痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2006年09月30日(土)  おセンチ

なんとなくセンチメンタルな秋の一日でした。
歌をうたって泣いてみたり。
本を読んで泣いてみたり。
過ぎ去ったものを思い出して泣いてみたり。
今日で九月が終わるからかしら。
おセンチデーを滂沱の涙で気持ち良くしめようと、
「泣ける!」 という噂の、くれよんしんちゃんの劇場映画をテレビでやっていたので見てみました。

ジワッ くらいかな。
あれは、ノスタルジーでセンチメンタルとはちょと違う。
別に子供の頃に戻りたくないもん。
家族愛も私には遠いしなあ。
泣ける度は15点くらいでした。
が、悪役?の声優さんのすばらしい声に聞きほれたよ。
彼がこの映画の 昭和 への思いに本当らしさを与えていたと思います。

おセンチになったら、面倒くさくてご飯を作る気をなくしました。
インスタントのカレーうどんを食べたけど、おいしくなかった。
秋気分を盛り上げようと、コンビニでかぼちゃのムースも買って食べたけれど、
不味かった。
どんどんお砂糖が食べられなくなってきました。
明日は野菜を買って、スープを作ろうっと。

また大家さんが、大量のイナゴを軒下に干している。
秋だ。



2006年09月28日(木)  巴丹杏の謎

巴丹杏 とは何か。
サークル的には半年。
わたくし個人的には、赤毛のアンを初めて読んで以来 25年来の謎の果物。
長く生きて、いろんなものを見聞きしていれば、いつか分かるだろう、と思ってきましたが、
今だ想像の余地を出ないままの、正体不明の果物もしくは木の実。
これからも古典翻訳モノを読んでいくにあたって、数年に一度は必ず出てくる
「巴丹杏とはなんぞや。」
という疑問を解消するべく、本日わたくしは不本意ながらもネット検索を試みたのです。

ちなみに、身内での推測。
・プルーン(え〜という声あり)
・西洋の杏(ひねりなし。)
・香ばしいもの(杏仁豆腐からのイメージで、ナッツ系のもの)

さあ、検索の結果は!?

それがはっきりしないんですわ。
単純にググッてみて、
・杏
・スモモ=プラム
・アーモンド(の外側の実)

とググルの最初の10項目の中でもこんなに別れている。
巴丹杏=ケルシー=とがりすもも(名のとおり先っちょがとんがっているらしい)
と特定している場合もあるし、
巴丹杏の名は万葉時代にスモモが中国 から伝来した時の古い呼び名 とはっきり、
日本でもいわゆるスモモのことと言ってる という情報もある。
それにしても、杏とスモモはまったく違う果実じゃないか。
アーモンドにいったては!
しかも外側の実って、日本人で食べたことがあるひとがどれだけいるのだ。
わたくしは、生のアーモンドを食べたことがあるけれど、外側は食べなかったよ。
アーモンドが実る土地の人々も剥いて食べていたよ。
なにか漢方的なことなのか。

身内の推測はいずれもかなり核心にせまっていたわけですが、
「これが巴丹杏です。」 というビジョンは確定できず。
もうこれ以上検索せず、イメージのまま舶来のいい香りのすごく美味しいもの に留めておきます。
少女の頃に想像していた、若草物語の中の ライムの塩漬け と同じ棚に置いておきます。
ライムの塩漬け すごく塩辛くてすっぱ苦い 水が飲みたくなるもの という大人になってからのイメージはとうに捨て去りました。

最近のニュースでショックだったこと。
ボクシングの亀田三兄弟の父 が、41歳だったこと。
己とひとつしか違わんやんけ。
めちゃめちゃ身も心もおっさんやんか!

