給料泥棒

 八月も早下旬。
 仕事場では相変わらず、することがなくて暇です。寒くもなく暑くもなく、ほどよく空調の効いた部屋で舟を漕いでいます。
 こんなんでも一応働いているらしいです。給料泥棒です。


 ワタシのお仕事は、時給面でも仕事内容でもバイト雇ったほうがいいんじゃねーか、つーかそもそもいらねーんじゃねーか、と自分でも思うポジションです。
 いままで経験した職場とはオモムキが違っていて、それはそれで面白くもあり、勉強にもなっていますが。
 毎日タオルやらふきんやらを洗濯しています。
 洗濯用洗剤を用いて、手洗いで。
 洗濯板が欲しいです。
 メンドウな上に手も荒れるので、キッチンハイターを用いての漂白で済ませることにしました。ゴム手袋を買ってもらいました。キッチンハイターの消費が驚くほど早いです。
 嗚呼、あの食器棚の食器、全部漂白したいよー。
 急須も湯飲みも、おじさんたちが使っているマグカップもぜんぶ。
 嗚呼、食器棚のガラス拭きたいよー。きたないよー。曇ってるよー。
 でも入ったばかりの派遣社員が就業時間中に派手にお掃除するわけにもいかないしー。かといって残業は割増なのに、毎日昼間船を漕いでいるのに、就業時間後に張り切ってお掃除するわけにもいかないしぃー。
 ああああ、床も汚い。拭きたい。ガスコンロも汚い。磨きたい。


 と、掃除欲を募らせる日々であります。
 ちなみにワタシは掃除を得意としているわけでも、特にきれい好きというわけでもありません。暇だといろんなところが目に付くってだけ。




 伊坂幸太郎の「重力ピエロ」が文庫化されたので、改めて読み返していて、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」を思い出した。
 主人公の弟、春が壁画を愛するクロマニヨン人はネアンデルタール人に滅ぼされたんだ、と云うくだり。
2006年08月24日(木)

たぶんなんか出てるよ

 どうにも浮ついているというか、地に足がつかない感じ。
 現実感が陽炎のようにゆらゆらと。
 夏はいつもそう。
 口か、或いは耳か。
 とにかくどっかの穴から意識が陽炎のようにゆらゆらと。
 たぶんなんか出てるよ。
 取り戻すのに苦心する。

 ワタシはきっと、すごく痛いメに合うといいんだ。身体的に。
 痛いの嫌いだけどさ。
 できれば避けて通りたいけどさ。



 鈍感であることを羞じる気持ちがなければ、たぶん楽。
 そうなりたいなー。
 心が荒んでいる。誰でもいいから当り散らしたい。
 やりませんけどね。
 こういった一時の衝動に身をゆだねてあとから自己嫌悪するくらいなら、血が滲むほどに頭皮とか胸とか、まあアチコチ、かきむしって「イタタ」のほうがまだマシ。バカだと思うけど、精神衛生上まだマシ。
 現実感を取り戻すには、やっぱりちょっと痛いメみないとな。


 お盆休み明けで仕事に復帰するのに、そんなことを鬱々と考える。
 少しひとにあたって、やっぱり自己嫌悪して、頭皮を血が滲むほどにかきむしってみて。
 あとシティボーイズのDVD観てへらへら笑う。
 レトロスペクティブ3って。
 いまさら反則だろう。



 アモバン錠がまた増えて、胃の腑から苦い呼気が出ている(ような気がする)。
2006年08月17日(木)

働き始めました

 今月から、正確には先週月曜(7/31)から働き始めました。
 派遣社員で、一年三ヶ月の契約です。

 働かないでだらだらしている間はそれなりの焦燥感があったんですけどね。「こんなことしていていいのかなァ」なんていう。
 ワタシにマットウな社会生活ができるのであろうか、とかいう不安もありました。
 しかしいざ働き始めてみると、ちゃんと朝起きて電車に乗って、帰宅してお薬飲んで眠っています。そしてまたちゃんと起きて電車に乗っていくことができています。毎朝睡魔と戦いつつも起きることができています。
 一週間にして漸く社会人ペースに慣れてきましたよ。
 目覚まし時計の秒針の音にも恐怖を感じることはありません。
 そりゃ初めは少し、「起きなきゃ、じゃあ寝なきゃ」というプレッシャーに耐え切れず、少しね、アルコホル様の力をお借りしたりもしましたけれども。
 相変わらず仙台駅に近づくにつれ、右側の車窓を見るのが怖くて震えてしまいますけれども。
 なんとかやりすごせています。

 ただ、いまのところ仕事がわからない所為なのか、それとも配属された部署の仕事量がもともとこんなもんなのか、仕事が少ない。暇。終業時間までボサーっとする日々。いや、ちょこちょこと云われたことはこなしてはいますけれどね。
 そんなもんですから、寧ろいま、「こんなことしていていいのかなァ」などという焦燥感に襲われたりします。
 前の仕事で達成感とかやりがいとかを感じたことはほとんどないンですが、今回の職場でもそれを感じるのは難しそう(暇だから)。
 達成感に至るハードルはたぶん少し、高くなっていると思うな。
 前の職場はハイパー忙しくて、達成感を感じる暇もないくらい一年中ハードルだらけだったから。
 ワタシはもしかしたら、一生仕事でそれを得ることはできないのでないのだろうか、なんて無駄なことを考えてしまいます。
 無駄なことを考える時間が、たっぷりある。
 とりあえず、明日からお盆休み。
2006年08月10日(木)

メイテイノテイ / チドリアシ

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