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Majaの日記
Maja
MAIL

2003年10月31日(金)
準備。

 金曜日が月末になると、週明けに実績をとって、インプットして、打ち出してチェックして、必要各所にFAXで流して、という作業が、いっぺんにくる。
 実は、実績を取るのも大変な作業なのだよ。1日分を取るのに、慣れているわたしでさえ、半日かかる。
 工場が手の空きそうな時間を見計らったり、(呼吸を読むのだ!)必要以上に明るく演技したり(そこ、笑わない!)、工場の人のぶっきらぼうな口調に耐え、新人の手際の悪さに耐え。
人間て、面白いなぁと、この仕事をしてると思うよ、ホント。
業界が業界だけに、おじさんばっかりで、明日はあるのか?と時々思ったりもする。

 今回は、月曜日まで休みなので、明日出勤して31日分を片付けることにした。
そのために、明日出来ない分の洗濯を片付け、ビデオを消化し・・・。
 ・・・う、う、う。
TBSを録画すると、二重にゴーストが出る。
観るだけなら、仕方がないけど、録っておきたい「鋼の錬金術師」が〜っ。
しくしく。
BONESのお仕事だけは、なんとしても追いかけるのだ。



2003年10月30日(木)
残高確認書なんてきらいだ。

今週末は、天気が良さそうなので、洗濯やら掃除やら、やり甲斐がありそう。

 仕事の方も、嵐の前の静けさや。

 某社の半期決算の買(売)掛残高確認書作成、というのを頼まれてしまい、昨日から内訳を各支店毎に出したやつ、こちらでまとめて支払ったときの明細、更に全社の台帳等々、とにかく資料と首っ引きになって、金額をだしたのだが。
 あと、ン万弱、合わないんだよなぁ。
大体、中身の内訳をつけないで(品物別に請求書を出してくるのに)、全金額一本だけで、億単位の残高書を送られてきても・・・。

 しかたがないので、ぐうの音もでないような、きっちり管理した表を独自に作成して、合わない確認書に添付して送り返すことになりそうですが。
合わない分は、そっちで調べてくれ、ということです。

昨日は、あまりに合わなくて、目を三角にして、ぷりぷりしてたのだ。

休み明けは、いよいよ月初の大混乱に突入。
出来るだけ前倒しにしておかないと、またまた大変なことに・・・。




2003年10月29日(水)
それでも月は。

今日のBGMは初心に戻って、「∀ガンダム」OST一挙全4作。(本編+劇場版)。
CDを替えずに、続けて聴けるので、iTunes万歳!だ!!
選曲には、昨日の「ドナ・バークに驚いたよ事件」が尾を引いているよう。
しかし、曲はほぼ全部そらでハミングできるのに、曲名を覚えてない〜。

ドナが歌ってる「After all」はこんな歌です。初めて聴いたとき「voice in the moonlight」というマンガの主題歌かと思った。


 ごらん
どうして与えられているものを粗末にし
どうして永遠を手放すことが出来るのだろう
 いつも目の前にあるから
なにもかもすべて消えてゆくなどと
決して考えたくはないのだ
すべてが 跡形もなく 消されてしまうものであることを

<中略>

それでも月は
足元に砕け散っているこの闇の底(世界)のまわりを
まるく巡り 光を降り注ぐ

我らの浜辺を照らし
未来永劫 輝き続ける


 歌詞が深いのね。
日本語詞で、ちょっと違うんじゃないかな、と思ったところは
わたしのへぼ訳を追加してあります。
今はなくなっちゃった海外のサイトで、ドナさん自身が書き込んでたBBSで、この歌を録音したときのことを書いてました。
なんでも、オーケストラをバックに一発取りだったらしい。
菅野さんて、度胸が良いよね!



2003年10月28日(火)
BGM事情。

本日のBGMは、The Contesの「Bleed together」@iTunes。
(欲しいなー欲しいなーiPod。)

 上記は、アメリカのインディーズ・レーベルなので、入手手段がほぼ直売(笑)というのが、微笑ましいというか。
オンラインでのクレジットカード決済だったが、その後変なところから迷惑メールが来ることもなく、かなりスムーズに気持ちよく買えた。
今は丁度、円高になってるので、欲しいと思ってる人はねらい目かもしれない。
(英語のやりとりを不安がってばかりで、一向に試してみない人たちが多くて、おいおいといった気分。中学程度の文法と、いざというときのための英辞郎を用意しておけば、難しいことはないのにね〜)

 なんでここのところ、日本語の歌をBGMにしていないかというと、歌詞が耳について集中できないからです。
英語は、わからんのでそのまま聞き流してしまっております。

なぜなら。
ドット絵、復活中だからです。
昨日はfaviconを作ってみたんだけど、MacのIEじゃダメみたいだった。
がっくり。
Icon machineではなく、Icon factoryを使用。
もうちょいツールが充実してくれれば、という思いはあります。
Icon machineは、バージョンが上がりすぎて、余計な機能が増え、わたしが欲しかった、グリッド表示が出来なくなってるんですわ。

んで、そのうえ、エクセルで作った方眼紙にクロスステッチのチャートをせっせと描いている。
今日は、チャートがなかったやつを完成写真から逆にカウントしながら(爆)紙に起こしているのです。



2003年10月27日(月)
コマソン・キング001。

 えー、今日、amazonからやってきたCD、「コマソン・キング001」を聴いております。
 実は、この間からブリヂストンのRegnoのCM曲「Keep me hanging on」のカヴァーが、耳から離れなくてですねー。
いろいろ検索した結果、8月に発売されたこのCMの曲ばかり集めたCDのラストに入ってることがわかって、クリック一発。
 まぁ、「愛と青春の旅立ち」とか、「ルール・ザ・ワールド」とか、カヴァーされた歌が入ってます。
 肝心の「Keep me hanging on」は、ちゃんとCMのアレンジのまま収録されてて有り難かった!
 しかし、歌ってる人を見て、「え?!」
ドナ・バーク&コルシカ・ウォーチ。コルシカさんは知りませんが、ドナさんには、多いに心当たりがあるぞ。
わたしがエンドレスで聴いてるMDの中に、彼女が歌ってる曲が入ってる。
「劇場版∀ガンダム」の主題歌、「After all」を歌った人だよ〜〜!
ひ〜〜。なぜ、こんなところでつながりますか?