蛇足)巴丹杏のことを群馬弁で「ば(っ)たんきゅー」という だって。
ちなみに群馬ではすももの一種のことらしい。一種ってなに?なぜ特定してくれないのだ。



2006年09月26日(火)  パジャマ

Tシャツよさようなら。
春になったらまた会おう。
だって、もうTシャツと短パンで寝ると寒いんだもん。
そんなわけで、秋雨がパジャマの季節を運んできました。
大好きな綿のパジャマ。
現在は、4年もののだいぶ生地もいいかんじにクタクタになった赤白のギンガムチェックを着用。
パジャマってすばらしいよね。
世の中には一日のうちプライベートの時間のほとんどを、ジャージで過ごす男性が多くいらっしゃるとお聞きしました。
わたくしがおつきあいしたことがある殿方の中にいなかったんだけど、
それはわたくしといる時間が真にプライベートではなかったという可能性もあるわけで、
ほんとうに沢山いらっしゃるのかは不明。
しかし、プライベートのほとんどをパジャマですごす女性は本当にたくさんいると思う。
だってわたくしがそうだから。
真夏を除いて、一年のうち10ヶ月はそうだ。
綿のパジャマは肌の一部だね。
動物の柔毛みたいなもの。だんだん冬毛になるよ。
シルクのパジャマは、肌に気持ちはいいのですが、生地同士がすれる時の音が好きでない。
それから綿のシーツや毛布や布団カバーとの相性もやっぱりあんまりよくない。
自分がうなぎのようにヌルヌルした存在になったような気になる。
ネルのパジャマは暖かいけれど、暖かすぎて汗をかくことと、今度は布団との摩擦率が強すぎて寝ていてたぐもるところが好きでない。
自分が目の粗いやすりであるかのような気になる。
フリースは言語道断。だいたい静電気がバチバチして寛ぐどころではない。
やはり、綿の平織りですね。
夏場の綿サッカーもいいですね。
何度も洗って水をとおしてクタクタになったパジャマ。
ズボンのゴムはいつのまにかちょうどよく緩めになっている。
顔を洗って、服を脱いで、裸に綿のパジャマをまとうとたまらなく安心。
ホッとします。
あ、パンツははいていた方が気持ちいいです。
好みによりますが、わたくしはなんでも開放した方がいいとは限らないと思います。
その際はやはり綿の緩めのパンツがいいですね。
普段パンツは古くなったらパジャマセット用にするといいと思います。
勝負パンツは古くなったら捨てましょう。

そのまま布団にもぐり込むと、はじめ冷やっとサラッとしていた綿の肌触りが、
だんだんと体温に馴染んできて、そのうち上掛けの層に体温がひろがって、
綿でできた繭のなかにいるような気持ちになって、
と書いていたら眠くなってきました。
春と同じように、いまの季節も、眠っても眠っても眠いです。

いつ救急車で病院に運び込まれて、緊急手術で素っ裸にされることがないとも限らないから、
お医者さんや看護婦さんに見られても恥ずかしくないように、
眠る時もおろしたてのような下着をつけて眠る、という女性がたくさんいる、
という話を聞いた事がありますが、
信じられない。



2006年09月22日(金)  いい日だった

ゆうべは、サークル活動もその後の友人のライブも楽しく、おいしくお酒も飲み、
ほどよく酔って帰り、しかも車で送ってもらい、ウコンを飲んで寝たおかげで目覚めもよく、
顔を洗って、レンジの上をみたらいつのまにか、玄米雑炊がつくってあったよ。
しばらくして夜中に玉ねぎとじゃがいもを賽の目に刻んだことを薄っすら思い出した。
今朝のために、起きたらもう昼だったけど、酔っ払いながらつくったみたい。
えらいなあ、ゆうべのわたくし。
酔ったわたくしは、翌日の自分にとっての小人さんだな。
一昨日つくってたくさん残っていたポトフに野菜を足してつくったんだな。
ちなみに塩は入れてなかった。
酔って適当に塩をいれるという危険を避けたんだな。
冷静だな、ゆうべのわたくし。
味付けしておいしく食べました。
それから茸のシーズンだけど、ホワイトシメジ商品名『ぶなP』は美味しくないよ。
普通のぶなしめじの方がまだ。
エリンギのバター炒めが食べたいな。
いつのまにか日本の食卓に入りこんだエリンギよ。
入植時には、あわび茸 とか呼ばれていたこともあったね。

それからまたお昼ねして、図書館にいって、少し遠くのパン屋さんにいって、
お風呂屋さんにいった。
今日は透明なお風呂だった。
やっぱり色のついたお湯より、透明なお湯がざぶざぶ溢れているほうが好きだ。
熱くて透明でたっぷりたくさんのお湯に全身 裸でつかってぐにゃぐにゃになることほど気持ちいいことってあんまりないよ。

帰りにお肉屋さんでコロッケを買って、パンを軽く焼いて、コロッケもオーブンで炙って乗せて、ソースをかけて食べた。
美味しいパンだったので、ものすごく美味しいコロッケサンドができた。

この間買った、新豆! のコロンビアコーヒーは、いれてみたらあんまり美味しくなかったけど、
いい匂いだからまあいいや。
しあげに実家からもらってきた梨を半分むいて食べた。
今年の梨はおいしいな。甘くて水分たっぷりで。あしたもう半分食べよう。
ラップをして冷蔵庫にしまう。

