遺産相続の件で父親の地元浜松へ行ってきた。浜松で父親の兄とその奥さんに会った。 会ってなぜ死んでしまったのか、近年どんな状態だったのか、また遺産相続するにあたり一体何をすればいいのか、などなど話を聞いた。
なぜ死んだのか、また近年どんな状態だったのかを聞いてホント悲惨な人生だったんだなと思った。まさに転落人生だったようだ。もともと彼は躁鬱で僕がまだ一緒にいたことも入退院をしていた。そして離婚してからは、躁鬱病に加えてアルコール依存症にもなっていたようだ。 仕事はうまくいかず、50才で早期退職制度を適応させ退職。その際にもらった退職金を元手に商売をしようとするが、詐欺に遭いほとんどの財産を持って行かれてしまったようだ。 躁鬱・アルコール依存症・詐欺に遭うなどで心身共にボロボロだったようだ。そんな中あることをきっかけに去年の夏、マンションから飛び降り自殺したようだ。ちゃんと遺書もあった。
その話を聞いて、これからの自分について考えた。今の仕事で良いのかな?と。今の職場には退職金制度がない。 僕の父親は結果的には失敗してしまったが、もし何も問題がなければ退職金+年金で十分に生活できていけるだけの経済力を手にしていた。でも、僕は今のままでは、それを手に入れることができない。 今からちゃんと退職金をもらえる企業に移るのは少し難しいかもしれない。じゃあ、どうすればいいのか。 一生自分で食べていける仕事を見つけるしかないのかな?と思う。今の仕事を一生続けていくことはできないだろう。体力的にと言うんじゃなくて、企業の歯車として生きていけば最後必ず「退職」というものが来る。 これからの時代、退職金制度はなくなる方向にあるらしいし、そのときに退職金をもらえる保証なんてない。であれば、自分にちゃんとした力を付けなければ。 きっと答えは自営業をするか、定年とかがあまりないような仕事(ってなんだろう…)をするしかないんだろうな。
時々周りの人で自分に近い人が死ぬのを期に将来について考え直す人がいる。まさに今、それなのかもしれない。 |