 一息ついたら、クロスステッチのチャートを作らなくては。





2003年10月26日(日)
ネジ式ザゼツキー。

 島田荘司「ネジ式ザゼツキー」読了。

実は、結構間をとばしてしまっているので、(多分4冊くらい?)いつの間に、御手洗がウプサラ大学の教授になってたんだー?と、面食らっております。
先日までの記憶だと、ストックホルム大にいませんでしたっけ?

ウプサラ・・・。この間、行って来たばっかりです。
ええ、大学の前も通りました。
大聖堂からお城へ昇っていく途中にあります。「学ぶことは素晴らしい。正しく学ぶことはもっと素晴らしい」というのが、確か大学の入り口に書かれていたんじゃないかな。

 記憶に新しいだけに、作中にスウェーデンの空気が感じられず、残念。
登場人物の一人が、エゴン・マッカートというスウェーデン人なのですが、名前がアメリカ人ぽいなー、と。
移民も多いですから、ないわけではないでしょうが、スウェーデン語発音上、非常に文字にしにくいんじゃないかと思いますよ。(エヨンて読まれそう)ニックネームは、エッギーじゃなく、エッゲになるでしょうね。
エゴンという名前で思い出すのは、ウィーン画壇のエゴン・シーレです。クリムトとほぼ同じ年代の画家。
 エゴンは多分、英語名だったらユージーン、フランス語だったらウジェーヌ(ドラクロワのファースト・ネームですね)、ドイツ語だったらオイゲンになるだろうと思います。
 それと、鰊の酢漬けと鹿肉はいいとして、ワインを買い占めてって、システムボーラーゲット(国有専売所)にいって、発券チケットをもって、ならんで、身分証を提出しながら買うんでしょうか。すごく並ぶんですよ。
この辺でちょっと???(笑)アルコールに厳しい国なので、手に入れるのが結構手間なんじゃないかなー。

わはは。上記は、全然本編には関係ないです。

 本編の展開は、島田節全開。好き嫌いが、はっきり分かれるでしょう。

 わたしは、この人の文章がすごく好き。自然にしっくり読めてしまうから。
奇をてらった表現はしないのに、簡潔でテンポが良く、そして目の前に情景が自然に展開している。
 キャラクターの、ウェットな感じもすごく好きなのだ。
登場人物を、駒以上の表現で表さない作家って、本格ミステリには多いような気がしている。
 それはそれでいいのだが、(そんなものなのかな、という諦めもこちらにはある)なんというのだろう。
彼の作品には、ブルースのような泥臭さ、70年代の音楽のような雰囲気が根底にいつもあるような気がする。

 だから、どんなにトリッキーで、嘘でしょー?という舞台装置でも、許せてしまうのだ。
だから、ミタライストなんですってば(笑)

 今回のラストあたりの展開は、多少ご都合主義じゃない?という気がしましたけど、きちんと謎を解明してくれたし、すっきり読み終えられたので、良かったです。
 未読の作品を探して買ってこなくっちゃ。



2003年10月25日(土)
攻殻機動隊Stand Alone Complex、あれこれ。

 昨日買ってきたCD「be human」。
「Ai戦隊タチコマンズ」、というおまけの曲が、戦隊モノ主題歌のパロディになっていて、大変愉しかったです。
「Good by my master」。フィナーレを飾るのは、壮大で悲壮で切ない曲。
うっうっ、タチコマに起こった悲劇を想像させてくれちゃって、シリーズ全部を観たくなったじゃないか。

 さて。DVD「攻殻機動隊8巻」(#15機械たちの時間、#16心の隙間)を鑑賞しました。タチコマが主人公なんで、買っちゃったんですねー。

玉川紗己子さんのタチコマ(人工知能搭載のロボットなので、タチコマは複数居るんです。姿は蜘蛛に似てるか?)、声のトーンやしゃべり方に各々の個性が出ていて、複数の声優で演じてると思ったら、お一人!
 ひゃ〜〜っ。

 お金を出しても、それ相応の価値があるシリーズだな!と思います。
いかに世の中へろへろな薄っぺらいモノばかり見せられてきたのか、違いがわかってしまうもの。



2003年10月24日(金)
東京的週末。

 会社の終業間際の時間、結構暇だったのでなぜか顧問とお喋り。
この顧問(1936年生まれ)、ファンタジー傾向に流れる前までの、SFマガジンを創刊号から買い続けていたらしい。ちなみに、エラリークイーンミステリーだっけ?こっちも創刊号から買ってた、いうなれば、趣味のパイオニアである。
 当時、SF読みは大変バカにされたそうで、ずいぶん悔しい思いをしたとおっしゃっていた。

 各雑誌、創刊号から5年分くらいは、未だにどこかの倉庫にあるはずだそうだ。
奥さんには全然理解して貰えないようだが(笑)