それで今日はもうすることもないし、読む本もたくさんあるし、自分の肌はサラサラで石鹸のいい匂いがするし、
なんというか しあわせだ。
だれかにわけてあげたいくらいだ。



2006年09月20日(水)  女歯科医

コツコツと歯医者に通っています。
今日の治療費、230円。
え〜!?
おとうさんと一緒に国民健康保険に入っていてよかった。
神経治療は安いですよね。
歯医者さんは、けっこう時間をかけてグリグリ奥のほうを掘っているのに。
3割負担と考えても、時給安いぞ。

いったい何をしているのかは見ることはできませんが、毎週グリグリしてもらっていたら、
リンパ腺がいつも微妙に右が腫れていたのも、上唇の痙攣も、疲れると さしすせそ が言えなくなるのも
治ってきましたよ。
ありがたいことです。
もっと早くいけばよかった!
でもタイミングってあるよね・・・
これで、12月のカトレア発表会では、セリフを噛まないぞ。
そんなにセリフあるかな。

それにしても、女歯科医さん。
わたくしはもっと若い頃に、冷静なタチの女歯科医さんに誘われたら、レズビアンに走っていたかもしれません。
ツボなのです。
萌えなのかも。

「はい、開けてください。」
「楽にしていいですよ。」
「少し痛いかも。」

先生!
神経治療専門の先生!
もうひとりの削り専門の先生は、「渡る世間は鬼ばかり」 の作家先生にそっくりです。
それはちょっと遠慮したい。



2006年09月18日(月)  欲しい〜

と心の中で、グネグネと身もだえしてしまいましたよ。
今も少しクネクネしています。
しかし、今のところは不相応だ、と潔く諦め る よ。

土曜日に、和傘 の展示を見にいったのです。
美術品より工芸品と言われるものの方が好き=欲しくなる たちなので、とっても楽しみで、
わくわく山手線の向こう側へでかけました。
あの環状線をはさんで東西は、同じ東京でもお互い 地方に遠出する感がありますよね。
山手線は、子供の頃は やまのてせん と呼んでいたのだけれど、今は、やまてせん と呼ばれる方が多いのかしら。

それはともかく、傘。
すべての工程が作家さんの手作業で、細かい竹組みと、和紙に光があたると表の文様が裏におだやかに透けて、
んぎゃーほしいーたまらんー
でも、もちろん相応のお値段です。
わたしは背が低いから、唐傘おばけに見えるかな。
男性や、ふつうに背丈のある女性がもったらすてきだよ。
ブランドバッグよりは、お求めやすいお値段です。
靴やかばんに飽きたら次は傘じゃないかな。
外国の方へのプレゼントや、用途は違うけどインテリアにしてもいい。
もちろんわたしにくださるのでもいい。
ぜひ、沢山のひとに見に行って、できたら購入してほしいな、
と思うです。
今週末までの展示です。
”仙川” ”ニワコヤ” で検索するとすぐ発見できますよ。
和傘は、思ったよりも重くない。
日本はこれから暫くは、どんどん人口が減るのだから、そろそろ大量生産の商品に飽きてもよいのではないでしょうか。

べんがらのあか が裏から柔らかいマーブル模様のように見える一本があったの。
あれが欲しいよ〜 グネグネグネグネ。  



2006年09月16日(土)  スープ スープ スープ

萩尾望都 の大昔のマンガ ケーキ ケーキ ケーキ を意識してみました。
毎日、毎日 スープをつくって大皿で飲んでいる。
グズグズになるまで煮込むので、ビタミンは壊れているかもしれませんが、
身体は熱くなるよ。
昨日は、トマトとアスパラと玉ねぎのコーンクリームスープ。
今日は、じゃがいもとキャベツと玉ねぎの粗ポタージュ。
昨日の残りのトマトもぶち込みました。
ナマモノが残っていると、どんどん腐るか黴るし、二三日部屋をあけることはショッチュウなので、
新しい野菜を買っても、前日の残りも入れていくので、
いつも同じようなものができあがる。
スライド式で、少しづつ具が変化する。
でも食べ物に関しては飽きっぽくないので、平気です。
離乳食のようなものが大好きです。

今週は、東京中 秋祭りですね。
いま根津神社の山車の太鼓が聞こえているよ。
今年はどこも本祭りで、たくさんお神輿もでるみたい。
明日は、実家の氏神さまのお祭りを見に行きます。
父は町会のお仕事で、浴衣にハッピで、ずっと山車の後をついて回る係りだそうです。



