東京の片隅から
目次|きのう|あした
昨夜は葬儀場も人が少なかったが、今日は式が多いらしく、ほぼ埋まっている。昨今は通夜と葬儀をまとめた一日葬なるものもあるそうなので、人を呼ばないなら一日で済ませる人も多いのかもしれない。 人は多いがどこも人数が少なく、賑やかさはない。
母は、病んでいた期間が短かったので、骨が多かった。 墓はどうするのか父に聞いたが、今ある墓には入れず近場で永代供養のところを探すとのこと。菩提寺の今の住職と父は折り合いが悪いのである。 どっちみち私の代は女ばかりだし、今の墓は定員が5人なので、祖父母が入っているいま、独身の叔父叔母たちで既に予約済み状態なのであった。
葬儀後、母を連れて実家に帰ってきたが、父一人の家はがらんと広い。 近所のスーパーで寿司を買ってきて、みんなで食事して解散した。
通夜葬儀はこのご時世であるし、親族だけで行うことにした。母の兄弟も高齢なので、連絡だけする。いとこが一人、代わりに来てくれた。 この日は葬儀場も空いていて、その上どの家も家族葬なので、広い建物はがらんとしている。あまり実感が湧かない。
今日も実家。今の家に引っ越してくるときに不用品は処分してあること、元々几帳面な性格の人なので手紙などは全部きちんと項目別に保管してあった。通帳関係も全部まとめてあって、手書きのメモまで。いや自分もやらなけりゃなぁ・・・と反省。 家族葬にするので人は呼ばないが、もし今後連絡が来たときにどういう関係の人かアクセスできるような情報は一つにまとめておく。
帰りにケーキ屋で子どもの誕生日ケーキを買って帰る。料理は義母にお願いした。こういう事態だが、今日はいいだろう。 学校にも欠席連絡をした。
朝から実家へ。棺に入れるものや遺影写真を選ぶ。ウォーキングの会などに入っていたので写真はそこそこあったのだが、全部集合写真なので、顔が小さかったり逆光だったりしてあまり使える写真がない。あと歩いた後なので大体疲れた顔をしている(苦笑)。 今の家に引っ越してきた後に撮った写真があり、少し前のものだが、それにすることにした。 我が身を省みて、写真は時々撮っておかなければならないなぁと思う。
朝、テレワークを始めようとしていたら、父から連絡あり。亡くなったとのこと。父も間に合わなかったらしい。職場に連絡し、ゴールデンウィークまで休暇を取得。病院に向かう。既に霊安室に移動していた。顔を見た後、葬儀の手配をする。
喪服の確認。ストッキングはある。 いつも当日バタバタするまーさんの数珠、確認。 子どもの喪服は卒業式にと親戚からもらっていたブレザーとスカートの一式があったので着せてみる。かなりぱつぱつ。今回はなんとかなるが、卒業式はもとより法事にも無理そう。
今日は見舞いができる、と父から連絡があった。 口ぶりから見舞いというよりも看取りの準備だと感じる。 きょうだい・叔母たちと待ち合わせて面会時間に病室に行ったが、既に意識混濁していて、何か言ってはいるが会話はできない状態。 自分がICUに入っていたときもそうなんだけど、聴覚は結構生きているので、枕元であれこれ話したり体を触ったりしていたら落ち着いてきた。 許可時間いっぱい滞在して退室。帰宅前に実家に寄り、きょうだいと父とで、今後の話をする。
PTA総会の議案賛否について集計日のお知らせが回ってきたのだが、この状況なので欠席させてもらうことにした。もし意見や質問があればそれについては投票結果とともに回答してもいいんじゃないか、もしあったらピックアップしておいて欲しいと伝言。
ところで、一昨年度のお騒がせ元会長さん〔何もしないことで他校にも有名だった人)の中学校でも言動について情報が回っていたのだが、吃驚するとともに彼女のこれまでの言動を省みるにさもありなんという感じ。下のお子さんが何年か後に新入学で戻ってくるんだよな・・・。すでに引き継ぎのブラックリストには入れてある。
父とも電話で話をする。諦観した様子。去年の手術の時点でもある程度は覚悟しているようであったが、思ったよりも状況が悪いと察する。
朝、メールをしたが返事がない。検査などでベッドにいないこともあるだろうと、食事前後の時間を見計らって電話する。 目が疲れていて文字が読めないとのこと。話の混乱ぶりといい、癌が脳に転移しているのかもしれない、という気持ちが頭によぎる。 とにかく病院にいる間はプロに任せてゆっくりするように伝えたが、動いていないと死ぬタイプの人なので、病院にいること自体が相当ストレスだと思う。