 最近は、これと決めて買ってくるのだが、なかなか読み出せなくて積読状態が続いていると嘆いてらした。
 小説はだんだん嘘が鼻につくようになって、読まなくなり、現在はノンフィクションが多いそうである。

 さて、急いで秋葉原へ行く。
先月とばしてしまったので、DVDが2ヶ月分たまっているのだ。
実際、くらくらしました(笑)オズワルドが4本で、ニャッキ!で、狼雨2本で、タチコマ君。

いずれこの家を出ていくときには、ガレージセールでもやりますか。

 夕飯は、アンチョビとほうれん草のソースのパスタ。
自分で云うのも何ですが、旨かったです。
これから「ハーロック」のビデオみて、消して、DVDをみよっと。
そういえば、さっきまた地震・・・。いやだな。台風も来てるのに。

■本日のBGM:「be human」菅野よう子
攻殻機動隊のマスコット?タチコマくん(AI搭載の乗り物?ロボット)のためのアルバム。滅茶苦茶愛にあふれています。



2003年10月23日(木)
かぼちゃ、みたいな。

 今日の会社でのおやつ、カボチャみたいな夕張メロン。やく八分の一カットか?

 夕方、思いもかけぬ土砂降りで、皆呆然。
よかったわー、洗濯物を干さないで出かけて。天気予報が最近ちっとも当たらない。

「ポップアップ消しゴム」(OS9用)というソフトを落としてきました。
ポップアップ広告を、片っ端から閉じてくれるソフトなんだけど、一部対応してないみたいだな。
最近は、フリーウェアを落として、片端から試しております。
デジカメのインデックスだけを作る単機能ソフト、これが重宝しております。(Indexer033a2)
そろそろ、旅行に行ってきたときのデジカメ写真を、銀板写真に焼いて貰おうかと画策中。
お奨めのお店はありますか?





2003年10月22日(水)
12月のみんなのうた。

『うちゅうひこうしのうた』
・うた:坂本 真綾
・作詞:一倉 宏
・作曲:菅野 よう子
・編曲:菅野 よう子
・アニメーション:吉良 敬三  

きゃぁ〜〜〜っ!うそ!?
NHKの「みんなのうた」に真綾ちゃんが登場!
作詞は「ナップルテイル」のサントラでタッグを組んだ、一倉さん。(「しっぽのうた」とか、ことば遊びが大変面白い方です)
4thアルバム「少年アリス」にはいるのかな?

今日は「Be human」の発売日ですが、じっと我慢。
週末にまとめて、どんといろいろ買う予定なので。



2003年10月20日(月)
ただ今読んでいる本。

 「夏帽子」(長野まゆみ)。
おおお!この話は好きかも。(少年アリス、まださわりしか読んでないです。紅茶飲んだあとに猛烈な眠気で)
 一緒に島田荘司の「ネジ式ザゼツキー」を買ってしまう。
・・・なんて統一性のない客なんだ。

 結局、昨日読んだのは、古本屋で拾った「エタニティブルー」(金蓮花)、「魔術貴族 ラスプーチンの石」(荻野目悠樹)。
ともにスーパーファンタジー文庫。
「エタニティブルー」:すみません。正直、余り面白くなかったです。
もうちょっとプロットを練って欲しかった。それに、キャラクターの魅力が平板。

「魔術貴族」:シリーズの3巻目だったらしい。えーと、主人公が榎木津タイプだった。もしくは、黄昏の楽園のウィリアム?





2003年10月19日(日)
読書の秋:傾向と対策。

 本日の抹茶パウンドケーキのお供は、ダージリンのチャーモン茶園(オーガニック)オータムナル。
 おお。ダージリンの渋みが、いいかんじに合いますね。

 「少年アリス」から、長野まゆみを読もう機運が盛り上がっていて、詳しい方々に初期作品をお薦めされた。
 今日は午後から本屋のはしご。
河出書房の文庫を扱ってる本屋が少なくて、なかなか見つからず。
最後の最後で、「少年アリス」を見つけました。

 これから紅茶を淹れ直して、読みたいと思います。

あ、「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子)、面白いっすね〜!
1巻だけ買ってきましたが、近日中に全巻そろえようと思います>サジさん



2003年10月18日(土)
ごちそうさまでした。

 なんと。
あやめ草さんから、HPのキリ番ゲット記念に、手作りのパウンドケーキを頂いてしまいました。
 希望を聞いていただいて、抹茶と小豆の和風パウンドケーキです。
早速、とっておきのお茶を淹れ、感無量!!希望通りで美味しい〜!!
自分で焼いてみたことがありますが、こんな風にきめが綺麗にそろったものは作れません。
素晴らしくお上手です。
いっそ、ネットで受注生産してくださいませんか?>あやめ草さん

 私もケーキを焼いてみたくなりました!




