痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2006年11月29日(水)  とかなんとかいってるうちに

明日になりました。
お芝居の本番です。
とどめだ!
カトレア読書会 第1回演劇発表会
安部公房 『友達』
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来てね〜!

もう肉体的、特に筋肉&肝臓的に ボロボロなんですが、
苦しみなくして、喜びも楽しみも、見えやしないと、私は思うのです。
表現者は、ほとんどみなマゾ。
あのね、楽になりたいけれど、終わって欲しくもないの。







2006年11月24日(金)  舌の根も乾かぬうちに

結論から言ってしまうと、
究極のロマンチックは二次元にしか無いのかしら。
それは中野のモスバーガー。
秋葉原・池袋に次ぐオタクの街。
私、喫煙席。
彼等、禁煙席。
暇にあかせて一部始終見ていた私。
彼女、白いコートを着たメガネっ娘。
彼、迷彩のアーミーで全身コーディネイト。
会話は聞えませんでしたが、互いの目を見つめながら、ずっと手を握りあっていた二人。
突然、彼、立ち上がり、彼女の頭を抱き抱え、
たぶん頭骸骨に響く声。
今夜の予定?
将来の関係?
なんだか分かりませんが、とにかく何か囁いたの!
すると彼女の頬が いわゆる 薔薇色に染まったの!

おばさんは見た。
遠いむかし、マーガレットや、りぼん といった少女マンガ誌で見たような、
頬に斜線が入ったような、薔薇色を。

そうして二人は手を繋いで階段を降りていきました。
しばし感動。
彼らは、彼らの頭の中にあるロマンチックをなぞっていることを、
まったく恥ずかしがっていない。
そうだ。ロマンチックは、照れや客観性の外側にある。
だからこその、感情移入。
だからこその、没入。

役者としてお勉強させてもらいました。

でも異常なかんじは間違いないよ。
見れば、やむやまれぬ情動からそのポーズをとったんじゃないのが分かるんだもん。
少女マンガというより、ドキドキラブコメディ系の少年マンガといいますか、
なんていうか、ギャルゲーの、アニメ絵みたいなんだすよ。

照れると、なぜ私はいつも、田舎っぺ大将の物言いになるのかしらん。



2006年11月22日(水)  諦めてください

現在、お芝居的に 最高にコアな時間帯のため、日記更新できません。
愉快な人間模様や、変なひとは毎日見ているのですが、文章に返還しなおす時間がないのです。
義理を欠いてすまんね。
ま、そんなことより、お芝居見に来てちょ。

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名古屋弁を習得したい。



2006年11月14日(火)  ドリーム

先日みた夢がまだ私の心を幸せにし、暖めてくれているので、どうでもいいことですが、
書いておきます。
長い長い夢でしたが、ぶっちゃけていえば、昔 大好きで尊敬していてかっこいいと思っていて、
つまり片思いしていた男性が、夢の中でとても私に優しかった、というだけのことです。

とても疲れていたのか、夢の中でも私はずっとウトウトと眠っていました。
それでもまわりの状況や、そこに彼がいることはよく分かっているのです。
どうもそこには女性が沢山いて、彼女たちは皆、彼のシンパらしいのです。
夢っぽいですね。
そしてシンパってことばもなかり死語ですね。

そんな中わたしはずっと眠っている。
彼がずっと髪をなでているのを感じる。ギャー。
シンパさん達が、
「なんでこんな眠ってばかりいるひとにかまうのか。」
的なことを言っているのが聞こえる。
すると彼は、
「いいんだよ。このひとは猫みたいなものなんだから。このひとはこれでいいの。」
といったようなことを言ったのでした。

それだけ。ギャー 恥ずかしい。
その後も 髪だけでなく背中を撫でる感触が気持ちよくて、なんとかしてこの夢を長引かせようと、
目覚めかけては「まだ夢の続きをみるために眠り続ける!」という努力の結果、
かなり方向はずれてしまいましたが、
(なぜか火炎放射器を背負ってなにかを焼きに行く。)
最後まで彼と一緒でした。

楽しかった〜。
そして目覚めてからも、幸せでした。
誰かに撫でてもらうことや、このひとはこれでいい と言ってもらえることは、
なんというかひとつの救済ですね。
この場合夢なところが、自分で自分を癒す いつもの自分ですが、
いつの日か互いにそうできる人と!
と信じて待つうちに、いまだ一人身の私なのでした。



2006年11月12日(日)  一週間のご無沙汰です

玉置ヒロシ でございます。
ヒロシの字に自信がもてず、へたれてみました。

先週一週間は、起きて、今日何を食べるか考えて、(一日一回しかちゃんとは食べないから。居酒屋のつまみを除く)
バイトにいったり休んだりして、芝居の稽古にいって、語り足りずに居酒屋にいって、
そうしているうちにまた日曜日になりました。
反省点としては、語りすぎた につきるでしょうか。
しかも飲んでいるから半分も覚えていない。
強気で、『絶対』 とか口走った感触だけ残っている。
でもガンガン色々なことを口にだしているせいか、
ウコンさまのお陰か、
乙類焼酎しか飲まなくなったせいか、
二日酔いからは完全におさらばしました。
先日も気付くと朝四時でしたが、十一時には起きて、稽古とバイトにいけたよ。
吐き気や頭痛のない朝。
すばらしい。
今後、調子に乗ってワインという罠にかからないようにしなくては。