母、いつもの定期経過観察で通院したがそのまま入院になったと連絡あり。いまは面会制限がアリ、いったん入院すると見舞いができないので、落ち着いた頃を見計らって携帯に電話する。 少し混乱状態。話はできるものの、内容が危うい。 近所の病院なので、一緒に病院に行っていた父がいったん帰宅し、必要なものを盛ってきてくれるから、いるものがあれば連絡すればいいこと、とにかく今日はゆっくり休むことを伝える。
通勤時に公園を通る。朝でも夜でもたいてい犬の散歩をしている人がいる。 このところ多いのは柴犬・秋田犬などの日本犬系統。 柴だって中型犬だし秋田に至っては大型犬。運動量が多いしダブルコートで毛がものすごく抜けるし、決して飼いやすい犬種ではないと思う。外飼いをしていたら吠え声も大きい。以前近所で外飼いされていた柴は途中から大声が出なくなった。声帯を切られていたんだと思う。 テレビでもよく見るし、流行っているんだろうけど、どれだけの犬が幸せなのだろうか。 うちも今いる犬が死んだらたぶん飼わない。
近所のビニルハウスの隣に小屋がある。そのハウスではたいてい小松菜を作っているので、おそらく洗浄や出荷準備をする小屋だろうと思う。 今日も前を通りかかると作業中らしく、モーター音。そして小屋のトタン壁の隙間から大量に溢れ出す水。 小松菜を洗ってるんだなと思っていたら、自転車で通りがかった親子連れの子どもが「おうちがおもらししてる!!」と吃驚してた。 そうだよねぇ、子どもにはそう見えるよねぇ(笑)野菜を洗うよりもおもらししちゃうほうが身近だよねぇ。
例年、ゴールデンウィーク前後には半袖を欲しがるようになるので、子どもの夏服の確認。 予想通り、かなり着られるものが少なくなっていた。 身長だけ見るとまだ着られるように思うんだけど、私に似て胸囲がある(胸板が厚い)。骨格診断で言うとストレートタイプ。そのため、身長ちょうどのサイズだとぱつぱつになってしまい、最低1サイズ、できれば2サイズ上げて買った方がいいタイプ。 4月後半から半袖が出回り始めるので、様子を見て入れ替えていかねば。
といっても、私服が大量に必要なのって、せいぜい小学生のうちなんだなぁ。中学は制服になるから、単純に考えても一日私服を着ているのって休みの日しかない。 そりゃあ量産型女子が大量に生まれるわけだ。自分の恰好を試行錯誤する時間がない。
宮脇俊三「終着駅」読了。 エッセイ集である。テーマは勿論鉄道。初出が書いていないので不明だが、いろいろなところに書いたものを集めたのであろう、という感想。 しかし国鉄だったりソ連崩壊だったり今はもうない路線や列車名が出てきたりしていて、うわあ懐かしいと思うと同時に、あの電車乗りたかったなという思いが交錯する。電車で輪島まで行きたかったですよ。寝台車ももうサンライズだけだしねぇ。 いまの鉄ヲタ関連の惨状を見たらなんて言うかなぁ。がっかりするだろうなぁ。
最近立て続けに卵焼きを焼く場面をテレビで見て、おやと思った。 どの場合も、奥から手前に巻いている。 私は、手前から奥に巻く。母から教わったのがその方法だったと思う。 調べると、両方あるらしく、関東は奥から手前、関西は手前から奥が多いらしい。中に出汁をどのくらい入れるかにもよるのだろう。 母は東京ど真ん中の人だが、祖母は家業が忙しかったので家の中の采配をしていた「おばあさん」がどうも関西の人だったらしい。結婚前に料理学校に行っていたこともある。関東関西ごっちゃになっている可能性もある。 結局のところ、どちらでもできあがればいいのだけど、テレビの真似をして奥から手前に巻いたらやりにくかった。奥から手前に上手く巻くには卵焼き器を振らないといけない。卵焼き器を振るのは、IHだとやりづらかった。私は今後も手前から奥に巻くと思う。
ここまでテレワークが長引くと、正直定期券を買うより回数券の方が安くなる気がするのだが〔少なくとも1路線は確実に安くなる、以前計算した)「寄り道が出来る」という定期券最大のメリットを生かしたいのと、会社が定期代を支給してくれるのに甘えて、定期券を買っている。
家の近くに、本屋が、ないからだよ!