2003年10月17日(金)
お疲れさまでした。

 今日もお米を背負って帰って参りました。
ううむ、残業もこれだけ続くとね〜。
ああ、肩凝ったなぁ。

 帰りがけ、道角毎に警察官がパトロールしていた。
私の帰りの散歩コース上から、そういえば首相官邸とか国会議事堂とか、見えるもんなぁ。
 目と鼻の先の溜池山王には、米国大使館があるわけだし。

よく考えたら、今日は、アメリカの藪譲治大統領が来てる訳よ。
交通規制の柵とか、脇に寄せて警察の人たちがスタンバってました。

 道路脇にずらっと、警察車両が並んでて、中の1台が「青森●ヨタレンタリース」とでかでかと入ったワゴンだった・・・。
多分、交代で休憩するためのものだと思うけど。
そっか、青森からも警備の応援に来てるんだねぇ。お疲れさまです。



2003年10月16日(木)
定番。

 この間、もももさんと会ったとき、ユニクロへいった。
そのとき、メンズだったんだけど、上着ですごく気に入ったのがあった。
ただ、残念なことに、そのときは大きいのしか残ってなかった。
昨日、もももさんが、別の店で探してくれたのだが、やはりsがなくて、今日やっと、また別の店で発見して速攻購入。
ついでにあれだけスウェーデンへ行く前に探してた、7分丈のカットソーも発見。時季はずれなので、500円だった。
 これからのシーズンは、インナーとして着られるでしょう。

 昨今の、体のラインを強調するような女性用の服って、あまり好きじゃない。
シンプルで、すこしゆったりした服が好きなので、流行りもののコーナーへ行っても、欲しいものがない。
 なので、タンスの中は、流行に左右されないような形の服ばかりになっている。



2003年10月15日(水)
新米。

 会社の裏に住んでいる野良ニャ。
その子が、窓から会社の中を覗き込んでいるのに気が付いて、びっくり。
2階だから可能だけどねぇ(笑)あ、ベランダで遊んでたのか。

 うちの会社は、猫好きが多いので、見かけても決していじめたりしないせいか、姿を見ても最近逃げなくなったんだよ。
餌は、あげなてないけど。

 ところで、今年の新米のお裾分けを頂いてしまったのだった。
買わなくちゃなーと、ひっかかっていた懸案事項なだけにタイミング良くてびっくり。
 朝、「はい、もってかえってー」といわれて渡されたのは、5kg超の米。
嬉しいです。嬉しいんですけど、これを電車で持って帰るんですかー?(泣

 今日は、2kgほどを分けて持って帰ってきました。
先ほど、鍋で炊きました。(炊飯器を置くスペースないし)

 そうそう、4時半頃あった地震、大きかったー。
震度4?地鳴りがして、ちょっとびびった。最近、本当に地震が多いなぁ。



2003年10月13日(月)
体育の日。

 ・・・豪雨ですな。(14時半現在)
台風もかくや、という激しい雨風ですよ。体育祭とか運動会とか、中止になったところが多そうですね。

 本当は、食料の買い出しに行こうと思ってたのだが、横殴りの雨じゃねぇ。

そうそう。
忘れないうちに、書いて置かなくちゃ。

スウェーデンのアダプターですが、SE式でした。C式もはまらないこともない、ですが。(幅が全く同じ。違うのは差し込むピンの太さ)少なくとも、ウップランドあたりだと、SE式。
これでちゃんと充電器が使えたので、間違いないぜ?



2003年10月12日(日)
季節の谷間?

 ポポロクロイスを見ようと思ってたのに、おきたら12時過ぎてました。
どうも、むかむかするわ、頭が痛いわ、ひっきりなしに咳き込むわ、で風邪かなぁと思ってたら、夜、ひさーしぶりにあげてしまいました。(汚い話で済みません)
一通り胃の中を空っぽ(ってもゼリーくらいしか食べてない)にしたら、大分気分が良くなって、現在に至ります。
全然食欲がないので、葛湯を飲みました。

 肩凝りのせいかもしれないです。今は、肩一面サロンパスを貼ってすーすー気持ちよいです。
手作りの肩を暖めるネックレストを、ペンパルが作ってくれて、それも愛用してます。
電子レンジで、2分加熱するんですが、中に入ってるのは畑で取れた何かの実だそうで、香ばしいいい匂いがします。
前から欲しかったものなので、とても嬉しいんですが、ずっしり重いのです(笑)



2003年10月11日(土)
旅の記録・7

 土曜日なので、ラーダス・グーディスのおはなし。

Lo:dags godis、oは点がついてる方なので、「o:」←のような表記にしてみた。
直訳すると、「土曜日の駄菓子」。
なぜこんな言葉があるかというと、スウェーデンで、ほとんどの子供は土曜日にしか駄菓子を食べさせてもらえない、という習慣が、昔から有るらしい。
駄菓子としたのは、お菓子とひとくくりに言えないから、だ。

 お菓子と聞いて、どんなものを想像するだろうか?
ケーキやクッキー、チョコレートも入るだろうか?
だとしたら、それはやや当てはまりにくい言葉だと、云わざるを得ない。
私の観察してた範囲だと、ケーキ、クッキー、チョコレートの一部は、ラーダス・グーディスには当てはまらない。

 家庭で作られるもの、と、そうでないもの、の違いがあるようにおもわれる。
 たとえば、お母さんが焼いたクッキー。これは、godisとは違うものなのだ。毎日のご飯と一緒のもののくくりに入れられている。
fika(フィーカという10時と3時のコーヒータイム)には、クッキーや何かつまむものが出るし。それをばくばく食べてるのを見ると、糖分の取り過ぎになってないかと心配になるくらい。

 私が見たのは1回だけだが、土曜日の駄菓子に与えられていたのは、ペッツのキャンディだった。

 日常食べているものと、はっきりと線引きされているので、子供たちは朝からLo:dags godisを待ち望んでいた。
大抵は、朝ご飯を食べたあとに貰えるらしい。
大急ぎで朝食を済ませ、両親にまとわりついてねだって、ようやっと手に入れられる。
 ・・・人は禁じられていると、getしてやるぜ!とファイトがわくよな。あれだ。
個人的には、ペッツより、よっぽどママのケーキの方が美味しいと思うんだけどな。
 きっと、それは大人になってから思うことで、子供の世界でのイベントではないんだろう。
おとなになって、「懐かしいね、Lo:dags godisか!」というような、きっとそんなものなんだろう。



