へそおもい

2003年06月28日(土) ひょっこもやし

あまりにも疲労していたので、
昨夜は、
電話口で、
なんの罪もない
相棒にあたってしまった。

あたってしまったというか…
機嫌の悪かったわたしに
相棒がひっかかり、
そのひっかかりに
わたしがひっかかり、
そのひっかかりに
相棒がひっかかり、
ひっかかりの輪っかになって、
ぐちゃらぐちゃらになった。

よくあることなのだ。

そうなったら
電話がどんどん長くなり、
結局きょうも寝不足だ。

もう二度とこんなのに、
なりたくないな。

よくおもうことなのだ。

へろへろで自転車にのっていたら、
おはぎの丹波屋の店先で、
「ひょっこもやし」
という文字をみつけた。

なぜおはぎ屋にもやし?
しかも
ひょっことはどんなもやし?

もやしっこなひよこだろうか?
ひよこみたいなふさふさしたもやしだろうか?
ひょっこもやしだらけの映像が
ちらちらと目の前をかすめる。
映像がおかしくて
笑ってしまう。

ふらふらと丹波屋にすいよせられるわたし。

よくみたらなーんだ。
「ひやしもち」だった。

「ひょっこもやし」と「ひやしもち」
よみまちがえは
人を楽しませてくれるものですな。

疲れ過ぎもすてたもんじゃない。

でも
明日はライブなので
今夜ははやねだ。



2003年06月27日(金) 芝居

芝居の稽古。

みんなパワフルで圧倒される。
いままで芝居というものに
あまりふれたことがないので、
その光景はとても新鮮だ。

登場人物それぞれの気持ちを追っていたら、
わたしの中の、
いろんな気持ちがぐらぐらして
すこしだけ泣きそうになった。

芝居をするということは、
同じ人間のなかに、
自分の人生と役の人生が同居するということで、
膨大なエネルギーがいる。
みんな素敵だった。

わたしは
貧乏でオシャレなストリートミュージシャン役で、
ちょこっと参加。

ひょんな御縁で、
つながりがひろがって
気づけば、
びっくりするようなところに
自分が立っていたりする。

まいにちはたのしい。



2003年06月26日(木) うれしそうな人

ひとつおわった。

とてもたのしかった。
エネルギーが底をついた。

一緒にいあわせた人に
幸せなことがあって、
とてもうれしそうに
普段のまないビールをのんでいたので、
いっぱい乾杯した。

うれしそうな人をみるのは
うれしい。



2003年06月25日(水) おにぎりパンパン

きょうはがんばった。
えらい。

あしたもがんばろうか。

ひとつ
がんばれると
またひとつがんばれそうな
気がしてくる。

調子にのるな
やすみやすみ
たのしんで

気持ちは強気でも
カラダはつかれていたようで。
仕事の後に
おおきな手作りおにぎりを
6つもたべてしまった。
おなかパンパン。

へそから米粒がでそうだ。



2003年06月24日(火) 羽蝶ランラン

職場の人に羽蝶蘭を3株もらった。
これはウチョウランとよむのだ。

その人はとても山が好きで、
わたしはその人の山の話をきくのが好き。
その人と会うといつも
わたしの中の山のぼりの血がさわぐ。

羽蝶蘭は山の崖の小さなテラスに
群生しているらしい。

蘭というから大きなものとおもっていたら、
とても小さないかにも山野草的な山野草だった。
そのひかえめな美しさが好き。
三株それぞれ色が違って、
どれも表情と存在感があって、
いまにもこそこそ話をはじめそうだ。

「みてるとねほっとしますよ」

仕事におわれていて
キュウキュウしていた時だったので、
なんだかほっとする場所に
連れ戻されたようで、
ありがたかった。

外は激しい雨。
あしたはいい日になりそうだ。



2003年06月23日(月) じびかさま

あまりに咳がひどいので
開院をまってじびかへ。
きょうは平日で人がいなくて
じびかの先生は笑いながら
あじさいの話しなんかをしていた。
おとといとは別人のようだ。
とても丁寧にはなしをする人だった。
人間の心は忙しいと
キュウキュウするのだ。

また鼻から管をつこまれて、
霧の吸入みたいのもして、
せきどめシロップをだしてもらって、
かなり楽になった。
すごく楽になった。
じびか万歳
ありがとう。
この前は
“じびかなんてかびぢ!”
なんて思ってゴメンナサイ。

人のこころは変わりやすい。

自分の気持ちに素直になるのは、
大切なことだとおもう。
でも、
そのときそのとき素直に動いていたら
ときどき
人を傷つけることもあるよなあ、と、
最近よく考える。