2021年04月13日(火) |
「HOSONO百景」 |
細野晴臣「HOSONO百景」読了。 煮詰まっているときはこういうもののほうが読みやすい。
エッセイというかインタヴュー集。音楽のこと、映画のこと、旅のこと、いろいろ語るが結局音楽に戻ってくると言う円環。 しかし当たり前のように宇宙人やスピリチュアルの話が出てきたり、なんというか地上に足がついているようで半分透けているような、不思議な人だなぁという感を強くした。 久しぶりに「銀河鉄道の夜」のサウンドトラックを引っ張り出してくる。
思い立って、毎年配布しているPTAの概要説明の用紙の英文版と中文版を作ってみた。元々英文のひな形があって、日本語版を修正したのでその分を修正。中文版もざっくり作った。このご時世、必ずネイティブの人はどこかにいるので、配布する可能性があるなら必ず確認してもらって下さい、と注記する。一応大学四年間中国語は履修したけど正直自信ない。 今は活字を撮影すると自動的に読み込んで翻訳してくれるアプリとかあるから必要ないかもしれないけど、今後必要になるときはあるかもしれない。 昨年度(というかもう一昨年度なのか)日本語もおぼつかない中国からのお母さんがクラス委員をやってくれたので、そういう人への手助けになれば、という思い。
家に食器洗い乾燥機はある。でも、食器を全部紙皿とかにしちゃえば洗い物少なくていいのにな、とときどき思うくらいには、後片付けが嫌いである。
小学校の保護者会。 今年(とたぶん来年も)の担任の先生は、過去に子どもの学年で担任経験あり。うちは他クラスだったので初めて。30代なかばかな?しっかりしている感じ。高学年の担任も経験ありとのこと。 短時間でざっくり説明があった後、「スマホを持たせているご家庭も増えると思いますが、SNSのトラブルは学校は対応できません。ご家庭で責任を持ってください。」と当たり前の先制パンチ。 前回の高学年担任の時にいろいろあったんだろうなぁ(遠い目)。 保護者会後、役員決め。一応2年役員をやっているので、もうやらなくていい。来年度も何もしなくていいらしい。卒対もなし、とのこと。というわけで、ただ見ているのも暇だし、役員決めは最後まで見届けずに帰宅。
子どもがすっかりズボン派になった。もともとレギンスやストレッチパンツのようなぴったりしたものが好きではないのだが、最近はワンピースの下もジョガーパンツ。 理由を聞いてみると「寒いから」。学校は今は換気優先で冬も窓を開けている。風が教室を通り抜けるのでこの時期になってもまだ肌寒いらしい。 中学校だとほとんど女子はスカートだよ、と言うと「嫌だなぁ」と。 ジェンダー云々じゃなくて、「寒いから」という理由でズボンを選べるといいのになと思う。もちろん「涼しいから」という理由で男子がスカートを選んでもいいのだ。(浴衣の足元は涼しい)
低学年の保護者会のあと時間をもらって、クラス委員の説明を行う。 前年度を踏襲しなくていいです、仕事は分担制です、自分たちが動ける時間、動ける活動量でやってます、私もフルタイムなので平日は動ける方にお願いしています、と最初に告知したが、立候補者はおらずみんな下を向いてだんまり。他のクラスはさっくり決まったらしいが私が説明に入ったクラスは誰も手が挙がらず。私の説明がまずかったのかなぁ。 自分の時は同じ幼稚園出身らしいお母さんたちが事前に示し合わせていたのか、さっと手が上がり決まってしまったので、その違いに驚く。 結局引き受けてくれたのはフルタイム、かつ、第2子以降のお母さんたちであった。腹の据わり方が違う。 あえて言わなかったけど今年は活動が少なめだから狙い目だったよ? 事前にレクチャーは受けていたが、活動時間帯などについて即答できないところがあり、ちょうど一緒にいた経験者にこちらが教えてもらう。このへんは来年度の説明係に申し送りが必要。
医療関係者に先んじてワクチン接種という話が流れているけど、PTAで一緒のお母さん(医療関係者)によると、大きな病院や施設はわからないけどうちみたいな町医者はまだまだ全然先よ〜、とのこと。
今日から新学年。今年はクラス替えがある。担任の先生も発表になった。受け持たれたことはないが同じ学年の経験あり、今年転入したての先生ではないので、学年の雰囲気はつかんでいるだろうし、クラス運営はまぁ大丈夫かな、と思う。問題は子どもとの相性。こればかりはわからない。