2006年09月14日(木)  涼しい

というより、夜はむしろ寒い。
たしか先週は30℃あったはず。
今日は突然、23℃くらい?
いきなり飲酒中に、トイレにいく回数が増えました。

そして靴下解禁。
もうサンダルの季節も終わりかしら。
ひとついいことは、靴下を履きだすと、とたんに足の裏やカカトがきれいになることです。
生足の女の人の足は、水疱や皮剥けで、正直きれいではないんだよね。
そろそろ布団に入ろうかと思っていますが、上掛けをどうするか考え中。
突然厚い掛け布団にすると、気温が上がったときに ひっぱいで しまうので、
寝冷え→季節の変わり目の風邪 の予感。

『ひっぱぐ』 とは我が家で昔から使われている、
眠りながら暑さゆえ無意識に自ら布団を剥いでしまう、どけてしまう、という動詞なのですが、
これは方言かしら。
引く+剥ぐ+イキオイ=引っ剥ぐ で標準語なのかしら。



2006年09月12日(火)  真逆 も気になるんだよ

あんのじょう、我が母は、ハンケチ玉子が好きであります。
それから次期総理は鉄板らしい、あべ心臓氏の奥さんが よんさまFanと知り、喜んでいます。
い・びょんほんさまの予約限定写真集(高い!)ももってやがりました。
やっぱりワイドショーは、おばちゃんの心をよくよく知り尽くしている。

やっぱり、といえば、
わたくしは斜に構えているようで単純なので、
箱根駅伝や、高校野球、高校サッカー、ロボットコンテスト、俳句甲子園のような、
若人の団体競技が大好きであります。
賞金やファイトマネーなしで、高みを目指し、
みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために、
頑張る姿に簡単にジーンときてしまいます。
 
余談ながら
 ♪えぶりばでぃでぃふぁれんす みんなはひとりのために〜
   ゆないてっど うぃーすたんど ひとりはみんなのために〜
という、組合歌を頼まれてタブーショウで歌ったことがある。
カネコイヅミオリジナルのメロディーも素晴らしく、大好きだった。
歌うと気持ちがいいのです。
組合員から録音の依頼があってCDにしたのだけれど、わたくしは持っていない。
今思えば、焼き増ししてもらえばよかった。

おお、団体戦のはなしでした。
勝敗が決まって、たいてい涙目で、
「うん うん みんなよくやった。がんばった。」
と、テレビの向こうにねぎらいのことばをかけていると、
最近はすぐ 優勝校の選手のみなさんのインタビュー が始まりますね。
あれがですね、非常にがっくりくるんですよ。
なんなのかな。最近の十代 (でも駅伝の四年生は二十代で、もうすぐ社会人だ) は、
接頭語として、
『やっぱ』
をつけないと聞かれた事に答えることができないのかしら。

「おめでとうございます。」
『ありがとうございます。』
「最後は苦しい戦いでしたね?」
『やっぱ、相手も同じくらいっていうかむしろ実力は上でしたので。』
「それでも勝利したその要因はなんだと思いますか?」
『やっぱ、チームメイトを信じて最後まであきらめなかったっていうか。はい。』

駅伝なら十人、野球なら九人、まず全員どんな質問でも、
『やっぱ』 から。
特にこの夏の早実のキャプテンはすごかったな。
短いインタビューのなか、すべて 『やっぱ』づけで回答していたと思います
7〜8回は言ったかな。
それで、次のインタビューがハンケチ玉子だったのですが、
さすがに彼は使わなかった・・・かな。
1回くらいは言ったかな。
しかし、玉子以下の選手がこれまたすべて激しい 『やっぱ』しゃべりだったので、
玉子がとびぬけて品よく、知性的にみえたのは確かです。
きっとキャプテンも気のいい奴だとは思うのですが、
あまりにもバカっぽかった。

これって体育会系に限らないんです。
ディベート選手権や、放送映像全国大会なんかに出場している、鼻っ柱の強い頭のよさそうな女の子も、
マイクを向けられると、たいてい 『やっぱ』なんだよ。
だからといって、『やっぱ』を、『やっぱり』や『やはり』に言い換えろというのではないのです。
もう少し、自分流のことばの選び方をしてほしいなあ、という老婆心ですか。
せめて、みんなあと数語ボキャブラリーがあったら、と。
でも、一応ていねいに話そうとはしているんだよね。
緊張しているし、キャプテンなんか、
(あー、オレ やっぱ ばっか言ってるよ)
と話しながら思っていたんじゃないのかな。

