紫
|MAIL
目次|過去の日記|未来の日記
友に誘われ、レディースデイ。
映画「砂時計」を観に行ってきました。
感想は……。
ドラマを観ている人たちにしてみれば、ストーリーの展開が速すぎて、じっくりと描かれている初恋のドキドキ感がまったく感じ取れませんでした。
ドラマでは1人の登場人物を三人の役者が三世代にわたって演じ、60話で完結する長い長いお話なのです。
そう、まるでかつて一世を風靡したNHKの連続テレビ小説「おしん」を2時間半に縮めたような感じ(って、わかるか?)。
ま、映画の内容には期待していませんでしたが、久々に行った映画館。
楽しかったです。
ここ数年は、多忙と金欠、そして家のケーブルテレビを解約したことを理由に映画館だけでなく映画からも遠のいていましたが、月に1度くらいは映画館で癒されてもいいなぁ……、と思った次第です。
思っただけで、私のこれからの予定を考えると、やはりこの1年はなかなか映画館に足を運べそうにないのですが。
そんなこんなで「砂時計」。
ドラマでゆっくり楽しむこととします。
おやすみ。
滋賀県が誇る日本百名山「伊吹山」1377メートルに登ってきました。
スキー場をひたすらつづら折に登るため、日差しをさえぎる木々はなく、気候のいい春か秋くらいしか登れません。
夏場は夜間登山で人気があります。
春から秋を通して花が咲き誇り、登る人の目を楽しませてくれます。
車を登山口の有料駐車場に置き、9時45分から登り始めました。
同行者の体力を考え、3合目までゴンドラでイッキに登るかどうか悩みましたが、3合目までにけっこう花が咲いているとのこと。
1合目から登ることにしました。
事前情報だと「残雪があるところもある」「3合目は気温10度で寒い」などあり、寒さ対策は万全に……と仲間と言っていましたが、今日はどうも暖かいらしく3合目で気温22度。
暖かい……というより、暑いです。
雪のないスキー場の斜面。
足元の新緑が頭上の太陽を照り返します。
富士登山を思わせるような砂利とつづら折の山道を、予定どおりゆっくりゆっくり、たっぷり休憩を取りながら登りました。
振り返ると近江の町や山、空を飛ぶパラグライダーがどんどん眼下に見えるようになり、やっと稜線に出たところで、広い山頂に到着。
山頂には店が何軒も立ち並び、けっこう都会でした。
それもそのはず、伊吹山山頂近辺は「伊吹山ドライブウェイ」が走っていて、ドライブインから歩いて30分ほどで登頂できるのです。
登山客と一般客の入り混じった店で、念願の伊吹蕎麦と生ビール。
あ〜、至福の時!
山の途中で前後しあった長浜のお兄さんともいっしょに乾杯。
のんびり休憩したあと、来た道をこれまたゆっくり下山し、3合目からはゴンドラに乗りました。
ゴンドラからの景色も登山道とはまた違った魅力で、迫力がありました。
下山後は、もちろん温泉&グルメ。
道の駅の前の薬草風呂300円に入り、帰り道に偶然見つけたパスタ屋さんで塩分補給(笑)
とくに渋滞にあうこともなく、今日も楽しい1日。
あ〜、やっぱり山っていいなぁ。
この冬でずいぶんと体力が落ちていましたが、それは日々のトレーニングで解消するとして、また、次回の山行を楽しみにするとします。
ちょっと長くなったかな。
おやすみ。
れんげ、きれい。
母も喜んでいました。
深夜と呼ぶにふさわしい時間。
車を走らせ、友の父のお通夜に行きました。
「家族だけで……」とは聞いていたけれど、やはりお線香だけでもあげさせてもらいたくて。
友と近しい人たちと4人で。
去年。
「いっしょにお父様を送りたい」と言ってくれた言葉を断り続けたけれど、やはり、深夜に突然に訪れた弔問客の存在が、このうえなくうれしかったことを思い出し、勝手だけど、きっとそんな私たちの気持ちもわかってくれると思い込み。
やっぱりむせぶようなお線香に、どうも気持ちがざわざわするけれど、友は、しっかりと、友の父を語ってくれました。
あぁ、私はいまだに父の最期を人にうまく語れません。
時期がくれば、語れるのでしょう。
よくわからないけれど。
がんばれ、なんていわないけれど。
お互い、未来を、築こう。
おやすみ。
おやすみ。
「返信不要」というタイトルのメールが届きました。
文面を容易に想像できてしまう自分が悲しかったです。
