紫
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父が腕時計を欲しがっていました。
駅の売店やホームセンターなどで、いくつか買っているのですが、すぐに壊れてしまうとか。
それも当然。
1000円腕時計だからです。
いえ、1000円といえども市場に出すからには、保証があってもいいものですが、私と同じく「人のいい」父は「文句」なんて言えません。
はっきり言えば私たち親子は「気が小さい」のでした。
でも、やはり1000円時計を探している父。
私にも1000円時計を見つけたら、買ってきてくれ、と頼んでいました。
そんな父のため、きのう、新しい時計を購入しました。
文字盤が大きくて、数字がはっきりしていて、暗いところでも光るライト付きで、秒針もあるやつ。
もちろん1000円ではありません。
できるだけ長く持ってほしいと思い、ちょっといい時計を購入しました。
はたして、父は喜んでくれるのでしょうか。
もちろん父には、その時計の価値はわかりません。
ムスメの自己満足。
それでもいいのです。
親子らしいことができるのが、うれしいのです。
おやすみ。
首筋に「ほくろ」があります。
生まれたときからかどうかは定かではありませんが、少なくとも3〜4歳のときには、はっきりとそこにありました。
「首にほくろがあると衣装持ちなんやで」
幾度となく、祖母は私に言いました。
祖母だけでなく、母や母の兄姉のほとんどは、私を見るたびに、同じことを言いました。
きっと、祖母が子どもたちに口癖のように言い伝えてきたことなのでしょう。
信憑性はどうであれい、祖母の影響もあってか、母の姉妹たちはすべて洋裁学校に入り、母以外の姉妹は今も洋裁で家計の一部を営んでいます。
職にこそしていませんが、母も兄や私の着る服やセーターを手作りしてくれていました。
私といえば、手作りの服を着ていることが、とてもとても誇らしくて………。
きょう、すその破れかかったシャツを着ました。
どうせ上からフリースを着るから、破れかかったところは見えません。
でも、ちょっと気になったので、すそに目をやると、なんとどこにも破れたところはありません。
「あ………」
よく、よく見ると、手縫いでていねいにていねいにほつれたところが繕われていました。
「………。」
忘れていた「思い」がイッキにこみ上げてきて、むしょうにセンチメンタル。
母の前では、私はいくつになっても「子ども」です。
おやすみ。
きょうは、たぶん、おばあちゃんの誕生日。
おめでとう。
たぶん。
おめでとう。
ちょっと、落ち込み。
久々に神戸の「灘(なだ)」まで行きました。
久々に街づくりの取材です。
やっぱりいいな。
人としゃべるって。
人の「がんばっている」姿を知るっていいな。
みんな、がんばっているんです。
私もがんばらないと。
そんなふうに思えた取材でした。
おやすみ。
東海自然歩道を歩きました。
大津から石山寺まで。
昼ごはんは「イタリアン鍋」。
非常に絶品でした。
石山寺温泉には入れなかったけれど、みんなが私のために「ビール」の飲める喫茶店を探してくれました。
ありがと。
その後、京都の男山で宴会。
なんだか充実しすぎた1日だったな。
おやすみ。
忙しさを理由に、しばらくお休みしていた「読書」を、最近、ようやく再開できました。
何度も言いますが、私は「活字中毒」ではないし、「活字中毒」という言葉も嫌いです。
あえて「中毒」という言葉を使うなら、「文章中毒」とか「ことば中毒」とかいうニュアンスの言い回しのほうが、しっくりきます。
でも、やはり「活字中毒」を自称する人はたくさんいるわけで、だいたいそういう人は「新聞好き」だったりするのです。
「本がなければ、新聞を読む」という感覚が、ある意味、うらやましいな、と思います。
私も、新聞を読むのは好きですが、やはり「読書」とはまったく違います。
あの作家の世界の中に入っていくようで、実は自分の頭のなかに広く世界を作り上げていく「読書」。
至福の時、ですね。
最近は、若手作家の本をよく手にします。
私のちょっとした冒険。
いい本にめぐり合っているときのシアワセ。
活字中毒でなくて、よかったな、と思います。
おやすみ。
久々に、以前通っていた「銭湯」に行きました。
そこは、銭湯といえども「温泉」で、とてもとても気持ちのいい湯。
末梢の冷たくなった部分まで、しっかりとあたためてくれます。
ほかほか。
浴槽の湯で、顔を素洗いしていると、とんとん、とん、と肩を叩かれました。
隣に座っていたおばあさん。
「そっちの湯のほうが熱いで」
その言葉どおりに「そっちの湯」で顔を洗うと、あぁ、気持ちいい。
微妙な温度差ですが、それをおばあさんは知っていました。
知らない人に、自分が知っていることを「教えてあげる」。
しかも、とってもお得情報を。
私も「おばあちゃん」と呼ばれる年代になったら、心が広くなるのかな?
