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昨晩、突然面接の連絡。 第一志望群の中の企業の1つ。 だんだんと本命の選考が始まりだした。 来週は面接一色になるかもしれない。
今日締め切りの書類は京橋郵便局の私書箱が宛先。 普通だと前日に速達で出すというのがぎりぎりかと 思っていたら奥の手が。 私書箱のある京橋郵便局に持っていき、私書箱に 入れて欲しい旨を伝えれば、速達にしないでも 間に合うとのこと。
当然、本日実行。 でも、たかが箱に入れてもらうだけで80円というのも 無駄なような気がする・・。
そんなこんなで京橋郵便局を出るとすぐ銀座の街。 面接で昼ご飯も食べていなかったから、 喫茶店で遅い昼食を取ることにする。
雨のせいか週末にしては人通りのまばらな通りを横にして 何気なく新聞を読んでいると、看護婦の国家試験の合格者の名簿が 載っている。そういえば、小学校の同級生が受けたんだっけな。 よくみると、知っている名前を見つけた。
来週から勤務開始とのこと。 「病気になったら是非来て」といわれても複雑。
それはともかくとしても同学年の人が病院で働き、 1つ上の先輩もこの4月から会社勤めといわれると 少し戸惑ってしまう。
2001年03月27日(火) |
「常に自分の限界に挑戦する」 |
「追い出しコンパ」 すごいネーミングだが、これはゼミやサークルの 卒業生を送り出すコンパのこと。 卒業式シーズンのこの時期はこのコンパが立て続けに入る。 大学入学時の新勧コンパのノリはどうしても好きになれないけど、 追い出しコンパの雰囲気は好きだ。 今日もゼミの先生の自宅で追い出しコンパがあった。 普段は見れない先生の酔った姿が見れたりして楽しかった。
********************************************************** アメリカでは映画「グラディエーター」の評価が高かったようだ。 アカデミー賞で5冠らしい。日本でも再公開されるみたいだ。 昨日、日比谷の映画館でそのポスターを見かけた。 去年の定期試験終了日に後輩とふらりと新宿へ見に行った時に この作品を見た事を思い出した。ちょうどあの頃は「M:I2」が 騒がれていた時で、この作品の上映館はガラガラだったものだが・・。
アメリカにいる留学生の話によると、アメリカでは日本で大した話題には ならなかった「グリーンディステニー」の人気があり、一方で日本で ヒットした「ダンサーインザダーク」は余り評価されていないとか。 評価基準なんて人それぞれだろうけど、こうも対照的だと 映画の好みと国民性に関係はあるのかな、なんて思ってしまう。
「常に自分の限界に挑戦する」 これはジョディフォスターの言葉だったか。
昨日のゼミコンパで中国からの留学生がこのセリフを口にした。 留学生ながら日本人の学生と遜色のない、いやむしろ出来のよい 卒業論文を書いたことに関して、さっきの言葉を述べた。 自らを律する手本は、国を問わず、周囲にあまた存在する。
土曜日、大手町にある某銀行の懇談会に出席。 語学クラスが一緒だった友人に出会う。 「私服可」ということだったので、堂々と私服で行ったら 周りは全てスーツ。浮きすぎ。社員と間違われたり。 そんな事わかっていたけど。 最近守りに入ってないかなって思ってたから敢えて。 いつもより多めに汗をかいた。
友達と別れ、東京駅前の郵便局へ。 速達の締め切りを聞く。 その後、丸の内をぶらぶら。 三菱系を中心にどこかで聞いたことのある有名な企業ばかり。 土曜の夜だと言うのに、あちこちのビルで電気がついている。 きっと皆、休日出勤なんだろうな。
3年後の自分はどうしているんだろうか? やっぱり素直に休日出勤に応じて 土曜日も会社にきていたりするんだろうか? 朝早くから夜遅くまで仕事して、「仕事が生きがい」 なんて言っているのだろうか。 今日の日記を見ても「青臭い」なんて 鼻で笑っているのだろうか?
