痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2006年12月31日(日)  スペースアデュー

とはなんぞや。

答え)葬儀会館

どこにあるのか。

答え)上野

見たとたんに全身の力が抜けました。
なにがそんなに腰砕けに変なのか。
英語と仏語がなんの区切りもなく、仲良くカタカナで並んでいるところか。
それをすぐに、お別れの空間 と日本語訳できる我等のカタカナ脳か。
こんなネーミングを通しちゃう、どころか発案者かもしれない社長の顔が思い浮ぶところか。

とにかくダメダメも極まるあまりに面白くなってしまい、
わたくしのお別れもここでもいいかな〜 と思ってしまいました。
昭和高度成長の末期に生まれ、上野で演劇三昧な高校生活を過ごし、
虚しいバブルな青春期を送り、平成の世でまったりおばさんになるわたくしには似合いの空間かも。

でも いろは大王の作った日本初の民間火葬場+葬儀場も捨てがたい。
せっかく町屋に生まれたんだしなあ。

と、年の終わりに人生の終わりについて考えてみました。
いいよ、スペースアデュー。

それでは、犬年よ アデュー。

ウェルカム キバ キバ!

と、うまいこと仏語と英語でしめたぜ、と思ったところで不安になってしまった。
スペース って英語だよね。



2006年12月29日(金)  別売り

32インチ液晶を繋いでみようとした。
が、PCとの接続コードは付属していなかった。

・・・

なんだよ!

しかたないので、普通にテレビとして使ってみた。
すごくいい!
突然レンタル屋さんにかけこんでいっぱい映画をみたいような気持ちになったけれど、
お正月にもういいっていうほど見ることを思いだし、
うちに唯一あった’65年の古いスヌーピーのクリスマスアニメのDVDをみた。
おお、わたしが生まれるよりも前の作品ではないか。
もらったまま封も切らずに置いておいたから知らなかった。

すごくよかった。
きれいで、ちょっと泣いてしまった。



2006年12月28日(木)  いのしし きば きば!

もう今年も終わりです。
犬年よ さらば。
来年は きば年です。

お正月は友達と、ウィークリーマンションに食料を持ってひきこもり、
24時間分あるDVD全巻を3日でみる作戦です。
読書会地獄の合宿なみに厳しい。
ウィークリーマンションにはビデオデッキのみでDVDプレーヤーが付いていないので、
わたしが隠れ家のプレーヤーをトランクにつめて運びます。
ベッドがシングルなので、寝袋持参です。
都内なのに ある意味 合宿よりも厳しい。

しかし母に、
「お正月はでかけるの?」
と聞かれ、
「うん。」
と答え、
「いいねえ、温泉?」
と問われ、
「まあ。」
と答えたわたくし。

はずかくて、おたくライフについては言えませんでした。
でも合宿と違うところは、毎日お風呂に入るよ、温泉じゃないけど、ってことです。

ではこれから32インチ液晶テレビをPCに接続してみます。
でかすぎるかな。
普通にテレビにしておこうかな。

みなさま よいお年を。

きば! きば!



2006年12月23日(土)  もう一度痛みのない人生を

私の好きな言葉 ベスト5 に入るこのフレーズは、いったいどこで見聞きしたのか。
長年の謎でした。
今日、お芝居をみて珍しく飲みの誘いをことわり、右足をひきずりながら、
そうです、股関節痛はまだ残っているのです、
初めて はなまるうどん にふらっと一人はいり、コロッケわかめうどん を食べながら、
大抵のひとの評価どおりあんまり美味しくないですね、
「(足をひきずっているのは)腎臓が悪いんだよ!」
と言われたことばを思い返しつつ、
そうか、憂うべきは肝臓ではなく腎臓だったか、
よしウコンさまからちょっとクミスクチン茶に浮気してみるか、
しかし沖縄というところは肝腎かなめにいい食べ物が豊富だ、
長寿世界一なだけはある、
それにつけても、まったく身体のどこにも痛みがない状態に帰りたいよ、
やっぱりあんまり美味しくないな〜 それに言っているほど安くもないや、
これなら駅そばの方がいい、
さようなら はなまる、
と山手線に乗って帰る途中、
だれも足をひきずっている女がいても席をゆずってくれないなあ、
それにつけても、あのフレーズはいったいいつ何の本で読んだんだっけ。

!!!

