志向になるのかもしれない。

妹の場合は
ひとりめを産んだ後、
ほのぼのオーラだけでなく
ギャグのセンスもかわったような気がした。

現実的になったというのか、
なんとなく
くだらない話をしづらくなったのだ。
なんとなく距離ができて
なんとなく淋しい感じがしていたのだった。

先日の飲み会では、
「妻は、子どもを産んでから、
倒錯したものに拒否反応を示すようになった」
という話しをきいた。
彼の妻は、
子どもを産むまでは
倒錯した感じの作品が好きだったらしいのである。

そんなにほんとうに
好みまでがらりと変わってしまうのか。

そうであるならば
人間はすごいものだとおもう。
すごいけれど
なんだか口惜しい。

結局は好みまでも
遺伝子に支配されているのだ。

よし。
もし母親になるのならば、
わたしは
ブラックでシュールで
倒錯したものが大好きな
母親になってやろう。
(そんな予定ぜんぜんないけど)

きっと我々は
意識でとらえられるよりももっと
奥の深い世界に生きているのだ。



2005年01月04日(火) 初二日酔い

実家で二日酔いで
朝から吐きそうで
手も小刻みに震えるくらいだったのだが
家族にばれるのが嫌だったので
必死で普通のふりをした。

めいっこが
「さとちゃんメガネ!」などと
かわいらしい声をあげるので
ますます罪悪感。

赤ちゃんは
なんてさわやかなのだろう。

無理矢理
朝ごはんをつめこみ、
掃除をしているふりをして
ベッドにうずくまる。

こんな気をつかった二日酔いは
初めてである。

少し元気になったころ
近所に家をかったっという
ともだちから連絡がはいり、
その家をみにいく。

かなり安く土地と物件をかったらしいのだが、
以前の持ち主の方がなくなられたまま
10年ほどほったらかしにしてあり、
家財道具一式すべてそのまま
ついてきたそうである。

10年前の角砂糖やら
のみかけのカップやら
じゃがいも(溶けて根がはびこっていた)やら
ふとんやら入れ歯やら日記やら請求書やら
手紙やら着物やら診察券やら…
すべてそのまま。
そこにかつて住んでいた人のことを
いろいろ推理していたのだが、
やっているうちに
へんな気分になったのでやめた。

彼はこれから掃除をして
使えるようにしたいらしいのだが、
すごい作業だなあ。

彼らがこのまちに
住むようになったらますます
おもしろくなりそうだ。

そして
夜には
我がねぐらへ帰宅!

自分のリズムがあるところは
なんと落ち着くのだろうか。

相棒とオムライスをたべて
気をつかうことなく
思う存分だらだらしまくる。

だらだらは素敵だ。



実家の庭にやってくる
やまがらさん。
ちょんすけには悪いが
かなりかわいらしかった。



年明け2日の日記
消えてしまいましたねえ。

あらためて
今年もどうぞよろしく
おねがいいたします。


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