うーむ。
ひとのやっていることに勝手に涙がでるほど感動して、
話はじめたらみんなバカみたいでがっかりした、
と一言でまとめるとこうなりますか。わたくしも普通のおばさんですね。
玉子は、あの年代としては とても強い に加えて、あの年代としては バカっぽくない というだけで、
日本のおじさんやおばさんのプリンスに成り上がった。
どう教育すれば玉子のようなよい青年を育てられますか、ってねえ。 
大半のおじさんやおばさんは自分の子供に、
「そういうバカみたいな話し方はやめなさい。」
と言ったことはなさそうですよ。


やっぱ蔓延の原因としては、キムタクが疑わしいとおもっちょります。



2006年09月11日(月)  めざせおしゃれせいかつ

行き詰まったら、基本から。
心身の健やかさは、丁寧に生活することから。

二番目のお題目は、自分としては本当にそうなのかどうか、ブツブツ言いたいところですが。

とうとう鍋をおろしました。
ちょっとヘタレてご飯は炊かず。
だってご飯を炊いたらもれなくおかずのことも考えなくてはならないですか。

赤鍋初料理はリゾットにしました。
お米は、発芽玄米にしてみました。
カビないように、一合ずつパックになっているものにしました。
このへんは今までの経験から慎重に、食べ物を無駄にしないよう考えました。
具は玉ねぎをメインに、エリンギ茸とアスパラにしました。
スープは悪いけど顆粒のコンソメにしました。
身の丈にあったことからはじめました。
タイムは買い忘れたので、冷蔵庫で眠っていた乾燥バジルをぶっこんでみました。
香りがとんでいたのか、違和感なしでした。
高いオリーブオイルも、パルメザンチーズも買わず、これも冷蔵庫にあったマーガリンと、クラフトのチーズですませました。
白ワインだけは普段飲まないので、しかたなく一番安い国産のものを買ってきました。
今日はものすごく暑かったので、サウナスーツを着こんで全身ビジョビジョになりながら
発芽玄米にスープを染みこませました。
すごくおいしかったです。
塩を入れ忘れていましたが、マーガリンとチーズの塩気で十分でした。
肉っけも不用でした。
その後のお風呂がこれまた最高に気持ち良かったです。
お風呂屋さんの帰りに眺めた月は、とても低くて大きくて、餅つきウサギがはっきりと見えました。
そうそう、脱衣所で一人暮しのばあさんに話し掛けられ、しばらく四方山話を交わしました。
ものすごく大人な気持ちになりましたが、独居仲間とみられたのか。

明日から(日記上では今日から)実家仕事なので、残ったエリンギ茸とアスパラが駄目になってしまう
と、深夜、オニオン・エリンギ・アスパラ・スープもつくりました。
かつて、オニオンスープで両腿大やけどを負いましたが、
ガスレンジで調理している限り安全とわかりました。
普段座っている位置からトイレへの動線上にあるガスストーブで調理すると危険ですので、
皆さんよした方がいいですよ。
朝、パンを買ってきてこの オ・エ・ア・スープと一緒に食べる予定です。
米がパンになっただけですが、いいのです。
身の丈にあったところからです。

玉ねぎをとろ火で炒めながら飲んでいた焼酎ロックに、植木鉢のミントを入れてみました。
モヒートを気取ってみたのですが、相性は微妙です。

そんなわたしのおしゃれ=ままごとせいかつ。



2006年09月10日(日)  備蓄

鍋はまだデビューしていない。
お湯もわかしていない。
やる気はある。
野菜料理の本も買ってしまった。
しかし隠れ家には素材の買い置きがない。
玉ねぎが2個みつかった。
しかし、いつのだこれ。
調味料が、塩と胡椒と醤油しかない。
ゴマ油がみつかった。
これも、いつのだ?

こうしてうちで料理するのだ、と思いつくたびに、なにからなにまで新しく購入せねばならず、
そして続かないので、いつのものかわからない(腐らない)材料が残っている。
そういえば、自分でお米を買ったことがないことに気付いた。
ここからはじめてみようか。
鍋でごはんを炊く。
なかり高いハードルだが、これを越すと次に続けるなにかが見えてくるかもしれない。

それにしても今日はいい天気なので、実は外にいきたい。
不忍池にいって、弁天さまにお参りして、おでんが食べたい。
その気持ちをおしころし、お米を買いに行くところからはじめてみる。



