Smoke gets in my eyes

 昨日は同僚に誘われてエルパークにて劇団麦の「煙が目にしみる」を。

 葛岡斎場を思い出した。
 父方のばあさんが死んだときに咲いていた中庭のシロツメクサ。
 父親の告別式で読む弔辞を書いた机。
 母方のばあさんのとき、隠れて煙草を吸ったひんやりしたトイレ。
 伯父貴のときは、和室でずっと眠たふりをしていたっけ。
 親戚しかいない気安さのなか、現実感に欠けた膿んだような疲労と喪失を漸くに自覚する、あの空気を思い出した。


 帰りに同僚と「苺」で食事。
 オトーフ好きとしては、ぜひ一度入ってみたかった。
 うす、うまかったっす。



 今日は在日朝鮮人青年同盟の飲み会に参加。
 飲み会自体はほとんどが同じ学校の後輩なので同窓会のノリ、とはいえ一番若い連中なんて、夏の風物詩「あなたの知らない世界」を知らないってンだぜ、マッタク。
 これもツキアイ、とは思いつつも、やはりメンドイしシンドイし、安酒はまずいしで、あーもう。
 斯様な集まりに(渋々とはいえ)参加する限りは足を洗えないのだナ、おいらは。
 連中は嫌いではないけれど。
 悪い奴はいないけれど。
 だからこそ、そろそろ考えなくてはならない、か。
 



私信
>あ、や、どーも、お粗末様っした。
 立ち読みとはいえ斯様な雑誌を手にするのは、多少恥ずかしかったのでは?(させといてなんだが…)
2004年07月31日(土)

どうにかしろ…

 妹に「やる気のないヒッピーか、やる気のない女フォークシンガーのよう」だと評されたおいらの髪。
 要するにやる気がなさそうってことか…。
 さすがにそろそろまずいだろ…というのはわかるのですが、とにかく時間がない。忙しい。
 「時間の使い方が最も下手な人間が、まずその短さについて苦情を言う」とはだれのことばだったか。
 まさしくそのとおり。ぐうの音も出やしない。
 忙しいことは忙しいが、ほとんど無駄に忙しいのです。
 あーもう。



 人並みに昨今はやりのWEBlogとやらに興味があったりもするのですが、何かにつけカテゴライズというやつができやしない人間なので、躊躇しています。
 たとえ観た映画や読んだ本についてアレコレと書き並べたところで、それはやはり「日常」でしかない。
 友人諸氏らのMovable typeを利用したウェブサイトを見ているとかっこいいな、すごいな、と思ったりもするのですが、私に合うかどうかはやはり疑問です。
 内容を合わせればいい、というのはご尤もなのですが。
 雑然と「日常」を書き殴り続ける、この形が一番自分にあっているような気もします。エンピツさん好きですし。
 というか、そんな暇あったら髪をどうにかしろっつー話。
 …体裁整える前に内容もどうにかしろっつー話。
2004年07月12日(月)

ウィンブルドンファイナルと新作テニスゲーム

 全英オープンテニスのファイナル。
 女子シングルスはロシアのマリア・シャラポワが初優勝、同じテニススクール出身の先輩、セレナ・ウィリアムズの三連覇を阻みました。
 若さゆえの「怖いもの知らず」「勢い」などと評されがちだったけれど、彼女は本来WTAツアーランキング17位と、実力をともなった期待の新鋭でもあります。ま、そもそもウィンブルドンで「まぐれ」の選手がベスト8に残るわけがないのですが。
 とはいえ私も、彼女がベスト8に上がってきても実際に優勝するとまでは思えませんでした。クォーターファイナルで杉山選手を破ったときも、失礼ながらそんなに強い選手には見えなかった。確かにあの鋭角に抉るクロスショットはすごい!のひとことだけれど、メンタルの弱さが目立ちミスを連発。
 しかしその後苦虫を噛み潰したような顔(かわいいのに…)で相手選手をにらむ負けん気の強さは、メンタルの不安定さをしのぎましたネ。要所要所のポイントをきちんと取って、あれよあれよと勝ってしまいました。