2003年10月10日(金)
真綾ちゃん関係の話題。

 やっと1週間が終わった〜。嬉しい。明日は寝かせてください。

今日は、岡幸二郎さんのお誕生日だそうです。
オメデトウゴザイマス。

レ・ミゼラブルのCD化の噂>舞台をそのままCDにしたものなんですね。私はキャスト毎にレコーディングするんだと思ってましたよ。

真綾ちゃんが入るであろうCDのキャストは、別所バルジャン、岡ジャベール(ラッキー)、残念ながらテナルディエは駒田さんじゃない方の方で、夫人は森くみさん、のようです。
8月8日、良かったんだけどなー。作詞王・山口バルジャンのあれを残すのは、やめたのね(笑)

さて、真綾ちゃんの4thアルバムタイトルが、正式に決定。
「少年アリス」だそうです。
菅野さんの選んだ「真綾ちゃんのキャッチフレーズ」が、そのまま来ましたね!CDジャケットは、スコットランドで撮影だそうです。
どんな写真に上がってくるのかなぁ。楽しみ。



2003年10月09日(木)
旅の記録・6

今日は、イヴォンおばちゃんとケーキを焼いた話。

 私のペンパルは、郊外の森の中に住んでいる。
日本の2階建ての家だったら、10軒くらいは建つんじゃないかなぁ、という敷地面積だ。銀行からお金を借りて、夫と二人で働きながら家賃を返済しているそうである。値段を聞いてびっくり。
私でも頑張れば、買えるかも、と云う夢が見られるような値段だった。
もう少し小さくて、敷地も大きくなくていい。
あんなところに家が欲しい。いや、まじで。
(ま、そこから東京の住宅事情を説明するのが大変だったことよ)

 さてさて、そのさらに奥の森を開拓して、番地をかかなくとも届くようなところに、イヴォンおばちゃんと、クルトおじちゃんが二人で住んでいる。

 子供たちは独立し、今は夫婦二人で、隠居生活をおくっている。
跡を継いだ息子が、酪農を営み、肉牛を出荷している。
 私は、以前からイヴォンおばちゃんのケーキが大好きで、毎回楽しみにしていた。
おばちゃんも私がこれ好き〜〜!!と激しく絶賛していたケーキ、を覚えていてくれて、今回はそれを焼いてみることになった。

 おばちゃんちには、今では都会では見られない薪ストーブが、電気オーブンのお隣に現役で活躍中。ちゃんと、冬を越すための薪の束が積んであったのも表でみた。

 私が大絶賛したケーキは、Tosca kaka(トスカ・カーカ)というらしい。
クリームを使う物は、トータという。カーカは、いわゆるパウンドケーキのように素朴な物を指す。クッキーもカーカ、とよばれる。

 レシピは、昔の雑誌の切り抜きのようだった。
少しスウェーデン語の感じが古い、とおもった。
材料は、ほとんどパウンドケーキと同じだ。
ただ、仰天したのが、バターのサイズ。
一般家庭で、1キロ単位で買うんですか・・・。10gのメモリじゃなくて、50g毎のメモリ。
スライスしたアーモンドを、バターや砂糖を溶かした中にいれて、それをかけて2度焼く。焼き上がりは、おばちゃんの長年のカンで、素晴らしいできばえ。

 それがあっさり終わってしまい、時間が余ったので、クッキーを焼くことになった。チョコチップクッキー。

なんでこんなに間隔をあけるのかな、とおもったら、べた〜っと広がって、平たいクッキーになったからだった。

その間に、おばちゃんは夕食の支度をし、作り上げ、洗い物をし、なんとまぁよく働くことだろうか。
夕飯は、スウェーデンの伝統料理、牛肉の煮込みスライスとリンゴンベリージャム、茹でたにんじん、ジャガイモ、グリーンサラダ。
 そのうえ、この日の夕食のあとに、食べるケーキまで作ってあった!
アップル・クランブルケーキのバニラ風味カスタードソース添え。
絶品である。
ああ、美味しかった。

 おばちゃんと一緒に焼いたケーキは、そのごペンパル宅でたべ、(でもホール半分以上残ってた)クッキーはなんと現在も、私の部屋の冷凍庫の中にある。
 少しずつ、食べていこうと思う。



2003年10月08日(水)
いや、あわせんでも。

 さて。
そろそろ終業時間という夕方、「はい、●●商事です」と電話を取ったら、私の仕事の相方だった。
丁度私より10歳上で、2児の父である。
普段はほとんどため口である。だって、私の方が、会社に勤めてる期間、長いんだもーん。
「オレ、疲れちゃったぜ。帰りてぇぜ」といつものように、がいうと「わたしも疲れちゃったわ〜」と、相方の兄ちゃんが言った・・・。
私が男言葉なので、あわせてみたらしい。いや、あわせんでも。
 周りに人は居なかっただろうな?居合わせたら、変な目で見られるぞ〜〜。
 この人は、この間、各々自腹なら馴染みのゲイバーへ連れて行ってくれる約束をしてくれた。
予算一人5万円なり(驚)ゲイバー貯金を始めた方がいいだろうか?
でも5万有ったら、iPodが買えるんだよねぇ。