2006年09月09日(土)  旬

祝!パン屋さん開店!!!
そうだよね〜 山手線沿線なのに駅前に、一軒もパン屋さんがなかったんだよ。
それをいうなら、本屋が一軒もないことにもここ数年怒り心頭なかばあきらめの気持ち。
文化度の低い街だぜ。
数年前、文具と一緒の小さな本屋ができて、それでも喜んでいたのに、
1年ももたず店じまいしてしまったぜ。
毎日、新刊チェックにいっていたのに。

それで、新しいパン屋さんは、しょうじきあんまり美味しくない・・・
チェーン店なので、おそらく、そうかも、と思っていましたが。
でも今日は売りきれていたバゲットを、明日ためしてみるぜ。
おいしいドイツパン屋さんができないかな。
おしゃれでないのに、無駄に地価が高いから無理か。


さて、もうそろそろアイスコーヒーでもないだろう。
胃もしくしく痛いしね。
コーヒー豆のひいたのを買ってきました。
9月9日を秋のドリップ生活のはじまりにしようと思ったのですが、
今日はとっても蒸し暑いので、明日にします。

売り場で目をひかれた、新豆!というコロンビア豆を買ってきたのですが、
はて、新コーヒーの季節とはいつなのか?
まさに今なの?
でもこのコロンビアは値下げしてあったよ。
数ヶ月前が、新豆の季節で、これは冷蔵庫で夏越ししてしまった元新豆なのか?

まあいいや。タバコで荒れた舌には、好きな味か、苦手か、しかわかりません。

そして晩酌のおともに、だだちゃ豆を茹でました。
これは間違いなく新豆ですよ。
でも、焼酎にはいまいちあわないです。
どちらも味が濃いからかな。


気になるのは、帰宅した時、どうも隠れ家の下が、うんこ臭かったこと。 
まさか、もう大家さんが銀杏を拾ってきたのかしら?
早すぎるのでは?
まだ街路樹のいちょうは青々としている。
でもこの匂いは。
もう季節がひとめぐりしてしまったのか。



2006年09月08日(金)  鍋

今日は街に出ず、部屋のかたづけをして過ごしました。
秋の準備です。
夏の間、台所の三畳ほどの板の間を完全に物置にして空調してある寝室兼居間でずっとすごしていたので、
板の間にあるテーブルの上がすごいことになっていたのです。

それにつけても秋の蚊の生命力と毒素は強いものです。窓を開け放してある板の間で、
蚊取り線香をつける間もなく、みごとな白黒シマシマの蚊を発見。
退治したのですが、時すでに遅し。
そいつに四箇所もくわれていたのです。
たっぷり血を吸ったのでしょう。どうりで動きがにぶかった。
またたくまに腫れあがったのですが、それがまあるく円に腫れるんじゃなくて、
尾をひいたように、クラゲに刺されたようになったのです。
ひときわ毒の強い蚊にさされたかと怖くなりましたが、すぐに塩でよく揉んで、
虫刺されの薬をつけたら治まりました。
外出先ではこうはいかないので辛いです。
わたくしはひときわ蚊にくわれやすいというO型で、喫煙・飲酒者なのです。

それからテーブルの上をかたづけたのですが、自分がこんなにモノを持っていたのかとウンザリでした。
一生で使い切る前にインクが書けなくなったり、ゴムが劣化してしまうであろう数の筆記用具。
電車の時間つぶしのために買った、おそらく読み返さない文庫本。
毎日お買い物メモを書いても使い切れないメモ用紙や付箋。
そしてなにより、あいかわらず服ですよ。服。
ぜんぶ柄物。

でもやりました。ずっとリピートでシモンマサトをかけて大声で 『はたらくくるま』や『ホネホネロック』を歌いながら。
畳んで畳んで、捨てて捨てて、調子がでてきていらない服をハギレにしてゾウキンまで縫ってしまいました。

もう衝動買いはしないぞ! と誓いながらも買い物にでかけ 鍋を買ってきました。
実は板の間とテーブルをかたづけようと思ったのは、
デスク兼料理台にしようという野望があったからです。
昨日、わたくしが人生折返したにもかかわらず一度も健康診断も成人病検診も婦人科も癌も、
なにひとつ検査をしたことがないことを周り中から非難されました。
いいじゃん独身なんだから・・・
歯医者にはいってるし。
だったら病気にならなきゃいいんだろう! と奮起して、
毎日、胃のつぼ押し(としひこさん教えてくれてありがとう)、
一万歩歩き(三年ぶりにサウナスーツをひっぱりだしてきました。万歩計も普通のと育成型と2個もっていたのだけれど、どこにしまったのだろう)、
温野菜をいっぱい食べる、
家ではビールをやめて焼酎を飲む(涼しくなってきたので楽勝)、
の4つを生活の指針として掲げることにしました。