最期の瞬間をみとった友の気持ちを思い、去年、私が感じたむせぶ気持ちと喪失感、いろんな手続きを短時間でこなさなければいけなかったことや、隣で寝ている母に気づかれぬよう、声を殺して泣いた夜を思い出しながら、友の帰りを待ちました。
少し、やつれた感じの友に、やっぱりかける言葉は何もなくて。
最期の瞬間を淡々と語る友に、うなずくことしかできなくて。
私にできることは、2人の友に聞いたばかりの訃報を知らせ、友のたいせつな人のご冥福を祈るばかりでした。
いつまでたっても非力な自分に。
………。
……………。
おやすみ。
2008年04月24日(木) |
前から知っていたけど |
ワンセグケータイって、テレビ番組の録画予約もできるんです。
おやすみ♪
「バスで帰るから、大丈夫です」
何度かそう言って断りました。
でも。
「遠くないから送ります」
何度かそんな会話をして、送ってもらいました。
山奥まで。
どうも、ありがとう。
ありがとう。
おやすみ。
2年前、とある売店でお箸箱を買いました。
お弁当箱は家にあった無愛想なタッパを代用していましたが、お箸箱がありません。
仕方がないので、割りばしの袋に普通の箸を入れてしのいでいました。
とくに不都合はなく、私なりに満足していたつもり。
でも、売店で出会ったセサミストリートのキャラクターが描かれた赤いお箸箱。
キャラクターはキライですが、なぜかそのお箸箱には心をひかれ、ついつい衝動買い730円(高い!)。
でも、毎日そのお箸を使うのが、楽しみな昼休みになりました。
その2カ月後、同じ売店に行きました。
使っていたタッパのお弁当箱がちょっとよれよれになってきて、そろそろ新しいお弁当箱が欲しくなってきていたころ。
同じセサミストリートのキャラクターが描かれた赤いお弁当箱。
お箸箱とおそろいのお弁当箱に心をひかれ、やはりついつい衝動買い1350円(高すぎる!)。
当時、友たちに絶句されながらも、そのお弁当箱とお箸箱を使い続け、もうお弁当箱のふたには、セサミストリートのイラストも見えなくなってきたなぁ、と思っていたきょう。
お弁当箱の、フタ、を落としてしまいました。
ガッシャーーーン!
なんと、ふたが壊れてしまいました……。
不注意とはいえ、私とそのお弁当箱が出会ったころの自分を思い出し、でも、もう壊れてしまったフタは、もう二度と同じような働きをしてくれません。
買い換えようかと一瞬、思ったけれど、でも。
せめてあと1年。
いっしょに、がんばろう。
がんばろうよ。
がんばって、いこうよ。
だって、合計で2000円するお弁当セットたち。
もったいないもんね(笑)
おやすみ。
大阪城公園で、友とふたり、お弁当を食べました。
売店でビールを買い、木陰を探して、1時間ほど。
いろんな話をして、少し眠くなって。
そして、それから大阪駅まで約1時間、歩きました。
あぁ、いい1日だった。
都会でも、楽しめることがたくさんあるんだな。
最近、不本意ながらにイライラ・ムカムカすることが多くて、人に対して不信感や大げさですが絶望感を感じることがあって、いつ爆発するかわからないような状態だったけれど、きょうは、いっしょに昼ビール&お弁当をしてくれた友に感謝です。
居心地のいい時間を、ありがとう。
おやすみ。
「砂時計」の1週間分を観ました。
………。
………………。
やっぱり!
切ない!!
おやすみ。
「どうしたん? どうしたん?」
朝からベランダで母の声がしました。
いったいなんでしょう。
「どうしたん?」
ベランダの母に私が声をかけました。
「アロエが、この間買ってきたときよりやせてきているねん」
どうやら、先日、母といっしょに3鉢買ってきたアロエのうちの一つが、うまく育っていない様子。
そのアロエの枝だか茎だかわからないけれど、そのうちのひとつを触って「やっぱり、やせてる!」と母はなんだか悲しそう。
「なんで、やせたの?」
問う私に母は言いました。
「日照不足みたい」
やっぱり、植物の気持ちがわかるんだな、母って。
子どものころの感動した気持ちを新たにして、そしてあらためて私にも母の能力の少しでもあれば、イチゴのことももっと早くに気づいてあげられたのに……と思いました。
……と、その矢先。
「やせたアロエは、まずいからなぁ」
アロエを健康食品にしている母。
太ったアロエのほうが、体にもいいそうです。
まるでお菓子の家の魔法使い状態?!