 シャラポワの優勝は史上2人目の若さ。
 最年少はマルチナ・ヒンギス。天才少女と活躍を嘱望されましたが、やがて訪れるパワーテニスの時代の波に飲まれてしまいました。
 現在WTAのトップランカーはほとんどハードヒッターですが、シャワポワのようなシャープなファストストローカーも充分に勝てるということを証明しました。
 しばらくは若く美しいシャラポワの人気が続くのではないかと。


 一方、男子はスイスのロジャー・フェデラーが二連覇。
 ATPトップランカー同士(1位対2位)の試合は、さすが近年稀にみる緊迫した展開のタフマッチでした。
 惜しくも敗れたアメリカのアンディ・ロディック(これまた表彰式での悔しそうな表情もカワゆい美形で、母上と妹はキャーキャー云ってました)の、アグレッシヴなプレーは実に素晴らしかった。
 けれどフェデラーがそれ以上に素晴らしかった。
 今シーズンはこれで6度目のタイトル。そのうちふたつがグランドスラムタイトルなのだから、本格的に「フェデラー時代」に突入したといっていいンじゃないかな。

 ああ、もう、フェデラーという選手の、あの強さはなんだろう。
 サンプラスに比較されることが多いけど、ずっと柔軟。
 身体能力の素晴らしさは云うに及ばず、だけれど、230キロに達するロディックのサーブをセカンドセットからはほとんど綺麗に返すのを見ると、冷静に組みたて、「読んで」もいるのだとは思う。プレーを重ねるごとにそれが冴え、ファーストセットで届かなかった球に、次は届く。それがまたロディックのプレッシャーにつながっていく。巧い。強い。
 淡々と集中しているように見えるけれど、すごく気合も入っていて、同時にすごく楽しんでもいるみたいだ。
 まだ22歳。
 彼が歴史と記憶に残る名選手になるだろうことは疑う余地がありません。
 ロディックとは今後もライバルとしてガッツリ戦っていくことになるでしょう。




 二週間の寝不足シーズンを終え、最早腑抜け状態。
 相変わらず見る夢はテニスばかり。
 どうにも抜けられそうにないので、先日発売された「スマッシュコートプロトーナメント2」(PS2)を早速やってみました。タイムリーですね。
 注目の実名選手はといえば、男子は斯様なテニスゲーム初参戦の選手が多く楽しいです。ガスケとジェームズ・ブレークいらないから、グロージャンとコリアをいれて欲しいかな。あと上り調子の対抗馬としてアンチッチかマリッセなんてどうでしょう。
 今日ビ、サーブアンドボレーヤーは非常に貴重ですからヘンマンは我慢するとして(ヒドイ…)、フェデラーがいなくてどうする…。彼の柔軟なテニスはオールラウンダーの理想型だと思うのですが。


 女子のほうは、ハンツコーワはいいとして、クルニコワ…いらん(ヒドイ…)。
 ここらへんのアイドルプレーヤーは、来年あたりにはシャラポワに取って代わるに違いない。あとはミスキナや杉山なんてゲーム映えすると思うンだけどな。
 それ以外ならスプレムやサフィーナ、デシーなんてどうですかね。

 妄想はこのくらいにして、内容は「リアルさ」では評判のよかったタイトルの第二段ですし、やはり面白いです。前作ほどではありませんが、「パワースマッシュ2」のクダラナイ小ゲーム(サーブでボウリングとか)と違い、レッスンモードが実践的。爽快感は「パワースマッシュ」の方が上かな。まだ少ししかやっていませんが、ツアーモードが楽しいです。
 相変わらずテニスで寝不足か。
 
2004年07月05日(月)

待ちながら

 仕事帰りにエルパークで米澤ギュウさんの「ゴドーを待ちながら」を。
 ああ、好きだな、こういうの。
 ベケットの戯曲を読んだのはずいぶん昔で、ところどころ覚えていないところもあったのですが、ああ、もう、ゾワゾワする。デロデロだ。ああ、もう。
 時間がとれたら是非もう一度観に行きたい。
 座席は最悪で、腰痛持ちには非常に辛かった。
 クーラーも寒かった…。


 測るものがなにもないない世界で、
 一体誰が自分は自分だと証明してくれるだろう
 一体誰が、私が正気だと云ってくれるというのだろう
2004年07月01日(木)

メイテイノテイ / チドリアシ

My追加 エンピツユニオン
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