好きな仕事に忙殺されるのは望むところだけど、 それだけじゃ・・。
いろいろなことに追われて、自分が何をしたいのか、 どうなりたいのか見失っている事がよくある。 人のやりたいことが自分のやりたいことになっている こともある。今までもそういうことがあった。 けれど、きちんと軌道修正してこれたと思う。
「君なら大丈夫」 就職活動をしていると先輩などからこう言葉を掛けられる。 もちろん心遣いは嬉しいし、聞いていて何とかなる気もしてくる。 けれど、この言葉は一時の心地よさとその後の底知れない不安感 をもたらす言葉だ。
2001年03月22日(木) |
「問うなかれ・・・」 |
薄暗い空の四ツ谷の街に鐘の音が響く。 午後6時。
ふと音のする方角に目をやる。 教会が見える。
上智大のシンボル、聖イグナチオ教会の鐘の音だった。
某社の筆記試験のあと、喫茶店で改めて自分と対話した。 その店を出てすぐのことだった。
高校時代よく読んだヘミングウエイの小説を思い出した。
「ゆえに問うなかれ、誰がために鐘は鳴るやと、 そは汝がために鳴るなれば」
17世紀の詩人、ジョン・ダンの詩から。
***************************************************** 昨日の日記ではつい弱気が出てしまった。 今は強気と弱気が交互に顔をのぞかせている状態。 些細なことで弱気になり、取るに足らないことで強気になる。
この日記のレゾンデートルなんてないのかも知れないけど、 愚痴を記す場にだけはしたくないし、人を楽しませることは 出来なくとも、せめて何かのきっかけをもたらす内容にできれば と思う。
企業に出すエントリーシートの期限が迫ってきた。 どこも大体3月末が締め切り。 今日は休みで家にいたのだけど、全く筆が進まない。 どうしたものか。
下書きを先輩方に送って講評してもらうなどしているけど、 実際の提出書類にはなかなか書けない。
「就職は縁」「やりたい仕事」 と言う2つの言葉の矛盾に陥っている。 それを「矛盾」だと思い、さらに「陥って」しまっている 自分が情けなくもある。
書けない。 こんな事を書いたって何も解決するわけではないけれど。 つい思考を停止して、今流行りの坂本九のあの曲を口ずさんでしまう。 けれど現実は明日「も」ある。
ふと窓の外に目をやると水平線が広がっていた。 そういえば、水平線を見るのは久しぶりの気がする。
線路沿いでは梅の花が咲いていた。 知らぬ間に季節は確実に動いている。 柔らかな日差しが疲れた体を包み込む。 思わず眠気に誘われる。
帰りの電車は混んでいた。 車内は観光客で溢れ、仕方なくデッキに立つ。 団体で温泉に来たりする集団と言うのは どうしても好きになれない。旅の興を削がれる気がする。 けれど、そんな彼らもこの時ばかりは窓の外の景色と コントラストをなしていて、いいアクセントとなっている。 地平線を見てしばし見とれるにも、俗っぽさを体現している 彼らが必要なんだ。
******************************************************** 今日の午後、帰京し夜の面接までしばらくの時間があったので、 キャンパスに立ち寄る。サークルの後輩達が 新入生向けのビラの印刷に励んでいた。
思えば1年前のこの時期、あまりのハードさに入学式前日に倒れ、 さらに飲んだ薬の副作用で点滴まで受けたことを思い出す。 周りの皆の協力のおかげで多くの新入生が入ってくれたことを 嬉しく思う。
キャンパスを辞し、すぐ近くの母校の前を通ると、 吹奏楽部でお世話になった指揮者の先生がいた。 しばし話し込む。
母校は創立100周年を期に、この春校地を移転する。 今は引越し準備の真最中らしい。 新校舎は設備も充実し、広い校舎でのびのび過ごせるとのこと。
けれど、コンピュータが用意されたり、広いグラウンドがある校舎より 冷暖房のない狭い校舎でも「この地」で、どこか懐かしくそれでいて 活気溢れた「この地」で過ごす時間は何物にも代え難い時間だと思う。
冬が終わったとも、春が来たとも誰も認識しないまま、 いつの間にか花のつぼみは膨らみ、柔らかな日差しに照らされて 町を歩く人の表情も明るくなってきた。 別れの寂しさと出会いの予感に躍る心が交錯する季節。
この地に来て10度目の春はもう、 手を伸ばせば届く場所に来ている。
昨日書くネタがないとか言ったせいか、ネタが降ってわいて来た。
今日は11時30分に某金融機関の社員と面接の約束が入っていた。 昨晩は就職絡みで床に就いたのが明け方5時、目覚ましは9時半に セットしておいた。4時間寝れるんなら大丈夫だろう。
トウルルル・・・ 枕元の携帯電話からキューピー3分間クッキングの音楽が流れる。 着信。 誰だこんな朝っぱらから・・。
「もしもし」(不機嫌気味に) 「もしもし○○の□□と申しますが、おじゅん君ですか?」 「はあ、そうですが」(ん、約束ドタキャンか?) 「あの〜、確か今日の11時半に約束していたよねえ?」 「はあ、確かに」 「都合でも悪くなったのかな?」
どういうことだろう? 部屋の時計を見上げる。
うん?