電車が新大久保の駅に近づいたとき、突然に分かったのです。
ひさや大黒堂の広告だ!
でっかい ぢ の文字で有名なお尻の軟膏の薬屋さんだよ。
「もう一度痛みのない人生を」
とは、あれの新聞広告のコピーだったのです。
社長さんの顔写真の載ったあの広告のレイアウトまではっきりと思い出しました。
さすが新大久保。
泌尿器科や肛門科が多いもんね。
ならば鶯谷でも思い出せたかどうか。
もしかしたら新大久保には昔でっかい ぢ の看板があったかもしれない。

そうだったのか。
でもこの言葉が好きなことに変わりはないよ。
文学ではなく実体験からでた言葉ということで、ますます好きになりました。
は、いいすぎでした。



2006年12月22日(金)  山城××

アルツなわたくしは、またまた携帯を置き忘れました、
居場所はわかっています。
しかし、当分、携帯の番号やメルアドは通じません。
当分って、26日の深夜までです。
PCのアドレスか、隠れ家の電話番号だけが、連絡先となります。
なんだか、昭和っていうか、平成ひとけた時代みたい!

べろんべろんに酔っていたので、同じ事を書いた、掲示板の文は誤植だらけです。
ちょめちょめ。



2006年12月21日(木)  ちょっとした疑問

我が隠れ家には、現在ゴージャスな花束があります、
大輪の白薔薇が、8本。
丈の高い 雪柳。
それよりももっと、私の身長の2/3以上ある、柳の枝。
しかし、隠れ家にはこれらの重心の高い枝モノの樹木や、大輪の花を気持ちよく据えておく
花瓶がありません。
このゴージャスな花々は、私が手洗い(洗濯機がないから)で、靴下や下着を洗う
バケツに突っ込んであります。
それでも、元がいいのいか、大変元気に水を吸い、生き生きとしております。

これらは、先日の和太鼓のコンサートでもらったのです。
20周年だったせいか、ロビーはすばらしい花篭や、花輪であふれていました。

客席でグズグズしているのが嫌いなので、終了と同時に席をたったためか、
帰りのロビーで、それらのお裾分けの一番いいところをもらったのです。

しかし、私の覚えている限りで、20年前くらいの東京では催しに集まったお祝いの花を、
お客にお裾分けする習慣はなかったように思うのです。
中部から西の方で、お祝いの花輪は縁起もののお裾分けとして、帰りにお客がいくらでも引きぬいていい、
と聞いたのも極さいきんのことのように思います。

いつからお花のお裾分けがアタリマエになったのだろう。

私個人としては、もったいない&お裾分け は分かるのですが、
お花の解体は大抵 楽日にあり、そうでなくてもややしおれぎみのお花を、
たまにですが、仏花のように、適当にとりまぜて紙に包んでくれるのは、
正直、美しい行為には思えないのです。
でもたまに、それでももらってしまうのは、高価な花であることと
たとえその時しおれていても水揚げがうまくいけば、何日も、場合によってはただの枝から瑞々しい新芽がでてくること、
そして、どうも人をみているのではないか、というくらい好みのテイストばっちりのお花を手渡されたりするせいです。

そうですか。
私は白薔薇ですか。



2006年12月20日(水)  日記書かずに

なにしているのか? といえば、忘年会です。
ライブです。
コンサートです。
お芝居です。

生の表現を味わい勉強しつつ、毎晩 旨酒を飲んでいます。

表現は 第一に 好き嫌い。
自分が楽しいか、気持ちいいか、 だと思うので、
見たものについて、あーじゃらこーじゃら 言うのは止めにします。


面白い! 気持ちいい! と感じると、自然と笑いがこみ上げてきますですよ。
明日は、友達のライブ。
明後日は、大先輩の芝居。

カモーン 笑 !!!



2006年12月13日(水)  鼻がとおった!

昨日の日記はへんなテンションだったようです。
元気になったって言っているけれど、やっぱりまだ心身とも疲れているのかなあ。
しかし、今日がんばって無理やりバイトにいきました。
午前中はダメーで、早退しようかと思っていたのですが、
お昼ご飯を食べたらみるみる調子がよくなって、
ティッシュから解放されました。
昨日届いた赤い皮のパーカーのおかげかもしれません。
そこで今日は焼酎を飲んでもう寝ます。
早寝早起きを目指しているのです。
焼酎は、先月のいつかの打ち上げ反省会でボトルでとった残りを持ちかえったものです。
毎日飲み会反省会をしていたので、いつのものだかわからない。
そしてこれが、その日の何本目だったのかも。

まだ毎日、お芝居の稽古をしている夢をみます。
毎晩頭の中で八人家族がなにやら打ち合わせをしているのです。

長年の日記習慣で、自分の波がわかりやすくなりました。
日記に自分のことを書いているときは、ロー。
世の中のおかしな人のことを書いているときが ハイ です。
だからまだローなんだわ。

