紫
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中学校2年のとき。
「奥の細道」の序文を暗唱する試験がありました。
こんなの覚えても、仕方がないのに……、と思いながらも、友人たちと必死で覚えたあの序文。
私の旅心は、そのときに根付いたのかもしれません。
「そぞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず」
神様が僕を旅に出るように、そわそわさせているんだ。
おまけに、旅の神様が僕を呼んでいるんだ。
旅に出るのは神様のせいにしているようなこの序文。
旅に出る前に必ずといっていいほど、思い出します。
学生時代から何度も計画を立てては中止してきた「奥の細道」の旅。
いつか、実現したい私の旅のプランです。
ちなみに、芭蕉が「道祖神のまねき」にあっていたのはちょうど今ごろ。
なんとなく、私もそわそわしてしまうのは、芭蕉のせいでしょうか。
明日から2月。
今年の旅のプランをそろそろ立ててみようかな。
おやすみ。
百貨店が、月末大売出しをしていたので、母に刺身を買って帰りました。
いつもより500円ほど安く買えました。
まぐろにはまちに甘えびにぶりに……、あじ。
母が言いました。
「あじ、珍しいなぁ。めったにないよ、あじの刺身」
私は思いました。
ふぅん。あじの刺身か。あとで一つ、もらおう♪
「あじ、おいしいわ。おいしいおいしい。珍しいなぁ」
母が喜んで食べていました。
しばらくしてから、母はいつものように、私にも刺身を勧めてくれました。
「あんたも、食べたら? はまち」
え? はまち? それより珍しいあじを私も食べたい、と刺身の皿を見ると…。
あ、あ、あじが……。
あじの姿が見えません。
「……、あ………」
「あじ、食べたよ。全部。珍しいのに、残っているわけないやん」
「え………」
もともと、母に買ってきたものだから、どっちでもいいのだけど、あじ。
珍しいあじの刺身。
……………。
食べたかったっ!
おやすみ(涙)。
自分でもつくづく、麺類が好きなんだなぁ、と思います。
疲れたとき、なんとなく落ち込んでいるときは、むしょうに麺類が食べたくなります。
パスタでもラーメンでも蕎麦でもうどんでも、なんでもいいんです。
ごはんではなく、麺。
むしょうに、麺。
どうしても、麺。
…………、麺。
そして、今日はもちろん、麺。
おいしいおいしいトマトソースのパスタを食べました。
あぁ、幸せ。
あしたから、がんばるぞぅ。
おやすみ。
レモン酒、いつもおいしいよ。
おやすみ。
いきなり、突然、空気のような存在だった人がいなくなることに、もうすぐ1年が経とうとしているけれど。
やはり、私たち母子にはまだ受け入れられていないようで。
まだまだ受容に時間がかかるようです。
週末、父の友から電話があったみたいです。
「オレ、今日、暇だからおやっさん(父)に、遊びに来てって伝えて」
そんな無邪気な電話に応対した母。
父の死を告げました。
「おやっさんは、幸せものやったな。家族に看取られ、好きな酒も最後まで飲んで」
電話口で泣きじゃくりながら、父の思い出を語ってくれた人。
そんなふうに、私たち母子と同じ気持ちで泣いてくれるだけで、うれしいです。
大事にしようよ。
人の命。
人としての、生活を。
おやすみ。
「三四郎」「それから」「門」といえば、言うまでもありません。
夏目漱石氏の「漱石三部作」と呼ばれている作品たちです。
私がこの三部作を初めて読んだのは、二十歳のとき。
岩手を、初めての一人旅をしていた時に出会いました。
夏目漱石って、天才だったんだな。
素直に単純に思いました。