2003年10月07日(火)
カッレのキャビア。

 いや、なんだか、今日はぐったり。昼頃に気力が尽きてしまい、そのあとが辛かったのなんのって。
 
 今日は、サラダ用のソースを開発してみた。

 スウェーデンで良く食されている物に、「カッレのキャビア」というチューブ入りのたらこペーストがあるんですよ。魚の卵のことを、スウェーデンでは全部「キャビア」といいます。チョウザメの卵を必ずしも指しませんのであしからず。

 カッレというのはカールの愛称で、男の子の代表的な名前という感じ。チューブに、にっこり笑ってる男の子が描かれています。
日本で売られていないのは、保存料に日本で許可が出てないのが使われているせいじゃないか、と聞いたことがありますが、定かではありません。

 普通の食べ方は、固いクネッケというパンにチーズのスライスをおき、その上に塗って食べる、のですが。
かなり、しょっぱいです。
ゆで卵(鶏卵)につけて食べる人もいます。

 この間行ったときに、いつもの青じゃなく、緑色のチューブを初めて見ので買ってみました。ディルというスウェーデン人が大好きなハーブが入ってました。(私も好きです)

 これを使ってつくったものが、サラダ用のソース。

チューブ入りキャビア 適量
サワークリーム、もしくはクリームチーズ  適量
ヨーグルト(無糖) 適量
刻んだパセリ 適量
お好みで胡椒を少々

以上を混ぜ合わせます。私はヨーグルトを多めにして、さわやかな感じにしてみました。
カロリーは・・・かなり高いですが(笑)
茹でたジャガイモにかけてもOKかも。





2003年10月06日(月)
レディー・ヴィクトリアン、11巻発売中!

 さくさくっと、刊行ペースも順調に、もとなおこ先生の「レディー・ヴィクトリアン」(秋田書店プリンセス・コミックス)の11巻が発売中でございます。
この巻で一番好きな台詞は「胸の中で大きな汽車が走ってるみたい」というものです。すごい!言い得て妙だ!!
 さて、なぜ彼女はその台詞を言ったのでしょうか?ふふふ、是非是非お買い求めのうえ、ご自分でお確かめくださいませ。

 今日はへろっへろに仕事で疲れきって帰ってきましたが、プリンセスの本編と、コミックスでエネルギー・チャージ!

 ベルに負けないように、お仕事がんばりマース。



2003年10月05日(日)
旅の記録・5

 間一髪の話。

 話は前後するが、9月23日火曜日。
この日は、ペンパル夫妻が仕事でどうしても家を空けなければならないので、私はバスに乗って(ラッシュアワーの時間外なので、3kr割引だった)、ウプサラの街へ観光にいく。

 朝のうちはやや小雨がぱらついて、町中を散策するのが不安な天気であったが、天気は次第に回復した。
しかし、風は暴風と言っていいほど強く吹いていて、雲の流れるのが早い。

 世界最古の大学のあるウプサラを訪れるたびに、毎回欠かさず行ってるのが、Domkyrkan(大聖堂)である。
 現在の姿は、19世紀に再建されたものなので、古い物ではないが、私は世界で一番美しい大聖堂だと思っている。
クリスチャンでもないのに、なんでかなー。この場所が好きなのだ。
 空の青と、シンプルな赤い煉瓦壁の対比が、素晴らしい色彩のコントラスト。
幸い、良く晴れて、空の青と塔のクリアな写真が撮れた。しかし、風が強い。カメラを構えながら、後ろへ吹き飛ばされそうになった。

 今回初めて、塔の上にある博物館へ上ってみた。(大聖堂への入場は無料だが、是非寄付するつもりで、パンフレットを10krで購入してほしい。博物館は別に30krかかる)
16世紀当時の、スウェーデン王と王妃の衣装や、歴代司教の法衣、黄金のカップや装飾品などがあった。

 問題は、博物館のある塔に昇るエレベーターだった。
使い方がわからない・・・。
一応、階数を押すとちゃんと4階につくのだが、ドアが開かない。
もたもたしているうちに、1階に逆戻り。
 ドアが、あかない。
どうしたらよいかわからずに、3往復(!)してやっとわかった。
ドアは自動で横へは開かないのだ。階に着いたら、手動でドアを「押す」!のであった。
よかった・・・でられて・・・。

 その日、ウプサラを含むスウェーデン南部一帯と、デンマークの一部が、暴風で送電線がショート、大停電に見舞われた。
街の中を歩いていたとき、昼休みは終わったのでは?と言う時間帯に、通りに人が立ちつくし、店の中は真っ暗、で、よくわからないスウェーデン語の単語の張り紙を見て、もしかして?とはおもったが。

 夜、ペンパル旦那にそのことを聞いたら、やっぱり停電があったと聞いて、つくづく、エレベーターの中じゃなくて良かったなーとおもったのだった。

 ちなみに、わたしが20日、成田を飛び立った10分後に、茨城県沖で地震が発生、震度4だった、と母から聞いた。
成田も一時混乱してたらしいので、間一髪、それに巻き込まれずに済んだことになる。
守られてるなぁ。ありがとう、天国の父上。



2003年10月04日(土)
小川軒VS六花亭

 とりあえず、今週のトピックス。

 会社に来る客、来る客、なぜか手土産が小川軒のバターサンドな1週間でした。
私が今週食べたバターサンドの数って、今までの最高記録かもしれない。

 検索をかけて貰うとわかると思うけど、バターサンドというのは堅いビスケットの間に、バタークリームとラムレーズンを挟んだお菓子。
小川軒のそれは、ややもったりしたバタークリーム。対して、社員旅行(私がスウェーデンに行ってる間に行ってたのよ)の土産で貰った六花亭のバターサンドはあっさりした感じ。
 クリームの好みとしては、六花亭の方が好きなんだけど、ビスケットは小川軒の方が好きだな。

 で、今日の土曜日も午後から出勤して仕事したんだけど、目処が立たない。あちゃー。
 旅行に行ってたせいにされると悔しいので、月曜の朝からスーパーサイヤ人モード復活か?