ではおやすみなさい。



2006年12月12日(火)  過去からの贈り物

私が通販が大好きなのは、
待つ からです。
そのうえ、
自宅に届く からです。

物欲とは、それを手にした瞬間から冷めていくダメな女の恋のようなもの。
欲しい〜 ハーハー と目をギラギラさせ、息を荒くしているとき、
脳内でアドレナリンだかドーパミンだかが、ドバドバ湧いている状態を追い求めていくのは、
恋愛中毒も、パチンコ中毒も、そして買物中毒も一緒です。

しかも通販は、自分のものになると分かっているのに焦らされる、
という高等な自分心理操作もあります。
そして対価を支払うのが同時でない ことから、
特に先払いの場合は、先に見えない未来にお金を支払ったことはすっかり忘れ、
プレゼントをもらった気持ちになるのです。
しかもキレイに包装されておうちに届くので、
毎回サンタさんにもらったような、包み紙を剥がすのももどかしいようなドキドキ気分が味わえるのです。

そんなわけで、お芝居の稽古中のストレス解消と冬支度のために注文してしまったものが、
どんどこ届いております。
ほとんど支払いは先に済んでいるのですが、一部カードのものもあり モゴモゴ・・・
大丈夫!依存症ではないから。
ただ貯金できないだけだから。

と、自分のダメぶりを曝そうと思ったわけではなく、
先日ダビングしてもらった7〜8年前の録音を今日やっと聞いて思ったのです。
ナマモノの消えモノが好きで、音楽のライブもお芝居も終わればまた次のこと、と
ボケーっといつも少しだけの先をみて生きてきましたが、
音楽の録音だけはやっておいてよかったなあ、と。
今回もらった2曲は依頼品だったので特にそうなのですが、
ひとに見せて聞かせるのではなくて、音源として楽曲を素直に、できるだけ(自分がそう感じる)美しく伝えようとしていて、
だから無駄に自己表現していない。
なるべく癖をつけずに歌っている。
だから逆に、この曲のここが面白くて気に入っていたんだな、ということがよく分かったのです。
今回のお芝居のあともいつものように言われたのですが、
作品なのか自分なのか、
演じすぎるほど演じるのか、むしろあえて自分を剥き出しにするのか。
私は、自分の好みと癖からどうしても前者に激しく傾きます。
もっといつもの自分で、と、表面を演じることで殻をかぶるな、
などと毎回言われています。
前者は自分にとって楽なのは確かですが、
なにをどうやったって憑依するわけではないんだから、
どれだけコテコテにやってもそこにいるのは自分でしかない とも思っています。
普段の自分だって、いろいろ無防備ではあるにしろ、別に中身剥き出しってわけじゃないしなあ。
そこのところは、何十年やっていてもいつも舞台後に言われることです。
っていうか、むしろ普通のときのほうが私は固い殻をかぶっていると思うんだけどなあ。
と素直に納得はできないのですが、求められていることは分かる。
この先もずっと自分で考えていく問題です。
と、話が先にズレてしまった。
もらった2曲のことでした。
それは作品が主体でありつつ、どうしたってその当時の自分でしかない 声 歌い方があって、
これからもこうしたい、って思ったのです。

なんだか前半の通販中毒と繋がっているような、無理やりのような。
こちらの過去からの贈り物には、これまた依存物質である大量の ami の思い出も詰まっていて、
この馬鹿みたいな歌をエンドレスで聴きながら、
彼女の不在を思い、
久しぶりに泣いて駄々をこねてみました。



2006年12月11日(月)  現実復帰

風邪、なおりかけ。
ティッシュ手放せず。
しかし、疲労・倦怠感・筋肉痛からは完全に脱出。
昨夜からアルコール解除。

本日は、実家の会社の年賀状制作。
いのしし年みたいですよ。
そういえば先月、郵便局で、クリスマス仕送りを出しに来たフィリピンの女の子が、
「ツギ ブタドシ デスカ?」
と局員さんに聞いていたっけ。
局員さんは、ワイルドピッグ(でいいのかな?)の単語を思い出せず、
「ノー ノー ブタ ノー。イノシシ キバ!」
と熱弁していたけど、伝わっていなかったみたい。
「エー コレ ブタ チガウマスカ?」
「ノー ブタ ノー! キバ キバ!」

不完全な草の根国際交流。

そうそう、2月にライブが決まりました。
2/23 荻窪 ルースターノースサイド。
『スマートさん』 の最軽量版。
ア リトル ビット オブ スマートさん
略して、チビットスマートさん
もっと略して チビスマ です。
また詳しくお知らせします。
きてね〜。