え?
いやいや、まさか。
もう一度。
・・・。
長い針は8の数字、短い針は11と12の間にある。 これは何時何分だ? 11時40分。
「あ、あ、あ、す、すすすみません。」 「あ〜そうか、風邪でもひいちゃったのかな?」 「ええ、まあ、その、なんというか。とにかくすみません」 「じゃあ別の日に会いましょう」 「はい、ありがとうございます。来週の月曜日にお願いします」
・・・・・・。 就職難のこのご時世、普通すっぽかしたらまた 会ってくれる事なんてないのだろうけれど、 もう一度、会ってもらえる事になり助かった。 先方もわかっていたんだろうな。 風邪なんてひいているわけないのに。 今日も元気に夜更かししてるくらい。 ここまで来たら運はこっちにあるんだと思ってやるしかない。 母親からは「あんた意外と大物ねえ」と一言。
********************************************************** 愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。
ヘロドトスだかウェーバーだかの言葉。 今日の出来事は全て自分の責任だから別の話だけど、 うまくいかないことっていろいろある。 けれど、それはそういう時もあると思って 時間が過ぎ去るのを待つしかない。
手のひらで掴めそうなことって意外と多い。 けど、金魚掬いでは掬い上げる時が一番破れ易いように、 あとわずかで失敗してしまうことは間々あることだ。 全てを投げ出してしまいそうになる、そんな時に、 踏ん張らなくてはいけないし、そうすれば道が開けるのだと思う。
たくさんの失敗の経験を積み重ねた愚者の思いだ。
2001年03月15日(木) |
リクエストに応えて? |
この日記の更新をある先輩から求められた。 いや、ほんと書くネタ困っているんで・・。 それにこんな日記読んでも面白くないですよ。 リンク先の女の子の日記とか読んでいる方が よっぽど面白いですよ。
昨日は某親方日の丸系データ通信企業、 今日は元別子銅山系シンクタンクのセミナーに参加。 説明会は大分下火になってきて、そろそろ選考会が 行われるようになってきた。フロイトよろしくESこと エントリーシートの締め切りも近づき、就職活動が本格化してきた。
SPIだかなんだか知らないけど、一般企業では 筆記試験なんておそるるに足らないものだとわかった。 勉強してないけど、これで落ちる不安はない。 第一、マークテストの結果で企業に必要な人材かどうかを 判断するなんてナンセンスだと思う。 ただ、筆記は出来ても、志望動機が書けないし、 何より面接が対応できない。だから今日行った会社も多分 行かない(行けない?)と思う。
説明会に行く度、行きたい会社が減ってゆく。 少なくとも自分には昨日今日の会社は向いていない気がする。 あれもヤダこれもヤダでは仕事は出来ないし、 どこかで折り合いをつけることも必要なんだろうと思う。 まだ大学生のぬるま湯気分が抜けきっていないのだろうか。
不安が焦りを生み、無力感が増幅する。 今日の日記の言葉とか最近人に出すメールとか 言葉がとげとげしくなっているかもしれない。 そう思う。
余裕無くしちゃっているんだろうな。 自分の弱さにあきれている。
今日は志望動機を書くべく、机でウンウンうなっている。
某財閥系信託銀行の小話。
その信託銀行に強盗が押し入り、犯人は2000万円を要求。 警察が駆けつけたが、犯人は包丁を片手に女子行員2人 を人質に取り、トイレに立てこもった。
警察と犯人の息もつかせぬやり取りが続く。 そんな折、犯人がふと
「2000万も要求するつもりはなかったんだがなあ。 本当は200万でよかったんだ」 と呟いた。
すかさず人質の女子行員は 「じゃあ、残りは当行で貸付信託にしてはいかがですか?」
企業の求めるプロ意識とはこういうものなのだろうか? 自分にはこんな事を言える自信がない・・・。
2001年03月10日(土) |
お気に入りのカフェ(新宿編) |
1日に複数の会社訪問の予定が入っていて、 待ち時間が長いことが間々ある。そんな時はカフェに入る。 平日の昼間、カフェで過ごすというのは考え様によっては ものすごく贅沢な時間の使い方であると思う。
新宿という街は通学でも使わないし、来る機会が少なかったのだが、 都合で来ることが多くなり、行きつけの店を開拓し始めた。 最近よく行く店が2軒ある。コーヒーの味の好みは人それぞれ だと思うし、ここではロケーションから気に入ったお店を紹介したい。
1店目は南口から西口へと抜けるモザイク坂通りの途中にある。 お店の名前は・・・忘れた。 ま、この通りには喫茶店は一店しかないので、問題ないだろう。 ここは割といつも込んでいるのだけど、 モザイク坂通りの切れることのない人の往来を眺められるのがいい。
2店目は南口ルミネ6階、無印良品の奥にあるお店。 こちらも名前は不明。ここはカウンター席から 南口が一望できる。 緑、黄色、オレンジと色とりどりの電車がひっきりなしに発着し、 あたかも駅が呼吸をしているかのように、 人波は吐き出され、吸い込まれてゆく。 カウンター席は5〜6席しかなく、平日の昼間でも 運が良くないと座ることが出来ない。 そんな時は無印良品で品定めしながら根気よく待つ。 一体、カフェが目的なのか就職活動が目的なのか・・?
