動かないゼロ

 相も変わらずぐだぐだ考えては、怖くなって動けずにいたりするわけです。
 こうして逡巡して動かないゼロというのは、なにも考えず感じず動かないゼロとは、違うのではないかと。
 つまりはゼロと±ゼロはイコールゼロだとしても、まったく同じじゃねーだろ、って。
 はァ、まァ、屁理屈ですよ。
 結局動いてないってことには変わりはないし。
 動かないんだったら考えて恐怖したことも無駄だし、最初からなかったも同じ、てゆーかないだろって、ま、そう云われちゃぐうの音も出ないでしゅ。


 やろうと思っていてしないことと、忘れていてしないこと、手が回らなくてできないことと、できないこと。
 「しない」にしろ「できない」にしろ、ゼロだわなー。
 やらないならできないのと一緒なのか。
 ゼロではなくイチのクオリティを以って評価しろってわけだ。
 それはそれでそうだなと思うし、世の中ヤッパリ結果かもね。言い訳無用。


 まあ、なんというか。
 そんなことよりなによりですね。
 ぐだぐだぐずぐずと考えて動けない自分ってのが何よりイヤなんですよ…。
 ダレがどう思おうと、とにかく自分がイヤでイヤで。
 ぐだぐだのイチでもいーじゃねーか、と。そんなにみっともないイチじゃイヤかね、と心底からそう思うんですけどね。
 ギャース!
 動けん!



 冷酷で愚鈍な人間だと思われたくないという無駄な見栄が、おいらを恐怖させるのだろうか。
 だとしたら、もうこの自己嫌悪からどうやって抜け出そう。
2006年09月22日(金)

メイテイノテイ / チドリアシ

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