さて、
こんなに梅雨で
こんなに風邪ひきなのに、
今週は山がいっぱい。
仕事の山が2つと
音楽の山が3つ。

そのために
寸暇をおしんで準備をしている。
ゆっくりねむりたいなあ。






2003年06月22日(日) レコーディング

本日はボーカルのレコーディングのはずが、
わたしが風邪をひいてしまったため、
パーカッション録りの日となる。

実は次のアルバムのレコーディングは
この正月からはじめているのに、
半年たってもまだパーカッションなのだ。
今度のアルバムはとても難産なのだ。

我々の今回の録音は、
近所の市民センターの音楽室で行っている。
一時間500円でだだっ広いピアノ部屋が借りれるのだ。
ちなみにコンセントひとつ使うと100円。
マイクやマイクスタンドやミキサーなどなど機材はすべて持ち込み。
G.木村くん宅からB.かじいくんと木村くんが
雨だろうが風だろうが、原付で運び込むのだ。

そうして始まったレコーディングなのだが、
なにせ部屋が録音のための部屋ではないせいもあり、
音質にとても苦労している。
レコーディング担当の木村氏が
“なにかがちがう!”“こんな音ではダメだ!”と、
何度も何度も録った音を聴き、
マイクの位置、距離、壁の位置などを研究。
曲やパートによっては録音し直し。

そうして
今日はパーカッションの録りなおしの日だった。

わたしは、
“家にある防音マットをもってくるように”
という通達をうけたので、
おおきな防音マット(クロちゃん1匹)をまるめてもって、
自転車で音楽室へ向かう。

なんと、
音楽室はすごいことになっていた。
部屋の角に、
たてかけたテーブルやホワイトボードなど
備え付けの大きなものをフルに使って
かまくらみたいなエリアをつくり、
その中で録音するのだ。

うしろの壁には防音マットをはり、
たてかけたテーブルなどには
カーテンなど何枚かの布がかけてある。
これが木村氏の研究結果、簡易録音スタジオだ。

男3人がもくもくと
かまくらスタジオセッティングをしている。

ここまでやるのはすごい。
アイディアと行動力だ。
かまくら風簡易録音エリアをみたとたん
おもわず感動のため息がもれた。

今日は8時間の録音。
うまく録れたらしい。

“いい音でとれたよ”と、
うれしそうに言っているのをきいたので、
わたしもうれしくなった。

昨夜、
夢をみたのだ。
ラ・ソラネコ!の夢。

メンバーひとりひとりのことが
わたしはとても好きで、
それぞれのメンバーがそれぞれのカタチで
バンドを大切におもっているのを感じて、
わたしはこの人たちと一緒に、
バンドができてとても幸せだと
夢の中でしみじみとおもったのだ。

朝おきてからも
夢の余韻のなかで
幸せな感じがした。

そんな夢をみたので、
きょうはこんなに詳しく
バンドのレコーディングについてかいてみた。
このメンバーで
こういう風に録音している日々が、
とても大切なように感じたので。

そして、今、
わたしは咳がでてねむれないのだ。
いったんふとんについたものの、
ねむれないのでこうして日記をかいている。
あしたは月曜日なのにな。

こんな日もある。



2003年06月21日(土) じびかびじかじびかびぢ

のどがひりひり痛くて
睡眠ができないなどということがあるなんて
今日までしらなかった。

今朝、
ほとんどねないまま
耳鼻科にいったら、

“鼻の奥から声帯のまわりまで
すごいただれてるね”

そういわれて、
鼻から長いチューブをいれられた。
イタイイタイ。
シミルシミル。

耳鼻科は、
なんてひどいことするのだろうか。
びっくりした。

それから、
霧の薬を吸入させられて、
いっぱい鼻水と涙がでた。

“また吸入にきなさい”といわれたが、
“忙しくて…”というと、
“忙しいのはみんな同じだからね”
とイライラしたかんじで一言。

うがい薬なんてもってるのに。
なんの確認もなく。
やたらと大量に薬がでて、
治療費とあわせて4000円弱。

もうくるもんか、
とおもってしまった。

じびかなんてかびぢ!

医者の仕事は、
できるかぎり、
医者や薬にかからなくても
患者がやっていけるようにすること
なのではないだろうかなあ。

不安な患者さんが落ち着くように、
やさしく声かけをすることだって大切だ。

まあ、
今夜は薬もよくきいて
ぐっすり眠れそうだから
よしとしよう。

これで薬中毒になったら
じびかのせいだ。

おやすみ。



2003年06月20日(金) こわくなる夜

時々こわくなる夜がある。

生きているものはみんな必ず
死ぬという経験をしなければならない。
そして、
わたしもそのうちのひとり。

わたしは
死ぬ経験をするように
選ばれたもののうちのひとりなのだ。
みんなそうなのだ。

そういうことを感じて
こわくなる夜がある。

気持ちのいい朝に目覚めて
今日は洗濯日和だ!
とのびをしたり。

お酒とつまみで
うめーうめー
と舌鼓をうったり。

今日はあの方と
話ができたワ!
なんてどきどきしてみたり。

そんなことに気をとられて
必ず死ぬ時がくることを
忘れている。

いや、
忘れているというよりも
考えても仕方のないことなのだ。

そんなのわかっている。

でも
ときどき
こわくなる夜がある。

今にも
なにかこわいものがやってきそうな気がして。

そういう時
大切なだれかが
そばにいてほしいと思う。

そうしたら
なにがあっても
大丈夫な気がする。
人が人を好きになるのは
究極的には
こういうことなのではないか?