その夕飯。
ちらりと母の皿を見ると、アロエが一本、のっかっていました。
………。
母よ。
やはり。
おそるべし!
「イチゴ、なるの?」
メールが届きました。
先日、日当たりの悪い場所から、朝陽のあたる場所に引越したイチゴ。
その、朝陽のあたる場所の持ち主からです。
引っ越したときは、もう葉っぱが茶色く枯れていて、新芽も小さくしわしわになっていました。
今年は、イチゴの実どころか花さえも……、いえ、つるも伸びないだろうな。
そんなことを思いながら、イチゴに「がんばってよ」といつものように語りかけながら、土いじりをしていました。
でも、今年はやっぱり無理かな。
「来年に期待してください」
と返事をしたけれど、やっぱり気になってイチゴをよく、よーーく見ると……。
あっ!
イチゴの実が……!!
どうやら私が見ていなかった2〜3日の間に花が咲き、実を結んでいたようです。
久々に見たプランターのイチゴの実。
何年ぶりでしょう。
きっと、酸っぱいんだろうな。
イチゴに「ありがと、ありがと」とつぶやきながら、収穫への楽しみ。
そして、イチゴが伸ばすつるを植える場所を検討して。
子どものころから育ててきたイチゴ。
ようやく、私とイチゴの物語が、ようやく再開できそうです。
おやすみ
久々にはしご酒。
まず1軒目は、試飲をさせてくれる酒屋の「島田商店」。
大阪の阿波座(あわざ)にあります。
日本酒のうんちくを聴きながら、みんなで60mLのお酒を分け合いながら飲むお酒。
楽しかったです。
2軒目は、友がずいぶん前から行きたかったというラーメン屋。
同じく阿波座にあるトマトラーメンの店。
おいしかったけれど、ひとりの店員さんの態度が悪くてもったいなかったな。
味も大事だけど、やっぱり「人対人」。
3軒目はまたまた同じく阿波座にある「炎(えん)や」。
めずらしい焼酎がたくさんあって、たくさん飲みました。
そして4軒目。
隣町の緑橋にある焼き鳥のチェーン店。
友が働いているところにお邪魔。
生ビールを1杯だけ飲んで、私は睡魔におそわれダウン。
ほどなく起こされ、そして5軒目。
友の家。
ふたりで、発泡酒350缶を分けて飲み、やたらと笑いながら、就寝。
お財布の中身は予定より減ったけれど、楽しい楽しい1日でした。
あぁ、私。
いい友たちに囲まれて、幸せだなぁ。
おやすみ。
つい最近まで。
いえ、今日、ついさっきまで「部落」という言葉を「社会」の教科書から消せばいいのに、と思っていました。
だって、「部落」を教育することで「部落」がどこにあったか、「部落」を知ることで、かえって差別意識を埋め込むのでは……と思っていました。
私自身は、部落差別をしてきた意識はありません。
でも、それが、間違いだったと思い知らされました。
隠してしまうことが差別なのです。
その差別があったことを認めて、そして自分の心の中の差別をなくすことが、大事なんだと。
私の好きな番組「その時、歴史は動いた」をみました。
高校のときに読んだ小説「橋のない川」を思い出し、大学のときに知り合った友の熱い「部落」の話を思い出し。
これまでに知り合った友のことを思い出し。
あぁ、私は不惑を前にするまで、差別をしていたんだな。
それも、無意識に。
いや、無意識という意識として。
そんな気持ちのなか、今日の夜は更けていきます。
おやすみ。
ホントに伝えたいことは、本人に直接言わないと伝わらないし、日記に書いただけでは「書いた者勝ち」「書き逃げ」になってしまう。
そんなメールを今日、もらいました。
確かに「相手の反応から逃げている」ように思います。
たとえば、怒りや嘆き、愚痴の日記をいくら書いても、本人に言わないと伝わらないし、それに、日記の読者にも不快感を与えてしまいます。
とくに、登場人物が特定できる日記は、私はなるべく書かないようにしています。
読者が不特定多数だから、です。
mixiの日記に関しても、同じ。
いくら「日記」とはいえ、公開しているから、読者がいるからこそ、責任があります。
どうしても、なんにも書きたくない日は「一行日記」が多くなります。
いいんじゃない?
