もうだめだ。 へとへとだ。 きょうはねる。
うれしいことと くやしいことがあった。
そとはあめだし。 あしたはレコーディングだし。
お風呂にはいっていたりすると、 自分のとてもはずかしいことを おもいだして あああーーー となることがあるけれど、 きょうは慢性的にそんな感じ。
あしたは早起きだ。
おやすみ。 ぐう。
小さい頃 両親の車ではしっていたら むこうの草原に 2匹の鹿が走っているのをみた
胸がドキリとして 視界がきらきらした。 すげーかっこいい!とおもった。
その気持ちにしばらくひたって 鹿がみえなくなってから
「しかがいたよ…」 と両親に言ったら 「なんでもっとはやくいわんのよ〜」 といわれ、 のろまののろすけのあだ名がさらに 決定的になった。 そのときの、 のんびりとしたわたしの口調を 何度もまねされたものだ。
でもね。 一見 わたしは、 のろまののろすけなんだけど、 わたしはその瞬間をしっかりと つかんでいるのだ。
今でも きらきらした2匹の鹿の光景を覚えている。
人生おもいこみとタイミング。
いちばん大切な タイミングはつかんでやる。
今日は鼻息あらく、 そんなことを考えていた。
もうすぐ夏もおわりだ。
ふっている 電車をひと駅のりすごし あめを感じる
夏のおわりの しめったにおい
とおくのだれかと はなしがしたい
きのうはライブで、 あっという間に時間がすぎて ああ、 ライブのあとにおちついて いろんなヒトタチと しゃべったりしているわたしは、 きょうは調子がいいなあ… などとおもいながら。 終電間近で はしって帰って ドロンドロンとねむった。 どうやってねむったのか あまり記憶がないくらい すぐにねむってしまったようだ。
わたしは、 どこにいても 自分の居場所はここではないという感覚がある。 なにかに所属したくないタチらしい。 中学のころからそれに気づきはじめた。
なにかの肩書きとか所属とか 一般的な基準みたいなもので くくられた枠がすきじゃない。 ちゃんと生で人間をみてくれふれてくれ とおもうところからくるのかなあ…。 いや、 もっと単純でささいなこと。 どんなに楽しい場所にいても ここじゃない別の場所に 自分の居場所があるという感覚。
ああ、でも バンドをやっている時は別だな。 バンドメンバーと音楽をつくっているとき、 わたしの居場所はここだとおもう。 自分たちで真剣に考えて ぶつかってつくりだしているもの。 常に変化しつづけるナマモノ。
わたしの所属はナマモノだ。
うちのバカクーラーは ほんとにバカです。
一番高い設定温度にしてるのに、 すごく寒くなります。
夜は消して眠るのですが、 タイマーした覚えはないのに 勝手について さむくて何度もめがさめます。
でも リモコンがないので 一旦起き上がって バカクーラーのところにいかないと 消せません。
寒くてからだが冷えた次の朝は 寝覚めもわるくバテ気味です。
最近は朝方になると かなり暑くてめがさめるので、 ちょうどいい時間に タイマーを設定します。
設定したはずなのに バカクーラーはつきません。 暑くて目が覚めて バカクーラーのところにいって スイッチをおして またねむります。
音もうるさいし 電気代はかかるし くさいし ねぶそくになるし
今日という今日は もう!! 堪忍袋の緒が切れました。
もしかして わざとわたしにイヂワルしてるんちゃうかと おもうときもあります。 18年くらい前のバカクーラーなので 現代の若クーラーとは文化も価値観も違うのです。 痴呆頑固爺と6畳一間で同居している気分です。
こんなバカクーラーと 仲良くつきあう方法が あったらおしえてください。
早く秋になってほしいです。
しりあいのジャズライブをききに行く。 アルバムにもちょこっと参加させていただいたのに、 生できくのは初めてだ。 お洒落なカフェだった。
生ジャズもちゃんときくのははじめてで、 でもおもしろかった。 映像が次々と浮かんで、 ココロのなかのクスクス笑いがとまらなかった。
猫刑事と蟹どろぼうのかけあいとか、 14歳の少女と40男の夕陽の海辺でのロマンチックなやりとりとか、 ひまわりとなめくじのダンスとか…
こんなイメージをうかべてたことは秘密だが。 でもこんなイメージがわく感じの やさしおもしろい音楽だった。 ただならぬくらいひとつひとつの音が丁寧で とても心地もよかった。
