痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2009年05月27日(水)  おさまってきたよ!

現金。
少し具合がよくなると、もう !マーク。
昨日 つらかったのは、たぶん 寝不足が一番こたえてたみたいよ。
寝ないとね〜。
ほんと芝居の稽古って身体に悪いわ。
それと検査前症候群だったのかな。
やっぱり新しい検査はどこか緊張するみたいです。

今日は 骨の検査をしました。
不思議な注射をして3時間くらいすると、骨の中の癌細胞が写るようになるらしい。
これね、やれって言うから検査はしたけど もし骨に転移があったらもうおしまいだよね。
治療方針の転換といっても 放射線ともっと強い抗がん剤しかないもんね。
そしたらもうやんない。
医師も現在の、手術を後回しにしてまず薬で患部アタックの方針で大丈夫か
念の為に検査をさせたい ってかんじなんだと思います。
しかし 先生 紹介状に 患部を右と左と間違えて書きやがりましたよ。
明日おこってやらないと。
患者がおこってあげないと医師はおこられる人がいなくなっちゃうもんね。

ま、結局 いまやってもやらなくてもいいような検査ではあるのですが、
わたくしは治療に関してはとことん世俗にまみれようと思っております。
こんな東京にも何台しかないような骨マシーンを使えるありがたさ。
一応 最先端らしき治療に参加している人類の列の末尾にくっつく自負。
なにより 地味な自己身体改善だけで何年も乗り切るのは性格的に無理。
金で解決できることはやるぜ。

今回の骨検査は びびっていたほど高額ではなかったです。
定額給付金+α ってとこ。
そういえば母は、給付金の半分を宝くじにつぎ込むと言っています。
残りの半分は、納涼屋形船 だそうです。

世俗にまみれて むしろ健康的な我が家!



2009年05月26日(火)  じたばた

副作用きてます。
薄っすらときんもち悪〜くて、
タバコも吸いたくない。
異常に 甘いもの が食べたい。
でも気持ち悪い。
頭の芯のほうがしびれています。

我慢できないので 甘いものを詰め込んでいます。
あと2〜3日で治ると思うのですが、こりゃあ太る。

あと、点滴の方の腕が痛いよ。
血管がやられてきたのかなあ。

ものすごく面白いDVDとかないだろうか。
レンタル店にいくのも面倒。
まったくただで放映しているテレビって役にたたない。
本もだるい。
こんな時は、どうでもいい4コマまんががいいですよ。
問題は 面白くない ってこと。




2009年05月25日(月)  ループ

今日は すこうし気分がよかったので 寄席の初ネタ出し会に参加しました。
自分の分は、インパクト勝負なので、ずるっこく取っておいて
ほかの人の緊張感あふるる 初出し をニマニマと楽しみました。

お酒もまだ飲めないというか飲みたくないので、宴会はパスして帰ろうと思ったのですが、
そうもいかず、
まあ そこで帰れるような人間ならば。

結局 終電までおしゃべりして、最後にはなめるだけ といいつつワインも何杯も舐めてしまい、
布団に入ったら、また頭脳くんは仕舞っておいたネタをぐるぐると弄くりまわりだし、
結局朝ですわ。
寝れねーなー と思い始めたら、まだ切り出してもいない事故の示談交渉のことまで考え出してしまい、
むやみに腹が立ったり、イジイジとしだしたので もう起きることにしました。
いま、6時半。

これって ストレスなのかしら?
でも、ネタ弄くりは 別頭脳でどう考えてみても、頭脳くんのその部分が好きでやっているとしか思えない。
事故のことは まあ ひきずられたというか 忘れようとしていたことがちょっとした拍子で浮き上がってきたということでしょう。

吐き気どめを飲んでいる時に、食欲がないから調度いいと考えなしにプチ断食をしたらばフンヅマルし、
堂々巡りな週明け。
あしたは、スッキリさせる。
まずは保険屋に電話だ。
寝てないので強気だ。