先の見えない就職活動の途中で、ほっと一息つける 時間は貴重に感じる。
今日は車でちょっと出かけただけ。非活動的だった。 そんなわけでまたまた小学生時代のエピソード。
1、昨日日記に出てきた選考会で会った友達から 聞かされたエピソード。
家が近いこともあって、その友達とは毎日のように一緒に 帰っていたのだが、その道中、以下のようなやり取りがあった。 小学6年生ともなれば女の子の話題で盛り上がるものだが・・・。
友達「ねえねえ、おじゅん君はどんな風に女の子と出会いたい? 僕は中学校でラブレターもらったりするのがいいなあ。 電車通学でいつも同じ電車で声かけられるのもいいよね」
おじゅん「職場結婚」
・・・。
2、先日べつの小学校の友達タネ(くわしくは友達紹介参照) に聞かされた逸話。
卒業も近いある日、屋上でタネが転んで大怪我をした。 出血も激しく、クラスメートは口々にその事で騒いでいる。
タネの友達「タネちゃん、大丈夫かなあ?」(不安そうな表情で)
おじゅん「まあ、死んでるかもな」
いまだに覚えられていると言うことは、 相当傷つけてしまったんでしょうか。 ごめんなさい。
先日、綿棒やベビーオイルで有名な某社の筆記試験 (ちなみに敗色濃厚)に行く途中、小学校時代の友人に 声をかけられた。偶然にも、同じ会社の受験だった。 就職にも力を入れていて、試験も「簡単だった」と豪語する彼に 最初のうちはちょっと臆してしまったが、 帰りの電車では小学校時代の話に花が咲いた。 また先日は別の小学校時代の友達と久しぶりに会う機会もあった。 小学校時代の思い出は、少しづつ抜けてきてはいるけれど、 昔話をしだすと、色鮮やかによみがえってくる。 ほんの少しの胸の痛みを伴って。
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よく、自分の事を「変わった人間」と紹介する人が多い。 別に何が普通で何が変わっているなんていう判断基準は 曖昧なのだけれど。ただ、僕の場合、小学生にしては ずいぶんと「変わった小学生」であったのかもしれない。 その判断は以下の話を読んだあなたにゆだねることにする。
〜小学1年生の最初の授業参観にて〜 「みんなの夢を絵に描いて発表してください」という授業。 男の子は「プロ野球選手」とか「宇宙飛行士」、女の子は 「花屋さん」、「ケーキ屋さん」などなど。 ほほえましい絵が掲げられるたびに父兄の視線が集中。
ここでおじゅん少年は考える。 「みんなに注目されるような、一風変わった夢にしよう」 いや、別に注目される事が目的ではないのだが、 そんなことに気づかぬおじゅん少年は家の絵を書く。 ん、大工さん?
先生「おじゅん君の夢は?」
おじゅん「素敵なお嫁さんを見つけて子供のたくさんいる 幸せな家庭を築くことです」(真顔で)
恐るべしスーパー小学生。 父兄の間からは失笑が漏れ、わが父親は赤面。 小学1年生にして少子化、家庭内別居、セックスレス、 犯罪の低年齢化など現在言われている家庭の問題を すでに予見していたのだ。
もちろん今も夢に向かって驀進中・・・。
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