年齢に期待して。
おやすみ。
明日が祝日だと思うと、かなりうれしいです。
とはいえ、仕事はみっちりあるのですが。
でも、最近5時起きの私としては、少しでも朝寝坊できるのは、うれしいのでした。
たとえ、私がいかに朝型といえども。
とはいえ、最近の寝不足があり、きょうは早めにおやすみします。
もう、眠くてたまらんっ。です。
おやすみ。
はい。
おしまい。
最近、その日のうちに日記が書けなくなりました。
理由は、ただ「忙しい」だけなのですが、それでもちょっと放置状態すぎる?
ホームページは、私は1998年に持ち始めました。
そのときは、日記というものは「のみすけ日記」くらいしか書いておらず、その日記も不定期更新。
エンピツ日記に出会えてからは、書くのが楽しみになったなぁ……と思います。
今はわけもわからない「ブログ」という媒介が流行っていますが、やっぱりエンピツ日記をやめられないのは「日記」そのものの意味を知っているからでしょう。
個人として。
中途半端に、おやすみ。
きのうはたのしかったな。
生駒山遊園地で、熱燗で乾杯する人なんて、あんまりいないだろうなぁ……。
おやすみ。
この夏、穂高のふもとの涸沢カールに行きました。
そのときの仲間と、なぜか今ごろ打ち上げ鍋パーティーが開催されました。
ちょっと遅れての参加でしたが、楽しかったです。
山の魅力は、頂上の景色や仲間と分かち合う感動もありますが、こうして下山してからも、そのときの思い出を語り合えるのも、そのひとつなのでしょう。
これは、山に限らずですが。
いい日。
いい夜。
ありがとう。
おやすみ。
色が悪いんだな。
いや、それがよくなるんだな。きっと。
おやすみ。
「アルゼンチン・タンゴ」を聴きに行きました。
実は初めて。
知っている曲なんてないだろう、と思いきや、耳慣れた曲や歌がけっこうあったことに驚きました。
あれってタンゴだったんだ〜。
日本に何度も来ているためか、日本語もかなり達者な団長が、2000人で埋め尽くされた会場を巻き込んで、コンサートを進めていきます。
つねに会場に音楽やジェスチャーで語りかけ、目が離せません。
とても楽しい2時間はあっという間に過ぎていきました。
音楽って、すばらしいね。
世界共通の言語です。
おやすみ。
きょうで二十歳(はたち)になる友がいます。
16歳のころからずっとその成長を見てきました。
だから、いまだに16歳のような気がする彼女。
でも、もう二十歳。
今は自分の夢に向かって邁進中です。
「二十歳です」と答えられる1年間。
怖いもの知らずだった1年間。
「私」という人格を再構築したような1年だった気がします。
おとな、になるために。
お誕生日、おめでとう。
はたち、おめでとう。
おやすみ。
風邪引きさんが多くなってきました。
手洗いうがい励行で、自己防衛していきましょう。
おやすみ。
銀座の小さな映画館で「ニューシネマパラダイス」という映画に出会ったのは、私がまだ学生時代。
なんの前情報もなく、大学の友人に連れられて、映画を観ました。
当時から映画館ではあまり泣かなかった私が、珍しく涙をこらえることができなかった映画のひとつです。
当時、私がいちばん泣いたのは、主人公の少年がいつしか青年になり街を出ていくシーン。
自分自身に投射され、ぽろぽろ、ぽろぽろと涙があふれ出てきて困っていたのを覚えています。
きょう、たまたまつけたケーブルテレビで「ニューシネマパラダイス完全版」を観ることができました。
これまでも、何度かビデオをレンタルして観たことはあり、いつも同じシーンに涙していたのですが、きょうは、なぜかほかのシーンに何度も何度も胸を詰まらせてしまいました。
