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■ 光。
コンクリートの壁を叩いた。 「入ってますよ」と返事した。 声に耳を傾けたら 夕飯の献立を考えている コックがぶつくさと 肉を切る悲鳴が聞こえた。
君の声はもう聞こえない。 夕闇に染まる空 眺めてる。
黒い海の中に呑み込まれてゆく 絶望の嵐は揺れる船を 人魚の待つところへ いともた易く連れて行った どんなに飾り立てた世界でも 輝く水平線の煌きにかなうものはない 漁師たちは嘆きながら 遙彼方 頭上にある 光の波紋を見つめる貝になった。
夢見る子供たちの目に映っている 現実ほどリアルなものはない 生きることも死ぬことも 許されない世界があるなら 今ここにある全てが 間違っているのだろう。
生きることは光だ。 輝きは人それぞれで 淡く儚いものもあれば 強く輝くものもある
どれも美しい。 どれも必要なもの。
2001年07月28日(土)
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