2003年10月03日(金)
旅の記録・4

http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/id/index.htmlにて。
9月25日に、坂本真綾嬢はレコーディングのため、ロンドンに滞在していた模様。「イタリア人シンガーのイラリア」とあるのは、攻殻機動隊・Stand Alone Complexで、「Velveteen」という魂がふるえるような歌を歌っていた方でしょう。

 同日の私、ですが、9月25日木曜日にはストックホルムにおりました。
Junibacken(ユニバッケン)という、物語の屋内テーマパーク、です。
以前来たときにはなかったので、最近出来たばかりなのでしょう。
場所は、Djurga°den(ユールゴーデン)島にある、北方民族博物館(NordiskaMuseet)のすぐ裏手。
 ど平日だというのに、結構沢山の親子連れがやってきていました。
入場料は大人90krなり。

 まず、衣類などを預けておくロッカーがイカスっ!
扉全部が本の背表紙のようにあつらえられていて、私たちが使ったロッカーの背表紙には「MOMO」とありました。ミヒャエル・エンデの「モモ」です。
これは大変わかりやすいですねー。好きな本の背表紙を探して、ロッカーを見て回るのも愉しいかも。

 中にはいると、スウェーデンが生んだ数々の絵本・児童文学の作者の作品に出てくる一部を等身大に再現してある部屋があります。
私の天使たちのお気に入りは、「ペットソン」という、おじさんと猫のフィンドスが出てくるお話。(アニメ化されて、かなり広く知られた作品。いったい何回車の中でCDドラマを聞かされたことか!(笑))
 ペッテソンの部屋が再現されていて、いまペッテソンは留守、といった暖かみのある物の配置。
そのほかにも、私が愛して止まないヨーン・バウアーの神秘的な絵を使った紙製の3Dや、エルサ・ベスコフの描いた森、お菓子を売ってる屋台(中身は作り物のお菓子だらけ)を再現した物があって、わくわくです。

 そして白眉となっているのは、ジオラマで再現されたアストリッド・リンドグレーンの物語を、ゴンドラに乗って旅するところ、でしょうか。
 切符を手渡し、ゴンドラに乗り込むと、手すりを下ろしてくれます。
そしてゆっくりと、リンドグレーンの物語が再現されたシーンのジオラマや、部屋の中を通っていくのです。
ゴンドラは、時に上がり、時に下り、世界を俯瞰し、また真中を通り抜けて進みます。「おもしろ荘のリサベット」、「いたずらエーミール」、「屋根の上のカールソン」、「山賊の娘ローニャ」、最後が「はるかな国の兄弟」でした。
 飛行機の中で読んでおいて良かったーーー!と心の中で万歳三唱。

旅の終わりに、「長くつしたのピッピ」のごたごた荘に到着!
ここでゴンドラを下り、実物大のピッピの家に、歓声を上げる子供たち。
家の前には、木製彫刻のリラ・グッベン(黒い水玉の散った白馬)が。おさるのヘル・ニルソンは2階の出窓の上にいました。
 子供たちのために、絵本と同じ貸し衣装の箱がおいてあって、ピッピのにんじん色の髪のカツラを着けたり、服を着たりできます。
大喜びで着替えた二人をぱちり。

 するとちょっと歳のくった、「本物」のピッピがやってきて、子供たちの中に入っていきます。眼をまん丸にして、いろんなことを話しかける子供たち。
 床に幅1mほどのロール紙を無造作に置き、クレヨンをぽいぽいおいて子供たちと絵を描き始める本物のピッピ。

 と、そこへカールソンがやってきて子供たちはまたまた大歓声。
子供たちにとって、ピッピもカールソンも、まさしく本の中から出てきた登場人物なのだった。

 それにしても、リンドグレーンの作品はこんな小さな子から、読んで育った大人まで魅了して止まない。
ユニバッケンは、これからも数多くのリピーターを生むだろう。




2003年10月02日(木)
旅の記録・3

 子供の話の続きをすこし。

 保育園の話はしておかなくちゃいけないなぁ。さんざん大騒ぎして、周囲の友人たちを巻き込んだのだから。

 滞在したのは9時から11時半くらいまで。
実は午後からが、私のハイライトというか、一番楽しみにしていたイヴォンおばちゃんのケーキ教室だったのな。
 なので、数時間しかいられなかった。

 幼児2人が通っているこの保育園は、教会が中心になって運営している。
専任のスタッフが10名ほど。あとは父兄がときたま手伝っているみたいで、誰々ちゃんのママ、パパがそこに上がり込むのは、珍しいことじゃないらしい。
人数は、20人もいるかな?とおもってたら、30人以上いたようで、年齢別にグループをつくり、その中にスタッフが入って面倒を見ている感じ。

 保育園は、一戸建ての広々とした家で、玄関ホールに園児それぞれのオープン・ロッカー(ドアがない)がある。誰のであるか、すぐわかるように、写真と名前が貼ってある。
 その奥が、大ホールと小部屋がいくつか、と、キッチン。
どこかで見た顔だなぁ、とおもったら、私はシェフをしていたKG(コーゲー、とよみます。カール・グスタフという名前の人の愛称なんだって)に、8年ほど前に会っているのだ。
この保育園の前身となったDAGIS(託児施設)で。