それはともかく、腰痛。
いや、隠れ家での生活も完全に椅子にしたので、いまは腰は大分いいのですが、
股関節の筋をおかしくしたせいで、ひどいビッコ生活です。
まだ床に座る生活を送っていた時に、腰をかばって立てひざでいることが多かったのですが、
癖で右足を畳んでいることが多かったのです。
それでどうも股関節が外側には開くけれど内側に曲がりづらくなって、
ある晩、自己流の体操で内側に曲がるようにしようと思ったのです。
思っただけならいいけれど、私のことですから何時間も激しく実行してしまったのです。
その翌日から、もう右足を階段一段も持ち上げられないくらい股関節まわりを痛めてしまい、
そろそろあの体操の晩から十日はたつというのに、
一向よくなる気配がありません。
お稽古でもごまかしているけど、長女(私の役)が、やたらと壁によりかかっていたり、
段差にすわっていたり、
左足に重心をかけて身体をくねらせているのはそのせいです。
このままだと本番でもそうかもしれません。
リアリティに基づく、役作り ということで見逃してもらえるでしょうか。

わかっています。
いまも、知り合いの方々の一斉に合唱する声が聞こえます。

「医者に・整骨院に・整体に・etc・ 行け!」

やや意見はバラけましたが、わかっています。
でも〜・・・



2006年11月05日(日)  時給のなかみ

いきなり、顔も知らぬ 名も名乗らぬ人間から罵声をあびせられる、
こともある。
それが私のアルバイト。
己の失言で裁判になっちゃったりする
ことも可能性としてはある。
そんなバイト。

なんども辞めようと思いましたが、なんだかんだで七年も続けている。
私の生活リズムにあっていることが一番の要因ですが、
結局はおもしろいということもあります。

はったりもあるのでしょうが、罵声の元となる生々しい本物の怒り。
腋の下から滝汗がジョージョー。
指が細かく震えてきます。
口をはさめば何倍もの怒号。
謝れば居丈高になるし、黙っていれば 「聴いてんのか!!!!!」 だし、
なのに、この人が何にこんなに怒っているのか、
この人だれなのか、うちの会社とどんな関係があるのか、
10分たってもまだわからない。

そう、ただ怒っているひとの話を、
「はい、はい。そうですか、申し訳ございません。」
と聴いているだけなら、あの怒りの波動に慣れさえすれば、
お茶を飲みながらでも、鼻をほじりながらでもできるのですが、
一応お仕事としては、なんとかこの人の 用件 を聞き出さねばなりません。
ここが難しいの。
まあ、言いたいことだけ言って、ガチャンと相手が電話を切ってしまえばそれまで。
でも彼らの怒りはたいてい、
要求と是正 から出ているので、そんな簡単に切ってくれない。
謝り、なだめすかし、ときに黙り込み、うなずき、同情し、そしてとにかく困って、
必死に脳を全開でグルグルさせているうちに、
ポツポツと小出しに、
時にわざと聴き取れないくらい早口で吐き出すように、
名前や電話番号
(この二つさえ聞き出せれば勝ったも同然。ヨッシャーと拳に力も入ります。そして怒り人はたいてい番号非通知でかけてくる。)
そもそもの用件を語りはじめ、
最後に、
「あんなに興奮して悪かったね。あんたに言ってもしょうがないことは分かっているんだけどさ。」
なんてしおらしい言葉でも飛び出したら、
フシューっと全身の力も抜けるってもんです。
私の完全勝利。

ニュースやワイドショーなどをみると、想像するよりも多くの人々が暴力ではなく、
争ったり、激しく憎みあったり、訴えあったりしています。
私のアルバイトは、そんな争いの発端であったり、矢面最前線だったりするのです。
実際の自分のまわりは、たいていは好きなことをやって他の人々に迷惑かけず口出さず、なので、
こういうことがあるたびに、
「これが世間か・・・」
と覗き見気分もあり面白いのです。

そうはいっても自分は悪くないのに、怒鳴られたり謝ったりしているその時間は、
もちろん全然面白くないし、すんごいストレスです。
ただそんな激しいものは2〜3ヶ月に1回、私はひきがいいので、半年に1回くらいだから続けていられるのです。
聞くところによると、毎日そんな電話ばかり受けている本社の苦情係りはたいてい、数年で身体を壊すそうです。
激しい怒りの電話の中には、どす黒い悪意のオーラもあるからね。
私も口がまわらないときがあるのは、話したくないというストレスなのかもしれません。
晩酌の量が増えたのは間違いありません。


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