この時期見かける入学式らしきお嬢さん。制服じゃなくてスーツだから大学だろう。ときどきスカートの裾やジャケットの裾にしつけ糸がついたままの人がいて、声を掛けようか悩む。親御さんが一緒だったときはそれは親の仕事、と思い、声を掛けなかった。 そんな人を見かけて声を掛けそびれたまま出社。会社で同僚のスーツにもしつけ糸がついたままであった。同世代の人なのだが、以前飲み会で本人に聞いた話だと実家が機能不全気味でいわゆる一般常識をほとんど教わらずに社会に出てしまったらしい。学校や就職後修正する機会はあっただろうに、友達もそういう人が多いようで、なんとなく「ずれた」まま今まで来ている雰囲気。しつけ糸については本人に確認したら、最初に外すのではなく着ているうちに切れるのでそういうものだと思っていたらしい。ううむ。 昔はスーツのしつけ糸は白だったりしたんで、どこからどう見ても最初に外すものだたけど、最近は記事と同系色なのも勘違いを生む原因なのかもしれない。
せっかく志賀まで来たので、帰りに地獄谷野猿公苑に寄ってニホンザルを見てきた。 ここは冬の時期に行くと温泉に入るサルが見られるのだが(そのかわり現地に行くのが結構大変〕、もう暖かいので風呂には入っていなかった。まぁそんなもんだよね。 敷地内に温泉宿があるのだけど、屋根などにサルがたくさんいて、生活する人はいろいろ大変だろうなぁ・・・と思う。
帰りは、車の窓から外をぼんやり見ているとあちこちの山里で花盛り。りんごにはまだ早いが、桜に桃に木蓮に満開である。春なんだなぁ、と改めて思う。 数年前の千曲川の洪水の爪痕がまだ残っている。
志賀高原のスキー場はご飯が美味しい。メニューもおしゃれである。インバウンドを狙ってか値段は高め。 去年まで駅ホームの立ち食いそば的なそば屋があったのだが、今年はつけ麺の「大勝軒」になっていた。 何でも創業者がこの町の出身らしい。日本最高標高だそうだ。 つけ麺はほとんど食べたことがないので、味の良し悪しはわからないのだが、タレに酢とラー油が入ってる?子どもは辛かったらしい。しっかりした麺で、チャーシューも厚くていいのだが、きっちり腹が減っているときでないとちょっと量が多いかなぁという感じ。 量がわからなかったので人数分で注文したが、子どもとシェアするくらいでちょうどよいと思った。完食にやや苦戦。次はきっちり腹を空かせているときにしよう。
志賀高原に行ってきた。 去年はまだ少しいた外国人観光客も、今年はほとんどいない。そして時期が時期だけにスキー教室的な団体客もほとんどいない。本来なら春休み中だからそこそこ賑わっているはずだ。 2シーズンこれだとかなり厳しいな。来シーズンも同様だと、本格的にレジャー産業は潰れるところが出てくるんじゃないかと思う。
小学校の人事異動を見るために朝いつもより早く起きてすぐにコンビニへ行き、東京新聞を購入。 マーカーを片手にチェックし、PTAのラインに流す。ウェブでもわかるのだが、こっちの方が早い。 校長先生が異動になった。年度末に校長室を覗いたときに妙に片付いていてそんな雰囲気ではあったが、再来年に周年記念行事があるので、ここで変わるのは正直痛い。 去年の担任の先生も異動になった。最後の保護者会でそんな雰囲気を醸し出していたので、こちらも意外感はない。 新しい校長先生は区内からの異動。どんな方だろうなぁ。同じ区内からの異動なので地域の雰囲気を掴んでいるだろうから、全く違うところから来るよりはいいのか。 例年なら校長先生が替わると区役所での辞令交付のあとPTAが出迎えて小学校まで同行する、という仕事がある。そのために4月1日にできれば会長、ダメなら副会長の誰かが車で(!)役所に行って待機するということらしい。いつからか慣例になっているそうなのだが、今年は朝から小学校に来るらしいので、それはなくなった。地図が紙しかなくて交通手段が不自由だった頃の名残なんだろうが、今は不要な風習だと思う。必要ならタクシー代をPTAで負担してもいいので、なくしてもらいたい。他の地域ではどうなってるんだろう。教育委員会が何も言わないところを見ると暗黙の了解としてやってくれることを期待されているのか。でも年度初めに休みが取れる人ばかりではない。自家用車だって持ってない人もいる。廃止するにしてもうちだけというわけにはいかないだろうし、近隣校と歩調を合わせて廃止するのはなかなか根回しが難しい。PTA会長にもこの件について他校と情報交換してください、と伝えた。
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