 みんなが集まると、一番始めに責任者の老婦人が、アップライトのピアノを弾きながら、次はこれ、今度はこの歌を、といいながら、子供らと一緒に沢山の子供の歌を歌っていた。そのなかには、教会らしく、賛美歌のようなものもあったし、全身を使って歌いながら踊る「おかあさんといっしょ」みたいなうたもあった。

 日本の幼稚園みたいだったな。

 その後、年齢クラス別にわかれ、それぞれ固まって遊んだり、課題をしたりしている。
 私が参加したのは、トシュテンが面倒を見ている、5歳の姉ちゃんのクラス。
 お母さんがいっしょなので、嬉しそうでしたな。

 さて、あれだけ盛り上がった「わらべうた」ですが、私が請われた目的は、日本を「教える」時間ではなかったんです。
 私の勘違いで、こんな国の人もいるよ、という「紹介」だったのですよ。

 日本の歌を歌って、といわれ、すっごくみじかい、大好きな歌「ことりはとってもうたがすき、かあさんよぶのも、うたでよぶ♪」というのを歌ってみました。
 おやつに出たプラムを箸を使って食べて見せました。

 折り紙も折る暇もなかったけど、新聞を持っていったので、兜を沢山作ってプレゼントしてきました。
子供たちがやってた課題=ワークブックは、ぬりえを兼ねていて、最後まで塗りきる集中力を養ったり、はさみを使って切り抜いて貼り付けたり、ようはそういった訓練のほうが目的であって、ワークブックそのものには重きを置いていない、とのことでした。

 折り紙は、クリスマスにでも切り抜いて遊んだりして、といってスタッフに預けてきました。
いただいたシールも>ギンナンさん(前日に子供のシール狂の様を見てしまったので、直接渡さず、良きに計らってくれるよう頼んでおきました。先生たちは喜んでましたよー)

 お昼も一緒にいただきました。

・魚のすり身のフライ
・グリーンソース
・じゃがいも
・三杯酢みたいなレタスとキュウリのサラダ

うん、美味しかったです。
おお、北欧の習慣だな、とおもったのは、1歳前後の赤ん坊の昼寝。
しっかり着込ませて、戸外の乳母車で寝かせるのです。こうして、北の子供たちは、たくましく育ってゆくのです・・・。

■本日のBGM:「シェラザード」コルサコフ、「ダッタン人の踊り」ボロディン
演奏・シカゴ交響楽団、指揮・小沢征爾



2003年10月01日(水)
旅の記録・2

 さて、約1時間ほどハイウェイを文字通りぶっ飛ばし、(普通の公道でさえ制限速度は90キロ/時間なのだよ)、彩づき始めた森の中をどんどん進んでいくと、ペンパルが住んでいる家へ到着。
家の真向かいには、隣家の馬場があった・・・。葦毛と栗毛が別々の柵の中で草をはんでいた。
ええ、くる途中で野生の狐を見ましたね。ああ、牛の方が多そうですねこのあたり。・・・つまり、街の中じゃないのだ。

 今回は、以前に訪れたときより家族が1人増えていて、友人夫妻に5歳と3歳の二女。
上の子に最後にあったときには、まだ歩き始めたばかりだったが、果たして歳月とはかくも流れる!

 なんとまぁ、愛らしく育ったことだろう。濃い金髪に深いブルーの眼。
刹那の要求しか示さなかったあの赤ん坊ではない。
きちんと物を筋道立てて考え、相手のことを思いやることができている。

下の子は、なんとまぁおてんばでお喋りなんだろう。一時もじっとできず、お姉ちゃんのやることなすこと片端から真似し、取り上げて喧嘩しては泣き。

 黙っていれば、二人とも天使なのだが、しゃべり始め、動き始めると、おやおや、つんつんととんがったしっぽが見え隠れする。
とくに、3歳はまだ幼児というよりも赤ちゃんの域。夜はおむつをして寝なければならないし。
食事時は、集中できずに気が散って、最後までなかなか進まない。すぐに「いらな〜い!!」と声を上げ、ぐずる。

 うーん、つまり、どこの国の子供も、変わらなかったわけだな。
えらいのは、父ちゃんだ。
相変わらず忍耐強い人だなぁとおもって、感心してしまった。
もっとも、幼い頃の彼は、「娘」にそっくりだった、というのが周囲から聞かされた話だ(笑)

5歳児は現実世界の言葉を話してくれるので、なんとなく意志が通じるのだが、3歳児の言葉の世界は、感情でできている。

 両親にも、わからない滅茶苦茶な言葉の羅列が多いらしい。
私が聞いてもおかしなことを言っていて、
「私は3個なの!」(3歳といいたいらしい)とか、「ブンブンブン、みゃんみゃんみゃん!」とか、終始、擬音が炸裂している。静かなのは、寝ているときだけだ。
ああ、それでも、なんと可愛いのだろう。

 母親と父親の時間配分だが、母親が多少多い感は否めない。
子供は終始母親を取り合っていたしなぁ。

 しかし、父親の子供の面倒を見る時間といったら、平均的な日本人父とは比べ物にならないだろう。
2人の食事の世話を焼き、歯を磨かせ、風呂に入れ、ぐずれば肩に担ぎ上げてあやす。
うーむ。既に専門職の域だ。

 家の中が改装中なので、あちこち壁紙が張りかけだったり、塗りかけだったりしたが、大工仕事も自分でこなし、私が滞在している間に、トイレに棚が増えていた。

■本日のBGM

"Reality" David Bowie