うたもののライブだと、 その人の世界が言葉を通してこちらにバーン!とはいってくるから、 こちらがイメージをふくらます度合いは少ない。 それはそれで面白いが。 こちらが思う存分イメージをふくらませられる音楽も 心地よいものだとおもった。
そうだ。 髪をきったのだ。 仕事のあと、ライブまで、 随分時間があったので、 ずっと前から気になっていた 美容院にはいってみたのだ。
「個性的な髪型にしてみました。 あなたなら大丈夫だとおもったので…」 といわれて、合わせ鏡してもらって 「どうですか?」 といわれたら、 なんだかどきどきして、 なにも考えないまま口が、 「い、いいです」 といっていた。 美容院ていつも緊張する。
どうなのだろうか? この髪型。
映画「ホテルハイビスカス」をみた。 はじめ 主人公のテンションについてけねー! とおもったが、 最後にはそれも自然になっていて、 ココロがじーんとした。 夏の香りと子どもの頃の記憶。
映画はすきな映画館でみるのがいい。 映画に行き着くまでの 道のりとか、 映画館の雰囲気とか。
友だちはノートに今年みた映画を ずらっとかきならべていて、 それがうらやましいとおもった。
わたしも 映画とか本とかすきなお店とか、 そういうものをかきとめる ノートをつくろう。
天神橋筋商店街をぶらぶらし、 古道具屋で、 すてきな音のなる鈴をふたつ買う。 大きいのと小さいの。 そして、 久々に会ったともだちと、 いろんな話をした。
わたしは気がついたら、 仙台にすんでいたころの 好きな場所とかおもしろかったこと ばかり話している。 あのころはよっぽど楽しかったのだ。 あのころの目標は 「好奇心のおもむくまま動く」というもの。 ちょっとひっかかっただけでも、 どんどん動いて、 いろんなところに顔をだした気がする。
珈琲のおいしいお店とか ロックのレコードがきけるぼーっとするお店とか、 眺めがよくて手紙をかくのにいい喫茶店とか、 旅の話や不思議な話がとびかう店とか、 こころが刺々しい時にいいサイケな美術館とか、 センチメンタルな時にあるく散歩道コースとか、 日本酒だらけの小さな店とか あやしげな英会話教室とか、 会うといつもほっぺにキスをしてくるおねえさんの飲み屋とか、 若者が踊り狂うクラブとか、 競馬場とかヨガとかダンスとか…。 失敗もあったけれど 好きな場所もいっぱいみつけた。 いいでしょ。 いいでしょ。
でも、 自分が過去のことをよかったよかった言ってる 年寄りみたいに感じで、 くやしくなる。 もっと いまのことを話したい。
帰り道に ノートを買った。 好奇心のおもむくまま すきなものをみつけて触れて 絵日記みたいにかきとめていこう。
寝る前は、今日借りた、 魚喃キリコのマンガ。 独特の空気感。
レッコーディング。 土日でうたとりをすべておえる。
緊張と集中。
なんかおおきなことを やりとげたような気になっちゃって、 ふぬけになってしまった。
かいたてのふとんに ゴロゴロしてばかりいる。 仕事もろもろやらねばいけないことが、 天井から何本も。 首吊りロープのように ぶらさがっているようにみえる。
いけないいけない。 まだまだ カタチにするまでは もえつきちゃいけない。 カタチにしても もえつきちゃいけない。 いつもいつも もえつきギリギリの線で Uターンして はしる。
はしっているんだけど、 スキップしてるみたいに はしりたい。 ぐふぐふ笑って なんて可笑しな毎日なんだ! とおもいながら はしってるのをわすれるくらいな感じで はしりたい。
常識的な枠組みは それはそれでおいといて、 おもしろいアイディアがあったら どんどんためしてみたい。
やろうとおもえば なんだってできるとおもう。 やろうとおもえば。
さあ もえつきギリギリで Uターンだ。
ここちよくなったはいいものを、 おしいれにはいらない。
ふとん。 たてにいれることにして 一件落着
きょうは録音。 もめて 録って もめて 録って たのしくのんで 結果オーライ。
さしいれメロン うれしかった。
いいアルバムができそうだ。 きょうは5曲。 あすは6曲。
たとえ もめても もめてよかったとおもえるくらい いいもんを のこしてやる。
なにか選択する際、 非常にまよったときに、 宇宙のむこうの、 かみさまみたいななにかに 質問している。
きょうは新しいふとんがやってきた。 うれしい。 ふかふかカビ&ダニなしの クリーンな寝心地が想像される。
そこでだ。 古いせんべいふとんを すてようかすてまいか?