それまでも、中学や高校の授業で出会った作品はいくつかあるけれど、あまり心を動かされず。
きっと、彼の作品を読むには、私自身が幼かったのでしょう。
竜飛(たっぴ)岬の堤防で読んだストレイシープ。
今はどこを迷っているのか。
そんなふうに「夏目漱石」と聞くと、岩手のあの風の強さを思い出します。
友に背中をたたかれるまで、読みふけった漱石と、目の前にそびえていた北海道の姿。
「三四郎」「それから」「門」。
もう一度、読もうかな。
今は、どんなふうに感じることができるのでしょう。
おやすみ。
がんばっているのに、がんばっていることを評価されない、って、がっつーーーん、ときますね。
ということで、今日も飲みに行きました。
弱音を吐きそうになったけれど、ここはぐぐっと我慢。
がんばっているのだから、いずれ報われる日がくるのでしょう。
おやすみ。
きょうも頭の中が忙しかったな。
脳みそが足りない私。
もう、なんにも考えられませーん。
おやすみ。
飲み会。
久々に。
楽しく過ごせました。
どの飲み会に行っても、だいたい私は最年長で、もっとしっかりしなきゃなぁ……と思うこともしばしば。
ま、今さら仕方がないのですが。
ということで、おやすみ。
2008年01月22日(火) |
「野菜の人」への手紙 |
おいしくて甘くて大きくて。
葉っぱもたくさんついていて、白い。
そんな大根を、きょうもまたもらいました。
いつもいつもありがとう。
その大根を見ると、母が妙に喜ぶんです。
だから、今年最後よ、と聞いて、どうしても欲しかったんです。
とっておいてくれて、ホントにありがとう。
家に帰ると、寝ていた母が起きてきました。
おいしくて甘くて大きな大根。
そして、今までに見たことがないくらい大きな白菜。
千枚漬けにするとおいしそうなカブ。
「わぁ〜!」
とてもとてもうれしそうな声。
他力本願ですが、小さな親孝行をさせてくれてありがとう。
そして、明日から、どんな料理が食卓に並ぶのかが、楽しみです。
おやすみなさい。
病院は怖いところだ。
ただ、今はそう思います。
おやすみ。
今日は、母と買い物デー。
今日も母は、父の死について語ります。
まるで、自分自身を言い聞かせるかのように。
私は、今年に入って、父の仏壇に手を合わせたことがありません。
とくに理由はないけれど、手を合わせている姿を誰にも見られたくないからでしょうか。
もちろん、母にも。
これが、私たち家族のありようなのです。
だから、いいのです。
ただ、ときどき、仲のいい家族をみると、むしょうにうらやましくなり、そして、とりとめもなく、その家族を大事にしたくなる習性は、もう抜け切らないみたいです。
自分の家族じゃ、ないのにね。
おやすみ。
夕べは、久々に友の家に泊まりました。
久々といっても、数カ月に1度の割合で泊まっています。
そして、今日は久々に友の家で目覚めました。
どんなに遅く寝ても、とても早起きな私。
これが、人の家に泊まることがニガテな原因のひとつです。
早く起きすぎて、やることがない!
ということで、なんとなくテレビをつけて、なんとなくゴロゴロ。
しばらくしたら友が起きてきて、なんだかんだと喋って、出勤していきました。
そして、また、もうしばらく、もっとしばらくしたらもうひとりの友も起きてきて、ふたりでゴロゴロ。
ふぅ。のんびり。
人といっしょにゴロゴロしていないと、自分ひとりでゴロゴロすることができない性分の私。
やっぱり、のんびりしたいときには、人の家に泊まるに限ります。
昼前に近所の温泉に行きました。
昼風呂、サイコー。
なんとなく、ウツだった気分も向上し、がんばろーという気持ちがまた芽生えてきました。
がんばらないと。
そう。
がんばらないと!
大失敗!