そのシーンがどこかは胸の内に秘するとして、私の涙のツボが変わったことは確かです。
人生を続けることと、人としての成長が比例するとは思っていませんが、いろんな経験をしていくことで、豊かな心を手に入れられるのなら、人生も悪くはないな、と思いました。
「トト」という名の主人公は、最後に何を考えながらスクリーンを観ていたのでしょうね。
おやすみ。
中国大陸からアフリカまで、大陸横断をしてきた友人夫妻の家に、久々に、ホントに久々に遊びに行きました。
再会はうれしく、予想通りに楽しいひと時でした。
彼らと話していると、なんとなく彼らが以前いたときの記憶に戻ってしまいますが、時は必ず流れています。
そういえば、2年半前はそうだったな。
そんなことに思い出を探りながらも、きょうは楽しい夜になりました。
またこれからも、気軽に遊びに行ける「場所」が再びできたことが、きょうの大きな喜びかな。
おやすみ。
料理の用語に「ジュリアン」というものがあります。
野菜サラダやスープにいれるスライス状の野菜のこと。
「ジュリアン」とはフランス語で、女性の髪の毛のように細いという意味だとか。
となると、キャベツの千切りもジュリアン。
白髪ネギもジュリアン。
オニオンスライスもジュリアン。
ということになるのでしょう。
料理の用語って、なんだかくすぐったいくらい楽しいですね。
おやすみ。
最近、声をかけられることが多くなりました。
新しい場所に馴染むのは、いつも「遅効型」。
幼稚園や小学校、中学校に入学したときも、いつもいつも友人ができるのが遅かった私。
私は私なりに、ゆっくりじっくり観察しながら心を開いていっていたのですが、母には心配だった様子。
あの手この手で私に友だちを探してきてくれました。
そんな母の心配をよそに、私は半年ほどかけてゆっくりと仲間を観察していたような気がします。
兄は私よりも、もっともっと慎重でした。
でも、兄はいちど親友になると、今もずっと親友のまま付き合いがあります。
私は……といえば、親友と思った人の多くは音信不通。
男女の違いがあるといえばそれまでですが「親友」の定義に、幾度となく考えさせられます。
最近、声をかけてくれる友人たちは、おそらく3年後にはかけがえのない「仲間」になっているのでしょう。
そのうちの何人かが「親友」として私の歴史に残っていくのでしょう。
なんだか、心強い未来がみえてきました。
おやすみ。
バレーボール。
また、ホンキでやりたいな。
ふとそんなことを思いました。
もちろん、思っただけでするわけはありません。
それに、バレー部だったとはいえ、補欠の補欠だった私。
腕は素人並です。
それでも、ときどき腕にあたるあのボールの力強さがなつかしくなります。
砂まみれになってボールを追いかけたあの夏の暑い日が、初めて出た試合でスパイクを決めたときのあの感動が、最近、妙に心を揺さぶります。
いえ。
懐かしいのは、バレーボールじゃないのかもしれません。
あのときの「一途さ」「一生懸命さ」「必死さ」が、今の私に失われたものなのでしょう。
何かに一生懸命になることって、恥ずかしいことですか?
おやすみ。
またまた余裕なしの毎日。
私の「いつもいる場所」に友人を数人誘って行きました。
ホントはもっともっと早く連れてきたかったのですが、なかなか時間がなく。
それでも、何人かの友人は私の「いつもいる場所」の話を覚えていてくれたようで、その中の都合の合う3人と行きました。
おいしい食事をして、楽しい会話をして、ときどき真剣な話題に熱中し、そして笑顔を「また明日!」。
これで、いいんじゃない?
これが、ステキじゃない?