まよう。まよう。
はやるきもちをおさえ、 かみさまみたいななにかに きいてみた。
そして、 バナナジュースなんてのみながら 余裕なふりをしていたら、 すてたほうがいい感じがした。 よし、すてるべ。
ときどき考える。
地球はすごく大きな生物の ゲームみたいなもので、 わたしの行動も意志も そのゲームの中で その生物たちに、 コントロールされているのではないか。
人間が神様とおもっている存在って、 ゲームのプレイヤーなのではないか。 地球とか人生とかそういうものって その生物からしたら ゲームの中の、 虚構の世界なのではないか。
きょうわたしが、 あたらしいふとんでよろこんでいるのも、 「よろこんどるよろこんどる」 とおもってみられてるんじゃないか。
古いふとんをすてるかすてまいか わたしがまよったときには、 “すてる”ボタンをおしたんじゃないか。
それで、 今こうして日記をかいているのをみて、 「やべーばれてるやん」 ってちょっとドキリとしたんじゃないか。
どうだ、そうだろう! ドキリとしただろう!
きのうから日本はやけに寒いよ。 温度設定はこんなんでいいのか!?
…こんなことをかんがえていると、 何がほんとうなのか、 人生ってなになのか、 わからなくなってしまうので、 ときどきしか 考えないようにしよう。
山にのぼった。 宇宙がすけてみえる青空。 目がびっくりするくらいの濃い緑。 あるくあるく空気をすって。 たくさん話す。 カラダがよろこんでいる。 ちいさな村の小さな温泉宿。 通り雨と浴衣のおまつり。 一生懸命な獅子舞。 B級なコメントいっぱいの鍾乳洞。 大きな鯉のたくさんいる街。 朝顔もすてたもんじゃない。 車の中の音楽とうたたね。
このまま瓶にとじこめて ずっと味わっていたい時間がある。 そういう時間を いままで一度もつかまえたことはなく。 常においかけっこ。 幸せな時間は その余韻だけをのこして はっきりしたカタチをみせないまま しらないうちに通りすぎてしまう。 いつもそう。
人生ってせつないなあ。
最近好きなのは 日本人なら仲間ゆきえで、 外国人ならジョニーディップだ。 実は、その次くらいに草薙くん。
だけど 外国人の名前をおぼえるのが苦手なので、 今朝はジョニ−ディップの名前をわすれちゃって、 三人に電話をかけてしまった。
3人目の人が名前をおもいだしてくれてよかった。 わからなかったら きょうは楽しい夜にならなかったかも。
きょうはね、 8月生まれのたのしいライブだったんだ。
今からちょっぴり仮眠をとって 早朝から出発。 ちょっとした旅にでる。
おやすみ。
台風が近付いているからか、 せみが網戸に避難にきている。 普段は夜にくることはないのに。 今日は2匹。 じっと網戸にとまっている。
1匹はアブラゼミだが もう1匹はひぐらしっぽい。
じっとながめていた。 こんな近距離は、 ひさしぶりかもしれない。
小学生の頃は、 夏休みはまいにちまいにち、 狩りのようにセミとりをした。 本能的に夢中になってした。 登校日も忘れるほど。
今思えば不思議な感じだ。
「せみとりいってくるわー」 長めのタモと籠をもって よくひとりででかけた。
最高記録は今でも覚えている、26匹。 ちっちゃい籠に全部いれて。 ミンミンバタバタしているのを、 自慢げに家にもってかえったのに。
父と母は、 「そんな狭いとこにかわいそう!」 とあんまり喜んでくれなかったのを よく覚えている。
父と母にそういわれて初めて、 蝉の数に対して籠がちいさい ということに気づいたのも よく覚えている。 とにかく とることに夢中だった。