この3つ目の、温野菜のために鍋を買ったのです。
うちにあるのが、実家で使わないからともらってきたアルミ鍋だったので、
厚手の、できたら元気がでそうな赤い鍋が欲しかったのです。
形から入るタイプと言わば言え。

それにつけても、パリの友達が、こんどのおみやげ すっごくかわいいお鍋なんかどう?
と言ってくれた時に、
「鍋なんかいらん。役に立たなくてもいいからもっとメルヒェンなものが欲しい。」
と一言のうちにばっさり断ってしまったことを、今更ながら後悔しています。
あのときはゴメン。

そうして赤い鍋を手に入れましたが、今日は疲れたので自炊せず、
例の美味しい洋食屋さんにいってしまいました。
ものすごい具沢山のナポリタン(トマトソース)スパゲッティー。
堪能しました。
次は、マカロニグラタンが食べたい。
お隣のお兄さんが食べていたロールキャベツも、トマトクリームソースがあふれんばかりで、美味しいそうだった。
でもお兄さん、最後に塩をふっていたな。
そうね、ロールキャベツって美味しくてもご飯のおかずにするには中途半端なねぼけた味よね。
いかんいかん、鍋がまた衝動買いの山にうずもれてしまう。
キャベツならうちで、ベーコンと一緒に煮たほうが美味しいもん。
ということで、明日の夜は 鍋の使いぞめに、オニオンスープでも作ろうかな、と思っています。
おお なんか、元気になってきた。



2006年09月06日(水)  パレアナ=ポリアンナ

本日、読書会活動日。
おわってお酒ものんだ。
ありがとう。
このウザ日記を読んでいてくださる方々よ。
ありがとう。
元気だせよ、のお言葉。
ありがとう。

たまに人と自分を比べてしまうことがあるのですよ。
わたくしは、人生生きてきた年数において恋愛における愛情の充実度数は自業自得ながら
非常に小さい数なのですが、
否定的な抑圧なしに勝手にやってきた度数はとても大きいことはよおく自覚しているのです。
だからなにかに逆らって、なにかと戦って あることをした という経験がほとんどないのです。
そこが自分の中で一番大きな劣等感であり、どうしてもひとと比べてしまうところなのです。

所詮自己申告なしで、絶対的他からの評価なんてないぜ、とは思うのですが、
いまだに受け入れられた人生より、掴みにいった人生のほうが+評価のように思ってしまう。
ポジティブシンキング病でもあり、わたくしの好きな冒険物語的にもそっちの方が面白そうに思ってしまう。
ん? でも冒険物語的には まきこまれ型の方がドラマチックか?

まあいいや。
つまりわたくしの基本は、ほとんどOKでもそれは絶対NO というものなので、
たまに、自分がNOばかり言っている気になることなのです。
OKのものにいちいち「それOK! 最高!」とか言わないからね。
でも それYES これがわたしにはYES と表現することで世俗的に成功を治めているひとなんかを
じっくり見てしまったりすると、
わたくしが口にしているのは否定ばかりのような気になってしまう。

おお、まだ迷い中。
いいこと探しも若い頃やってみたけれど、身につかなかった。
お芝居でキャスティングをふられて一番難しい役柄は、

天真爛漫で純真な少女もしくは乙女 です。



2006年09月04日(月)  なんともならん

いくらもう(少しくらい)ウザクてもいいや、とそのへんを投げたとはいえ、
ここ数日の日記のウザ度は現在の自分として 少し ではないので、
まだ冬でもないのに胃が痛くなってきましたよ。

誰もつっこんでくれないんだぞ。
自意識垂れ流し療法とキャベジンでなんとかしたい。
アイスコーヒーもよしたほうがいいと思う。



2006年09月03日(日)  ネットを捨て街にでよう

しかし書は捨てられないので、今日はまだいったことのない区立図書館にいってみました。
新しくてキレイで、フリースペースもある。
でも、開架図書が少なすぎるよ。
書棚のスペースもがらがらに空いていたではないですか。
品揃えもほぼ新刊専門のまちの本屋さんとかわらない。
文庫コーナーなんか、絶版の本を置いてよー。
閉架で持っているでしょ。
ちょっとがっかり。
でも買おうかどうしようか迷っていたある自選随筆集を発見したのでよかった。
ほとんど読んだことがあったけど、初見のものもあり、買わずに借りて楽しく読む、で満足。