2009年05月21日(木)  睡眠時間

癌患者は10時間寝ろ! とものの本には書いてあります。
この件に関してはまったく疑いをはさむことなく、OKわかった! と即実行だったのですが、
6月の 新小岩寄席のネタを考え出したら 眠れなくなってしまった。
今日は4回目の点滴の日だったので 昨晩は12時に布団に入ったのに、
1時間ぐらいしか眠れませんでした。
どうして昼間に考えられないのだろう。
 
起きたら寝不足で頭がガンガンするし、よっぽど病院をキャンセルしようかと思ったのですが、
無理やり朝ごはんを食べたら少し元気になったのでとりあえず行ってみました。
しかし、朝ものすごく機嫌が悪くてぶっきらぼうだったね。
ママごめん。
ゆっくり歩いていたらますます元気になってきたので、結局予定通り点滴も終了。
来週は検査がいっぱいあって忙しいしお金もかかるなあ。
だって3日分の吐き気止めの薬が、保険がきいても2000円ですよ。
癌治療の薬は高い。今月少し稼いでおいてよかった。

少し昼寝をして今度は歯医者。
70年代くらいまで、
(現在はほとんど使われていないけど実は今も保険適用で使用できる)
虫歯の治療で削った穴の詰め物に使われていた、
アマルガムという合金には、多量の水銀が含まれていて 食事や唾液の成分でイオン化したものが長年の間に身体に溶け出し、よく分からないがいろいろ神経・内臓によくないらしい。
水銀だもん よくないよね。
それで免疫にも大変よくない と聞いたので、ちょっと調べてもらいにいきました。
そうしたら 一本だけ 左の上の奥歯にありました。
そうか、これは20〜30年前に治療したものだったのか。
早速 アマルガムを取ってもらったら、隣の歯との間に虫歯もあったのでこれも治療。
一石二鳥。これで540円!
歯医者さんって手間仕事ほど安い。
しつこくいうけど、吐き気止め3日分で2000円。
経済のなぞ。
労働にはもっと見返りが欲しいよね。

帰って即効昼寝をしました。
今日はもう寄席のことは考えない。

そういえば、ずいぶん前に シルバーのピアスで爛れてアレルギーの検査をしてもらった時に、水銀に反応すると言われたことがありました。
その時は水銀なんてそんな接触する機会ないよ〜 とあまり気にとめていなかったけど、お口の中にあったなんて。
とっても安いので、皆さんも一度みてもらってはどうでしょうか。
ま、歯医者さんによってはその後、保険のきかない陶器のかぶせものなど高いことを言ってくるかもしれませんが。
わたくしは現在仮でつめてあるんだけど、どうしようかな。
また少し調べます。



2009年05月18日(月)  はおる

昨日かいた、おしゃれにかまわない人々に共通するアイテムがありました。
それは、

カーディガン。

これを、その日下に着たもののデザインや素材、スカートやパンツの丈の長さや色にかかわらず、
上に羽織ってしまう。
ボタンも閉めてしまう。

で、なんだかヘンテコリンになっちゃう。

これを避けるために、女性誌は 着まわしの利くアイテム特集をやたらと組み、
わたくしのような阿呆は、何種類もの色や丈の違う羽織ものを買ってしまうわけなのですね。

そんなこんなで 今日もこれからバイトに行ってきます。



2009年05月17日(日)  お仕事くたびれる

そのまんま。
先週はちょびっと疲れてしまいまして、発見の会のお稽古は週末はお休みします。
そうです。6月 12・13・14日 と 新小岩ZAZA にて
第2回発見の会寄席 があるのです。
が、今回何やろう・・・

ハゲネタかなあ。
面白いの探さないと。
ショートでインパクトの瞬間ヘッドが回転する的に ちょいと出て終わりってかんじにしたい。
贅沢だ。


さてさて久しぶりに会社にいったら4月から新しい方々が沢山いて新鮮でした。
フレッシュメン・ウーメン というより時節柄どこかから流れてきた30〜40代の方々が多い。
それで沢山の同年代を観察して
(リハビリで甘やかされているので結構ひま)、
あまりに皆、服装に構わないということにビックリ。
ファッションとは言えず、身に着けているもの。
自分が拘りすぎているのかもしれませんが、
色使い・素材違い・テーマ・靴・小物・似合うかどうか etc…