日記の中身が私の生活のすべてではないんだから。
今日、メールをくれた友は、私の日記に対してではなく、ほかの知人の日記を読んでの感想を送ってきてくれたのでした。
たしかに、その日記はいったい誰に読んでほしいのかよくわからない日記でしたが、私も自分のこれまでの日記を振り返り、そして反省。
私の1日の「編集後記」のように書いていた日記が、最近おろそかになってきているなぁ。
ちょっと、気合を入れるか!
って、言うだけですが。
だって、今年はかなり忙しい1年になるんだもん。
おやすみ。
「オレンジ・デー」だそうです、今日。
「バレンタインデー」「ホワイトデー」に続いて、ふたりの愛を確かなものにするための日だそうです。
へぇ、なかなかおもしろい日。
ふと考えました。
バレンタインデーに好きな人に告白して、ホワイトデーまで返事を待ち、そしてその1カ月後にラブラブ度合いを確認する……。
………。
………………。
無言のまま。
おやすみ。
今日も桜。
京都の桜を見に行ってきました。
少しマイナーなお寺の桜。
しだれ桜が見事でした。
春って、いいな。
春って、いいな……。
おやすみ。
ムカムカ・イライラ。
おやすみ。
以前も何度も言ったとおり、私が日本で唯一訪れていない県は、島根県、だけです。
ほかは、出張にせよ家族旅行にせよ、ひとり旅にせよ、どんな形であれ訪れています。
そして、近辺を旅しています。
でも、よく考えると、埼玉県にも泊まったことがないことに気づきました。
あ、いえ、友の家以外で。
埼玉、って、仕事で行くところ、のような印象があります。
埼玉の旅。
今度、企画してみようかなぁ……。
いろいろと、歴史深い街ではあるけれど。
ま、おいおい。
おやすみ。
初めて、自分で運転をして「うどんツアー」に行きました。
これまで何度もうどんツアーに参加しているけれど、いつもいつも、誰かの車に乗せていってもらってばかり。
立ち寄る店もお任せでした。
今回は、私が企画してみんなを連れていく役。
大役です。
とはいえ、気心知れた仲間たち。
お気楽。
出発が遅かったため、坂出到着はもう10時半をまわっていました。
そのため、うどん屋は4軒だけ。
でも、私には十分すぎる量でした。
「彦江」「兵郷」「日の出製麺所」「岸井うどん」。
その途中で、一度行ってみたかった「丸亀城址」に立ち寄り、1000本桜を愛で、丸亀の町を見渡しました。
最後はうどんではなく、高松の和菓子とコーヒー。
そして、本州に戻ってからは、洋食。
天候はあいにくの雨でした。
おかげで、うどん屋はまったく列を成すことはありません。
お店の人たちも、口をそろえて「雨の日は、やっぱりねぇ」。
そんなこんなで、今日もいい一日。
おいしかった。
楽しかった。
とりとめもなく、おやすみ。
先日と同じ公園のちょっと離れた場所で、小さな街灯に照らされた白い桜たちを仰ぎました。
今年最後のお花見になるでしょう。
天気予報は、雨マークがついていましたが、20時近くまで持ちこたえ、桜の木のしたでキムチ鍋とおにぎり、そしてビールを飲みました。
ときどき、雨を呼ぶ風が吹きぬけ、そのたびに桜の花びらが、まさにはらはら、はらはら、と散り始めます。
あぁ、なんとも風雅。
「花は盛りに、月はくまなきものをみるものかは」
徒然草の一文を思い出します。
兼好法師に反論するようですが、やはり「花は盛りに、月はくまなきもをみるものなり」という意見の私。
でも、きょうの散り際の桜は、とてもとてもきれいでした。
残念ながら月夜ではありませんが、それでも、なんだか楽しい今日の夜。
明日は大雨の予報。
きっと桜も散るでしょう。
でも、いいのです。
今年もこれだけ、いえ、去年、愛でてあげられなかったぶん、今年はたくさんたくさん桜を感じていられたのですから……。
どうも、ありがと。
ガミガミ、うるさいっつーの。
3月末から4月初めにかけて、初めてのひとり旅に出た友がふたりいます。
どちらも二十歳。
そして、どちらも内容の濃い旅をしてきたようです。
そのうちのひとりは、昨日のお花見にも来てくれて、その無邪気さや素直さ、そしてあからさまな「無知」さに、おおいに笑いを与えてくれました。
自分の知らないことがあると、なんの恥じらいもなく「なんですか?それ」と聞く彼女。