蒸し暑くて眠れず
最近はこわくなる夜がおおい。
カビだったらそんなことなかろうに。
今夜もカビ天国ふとんで
ねむるとしますか。

おやすみ。



2003年06月19日(木) カビ天国

こんな日だけは
カビにうまれかわりたい。

わたしの部屋は
西向き最上階角部屋で、
熱気も湿気もこもる。

カビにとってはさぞかし天国だろうなあ。
楽園なんだろうなあ。
楽しくって楽しくって
ぱあっと恋愛して
ぱあっと子孫をふやして
ぱあっとおどり狂ってるんだろうな。

カビめ。

きょうはのど風邪が悪化しているようなので、
カビ天国の気配ただよう湿気ふとんで
はやめにねむることにします。



2003年06月18日(水) テレビおなら

のどがイタイイタイ。
のどかぜをひいたらしい。

そうおもっていたら
すごくくさいオナラの匂いがしたので、
テレビをみていた相棒に
“おならくさ!”
といったら、
“テレビやろ”
といわれた。

テレビっておならするのか。

そうだ。
きのうスーパーの前にとめていて
撤去されたはずの愛自転車を近所で発見。

わたしってついてる。



2003年06月15日(日) ぷーらライブ

今日は三線の彩月さんと御一緒したライブ。
ライブ前の練習から本番まで、
とても楽しい時間をすごせた。

彼女の家にはとてもいい顔の犬がいて
庭には山椒やお茶の木やハーブがあった。
彼女のまわりは、
空気があたたかい感じがして
うれしくなった。
ぷーらのカレーも梅酒もビールもおいしかった。
おしゃべりもゆっくりした。
ゆっくり。
小粒の雨がちょうどよく空気にまじっていて
きもちよかった。

あしたもライブ。
なんだかわくわくする。

そういや
ベランダのおっぱいきのこはしぼんでひからびていた。

そういや
歯医者さんを一度さぼってしまってから
ほったらかしにしていたら、
きのう飲み屋さんでばったり。

「ごめんなさい!」とあせるわたしに、
やさしい歯医者さんは、
「大丈夫ですよ」とわらっていた。
やっぱりやさしい。
はやく予約をいれたくなった。



2003年06月13日(金) おっぱいきのこ

ベランダにおいていた植木鉢に
突然きのこがはえた。

直径3センチくらいのが3つ。
ホワイトでてっぺんに茶色のポッチがあるので
おっぱいそっくり。

これは食べられるのかしら?



2003年06月08日(日) 夏のふり

とてもよい天気。
まだ梅雨前だというのに、
天気は夏のふりをしている。

バンドの練習とラーメン屋。

ラーメン屋
とてもおいしかった。
ミミガーとビールと醤油ラーメン。

ここのところ
不規則な生活と多忙さで
なんだか気が急いていたので
久しぶりにほっとした。

ラーメン屋のちっちゃいテレビで
初めてハムのCMをみた。
自分の声がテレビから聞こえるのは
奇妙な感覚だ。

すこしだけ照れた。

そう言えば、
忙しいと言っている自分はあまりすきじゃない。
忙しいことが終わることを考えている。
はやくゆっくりしたいなあ…とか。
これがおわったら…とか。
時間さえあればこれするのに…とか。

でもまっただ中の今もとても大切なのだ。
今この時を大切にして
今を精一杯たのしんでいられれば、
忙しいと感じることはなくなるのかしら。

忙しくても忙しくない人になりたいなあ。



2003年06月05日(木) むし

つよがりむし
さみしがりやむし
がんこむし
なきむし

むしがいっぱいで
こまってしまった



2003年06月01日(日) レコードを聴きながらウイスキーを飲む会

昨日はたくさんの人にいっぺんに会った。
前々から企画していた相棒宅での、
“レコードをききながらウイスキーを飲む会”。

チラシメニューをつくったり、
つまみを考えたり、
アイディアをねったり、
その過程がまた楽しかった。

昼間から、
ずっとウイスキーをのみつづけていたので、
とちゅうからなんだかおぼろなのだが、
どうやらわたしは
“楽しい!”というのを連発していたらしい。
楽しかったのだなあ。
でも、もっとみんなと話がしたかったなあ。

そして今日は録音。

毎日がとぶようにすぎていく。

次から次へと物事が流れていく隙間で、
“わたしたちは
どこにむかっているのだろうね”
などと考えている。
考えてまたすぐに流れていく。

そうだ。
先日、ネパール料理屋にいった。
ネパールの雰囲気に結構近くて、
ネパールにいるような気分になって、
とてもうれしかった。

ああ
もう6月なのだ。


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はたさとみ [MAIL]

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