2006年12月07日(木)  おちました

鍋にいっぱいコーンクリームシチューをつくったので、週末までこれを食べては水を飲み、
そして眠ってすごします。

味見することをまた忘れていたので、やけに薄いような気がします。
風邪で舌が鈍感になっているのかな。
6人前つくったので、そのうち煮詰まってしょっぱくなるでしょう。
おやすみなさい。



2006年12月06日(水)  頼む 白血球

芝居あと風邪にかかりそうです。
全身の筋の痛みは、全身の関節の痛みにかわってきました。
寒い。
そして喉の奥が痛い。
昨夜お風呂に入っているときまでは元気だったのに、
その後の髪を乾かすほんの十数分の間に 風邪っ子に入りこまれたようです。
すぐに葛根湯投与。
フウモンから背骨にそってホカロン貼りまくり。
シルクのマフラーで首をグルグル巻きにして、
ペットボトルを枕元にまた布団にもぐりこみました。
なんとか症状はおさえていますが、
なにしろ体力が根こそぎ持っていかれているので、どこまで防ぎきれるのか。

お礼のメールも書いてない。
片付けも終わっていない。
なにより明日からバイト再開なのに、
ここで寝こみたくはないのです。
ほかに出来ることはないか。
ビタミンC はやりすぎるとお腹を壊すし。
とりあえずまた寝ます。
しばらくここが停まったら、
「おちたな・・・」
と思っていてください。



2006年12月05日(火)  クリスマスプレゼント

暗い芝居小屋から抜け出してみたら、世間はクリスマスイルミネーションで、キラキラしていました。

元気です。
身体中にいつできたのか分からぬ謎の青あざがあったり、
筋肉の筋という筋すべてがパンパンにつっぱらかっていますが、元気です。

そんなわけでカトレア読書会の第一回演劇発表会が終わりました。
ご来場いただいた方々、ご協力いただいた方々、
ほんとうにありがとうございましたです。
すんごく楽しかったです。

来週からはまた週一回の読書会で、まだ見ぬ世界の戯曲を読んでまいります。
どうぞ、お気軽にご参加ください。
第二回の発表会は、外国の作品 いわゆる赤毛モノだ!
一度、ジェーン とか、フランチェスカ とかになってみたかったのだ。
今回の写真はもう沢山いただいておりますので、時間をみてサイトにUPしたいと思っております。


さて、楽日の打ち上げでは、早々につぶれ飲み屋で沢山のコートに埋もれ眠りこけていましたが、
ウコン様を大量に摂取していたおかげで、二日酔いにはならず、
ただただ疲労から、翌日・翌々日と、48時間のうち30時間くらい 
起きては水を飲み、起きては水を飲み、うつらうつらと眠り続けました。
途中睡眠12時間くらいのところで、力を振り絞って、大量の洗濯物をかかえ、実家に戻りました。
母の作ったカレーを食べて、
お風呂に2Lペットボトルのお水と、マンガ「クッキングパパ」を5冊持ち込み、
温いお湯の中で1時間半ほど悪い汗をたくさん出しました。
そうしてまた倒れこむようにベッドにもぐりこみ、
10時間後目覚めてみると、枕元には24インチの液晶テレビが!
そしてベランダには、母の手によってなされた大量の洗濯物がはためいていたのでした。
テレビは、父がゴルフのコンペの優勝賞品としてゲットしてきたもので、
地デジ対応だけれども、チューナーは搭載されていない韓国製 
というゴルフの賞品によくある微妙な値段のもの。
でもPCにも繋げるので、うれしいな。
我が2000年モデル OSは’98のIBMに24インチの液晶とは!

でも眠くて眠くて、取説をながめる余裕もなく、また母のつくったお昼ごはんを食べて、
もう一度眠っておきてみたら、手で持ち帰れず、
劇場から着払いで実家に送った芝居の道具・衣装のつまったスーツケースが届いていて、
運賃も支払ずみでした。

『私がこの年まで独身でいる理由がおわかりになって?』

という台詞が今回のわたくしの役柄であった長女の大事な場面にでてくるのですが、
当人が実際に独身なことから、稽古中、ずっと
「わかんないよ。想定外だよ。そんなのこっちが知りたいよ。」
とぼやいておりましたが、
今日はっきりとその理由がわかったような気がしました。
パパ・ママ ありがとう。



2006年12月03日(日)  火事場の馬鹿力

って、本当にすごいもんです。

おお、腰が折れそうに痛いっす。

さあ、今日で最後ですよ。
お芝居みにきてね〜。
面白いよ〜。


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