そして、一瞬、空気が凍ったあとに、だれかれともなく「それはね」と、惜しみなく教える仲間たち。
そう、こうして、人は、知らないことをどんどん覚えていくのでしょう。
たとえそれが「三重県って、長野のとなり?」ということが間違いだという知識としても……。
きょう、彼女は言いました。
「四国の大歩危の露天風呂に入りながら景色を眺めました。
ホントは四国山脈の一部だった大歩危・小歩危が、長い年月をかけて峡谷になっていって、それでも、今は、どしんと大きく構えていて、とても頼もしい」
確かに、大歩危小歩危のあの道は、とても細くて険しいけれど、どことなく風格があるように感じます。
さらに彼女は続けました。
「それって、人間とおんなじだなって思ったんです。たとえば、今の私だったら、ほんのちょっとやそっとのことで、かなりへこんで、その先が見えなくなるんです。ちょっと風が吹くとあっという間に吹き飛ばされる。それって、大歩危が風や雨にうたれて、もろいところがどんどん崩れていく時期と同じなのかなぁって」
なるほど。
二十歳は、風化を全身で受け止めている時期なのか……。
「でも、いろんな経験をしていろんな苦労もして、いろんな人と出会って、そして歳を重ねていくと、ちょっとやそっとのことじゃ、動じなくなる。どしんと構えている。それが、大歩危・小歩危と重なって見えたんです」
……。
「あぁ、私はまだ経験不足やなぁ、って。ちっちゃいなぁ、って」
………。
…………。
彼女の発言に驚く、というより、自分を恥じたほうが先だったでしょうか。
あぁ、彼女はこんなにもいろんなことを敏感に察知するアンテナを持っていて、自分の感じたことを素直にわかりやすく表現できるんです。
そして、けっして誰もが到達できるわけではない人生観を、今回の旅で垣間見てきたのです。
あぁ、二十歳の友よ。
旅人、万歳!
去年もらったイチゴの苗を、先日、日当たりのいい場所に移しました。
あんまりにも、育ちが悪く、今シーズンの寒さのせいもあるだろうけど、明らかに日照不足。
そして、世話不足。
ごめんね、ごめんね、とつぶやきながら、少しでも日当たりのいい場所にプランターごと持っていき、イチゴに言いました。
「ここで、がんばろうね」
まだまだ、イチゴは、がんばる前に弱る力のほうが大きいようで、葉っぱがどんどん茶色くなっていきます。
でも、その下から新しい葉っぱが、どんどん出てきています。
「がんばろうね」
そう。
がんばろうね。
自分自身に語りかけていることに気づきながら。
おやすみ。
2008年04月05日(土) |
やっぱり「たいせつなもの」 |
花見、でした。
いつもの仲間たちと、いつもの場所のごく近所で。
「料理しよう!」企画と「ちらし寿司を作ってもらおう!」企画と「バースデーをアピールしてもらおう」企画の合同イベント。
最初はどうなることかと思っていましたが、なんとも楽しい楽しい1日になりました。
今日の料理は、母の味ならぬ近所のおばさんレシピのちらし寿司、母の味カボチャの煮物、青海苔とベーコンのコロッケ2種類、れんこんのきんぴら(ちょっとごまかし風)、ブロッコリーの土佐合え、いろいろ具だくさんのたまご焼き、ちくわきゅうり、ハムきゅうり、初めて作りましたどて焼、バースデーの主役持参!手作りケーキ、にゅうめん。
そして、去年の初夏。
みんなで漬けた手作り梅酒。
おみやげ山田錦の日本酒。
それから、後続隊が持ってきてくれたエビフライ、チキンカツ、ビーフコロッケ。
市販のものって、ビールとお茶くらい。
笑いつくすって、こんなことか、と思えるくらい、朝から晩まで大笑いした1日でした。
よかった。
きょうが晴れてくれて。
この、ステキな仲間たちと同じ桜を眺めていられて。
これから先。
また新しい出会いがあって「たいせつなもの」の視点が変わっていこうとも、今日のこの仲間たちは、特別席にいるんだろうな、と、みんなの笑顔を見ながら確信したのでした。
どうも、ありがとう。
おやすみ。
母が、バナナを2本、くれました。
「食べ」
少食な私は、三度のごはんをおいしく食べたいために、間食はほとんどしません。
間食、したいなぁ、と思うことは多々ありますが、後で後悔するからです。
でも、母は私にバナナをすすめます。
え? なんで?