10月末の大イベントを過ぎてから、私は少しずつ、新しい「友」たちに心を開いているような気がします。
ずっとずっと、よろしくね。
おやすみ。
日曜日、父の週に一度の仕事休みの日。
仕事のある日は、父母は朝5時ころに朝食を食べます。
私も一度は目が覚めますが、起きるのはその30分後。
朝食はさらにその30分後の6時です。
それでも「早いなぁ」と思っています。
今朝、父母が6時ころに朝食を食べていました。
もちろん、私はまだまだふとんの中。
だって、休みだもん。
それでも、ふすまを隔ててすぐにキッチンがある私の部屋には、父母の会話が丸聞こえです。
「遅めに朝食を食べると、おいしいなぁ」と母の声。
「舌が目を覚ますんだ」と父。
午前6時が遅めの朝食……。
まいった!
とつぶやきながら、その日は思いっきり朝寝坊させてもらいました。
とはいえ、7時半には朝食を食べ始めていましたが。
夫婦の生活習慣。
子どもにもときには迷惑なものですね。
おやすみ。
朝5時過ぎに起床。
みんなで朝食を食べて、それから石鎚山の東にある「瓶が森(かめがもり)」へ行きました。
きっちりと整備されたハイキングコースを歩いて、頂上を2つほどめぐり、車に戻りました。
予定していた時間よりかなり早かったのですが、しばらく休憩して、そのまま温泉へ。
山の疲れをとり、帰路へつきました。
帰りは、みんなが交代して運転してくれて、私の出番はありません。
そういえばこの仲間といっしょにキャンプをするのは初めてで、うまく要領がつかめないままでしたが、楽しい登山でした。
どうもありがと。
いい経験をした2日間でした。
おやすみ。
2006年11月03日(金) |
石鎚山へ登りました。 |
1台の車にみんなで乗り込んで、愛媛に向かいました。
山間(やまあい)のパーキングで駐車して、車中泊。
車の中での仮眠は、すっかり慣れました。
5時ころに起床して登山口に移動。
きょうは、私の所属する山の会の人といっしょに西日本の最高峰「石鎚山(いしづちさん)」1982メートルに登ります。
朝露に濡れた階段状の登山道は、ちょっと怖かったのですが、それほど体力を消耗することはなく、のんびり登山……と思いきや、山頂直下に鎖場が2つ。
ええーーっ!
聞いてないよーーっ!
なーんて、下調べを一切していなかった私が悪いのでした。
上から下からのアドバイスを受けながら、足場を探していきなり岩登り。
岩が大のニガテである私ですが、みんなのアドバイスでなんとか上まで登りきることができました。
ありがとう。
鎖を登りきったところは「弥山(みせん)」1974メートル。
石鎚山の本当の山頂は、その先の険しく細い岩場を通っていく「天狗岳」です。
おそらく私ひとりなら天狗岳には向かわなかったでしょう。
ところがさすがに山の会。
リーダーの適切なアドバイスに従いながら、山頂へ向かいました。
「技術は仲間が補ってくれるけれど、体力は自分でつけるように」
リーダーが以前言っていたことを思い出しながら、登頂。
やっぱり仲間っていいな。
下山後はキャンプ。
そして早めに就寝。
不慣れな鎖場に、あしたはきっと筋肉痛です。
おやすみ。
本当に。
猛烈に。
忙しい日。
今晩からの山行をやめようかと思ったくらい、忙しかったです。
でも。
やっぱり行っておかないとね。
ということで、行ってきます。
たとえ、来週から睡眠時間が2時間になるとはいえ………。
ふふふっ。
この数日のあいだに、飲み会がありました。
気心知れた昔からの友とふたりで、沖縄の店へ。
何するでもなく、友の話を聴きながら飲み会。
楽しかったです。
そして、それからもうひとり。
これまた昔からの友も合流して3人で焼き鳥屋さんへ。
これまた、もうどうしようもなく楽しい時間でした。
やはり、お酒を飲み合えるっていうのはいいなぁ、と思いました。
というか。
あの「富良野」での時間を知っている友は、誰より何よりサイコーです。
何も隠さず。
何も気負わず。
おやすみ。
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