まず、飛行機の話。
航空会社は、スカンジナビア航空(SAS)を利用。成田はターミナル2(第2空港)。 さすがに4年も乗ってないと、機体が変更になってたりして、驚く。いや前回はJALだったっけ。ルフトハンザでスウェーデンから乗り換え地のフランクフルトに移動するはずが、用意されてたのはSASだったなぁ。なので、前回も一応は乗っている。相互乗り入れってやつだな。 ちなみにこのときは、いきなり出発ゲートが変更されて、ボーディングパスと全く違ったゲートまで「走った」。時間が無いのに空港のほとんど端から端だったのだ。 その上、フランクフルトからの座席が用意できないので、現地でチェックインしてくれと言われた。フランクフルトでは、ターミナルがこれまた違う方へ到着し、モノレールに乗って移動しなきゃならなかった。 北欧では、日系キャリアはあてにならない上、鬱陶しいほど構われるのに嫌気がさし、割と程良くほっといてくれるSASで行くことを、今回は始めから選んだ。
今回の機体は、テレビが一人一人に行き渡ってるし、リモコンは取り外しができる。好きなときに好きな番組を再生できる。なんというか、ストリーミング放送。 私は映画を見る気分じゃなかったので、Flight Informationばかり見ていた。現在、どの辺を飛んでいるかの地図が出る。前方の風景や、機体下のカメラがとらえている風景も見ることができる。 ただ、がっかりしたのは以前ものすごくかっこよかった制服が、今回は実用向きに替わってたこと。
座席は、以前はもっとゆったりしていたような気がするが、それは私が太ったせいか?!座席はなんと一番後ろであった。トイレに近くてありがたい。 隣に座ったアメリカ人?は、窮屈そうに座り込んで、PowerbookG3(旧機種の黒いやつ)を広げてなにやら原稿を書いていた、ようだ。 彼がこなかったら、2席独り占めで寝ようと思っていたのでがっかりした。
東京からコペンハーゲン、コペンハーゲンで乗り換えて、ストックホルム。 所要時間は、各およそ11時間半フライト、乗り換えが45分程度、で1時間のフライト。 何をしていたか、だが、まず機内食を食う。ジュースを飲む。(SASの飲み物サービスは群を抜いて多いらしい<近くに座ってた団体観光客の添乗員談) 団体観光客のマダムたちの人間関係を観察する(大変わかりやすかった)。それでもって五月蠅かった。 スカンジナビア航空なのに、「スカンジナビア」へ行く人たちはどうやら少ないらしいとだんだん気づく。彼女たちが手にしているのは、チェコ語の解説本だった! Oj,Oj,Oj!! シベリア上空あたりで、予定通り「はるかな国の兄弟」を読了。これを読んでおいて良かった、とあとでおおいにほっとするが、それはまた別の話。
コペンハーゲンでほとんどの乗客が、スカンジナビア外へ行く飛行機に乗り換えるようだった。実際、同じ飛行機からストックホルム行きに乗り換えた客は少なかった。 現在、東京から一番近い欧州の玄関は、フィンランドのヘルシンキではなかろうかとおもう。これは、地球儀で北極寄りに線を結んでみるとわかりやすい。 ただし、フィン・エアーは週に2本しか飛んでいない。
1990年、初めての北欧訪問は、やはりスカンジナビア航空だったが、ストックホルム直行便だった。現在その路線は廃止され、すべてコペン乗り換えになっている。 ああ、直行便に乗りたいよう。だって、ストックホルムの脇を抜けて、また戻るんだぜ?2時間は短縮できるのに!ぷんぷん。
コペンハーゲン・カストラップ空港。ここの免税品街(?)は、愉しい。eccoはあるはロイヤル・コペンハーゲンはあるは。覗いて歩きたかったのは山々だったが、immigration、あー、入国審査があるのである。これにどれくらい並ぶかわからなかったので、全部パス。ついでにゲートからゲート、端から端まで歩くのである。Hej!とMange tak!、それと笑顔で押し通す。 ここで入国審査を受けた後は、スウェーデンのアーランダ空港では何にもなかった。EU玄関で一括管理ということだ。スウェーデンのはんこが欲しかったのに・・・。
アーランダは、カストラップに比べるとかなりミニマム。不気味なくらい静かなんである。美術館の中みたいに静か。 荷物を引き取って、出口へ。
ペンパル一家が出迎えていてくれた。4年ぶりの再会である。
■本日のBGM
"Sacred Love" Sting おじゃまデータでなかなかパソコンに読み込めず。何度目かで成功。iTunesでがんがんかけるぞー。
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