5冊ほど本を借りて、さてどこかで美味しいものを食べながらゆっくり本を眺めていっぷくしようと、
街をぶらぶら。
日曜日なので、ほとんどのお店が休みだったのですが、洋食屋さんを発見。
ここが当たりでした。
お奨めだったハンバーグとカニコロッケのプレートを食べたのですが、
子供の頃、両親と弟とご飯を食べにいったようなお店なお味。
ドミグラスソースとタルタルソースがお皿からあふれるほどいっぱい。
ケチクサイようですが、レモンのクシ切りが大きいよ。
隣席の家族連れが頼んだ、パスタいやスパゲッティーも大盛りで美味しそうだった。
次はあれを食べたい。
それからグラタンも、ドリアも食べたい。
街にはでるべきですね。
時間つぶしにつまらない本を買うなら、じっくり図書館で本を選んでお金は美味しいものにつかいたい。
店内に有線さえながれていなければ花◎だったんだけどな。
自分癒しデー。
自分のことは自分で癒す。
寂しいが。



2006年09月02日(土)  ナツバテ

あいかわらず元気でない。
でも考えると、うんと若い頃はいつも結構しょっちゅう元気なかった。
電話線ぶっちぎっての引きこもりも、自律神経系不調も山盛りだった。
三十すぎていろいろ鈍感になって、インフルエンザひとつかからない丈夫さを得た。
でっかい落とし穴からもはいあがって、家族と残った友達と音楽とお酒と脳内ファンタジーで笑って生きてきた。
だからちょっとつかれたのかも。
つっぱってきたのかしら。
つっぱるって・・・
いい訳しては落ち込み、でも泣き言は言わずしかし今更どうやったらひとに甘えられるのかもわからん。
結構この日記ははけ口だ。
そうだライオンの口からお湯がでる温泉は鳩屋だっけ?
寒くなって腰が痛くなる前に、湯治にいきたいのう。

元気をもらいたかったのか今晩は無心にJ-POPのベストヒットなど眺め聞いてみた。
売れている曲の歌詞はやっぱり選択・切り取りにセンスを感じる。
内容に新しさはない。
ポップスに革新はいらないとも思う。
ただうんと若い頃は思わなかったけれど、売れている曲には
『挑発』を感じる。
歌詞・感情的な発声・速度・転調・高音・もどかしさ・演技・・・
いまの自分には、「あおっているな」と感じるだけだけれど。
長い間そういうものに、あおられまい と警戒してきたので必要以上に頑なになってしまっているかもしれない。
しかけに気付かず挑発に応じるのは馬鹿だけれど、一瞬のうちにケロリと忘れてもいいから、
一発で点火させられたりしてみたい。

やっぱり疲れていますね。
とほほ。
トホホの方が昭和っぽいかしら。

元気をもらいたいってねえ。
甲子園はみたけどバレーボールは見てないよ。高校生ウルトラクイズも。
(出場したことはある)
ハンカチーフプリンスはテレビで見るたびになにか可愛そうで、むしろ元気を奪われるよ。



2006年09月01日(金)  虚

涼しい 九月一日です。
虚しい。
わたくしの心にも突然 秋風が吹いてまいりました。

友がみな吾よりえらくみえる秋

こんなときひとは結婚サギにひっかかったりするのでしょうか。

気持ちは十分ひっかかりそうですが、金がないからサギも寄ってきません。

ああ、両足とも合宿のバーベキューで酔ってテラスの階段を転がり落ちた時の打撲の青タンで真紫だし、
気分一新しようとお風呂にいったら、帰りに左足の甲を5つも蚊にくわれてるし。
今まさに気が狂いそうに痒い。 痒い 痒いよ〜。
虚しい。

なんだろう、合宿で祭りだったから終わってブルーなのかしら。
テレビをつけたら、誰かが一生懸命 補聴器をつくっているし。
どうせわたしなにもがんばっていない。
助け合うパートナーもいない。
世の中に必要ない。
糞ニート。

あ〜。
2のつく巨大掲示板病だ。
あんなの一晩中ロムってたからだ。
でも原因がわかっても、他にすることなかった自分って・・・
夕べなにか映画でもみようと、ビデオ屋にいって30分ウロウロして見たいものが何も決まらず帰ってきたっけ。
虚しい。

どうしよう。
旅か。旅かな?
富士山でもみにいこうか。
河口湖の気功の湯でもいってみようか。
一人で。
樹海・・・

写経はどうだろうか。
般若心経は覚えておくと、お芝居にも音楽にも役にたちそうだし。
少なくとも字は少しうまくなるかも。
写経。
だめかも。


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