清潔で季節や温度・湿度にあっていればよいのかあ。
それは楽そうだなあ。

でも、昨年のフレッシュ中年はもう少し
ん〜 おしゃれ を考えていたように思うのです。
今年は特別かまわない方々が多いように思うのです。
こういう世相だから?
はっきりいって 見た目にお金をかけていられない ということ?
でも皆さん その かまわない感 に年季が入っている感ありありなのです。
たぶん 大学生の頃からだろうが三分の二。
いったん家庭に入って 自分の着るものにかまわなくなったが三分の一。
くらいかな。

わたくしなんかが服装や髪型にかけるエネルギー&お金をどこに向けているのか、そこが知りたくてたまらない。
マンションとか持ってるのかしら。


暖かくなってほとんど スカーフと帽子で過ごすことが多くなったのに、
また我慢できずセミロングのカツラを買ってしまい来月のカード支払いのことを考えると バカバカバカ と自分を殴りたい。



2009年05月12日(火)  吟醸

E姐からお土産に、信玄もちエクセレント その名も
吟作り を頂いた。
丹波黒豆のきな粉。
本蜂蜜入りの黒蜜。
もちも、有機なんとか。

立派な紙箱入り。

蜂蜜入りなので、蜜が赤っぽく 黒蜜ではない。
添加物も減らしたらしく、結果 賞味期限が短い。
急いで食べました。
味は 普通でした。
普通に美味しい。
でも普通。
ごちそうさまでした。


一日おきくらいでバイト行ってま〜す。
なんだか甘やかされている。
仕事柄ヘッドセットモニターをつけることが多いのですが、
取ったり付けたりで、鬘がずれる。
ので、スカーフやターバンを使って押さえているのですが、
結果、トータルバランスで、以前よりデコラティブな服装になり、
なにも知らない上司に、
「今日は舞台衣装ですか(笑)?」
「今日のテーマは、青いターバンの少女(笑)?」
とからかわれ、
「失礼な!普段着です!」
と何回も笑ってかわすのが面倒すぎる。

そうそう、坊主は楽かと思っていたのですが、
皆さん、毛というもののナチュラルな保護力はあなどれない、かなり強力なものみたいですよ。
大事な頭が丸出しなせいなのか、頭皮がやけに凝るのです。
しかも 勝手に凝る。
ギュッと筋肉を収縮させて、
頭蓋骨しいては脳を守るぜ!
と勝手にがんばっているみたいです。
そんなに頑張らなくてもいい と言ってやらねば。



2009年05月09日(土)  マノン

美しいものを見たかったので、昨日はテレビでバレエを見ました。
が、マノン・レスコーってあんな話だったっけ?
中学生の頃に読んだような気がするが、後半は全然忘れていました。
そうだ。駄目な男女が追い詰められて地味に破滅するんだ。
つまらん。
むしろムカムカする筋ですよ。
そういえば中学生の頃もそう思って、文庫本をズタズタに破いたような気がしますが、
あの頃はたくさんの本をズタズタにしたから特別マノンのことも深く記憶に残っていなかったのだな。
あしたは、リア王を観に行ってきます。


ところで、不安だと身体は痛くなるのです。
3月、検査の結果がでるまでは、全身 どことなくあちこちが チクチクジワジワ痛かったのですが、
結果を聞いたとたんに治ったのです。
これは、手遅れ!? 全身に転移!? という不安があっちこっちの神経をいたずらしていたのだと思うのです。
で、現在もこのあちこちチクジワに悩まされています。
それは今月末に、骨に転移がないかの検査をすることになっているからです。
この検査機械は、東京にも何台かしかないらしく、わざわざ別の病院にいくんだよ。
検査費用も高いんだろうなー。
ほかの内臓は全然きれいなもんなので、いきなり骨までってことはまずないらしいのですが、
結果がでるまでは、
怖いんだよー。
いっちゃってたら開きなおるけど、結果が分かるまでは怖いんだよー。

