2001年01月14日(日) |
キネマ旬報ベストテンに想う |
キネ旬ベストテンが発表になった。以下の通り。 【日本映画】 (1)顔 (2)ナビィの恋 (3)御法度 (4)十五才 学校IV (5)バトル・ロワイアル (6)三文役者 (7)スリ (8)独立少年合唱団 (9)雨あがる (10)はつ恋 【外国映画】 (1)スペース・カウボーイ (2)オール・アバウト・マイ・マザー (3)あの子を探して (4)初恋のきた道 (5)ストレイト・ストーリー (6)アメリカン・ビューティー (7)マルコヴィッチの穴 (8)グラディエーター (9)ダンサー・イン・ザ・ダーク (10)ペパーミント・キャンディー かつて、キネ旬に入選した作品を観てその良さが理解できないとき、「僕もまだまだ未熟で、映画の真価を見極めることが出来ないのかなあ。」と殊勝にも考えていた時期があった。現在では「ものの価値が判っていないのは映画評論家の方だ。」という真理に達した(笑)。今回は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が最適なリトマス試験紙の役割を果たすだろう。僕はこの映画に投票した評論家の言うことを今後一切信用しない。 イーストウッドの老いが目立つ「スペース・カウボーイ」が一位なのにも仰天した。宇宙空間で初めて明かされる、ミッションの本当の目的・・・その奇想天外さには唖然とするばかりで、笑っちゃわずにはいられない。とんでもなくくだらないミステリー小説のことを「バカミス」と呼ぶが、それに倣うと「スペース・カウボーイ」は「バカシネ」の典型だろう。 「遠い空の向こうに」が入選しなかったのは意外だった。その代わりに「グラディエーター」が何故??
あけましておめでとうございます。21世紀も「はるか、キネマ」をどうぞ宜しく。 20世紀の締めくくりとして僕が選んだ映画は「風とともに去りぬ」だった。これこそ最もふさわしい映画であると考えたのだが、皆さんは何をご覧になったのだろう?この古典的名作をDVD、ハイビジョンテレビという最新のテクノロジーで観ることの不思議。20世紀は映像とスピード、そしてハイテクの時代であったことをつくづく実感した。 21世紀のお祝いとして特別に取り寄せたカリフォルニアワインの最高峰、オーパス・ワンを飲んだ。もう2度と飲む機会は無いだろう(笑)。さて今世紀はどんな映画と出会うだろう?そんな想いを胸に、第一歩を踏み出そうか。
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