「あんた、子どものころ、バナナが食べたくても食べられなかったんやから、食べ!」
そう言って、無理やり2本のバナナを手渡されました。
まだ、幼稚園にも入っていないころ、私は、バナナを1本食べると、必ず湿疹ができていました。
だから、童謡の「さっちゃん」ではないけれど、バナナは半分しか食べられませんでした。
でも、バナナは大好き。
そのせいか、童謡の「さっちゃん」も大好きで、この歌は、きっと私の歌なんだ、と幼心(おさなごころ)に思っていました。
当然ながら、母もそれを覚えていて、でも、きょう、バナナを2本も(!)手渡されました。
思う存分、食べさせてあげたい、といまさらながらに思ったのでしょうか。
そして、私も三つ子の魂。
いいのかな、いいのかな、とちょっとドキドキ、悪いことをしているような気持ちになりながら、1本のバナナを食べました。
もちろん、満腹。
そして、心のなかで唄いました。
♪だけど、おとなになったら、バナナが1本、食べられるんだよ。
よかったね、さっちゃん。
おとなになりすぎている私は、バナナは2本でも大丈夫と、母は思ったのでしょう。
おやすみ。
ETCが、ようやく割引されるようになってきました。
ETCをつけている車の横暴さにあきれ果て、
「ETCをつけていない最後の車になる!」
と豪語してきましたが、何かと割引がきき、遠くの山に行くにはETCをつけていないと異端視されるようになってきたため、車を買いかえると同時に、ETCもつけてもらいました。
とはいえ、もともと横柄な車の多い高速道路が嫌いな私。
ひとりのときは、ほぼ高速道路にのりません。
そのため、ETCのポイントも貯まりません。
今日、久々に阪神高速を端から端まで乗りました。
「端から端までや。値打ちもんやなぁ」
以前、そんなふうに言ってくれた友の言葉を思い出し、出口の料金所で「80円、割引です」という機械の声を聞くと、深夜割引の時間帯なら、高速、乗ってもいいかなぁ、というなんともゲンキンな考えになりました。
ま、乗ったぶんだけお金は使うから、お金が減っていることには違いないのですが。
お得感重視、ということで。
おやすみ。
さぁて。
ビデオを観よう♪
と、夜、ビデオをつけたら……。
あれ?あれれ?
なんとビデオが壊れてしまいました。
あぁ、ショック。
もともとテレビを観ない私。
でも、今は観たい番組があります。
こんなときに限って……(涙)。
でも、よく考えれば、ほぼ5年くらいはビデオの電源を入れていませんでした。
壊れて当然。
しかももう10年選手です。
とはいえ、DVDに買いかえる余裕はなく、う〜ん、う〜ん。どうしよう。
と思い余ったすえ、友にメール。
「ビデオ、とっておいて〜」
ということで、毎日は観られなくなったけれど、週に1〜2回はまとめて観られることでしょう。
あぁ、友よ。
ありがとう。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
驕(おご)れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
猛(たけ)き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵(ちり)に同じ。
ご存じ「平家物語」の冒頭です。
中学校2年のときに、暗記させられました。
当時、京都に住んでいた私は、京都のお寺の話だとばかり思っていたら、その話がもっとグローバルに広がっていることに、ただ、ただ、驚きました。
それまで、歴史はすべて京都がメイン、という安直な発想はいとも簡単に打ち砕かれました。
「祇園精舎」とは、インドのお寺のこと。
「沙羅双樹」とは、お釈迦様が亡くなったことを悲しんで、いっせいに花開いたインドの花で、日本では育たないということ。
ほかにも、何かあったように思いますが、もう記憶のかなた。
あのときの国語の先生にまた教えてもらいたいな。
平家物語の冒頭を聞くと、連鎖的に思い出す俳句がひとつ。
「夏草や つわものどもが 夢のあと」
「平家物語」の悲話より「奥の細道」のほうがどうも私には性に合っているようで……。
おやすみ。
目次|過去の日記|未来の日記