とったせみは、 帰る時間に一斉ににがした。 おなかに赤い虫がいっぱいいた。 おしっこもよくひっかけられた。 あんなからからなカラダなのに、 おしっこがでるって不思議っておもった。
せみの脱皮は神秘的で美しかった。 天使みたいな白いやわらかい羽根。
ああ、 おもいだすと わくわくする。
あの本能的な喜びと、 ゆったりとした時間の流れと、 自然とふれた感触は、 けっこう宝物かもしれないなあ。
この辺の小学生も 夢中でせみとりしてるのだろうか? 今ならうちの網戸に2匹いるよ。
今日の仕事は だまって イチニチパソコンに向かって いろんなものを整理。
ずうっとだまって集中していたので 帰りの電車のなかでも ひとりだまったモードになっていて、 知り合いに声をかけられて びっくりした。
あまりにも突然で どうしゃべっていいのか わからなくなってしまった。
みんなこういうことないのかな。
わたしはひとつの気分から もうひとつの気分にかわるのに 時間がかかる。
かなしい気分になったら それが消えるのに時間がかかる。 そうおもったら 気分をすぱすぱかえられる人が うらやましいなあ とおもうけれど。
笑った気分になった時は しばらくはずーっと 笑った気分をひきずるので 得なのだ。
今日は、 突然の知り合いと 必死で 夢のなかみたいに話しをして。
家に帰って、 ビールのみのみ サザエのつぼ焼き定食をつくっていたら 楽しい気分になった。
とってもおいしかったので、 夜に相棒をよびだして たべてもらった。
楽しい気分。
なつだな。
緑の濃いギザギザのせまる山。 はあはあよだれをたらす犬。 急いでつくってもらった ブルーベリーパフェ。 三線の音。 冷たい生ハーブティー。
あついねえあついねえ。
おみやげは 米茄子とトマトとハーブ。 背中に汗のしみたシャツ。 西陽のあたるカウンター。 山と海と旅の話。 おみやげは コロコロのサザエ。
なつだな。 なつだな。
あ、あしたも、 7時に蝉におこされる。
はやくねむりましょう。
おととい 友の結婚式 一曲うたって 新しいいろんな人にあう
きのう昼 山のお寺で練習 おいしいごはんと 栗の木と蚊取り線香と子どもの声 うらやましいくらし
きのう夜 レコーディング かなしい曲の録音なのに かなしい気分になれなくて それでかなしい気分になった 結果オーライ
今日 仕事がらみの研修会 自分の話のへたっぴさにうんざり 伝えたいことを 簡潔にぴったりのことばで伝えられない 会議みたいのって嫌い
夜 トマトとなすのカレーと ゴーヤのおひたし
あしたでひとつ年をとる
ひっこしがしたい。 もっと広い家。 でも住む場所はこの近所。 それがいい。
お金をためないと。 お金お金お金! 今までのわたしはあまりにも 金に執着心がなさすぎた気がする。 もっと金に執着する女になってみようかな。 欲深女。よくぶかよくぶか。 ヨクブカオンナ ちょっとかっこいいかも。 欲があれば年をとらないって話しを そういえばきのうしたんだっけ。
なんだか最近 自分ワールドを思う存分展開できる部屋がほしくなってきたのだ。 いまの部屋では狭すぎて 自分ワールドを展開したら ふとんがしけなくなってしまう。 っていうか、 今夜は布団の敷き場がない。 無駄なものは全部すててしまおう。
あと、欲しいものは、 あたらしいおふとんと、 ハムスター。
今日もペットショップで ハムスターをみてしまった。 ガミガミいわない同居人がほしい。
ヨクブカ。
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