あぁ、どうしよう。
私の技術が未熟だったのです。
………。
……………。
……。
。
まだまだがんばってます。
おやすみ。
喪中とはいえ、数枚、年賀状や寒中見舞いが届きました。
そろそろお年玉ハガキ抽選の日。
今年はどうかな……と思い、ハガキを見ると、なんと抽選はまだまだ先の27日。
どうも、成人式の日がずれて、抽選日も変わったようです。
なんだかおかしな気分。
いまだに成人式が1月15日だと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
明治のころ、旧暦と新暦の改暦が行われたあとは、今日の私のこんな勘違いどころではなかったんだろうな。
そんなことを考えながら、数枚のハガキをまた戸棚に片付けました。
楽しみは、まだまだとっておけそうです。
おやすみ。
ぐったり疲れた。
でも、がんばります。
おやすみ。
成人式でした。
私の仲間のなかの数人も、今年、成人式。
去年からずっと楽しみにしていて、何度か成人式の話題で盛り上がり、いよいよ今日。
みんな、きれいだろうな。
式の後、振袖を見せにきてくれました。
やっぱり。
想像どおり、きれいな新成人たち。
成人式。
人生のなかで1度限りのものだけど、でも、主役ではなくても、新成人を見るのはうれしいものです。
とはいえ、やはり目立つのは女の子の振袖姿。
なんだか女の子のための式みたいだな。
ふとそんなことを考えたけれど、でも、やっぱり新成人は、見ている側も気持ちをきりっとさせてくれます。
これからも、よろしくね。
おやすみ。
今日も忙しかったな。
さて、勉強しよう。
今年は、年賀状が届かなくて寂しいなぁ。
なーんて思っていた年明け。
ポストをのぞくと、喪中をお知らせしていない友から数通の年賀状が届いていました。
喪中をお知らせした友からも、数通、寒中見舞いとして届いていました。
喪中とはいえ、やはり友からの年に一度の近況報告はうれしいものです。
今年は、年賀状でご挨拶を欠いたぶん、また新聞でも送ろうかな。
なーんて、できない目標は立てないことにして。
また、旅先からの絵はがきで近況報告させていただきます。
って、旅に出られるのか?
ま、疑問は疑問のままにして。
おやすみ。
うぅ。
憂うつな日々。
おやすみ。
忙しい毎日が始まりました。
大丈夫かな、ワタシ。
おやすみ。
がんばるんだぞ!わたし。
おやすみ。
家に帰ったら、七草粥がありました。
おいしかった。
もっと書こうと思ったけど、ヘトヘトなので、このへんで。
おやすみ。
新年会でした。
……。
……………。
………………………。
の、呑まれてしまった!
おやすみ。
年末。
私の部屋に、新しいカレンダーがかけられていました。
毎年、生命保険の会社から送られてくるディズニーのカレンダー。
とくに、キャラクター好きではないのですが、母がかけてくれたようです。
ま、なんでもいいけど、これですぐに日付と曜日などを見られます。
新しいカレンダーがかけられた場所は、去年もカレンダーがかかっていました。
3月から、ずっとめくられていなかったカレンダー。
父が見ていただろうカレンダー。
私もあえてめくらず、12月になっても、カレンダーはずっと3月のまま。
母は気づいているのかどうかさえ、定かではありません。
その場所に、新しいカレンダーがかかっていました。
ちょっと驚きながらも、新しいカレンダーをそっと外してみました。
!
新しいカレンダーのうしろには、やはり3月から時が止まったままのカレンダーが1つ。
よかった……。
悲しみにこだわることはやめたけれど、思い出にこだわることは、やはり私には大事な儀式のようです。
今年の年末。
3月で時を止めたままのカレンダーに出会うとき、私は、どんなふうに「成長」しているのでしょうか。
答えは、年末に。
おやすみ。
そして、仕事初め。
忙しく過ごしました。
でも、ふだんの「休み明け」ではなく、仕事初め。
なんだか、気持ちがキリリとします。
フシギ。
恒例のお誕生会もありました。
ハッピーバースデー♪
いつまでも変わらず……。
おやすみ。
私が骨折したとき、私の右足は複雑骨折で、骨がむこうずねから突出していた、と聞きました。
そして、その修復で、看護師さんやドクターが一生懸命にひっぱってくれました。
そのおかげで、今は、私の足は、少し、少しだけ、ほんの少しだけ、歩くのに支障が、ときどきあるけれど、治りました。
ありがと、ありがと。
………。
………………。
これって、もうしばらくしたら、その「すごさ」がわかるみたいです。
何がすごいのか。
それがわかるようになるのは、もっと先にほうがいいようです。
おやすみ。
………。
箱根駅伝、往路優勝、おめでとう!
あしたも、がんばってね。
徳川吉宗、いろいろ奮闘したね。
今日はそれだけの1日。
なんだかぜいたくな1日の使い方。
母が言いました。
「今年のお正月は、のんびりできて、よかったね」
私、いつも、のんびりしてなかったっけ?
そうだっけ???
おやすみ。
年明け。
なんにもめでたくない。
おやすみ。
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