思考回路2011
もくじむかしあした


2003年11月21日(金) 謎な店長3

早朝、点検で店が停電になった。
その間店を閉めるので、空いた時間
店長と朝ご飯を食べに行った。
・・・。
以外と良くしゃべる。
以外とリードする。
以外と笑う。
和食のイメージがあるので器用にフレンチ
トーストをナイフとフォークで切る姿が
おかしい。
今までどんな人生を歩んできたの
と、聞かれた。
・・・。
以外と話しの基本を振ってくる。
以外と見栄をはる。
会話出来るんだったら、普段からもっと
しゃべればいいのに、と思った。
楽に生きたいと言っていた。
前の会社を10年努めて、頭打ちだからと転職。
前々から疑問だった、なんで店長になったのか?
なりたかったのか?と聞くと、
「別になりたいわけじゃない」
この会社は社員はみんな店長になるんだそうな。
「店長に向いてるなんて思ってないもの」
一応自覚はあるらしい。
楽に生きるのが、基本な割に、睡眠時間2時間で
休みもとれない会社に転職なんて、バクチもいい
ところだと思うんだけど。
給料も前に比べれば安い。
でも、頭打ちだから、辞めたと。
何が頭打ちなんだか、良くわからない。
経営が傾いてたんだろうか。
今後どうするのか、と聞くと
「決めてない」
30代半ばの人間が言ってもいいセリフ
なんだろうか・・・?と思った。
あまり店の事は話さなかったが、最後の最後に
うちの店は失敗だったと上が言っている。
という爆弾発言を聞かされる。
なんでも立地が悪いらしい。
まぁ、駅前だけど、人の流れとは逆の場所に
あるからね・・・。
売り上げも悪いし、結構ヤバイらしい。
もし店を潰したら店長は責任をとらされるのか
と聞くと、そんなに問題はないらしい。
いかにも会社って感じがした。
この店は会社ちっくだ。店長も。
愛着ってものがない。
バイトやパートで盛り上げて行こうよ!
みたいなモノがない。
ぽんっと与えられた店を、回しているだけ。
楽して手に入れた店だから、手をかけない。
執着心がない。
人が固定しない理由も、そうゆうよそよそしい
空気感があるからなのかもしれない。
・・・よくも悪くも、店長の色をしてる店。

漫画描きとして見れば、はちゃめちゃおもしろい。
こんなキャラクターの持ち主は、久々に見た。
私的には大ヒットキャラだと思う。
しかし
現実に戻って「店長」として見ると、辛い。
理解できない行動、言動について行けない。
現に、今、謎すぎる店長に苦しめられているバイトの
人が辞めるか辞めないか決断を下そうとしている。
まだ、私は楽しめているが、近い将来
理解不能さにブチキレてしまう日がくるのかも・・。


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