と叫んで今日もすっきり。
味覚が変わって 餡子が好きでたまらない。
明日の朝ごはん用に鯛焼きを買ってあるのでそれを楽しみにおやすみなさい。






2009年05月08日(金)  3回目終了

怠惰な日々。
の、せいか 今回は白血球が下がりました。
感染症に気を付けなければならないねえ。
それよりもPCゲームのやりすぎで、目がいっそう悪くなったよ。
ゲームって逃避だよね。

なんというか、戦闘意欲が落ちていたのです。
戦うというか、わたくしの場合 体に言い聞かせるというか、
「ちょっとおとなしくしてくださいよ。本体を食い尽くしたら貴方たち細胞くんも一緒におしまいですよ。生存の方法として君たちは間違っていますよ。」
と患部に言ってきかせ、免疫系統には
「過剰反応しないでくださいよ。殲滅戦はお互いに深く傷つきますよ。なんというか細く長く優位を保ってズルく立ち回ってくださいよ。」
と毎晩お願いをする。
そういうごく個人の中の病との付き合いに飽きてしまっていたのですね。
なんだよ、俺たち生き物として数多すぎるよね っていう自浄淘汰の人減らしの方に入れられちゃったよ、
という 楽といえば楽な 仕方ない の気分になっていたのです。

しかし そうも言ってられなくなりました。
やけくそです。
くる時は一気にくるね〜。
ちょっと わたくしが ガンで丸ハゲって時に
(あ、言っちゃった)
断絶とか崩壊とか、勘弁してくださいよ。
でも、おかげで とりあえず親がいくまでなんとかせねば、と気合を入れなおしました。
どんなことでも笑い飛ばせると見せてあげないといかん。
どこにでも美しい瞬間はあると言い続けないと。
それが こういう人間として生まれてきたノルマかもしれない、
と今は照れもせず真剣に考えています。
明日になったら照れるかもしれにゃいけどね
(もう少し照れている)。

明日は、ジェーン・バーキンを聴いて、
音程にこだわるな! と自分に活を入れるつもりです。


さてさて、3週間に1回の点滴だけで、他になんにもしてないの?
と、よく聞かれますが してないです。
なにかしなければならないのか?
と、つい思ってしまいますが、
野菜ジュースも アガリスク茸も プロポリスも 飲尿も 断食も
何にもやってない。
それでも、3cm以上あった腫瘍は、専門家が触っても
「あれ? どこ? わかんないよ?」
と言われるほど 溶けて?なくなってしまいました。
まあ、絶対 わたくしは 薬の効くタイプ と根拠なく自信はもっていましたが、
そのとうりだったね。
でも、治ったとかいうことではないんだよねえ。
こうなると 手術する必要はあるのか?
という問題が浮上してくるわけです。
現代医学では それでも手術 というのが普通の流れみたい。
もちろん医師は強制はできないので、
しないで、免疫療法で押さえ込むという方法もある。
さて どうするか。

わたくしは今のところぼんやり する方向で考えております。
病院にこうして通いだすと、同じ病気のひとがいっぱい居て、
この人たちと同じようにやってみて、それが間違いでもいいかなと。
人と病気の関わりは、近代西洋医学方向からでも もう殲滅は無理って空気なことが病院でも感じます。
それが強制ならば、頭から イヤダ と言うかもしれないけれど、
この大きな流れに乗るのはいやだ という圧倒的な理由も自分のなかで見つからないのね。
ここ数百年の人間のやり方が間違っているなら、その種の生き物としてそれで滅びても仕方のない種類の人間なのだと自分のことを思っているのです。
それは違う 違う方法もある と声をあげ動く種類の人間ではない。
諦めているわけではなく、あえてそっちに乗ってみようかな、と。
これも 一種のヒネクレなのでしょうか。
これはまだ先の話なので考え中。

しかし正直な話、手術しないとまとまった保険金っておりないんだよね。
普通に慢性病になっちゃう。
そんなわけで、今月からそろそろバイトも再開します。
とっちらかった日記だが、5年後に読み返すことを楽しみにこのまんまで登録。


 もどる  もくじ  すすむ


ITCH [HOMEPAGE]

My追加